ホンダ・シビック タイプRの購入を検討しているあなた、「FFスポーツカーの最高峰が欲しい」と憧れているものの、「価格が500万円を超えて高すぎる」「乗り心地が硬くて普段使いが辛そう」と不安を感じていませんか?
シビック タイプRは、320馬力のハイパワーエンジン、ニュルブルクリンクFF最速記録、圧倒的な走行性能で世界中のスポーツカーファンを魅了しています。
しかし、実際に購入したオーナーの中には「価格が高すぎて後悔」「乗り心地が硬くて長距離が疲れる」「実用性が低くて家族から不満」と後悔している声も少なくありません。
この記事では、シビック タイプRで後悔する7つの理由、実際のオーナー体験談、GR86・スープラとの比較、後悔しない選び方を2025年最新データで徹底解説します。
購入前にこの記事を読めば、あなたに本当にタイプRが合っているかを判断できるはずです。
【この記事でわかること】
シビック タイプR購入して後悔する7つの理由
シビック タイプRは魅力的な高性能スポーツカーですが、購入後に後悔するオーナーも少なくありません。
ここでは、実際のオーナーの声を基に、後悔する7つの理由を詳しく解説します。
購入前にこれらのリスクを理解しておくことで、失敗を避けることができます。
理由1:価格が高すぎる(500万円超え)
シビック タイプRの最大の後悔ポイントは、価格の高さです。
2023年に発売された現行モデル(FL5型)の新車価格は、499万9,500円です。
オプション装備を追加すると、総額550万円〜600万円を超えるケースも珍しくありません。
これは、トヨタGR86(約300万円〜)やスバルWRX S4(約430万円〜)と比較して、100万円〜200万円も高額です。
「シビック」というネームバリューから、300万円台で買えるイメージを持っていたオーナーが、実際の価格を知って驚くケースが多いです。
さらに、納期が長いため転売ヤーによる高額転売も横行しており、中古車市場では600万円〜700万円で取引されることもあります。
「スポーツカーが欲しかったが、500万円超えは予想外に高すぎた」という後悔の声が多く聞かれます。
【対策方法】
✅ 予算を明確にし、オプション込みの総額を事前にシミュレーションする
✅ GR86やWRXなど、価格が安い国産スポーツカーと比較検討する
理由2:乗り心地が硬く長距離が疲れる
シビック タイプRは、サーキット走行を前提とした硬めの足回りのため、乗り心地が非常に硬いです。
アダプティブダンパーシステムが搭載されているものの、最も柔らかい「コンフォート」モードでも、一般的なセダンと比較して硬く感じます。
段差や荒れた路面を通過すると、突き上げや振動が直接ボディに伝わり、長距離ドライブでは疲労が蓄積します。
特に高速道路での長距離移動や、路面が悪い一般道では、乗り心地の硬さがストレスになります。
「サーキット走行は楽しいが、普段使いでは乗り心地が硬すぎて疲れる」という不満が多いです。
家族を乗せる機会が多い人は、後部座席の乗員から「乗り心地が悪い」「長時間乗るのは辛い」と不満が出るケースも少なくありません。
【対策方法】
✅ 試乗時に、段差や荒れた路面を通過して乗り心地を必ず確認する
✅ 長距離ドライブが多い場合は、乗り心地の良いGR86やスープラを検討する
理由3:実用性が低い(後部座席が狭い、荷室が小さい)
シビック タイプRは、スポーツ性能を重視した設計のため、実用性が低いです。
全長4,595mm、全幅1,890mmと大きなボディサイズですが、後部座席は狭く、大人が長時間座るには窮屈です。
後部座席の膝まわりは拳1個分程度しかなく、身長170cm以上の大人が座ると膝が前席に当たります。
荷室容量も410Lと小さく、大きな荷物やゴルフバッグを積むには不十分です。
家族4人での使用を想定していたものの、実際には後部座席が狭くて家族から不満が出るケースが多いです。
さらに、最低地上高が125mmと低く、段差や縁石に擦りやすいため、駐車場や坂道での取り回しに気を使います。
「見た目の格好良さで選んだが、実用性が低くてセカンドカーとしてしか使えない」という後悔の声が聞かれます。
【対策方法】
✅ 試乗時に家族全員を乗せて、後部座席の広さと荷室容量を必ず確認する
✅ ファミリーユースがメインなら、実用性の高いWRXやレヴォーグを検討する
理由4:燃費が悪い(実燃費10km/L前後)
シビック タイプRは、2.0L直列4気筒VTECターボエンジンで320馬力を発揮する高性能エンジンのため、燃費が悪いです。
WLTCモード燃費は12.5km/Lですが、実燃費は街乗りで8〜10km/L、高速道路で12〜14km/L程度です。
ハイオクガソリン指定のため、年間1万km走行で燃料費が約18万円〜22万円かかります。
ハイブリッドやディーゼルが主流の現代において、実燃費10km/L前後は非常に悪い水準です。
「燃費が悪くて毎月のガソリン代が家計を圧迫している」という不満が多く聞かれます。
さらに、サーキット走行やスポーツ走行を行うと、燃費は5〜7km/Lまで悪化し、燃料費の負担がさらに大きくなります。
【対策方法】
✅ 購入前にハイオク価格での年間燃料費をシミュレーションし、負担可能かを確認する
✅ 燃費を重視するなら、GR86(実燃費12〜14km/L)やスープラ(実燃費10〜12km/L)を検討する
理由5:維持費が高額(年間70万円超え)
シビック タイプRの年間維持費は、国産スポーツカーの中でも高額です。
自動車税は排気量2.0Lで3万9,500円、重量税は車両重量1,430kgで年間1万6,400円です。
任意保険料は高性能スポーツカーのため年間10万円〜15万円と高く、燃費が悪いため燃料費が年間18万円〜22万円かかります。
車検費用は2年に1回で年間換算約8万円、駐車場代を月2万円とすると年間24万円、メンテナンス費用が年間8万円〜10万円です。
これらを合計すると、年間維持費は約73万円〜92万円となり、国産コンパクトカーの2倍以上の負担です。
さらに、サーキット走行を行う場合は、タイヤ交換(年間15万円〜20万円)、ブレーキパッド交換(年間5万円〜8万円)などの追加費用が発生します。
「購入時は車両価格だけを気にしていたが、維持費の高さに後から驚いた」という後悔の声が多いです。
【対策方法】
✅ 購入前に年間維持費を詳細にシミュレーションし、無理のない範囲かを確認する
✅ サーキット走行を予定している場合は、年間20万円〜30万円の追加費用を見込む
理由6:納期が長い(半年以上)
シビック タイプRは人気が高く、納期が非常に長いのが大きなネックです。
2023年の発売当初は、受注枠が即日完売し、納期は1年以上かかるケースもありました。
2025年11月現在でも、新規受注の納期は6ヶ月〜12ヶ月程度かかる状況が続いています。
「契約してから1年待ってもまだ納車されない」「その間に家族構成が変わってしまった」という後悔の声が聞かれます。
長い納期の間に、他の車種に乗り換えたくなったり、購入意欲が冷めてしまったりするケースもあります。
さらに、納期の長さを利用して、転売ヤーが高額で転売するケースも多発しており、正規の価格で購入できないオーナーも少なくありません。
【対策方法】
✅ 契約前に、最新の納期情報をディーラーに確認する
✅ すぐに車が必要な場合は、中古車市場で探すか、在庫車があるディーラーを探す
理由7:転売目的の高額転売が多い
シビック タイプRは、転売ヤーのターゲットになりやすく、正規価格で購入するのが難しいです。
新車の定価は499万9,500円ですが、中古車市場では600万円〜700万円で取引されることも珍しくありません。
転売ヤーが複数台を購入し、高額で転売するケースが多発しており、本当に欲しいユーザーが正規価格で購入できない状況が続いています。
ホンダは転売対策として、購入時に「転売しない」という誓約書の提出を求めていますが、抜け道が存在し、完全には防げていません。
「正規価格で買えると思っていたが、転売ヤーに買い占められて購入できなかった」という不満が多く聞かれます。
中古車市場で高額で購入した場合、リセールバリューが低下するリスクもあり、売却時に大損する可能性があります。
【対策方法】
✅ 正規ディーラーで新車を購入し、転売ヤーから購入しない
✅ 中古車を検討する場合は、適正価格(500万円〜550万円)かどうかを見極める
シビック タイプRで後悔したオーナーのリアルな体験談5選
実際にシビック タイプRを購入したオーナーの中には、さまざまな理由で後悔している方がいます。
ここでは、リアルな体験談を5つ紹介します。
これらの体験談を参考に、自分が同じような後悔をしないかを事前に確認しましょう。
体験談1:価格の高さで後悔
30歳・男性・会社員
新車でFL5型タイプRを520万円(オプション込み)で購入しました。
シビックというネームバリューから、300万円台で買えると思っていたのですが、実際には500万円を超えており、予算オーバーでした。
ローンの月々の支払いが9万円を超え、家計を圧迫しています。
同じ予算ならトヨタGRスープラやスバルWRX STIも視野に入れるべきでした。
見栄を張って新型を選んでしまいましたが、中古の旧型タイプR(FK8型)なら350万円〜450万円で買えたので、そちらにすればよかったと後悔しています。
体験談2:乗り心地の硬さで後悔
35歳・男性・会社員
タイプRの乗り心地の硬さは想像以上でした。
試乗では気にならなかったのですが、実際に毎日通勤で使うと、段差や荒れた路面での突き上げが辛いです。
コンフォートモードでも硬く、家族を乗せると『乗り心地が悪い』『疲れる』と不満が出ます。
週末のサーキット走行は楽しいのですが、平日の通勤では乗り心地の硬さがストレスです。
もっと乗り心地の良いGR86やスープラを選べばよかったと後悔しています。
セカンドカーとして割り切るべきでした。」
体験談3:実用性の低さで後悔
40歳・男性・会社員
家族4人(夫婦+子供2人)での使用を想定してタイプRを購入しましたが、後部座席が狭すぎて失敗でした。
身長175cmの私が運転席に座ると、後部座席の膝まわりがほとんどなく、子供たちも窮屈そうです。
荷室も410Lと小さく、家族旅行の荷物が入りきりません。
さらに、最低地上高が125mmと低く、駐車場の縁石に何度も擦ってしまいました。
デザインの格好良さだけで選んでしまい、実用性を軽視したことを後悔しています。
WRXやレヴォーグを選ぶべきでした。
体験談4:燃費の悪さで後悔
38歳・男性・自営業
タイプRの燃費の悪さに驚きました。カタログ値は12.5km/Lですが、実際の街乗りでは8〜10km/L程度しか出ません。
ハイオクガソリン指定のため、月のガソリン代が3万円を超えます。
年間36万円もの燃料費は正直きついです。
さらに、サーキット走行を行うと燃費は5〜7km/Lまで悪化し、1回のサーキット走行で1万円〜2万円のガソリン代がかかります。
燃費の良いGR86(実燃費12〜14km/L)やハイブリッド車を選べばよかったと後悔しています。
体験談5:納期の長さで後悔
42歳・男性・会社員
2024年3月に契約して、納車予定が2025年2月と言われました。11ヶ月も待つのは長すぎます。
その間に子供が生まれ、車のサイズや用途が変わってしまいました。
契約時はスポーツカーが欲しかったのですが、今ではファミリーカーが必要です。
キャンセルしようか迷いましたが、既に手付金を払っており、キャンセル料もかかるため諦めました。
納期がこんなに長いなら、最初から他の車を選んでおけばよかったです。
それでもシビック タイプRを選ぶべき5つの魅力
ここまで後悔する理由を紹介してきましたが、シビック タイプRには他の車にはない独自の魅力も多く存在します。
リスクを理解した上で、適切な対策を取れば、タイプRは素晴らしいパートナーになります。
ここでは、シビック タイプRを選ぶべき5つの魅力を紹介します。
魅力1:FFスポーツカー最高峰の走行性能
シビック タイプRの最大の魅力は、FF(前輪駆動)スポーツカーとして世界最高峰の走行性能です。
2.0L直列4気筒VTECターボエンジンは、320馬力・400N・mの圧倒的なパワーを発揮します。
0-100km/h加速は約5.4秒と、スーパーカーに匹敵する加速力を誇ります。
FF特有のトルクステアを最小限に抑える技術により、安定したコーナリングと鋭いハンドリングを実現しています。
魅力2:ニュルブルクリンクFF最速記録
シビック タイプRは、2023年にドイツ・ニュルブルクリンク北コースでFF市販車最速記録を更新しました。
タイムは7分44秒881で、FF車としては世界最速のラップタイムです。
この記録は、タイプRの圧倒的な走行性能と開発チームの技術力の高さを証明しています。
サーキット走行を楽しみたい人にとって、この実績は大きな魅力です。
魅力3:圧倒的な加速力(320馬力)
シビック タイプRは、320馬力のハイパワーエンジンによる圧倒的な加速力が魅力です。
アクセルを踏み込んだ瞬間の加速感は、他の国産スポーツカーでは味わえない興奮を提供します。
高回転まで気持ち良く回るVTECエンジンのサウンドも、ドライビングの楽しさを高めてくれます。
走りを最優先する人にとって、この加速力は何物にも代えがたい価値です。
魅力4:デイリーユースも可能な実用性
シビック タイプRは、高性能スポーツカーでありながら、デイリーユースも可能な実用性を持っています。
5ドアハッチバックのボディ形状により、後部座席と荷室が確保されており、買い物や通勤にも使えます。
カーナビ、エアコン、快適装備も充実しており、普段使いでも不便はありません。
セカンドカーではなく、メインカーとして使いたい人に適しています。
魅力5:高いリセールバリュー
シビック タイプRは、国産スポーツカーの中でもトップクラスのリセールバリューを誇ります。
3年落ちで70%〜80%、5年落ちでも60%〜70%の価値を維持できます。
転売ヤーのターゲットになるほど人気が高く、中古車市場でも高値で取引されます。
将来的に売却する際の損失を最小限に抑えられる点は、大きな魅力です。
シビック タイプRとGR86・スープラの徹底比較
シビック タイプRを検討する際、ライバル車との比較は欠かせません。
ここでは、トヨタGR86、トヨタGRスープラ、スバルWRXとの詳細比較を行います。
各車種の特徴を理解し、自分に最適な1台を見つけましょう。
| 比較項目 | シビック タイプR | GR86 | GRスープラ | WRX S4 |
|---|---|---|---|---|
| 新車価格 | 499万9,500円 | 299万円〜359万円 | 499万円〜739万円 | 430万円〜480万円 |
| 駆動方式 | FF(前輪駆動) | FR(後輪駆動) | FR(後輪駆動) | AWD(四輪駆動) |
| 最高出力 | 320ps | 235ps | 258ps〜387ps | 271ps |
| 最大トルク | 400N・m | 250N・m | 400N・m〜500N・m | 375N・m |
| WLTCモード燃費 | 12.5km/L | 11.9km/L〜12.0km/L | 12.2km/L〜13.1km/L | 10.6km/L |
| 実燃費 | 8〜10km/L | 10〜12km/L | 8〜10km/L | 8〜10km/L |
| 乗車定員 | 4人 | 4人 | 2人 | 5人 |
| 実用性 | 中程度 | 低い | 非常に低い | 高い |
シビック タイプRの特徴
シビック タイプRの最大の魅力は、FF最高峰の走行性能と320馬力の圧倒的なパワーです。
価格は499万9,500円と高額ですが、ニュルブルクリンクFF最速記録という実績が証明する走行性能は別格です。
5ドアハッチバックのため、後部座席と荷室があり、デイリーユースも可能です。
ただし、乗り心地が硬く、燃費が悪いため、維持費の負担が大きいです。
FFスポーツカーの最高峰を求める人、デイリーユースも可能なスポーツカーが欲しい人に向いています。
GR86の特徴
GR86は、FR(後輪駆動)による優れたハンドリングと、299万円からという手頃な価格が魅力です。
価格はタイプRより約200万円安く、コストパフォーマンスに優れています。
2.4L水平対向エンジンで235馬力と、タイプRより85馬力劣りますが、軽量ボディ(1,270kg)により軽快な走りを実現しています。
実燃費も10〜12km/Lとタイプより良く、維持費も抑えられます。
ただし、後部座席は非常に狭く、荷室も小さいため、実用性はタイプRより劣ります。
走りを最優先し、コストを抑えたい人、FR駆動のピュアスポーツが欲しい人におすすめです。
GRスープラの特徴
GRスープラは、トヨタとBMWの共同開発によるFRスポーツカーで、2シーターのピュアスポーツです。
価格は499万円〜739万円とタイプRと同等〜それ以上ですが、BMW製3.0L直列6気筒ターボエンジン(387馬力)は圧倒的なパワーを誇ります。
0-100km/h加速は約4.3秒と、タイプRより1秒以上速く、スーパーカーに匹敵する性能です。
ただし、2シーターのため実用性は皆無で、セカンドカーとしてしか使えません。
走りを最優先し、実用性を一切求めない人、BMWエンジンの魅力を味わいたい人に適しています。
WRX S4の特徴
WRX S4は、スバルの4WDスポーツセダンで、実用性と走行性能を両立しています。
価格は430万円〜480万円とタイプRより約20万円〜70万円安く、5人乗りセダンのため実用性が高いです。
2.4L水平対向ターボエンジンで271馬力と、タイプRより49馬力劣りますが、AWD(四輪駆動)による安定した走りが魅力です。
雪道や悪路にも強く、オールシーズン安心して乗れます。
実用性と走行性能のバランスを求める人、雪国在住の人、家族での使用も想定する人におすすめです。
後悔しないシビック タイプRの選び方【グレード・オプション・購入方法】
シビック タイプRの購入で後悔しないためには、グレード選び、オプション選択、試乗での確認ポイント、値引き交渉、転売ヤー対策などを適切に行うことが重要です。
ここでは、具体的な選び方を詳しく解説します。
適切な選び方を実践すれば、リスクを最小限に抑えて満足のいく購入ができます。
グレード選び(標準モデル、限定モデル)
シビック タイプRには、標準モデルと限定モデルがあります。
それぞれの特徴を理解して、自分の用途に合ったモデルを選びましょう。
【標準モデル】TYPE R
-
価格:499万9,500円
-
特徴:必要十分な装備、通常販売
-
カラー:チャンピオンシップホワイト、クリスタルブラック・パール、フレームレッド、ソニックグレー・パール
-
おすすめな人:コストを抑えたい、デイリーユースがメイン
【限定モデル】TYPE R レーシングブラックパッケージ
-
価格:618万円
-
特徴:専用ブラック塗装、カーボンボンネット、専用スポイラー
-
生産台数:限定300台(2025年モデル)
-
おすすめな人:希少性を重視、コレクター、サーキット走行メイン
グレード選びのポイント
✅ 標準モデルでも十分な性能と装備が揃っている
✅ 限定モデルは約118万円高いが、リセールバリューも高い
✅ デイリーユースがメインなら標準モデル、コレクション目的なら限定モデル
おすすめオプション
シビック タイプRで後悔しないために、追加しておきたいオプションを紹介します。
【必須オプション】
✅ ドライブレコーダー(前後2カメラ)(約5万円):万が一の事故やトラブル時の証拠として必須
✅ ETC2.0車載器(約3万円):高速道路料金の自動決済と渋滞情報取得
✅ フロアマット(TYPE R専用)(約3万円):車内保護と高級感アップ
【推奨オプション】
✅ Honda LogR(専用データロガー)(標準装備):サーキット走行時のデータ記録に便利
✅ ボディコーティング(約10万円〜15万円):塗装保護と洗車の手間削減
✅ レカロシート(社外品:約30万円〜):長距離ドライブの疲労軽減
【サーキット走行する場合】
✅ スポーツタイヤ(社外品)(約15万円〜20万円):グリップ力向上
✅ ブレーキパッド強化版(社外品)(約8万円〜12万円):制動力向上
✅ ロールバー(社外品)(約15万円〜25万円):安全性向上
試乗で確認すべきポイント(乗り心地、視界、シフトフィール)
試乗時には、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
【乗り心地のチェック】
✅ 段差通過時の突き上げの大きさ
✅ コンフォート・スポーツ・+Rモードでの乗り心地の違い
✅ 荒れた路面での振動の伝わり方
✅ 長距離ドライブでの疲労感
【視界のチェック】
✅ Aピラーの太さと死角の大きさ
✅ 後方視界の良さ(大型リアスポイラーの影響)
✅ ミラーの見やすさ
✅ 最低地上高125mmでの段差・縁石への擦りやすさ
【シフトフィールのチェック】
✅ 6速MTのシフトフィールの良さ
✅ クラッチの重さと繋がり具合
✅ 1速から2速へのシフトチェンジのスムーズさ
✅ 渋滞時のクラッチ操作の疲労感
【走行性能のチェック】
✅ 加速時のパワー感(320馬力の体感)
✅ コーナリング時の安定性
✅ ブレーキの効き具合
✅ FFでありながらトルクステアの少なさ
値引き交渉のコツ
シビック タイプRの値引き相場は、2025年11月時点で車両本体価格から5万円〜15万円程度と非常に渋いです。
人気が高く納期が長いため、値引きは期待できません。
【値引き交渉の5つのステップ】
1. オプション値引きを狙う
✅ 車両本体からの値引きが渋い場合、オプション値引きを交渉
✅ ドライブレコーダー・ETC・フロアマットなどで合計3万円〜5万円の値引きが期待できる
2. 下取り車の査定アップ
✅ 複数の買取業者に査定を依頼し、最高額を引き出す
✅ ディーラー下取りより20万円〜40万円高く売れるケースも多い
3. 決算期を狙う
✅ 3月と9月の決算期は値引き額がやや拡大しやすい
✅ 月末は販売目標達成のため交渉しやすい
4. 競合車種との比較は効果薄
❌ GR86やスープラとの比較は、性格が違うため値引き交渉材料にならない
✅ 他のホンダディーラーと競合させる方が効果的
5. 長期納期を受け入れる覚悟
✅ 値引きを求めると、さらに納期が延びる可能性がある
✅ 早く欲しい場合は、値引きを諦める覚悟が必要
転売ヤー対策
シビック タイプRは転売ヤーのターゲットになりやすいため、正規価格で購入するための対策が必要です。
【転売ヤー対策の5つのポイント】
1. 正規ディーラーから購入する
✅ ホンダ正規ディーラーのみで購入する
✅ 中古車販売店の高額転売車は避ける
2. 転売しない誓約書を提出する
✅ ホンダは購入時に「転売しない」誓約書の提出を求めている
✅ 違反した場合、次回以降の購入拒否などのペナルティがある
3. 中古車相場の適正価格を把握する
✅ 新車価格499万9,500円に対し、適正な中古車価格は500万円〜550万円程度
✅ 600万円以上の高額転売車は避ける
4. 納期の長さを受け入れる
✅ 転売ヤーから高額で買うより、正規ディーラーで長納期を待つ方が賢明
✅ 6ヶ月〜12ヶ月の納期を覚悟する
5. 抽選販売に応募する
✅ 限定モデルは抽選販売のため、複数ディーラーに応募する
✅ 当選確率は低いが、正規価格で購入できる唯一の方法
関連記事:【2025年】スポーツカー購入ガイド|後悔しない選び方と維持費対策
関連記事:GR86やめとけは本当?後悔しない選び方|新型86との違い
関連記事:WRX S4で後悔する7つの理由と対策【2025年最新版】
シビック タイプRの維持費と年収の目安【シミュレーション付き】
シビック タイプRを購入する際、価格だけでなく年間維持費を正確に把握することが重要です。
ここでは、年間維持費の内訳、推奨年収の目安、サーキット走行時の追加費用、維持費を抑えるコツを詳しく解説します。
購入前にこれらの情報を理解し、無理のない資金計画を立てましょう。
年間維持費の内訳(70万円超え)
シビック タイプRの年間維持費は、以下の項目で構成されます。
【年間維持費の詳細表】
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 自動車税 | 39,500円 |
| 重量税(年換算) | 16,400円 |
| 自賠責保険(年換算) | 10,000円 |
| 任意保険料 | 100,000円〜150,000円 |
| 燃料費(年1万km) | 180,000円〜220,000円 |
| 車検費用(年換算) | 80,000円 |
| 駐車場代(月2万円) | 240,000円 |
| メンテナンス費用 | 80,000円〜100,000円 |
| 合計 | 約745,900円〜855,900円 |
| 駐車場代を除く | 約505,900円〜615,900円 |
【項目別の詳細解説】
■ 自動車税
排気量2.0Lのため、年間39,500円です。
■ 任意保険料
高性能スポーツカーのため、年間10万円〜15万円と高額です。
26歳以上・12等級で年間12万円程度が目安です。
■ 燃料費
実燃費8〜10km/L、ハイオク価格180円/Lで年間1万km走行の場合、約18万円〜22万円です。
■ メンテナンス費用
オイル交換(年2回)、タイヤローテーション、消耗品交換などで年間8万円〜10万円です。
これに加えて、サーキット走行を行う場合は、年間20万円〜30万円の追加費用が発生します。
推奨年収の目安(年収800万円以上)
一般的に、車の購入価格は年収の半分以内、年間維持費は年収の10%以内が目安とされています。
シビック タイプR(499万9,500円)を購入する場合、推奨年収は約1,000万円以上です。
ただし、頭金やローンを活用することで、年収700万円〜800万円でも購入可能です。
【年収別の購入シミュレーション】
■ 年収900万円の場合
-
手取り月収:約60万円
-
頭金200万円、残り300万円を5年ローン(金利3%)
-
月々のローン返済額:約5.4万円(手取りの9%)
-
月々の維持費:約6.2万円(手取りの10.3%)
-
車関連支出合計:約11.6万円(手取りの19.3%)
→ 余裕を持って所有可能
■ 年収800万円の場合
-
手取り月収:約53万円
-
頭金150万円、残り350万円を5年ローン(金利3%)
-
月々のローン返済額:約6.3万円(手取りの11.9%)
-
月々の維持費:約6.2万円(手取りの11.7%)
-
車関連支出合計:約12.5万円(手取りの23.6%)
→ やや負担が大きいが、節約すれば可能
■ 年収700万円の場合
-
手取り月収:約47万円
-
頭金100万円、残り400万円を5年ローン(金利3%)
-
月々のローン返済額:約7.2万円(手取りの15.3%)
-
月々の維持費:約6.2万円(手取りの13.2%)
-
車関連支出合計:約13.4万円(手取りの28.5%)
→ 負担が大きく、家計が厳しい
世帯年収で考える場合、夫婦合わせて900万円以上あれば、無理なく維持できるでしょう。
サーキット走行時の追加費用
サーキット走行を行う場合、通常の維持費に加えて以下の追加費用が発生します。
【サーキット走行の年間追加費用】
| 項目 | 年間費用(月1回走行) |
|---|---|
| サーキット走行料金 | 120,000円(1万円×12回) |
| タイヤ交換 | 150,000円〜200,000円 |
| ブレーキパッド交換 | 50,000円〜80,000円 |
| エンジンオイル交換追加 | 30,000円〜40,000円 |
| 燃料費追加 | 60,000円〜80,000円 |
| 合計 | 約410,000円〜520,000円 |
合計で年間約116万円〜127万円の維持費がかかることになります。
維持費を抑えるコツ3選
1. 任意保険の見直し
複数の保険会社で見積もりを取り、最も安い保険を選ぶことで、年間3万円〜5万円の節約が可能です。
インターネット割引や無事故割引を活用しましょう。
車両保険を外すことで、年間5万円〜8万円の節約も可能ですが、高額車両のため慎重に判断してください。
2. 燃費の良い運転を心がける
急加速・急ブレーキを避け、エコドライブを実践することで、実燃費を5%〜10%改善できます。
年間1万km走行の場合、年間9,000円〜1万8,000円の節約になります。
3. 民間整備工場でメンテナンス
ディーラーでの車検・整備は高額ですが、民間の整備工場なら20%〜30%安く済むケースが多いです。
車検費用を8万円から6万円に、年間2万円の節約が可能です。
ただし、ディーラーの品質保証が受けられなくなるため、信頼できる整備工場を選びましょう。
シビック タイプR購入でよくある質問(FAQ)
シビック タイプRの購入を検討する際、多くの人が抱く疑問にお答えします。
購入前にこれらのFAQを確認し、不安を解消しましょう。
Q1:タイプRはレギュラーガソリンで走れますか?
いいえ、シビック タイプRはハイオクガソリン専用設計です。
レギュラーガソリンを入れるとエンジンの性能が十分に発揮されず、ノッキングや出力低下の原因になります。
ハイオクガソリン価格は180円/L前後で、レギュラーより15円〜20円高いため、年間燃料費は約18万円〜22万円かかります。
Q2:タイプRは女性でも運転しやすいですか?
運転技術に自信があれば女性でも運転できますが、初心者には難しいです。
6速MTのクラッチ操作、大きなボディサイズ(全長4,595mm、全幅1,890mm)、硬い足回りなど、運転に慣れが必要です。
最低地上高125mmと低いため、段差や縁石に擦りやすく、駐車にも気を使います。
試乗して実際の運転感覚を確認し、自分が運転できるかを判断することをおすすめします。
Q3:タイプRとGR86はどちらがおすすめですか?
用途によって異なります。
サーキット走行を本格的に楽しみたい、FF最高峰の性能を求める人はタイプRがおすすめです。
価格を抑えたい(約200万円差)、FR駆動のピュアスポーツが欲しい、軽量ボディの軽快な走りを求める人はGR86が最適です。
デイリーユースの実用性を重視するならタイプR、週末のドライブを楽しむならGR86を検討しましょう。
Q4:タイプRの実燃費はどのくらいですか?
シビック タイプRの実燃費は、街乗りで8〜10km/L、高速道路で12〜14km/L程度です。
WLTCモード燃費12.5km/Lに対して、実燃費は約65%〜80%の達成率となります。
ハイオク指定のため、年間1万km走行で燃料費が約18万円〜22万円かかります。
サーキット走行を行うと燃費は5〜7km/Lまで悪化し、燃料費の負担がさらに大きくなります。
Q5:タイプRは車中泊できますか?
後部座席を倒せば車中泊は可能ですが、快適性は低いです。
5ドアハッチバックのため、後部座席を倒すと全長約150cm程度のフラットスペースが確保できます。
ただし、幅が狭く、大人1名の車中泊が限界です。
スポーツカーのため、快適な車中泊を求めるなら、SUVやミニバンを検討することをおすすめします。
Q6:タイプRのリセールバリューはどうですか?
シビック タイプRのリセールバリューは、国産スポーツカーの中でもトップクラスです。
3年落ちで75%〜85%、5年落ちでも65%〜75%の価値を維持できます。
転売ヤーのターゲットになるほど人気が高く、中古車市場でも高値で取引されます。
特に限定モデルは、プレミア価格が付くこともあり、リセールバリューは非常に高いです。
将来的に売却する際の損失を最小限に抑えられる点は、大きな魅力です。
Q7:タイプRの納期はどのくらいですか?
2025年11月現在、シビック タイプRの新車納期は6ヶ月〜12ヶ月程度です。
人気が高く生産台数が限られているため、納期は非常に長いです。
限定モデルは抽選販売のため、当選しなければ購入できません。
すぐに車が必要な場合は、中古車市場で探すか、他のスポーツカーを検討することをおすすめします。
具体的な納期はディーラーに確認してください。
Q8:タイプRはサーキット走行に向いていますか?
はい、シビック タイプRはサーキット走行に非常に向いています。
ニュルブルクリンクFF最速記録を持ち、320馬力のハイパワーエンジン、アダプティブダンパーシステム、専用ブレーキシステムなど、サーキット走行を前提とした設計です。
専用データロガー「Honda LogR」も搭載されており、走行データの記録・分析も可能です。
FF車でありながらトルクステアが少なく、安定したコーナリングが楽しめます。
サーキット初心者から上級者まで、幅広いレベルで楽しめるスポーツカーです。
まとめ:シビック タイプR後悔?後悔しない選び方
シビック タイプRは、FFスポーツカー最高峰の走行性能、ニュルブルクリンクFF最速記録、320馬力の圧倒的な加速力、デイリーユースも可能な実用性、高いリセールバリューが魅力の高性能スポーツカーです。
しかし、価格500万円超え、乗り心地が硬く長距離が疲れる、実用性の低さ(後部座席が狭い、荷室が小さい)、実燃費10km/L前後、年間維持費70万円超え、納期6ヶ月以上、転売目的の高額転売など、購入後に後悔するポイントも存在します。
購入前に、GR86・スープラ・WRXとの違いを十分に比較し、標準モデルと限定モデルを選び、試乗で乗り心地・視界・シフトフィールを必ず確認することが重要です。
【購入前の最終チェック】
| チェック項目 | 推奨基準 |
|---|---|
| グレード | 標準モデル推奨(限定モデルは抽選) |
| 試乗確認 | 乗り心地・シフトフィール・段差通過 |
| 納期 | 6ヶ月〜12ヶ月を覚悟 |
| 推奨年収 | 800万円以上 |
| 転売ヤー対策 | 正規ディーラーから購入 |
✅ 年間維持費:約51万円〜62万円(駐車場代除く)
✅ サーキット走行月1回の場合:年間約92万円〜114万円
✅ 推奨年収:800万円以上
この記事で紹介した7つの理由、5つの魅力、GR86・スープラとの比較、選び方のポイント、FAQを参考に、あなたに最適な選択をしてください。
リスクを理解した上で、適切な対策(試乗での乗り心地確認・長納期の覚悟・正規ディーラー購入)を取れば、
は素晴らしいパートナーになります。
後悔しない車選びで、充実したスポーツカーライフを楽しみましょう。
参考サイト
