「wrx s4 買って後悔した」という声を見て、購入をためらっていませんか?
WRX S4は、2.4LターボとAWDがもたらす圧倒的な走りが魅力のスポーツセダンです。
しかしその反面、燃費の悪さ、高額な維持費、硬い乗り心地といった、購入後に直面する「現実」も存在します。
この記事では、WRX S4の購入で後悔しがちな7つの理由と、それらを回避するための具体的な対策を徹底解説します。
私自身、スバル レヴォーグを所有していた経験があり、AWDスポーツモデル特有の維持費の高さと硬い乗り心地を身をもって体験しました。
デメリットを正直にお伝えしますので、ご自身の決断材料としてぜひ最後までご覧ください。
WRX S4を買って後悔する人が多い7つの理由 ⚠️
WRX S4(現行VBH型)は、新車価格がGT-H EX:約448万円〜、STI Sport R EX:約503万円〜(2025年時点・メーカー希望小売価格)と、決して安い買い物ではありません。
(※特別仕様車を除く)
まずは、購入後に「こんなはずじゃなかった」となりがちな7つの後悔ポイントを見ていきましょう。
燃費が悪い(実燃費8-10km/L) ⛽
WRX S4で最も多くの人が後悔するポイントが「燃費の悪さ」です。
WLTCモードのカタログ燃費は10.7〜10.8 km/L(グレード差あり)ですが、これはあくまで理想的な条件下での数値です。
オーナーの実燃費データを見ると、現実の数値は大きく異なります。
- 市街地(街乗り)の実燃費:約6〜8km/L
- 高速道路の実燃費:約10〜12km/L
- 平均実燃費:約8〜10km/L
特にストップ&ゴーの多い都心部では、実燃費が5km/L台まで落ち込むことも珍しくありません。
2.4Lの大排気量ターボエンジンと、常時駆動するAWDシステムを考えれば当然の数値ですが、現代の車としては「悪い」と言わざるを得ません。
さらに追い打ちをかけるのが「無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)指定」であることです。
仮に月間1,000km走行、実燃費9km/L、ハイオクガソリン価格を180円/Lと仮定した場合のガソリン代は以下のようになります。
- 月間ガソリン代: (1,000km ÷ 9km/L) × 180円/L = 約19,980円
- 年間ガソリン代: 19,980円 × 12ヶ月 = 約239,760円
これが週末のドライブも含めて月間2,000km走る方なら、月間4万円、年間約48万円がガソリン代だけで消えていく計算です。
この「月3〜5万円」の出費が、購入後にボディブローのように家計に効いてくるのです。
維持費が高い(年間80-120万円) 💰
燃費の悪さとも関連しますが、WRX S4は購入後の「トータル維持費」が非常に高額になる車です。
この点を甘く見て「wrx s4 買って後悔」となるケースが後を絶ちません。
「年間80〜120万円」という数字は決して大げさではなく、以下のような内訳で構成されています。
| 項目 | 年間費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 43,500円 | 2.0L超2.5L以下 |
| 自動車重量税 | 16,400円/年 | 1.5t超2.0t以下 (車検時に2年分32,800円) |
| 自賠責保険 | 約10,000円/年 | 車検時に2年分 |
| 任意保険 | 100,000円〜200,000円 | スポーツカー料率、年齢・等級による |
| ガソリン代 | 240,000円〜600,000円 | 月間1,000〜2,500km走行 (ハイオク) |
| 車検代 (積立) | 75,000円〜150,000円 | 2年で15〜30万円 (ディーラー想定) |
| メンテナンス代 | 100,000円〜150,000円 | タイヤ代(積立)、オイル代 |
| 駐車場代 | 120,000円〜 | 月1万円と仮定 (地域による) |
| 合計 (駐車場除く) | 584,900円〜1,259,900円 | |
| 合計 (駐車場含む) | 704,900円〜1,379,900円 |
特に高額なのが「任意保険料」です。
WRX S4は車両料率クラスが高く(盗難リスクや事故率が高いため)、30代〜50代でゴールド免許・等級が進んでいても、年間10万円を超えるケースは普通です。
さらに、ハイパフォーマンスカー特有の消耗品費もかかります。
245/40R18という大径ハイパフォーマンスタイヤは、交換時に1セット15万円〜25万円です。
ターボエンジンはオイル管理がシビアで、3,000〜5,000kmごとの高品質なオイル交換(1回1万円〜)が推奨されます。
これらの維持費を「400万円超クラスのセダン」という感覚で捉えていると、確実に後悔することになります。
後部座席・荷室が狭い 🚗
WRX S4は「4ドアセダン」という形状から、ある程度の居住性や実用性を期待して購入する人がいます。
しかし、その期待は裏切られる可能性が高いです。
後部座席の狭さ
前席のスペースは十分に確保されていますが、後部座席は決して広くありません。
大人の男性が座ると、膝前スペースはこぶし一つ分程度です。
それ以上に問題なのが、AWDの宿命である「センターコンソールの大きな出っ張り」です。
これにより、後部座席の真ん中の席は足の置き場がなく、実質的に「4人乗り」と考えるべきです。
4人乗車自体は可能ですが、長距離移動では後部座席の乗員から不満が出るでしょう。
荷室(トランク)の狭さ
トランク容量は422L(VDA方式)と、数字だけ見ればまずまずです。
しかし、スポーツ性能を優先したリアサスペンションの設計や、ボディ剛性確保の影響で、トランクの「形状」が実用的ではありません。
特に開口部が狭く、高さもないため、ゴルフバッグは2個積むのがやっと(3個は厳しい)です。
ベビーカーも大型のものは畳んでも入らない可能性があります。
「セダンだから家族で使える」という期待は禁物です。
乗り心地が硬い(街乗りで疲れる) 😓
「スポーツカーだから硬いのは当たり前」と頭でわかっていても、日常使いでその硬さが「苦痛」に変わると後悔につながります。
WRX S4のサスペンションは、高速走行やコーナリングでの安定性を最優先にセッティングされています。
特に上位グレード(GT-H EX、STI Sport R EX)に搭載されるZF製の電子制御ダンパーは、モード切り替えで多少の調整は効きます。
しかし、最もコンフォートな設定にしても「硬い」と感じる人が大半です。
- 街乗りのゴツゴツ感:路面の小さな凹凸やマンホールの蓋を逐一拾い、車体に明確な突き上げが伝わります。
- 高速道路の継ぎ目:首都高などの継ぎ目を通過する際、「ドン!」という強い衝撃が来ます。
- 長時間の疲労:この硬い足回りが、日常の通勤や長距離運転でじわじわと疲労として蓄積します。
試乗の短い時間では「スポーティで良い」と感じたものが、毎日30分、1時間と乗り続けるうちに、「ただ疲れる車」というネガティブな印象に変わってしまうのです。
家族、特に車に興味のないパートナーや子供からは、真っ先に不満が出るポイントでもあります。
リセールバリューが低い(3年で50-60%) 📉
「スバルのWRXはリセールが良い」という神話がありますが、それは先代(VAB型)の「WRX STI」(マニュアル車)の話です。
現行のWRX S4(CVTのみ)のリセールバリューは、残念ながら「低い」部類に入ります。
- 3年後の残価率(目安):約50%〜60%
- 5年後の残価率(目安):約35%〜45%
新車で450万円のグレードを購入した場合、3年後には225万円〜270万円程度の価値まで下落する計算になります。
これは、ハイパフォーマンスなスポーツセダンというニッチなジャンルであること、そして何より「CVT(スバルはSPTと呼称)のみ」のラインナップであることが大きく影響しています。
この手の車を求める層(特に海外)は、依然としてマニュアルトランスミッション(MT)を強く好むため、MTの設定がないS4はSTIのような異常なリセールにはなりません。
また、荒く乗られた個体や、センスの悪い改造を施された車は、リセールがさらに下落します。
「いつか高く売れるから」という期待を持って購入すると、売却時に大きな後悔をすることになります。
ターボ車特有の故障リスク 🔧
現行WRX S4に搭載されるFA24型2.4L直噴ターボエンジンは、比較的歴史が新しく、現時点(2025年)で致命的な持病は報告されていません。
しかし、「ハイパワーターボ車」である以上、NA(自然吸気)エンジン車に比べて故障リスクが高いことは厳然たる事実です。
ターボチャージャーの不具合
高温・高回転にさらされるターボは、車の部品の中でも特に過酷な環境にあります。
オイル管理の不備や経年劣化でターボブロー(破損)が発生すると、修理・交換費用は20万円〜40万円以上と高額です。
CVT(SPT)の不具合
275PS/375Nmという大パワーをCVTで受け止めるため、スバルは専用の「スバルパフォーマンストランスミッション(SPT)」を開発しました。
しかし、CVTが高トルクに弱いという一般的な傾向は変わらず、保証が切れた後の不具合報告を懸念する声は多いです。
CVTが故障した場合、載せ替えには50万円以上の費用がかかることもあります。
直噴エンジン特有のトラブル
直噴エンジンは構造上、吸気バルブにカーボン(スス)が溜まりやすく、定期的な洗浄(ウォルナットブラストなど)が必要になる場合があります。
新車保証(5年または10万km)の期間内は安心ですが、保証が切れた後、これらの高額な修理リスクと付き合っていく覚悟が必要です。
実用性が低い(日常使いに不便) 🛣️
狭さや乗り心地とも重複しますが、それ以外の面でも「日常使いでの不便さ」が後悔ポイントとして挙げられます。
最小回転半径が大きい
WRX S4の最小回転半径は5.6mです。
これは同クラスのセダン(カローラは5.2m程度)と比較して大きく、狭い駐車場やUターン時に「思ったより曲がらない」と感じる場面が多くなります。
車高が低く、バンパーを擦りやすい
最低地上高は135mmと、スポーツカーとしては標準的ですが、日常使いでは気を使います。
特にフロントバンパーのオーバーハング(前輪より前の部分)が長いため、コンビニの駐車場での「輪止め」や、急なスロープで「ガリッ」と擦ってしまうリスクが常につきまといます。
雪道への過信
「AWDだから雪道最強」と思われがちですが、それは「スタッドレスタイヤ」を履いていることが大前提です。
純正で装着されているハイパフォーマンス・サマータイヤは、気温が低い(7℃以下)だけで性能が低下し、雪道では全くグリップしません。
AWDを過信して夏タイヤで雪道に進入するのは自殺行為です。
高性能なスタッドレスタイヤ(ホイールセットで20万円〜)の購入が別途必要になります。
【著者の実体験】スバル レヴォーグで学んだ「AWDスポーツモデルの現実」 📖
私がレヴォーグを所有していた時の話
15台以上の車を乗り継いできた私ですが、スバル レヴォーグ(旧型・1.6GT-S EyeSight)での経験は今でも忘れられません。
2016年、私はレヴォーグを新車で購入しました。
当時の価格は約350万円で、電子制御ダンパー付きの上級グレードでした。
「AWDで走りも良いし、ステーションワゴンだから実用性もバッチリ!」と、大満足で納車を迎えました。
スバルの水平対向エンジンとAWDシステムの組み合わせは、雨の日の高速道路でも抜群の安定感を発揮し、走りの楽しさは期待以上でした。
家族から不満が噴出した「硬い乗り心地」
しかし、購入後1ヶ月で、妻から「この車、硬すぎて疲れる」と不満が出ました。
後部座席に乗る子供たちも、「前の車(ヴォクシー)の方が良かった」と言い出す始末です。
私自身も、仕事で疲れて帰る時のゴツゴツ感が正直しんどかったです。
電子制御ダンパーのコンフォートモードでも、路面の凹凸を逐一拾い、車体に突き上げが伝わります。
試乗では「これくらいなら大丈夫」と思っていた硬さが、毎日の通勤で30分、1時間と乗り続けるうちに「苦痛」に変わっていきました。
特に、近所の古い道路のマンホールや、駐車場の段差を通過する度に「ドン!」という衝撃が来ます。
「スポーツカーだから硬いのは当たり前」と頭では理解していても、日常使いでは「ただ疲れる車」でした。
燃費の悪さと維持費の高さで家計が圧迫
レヴォーグの実燃費は、街乗りで8〜10km/L、高速で12〜14km/L程度でした。
カタログ燃費(JC08モード)は16.0km/Lでしたが、現実は大きく異なりました。
ハイオク指定のため、月間1,500km走行で月々のガソリン代が約3万円です。
「これくらいなら何とかなるだろう」と思っていましたが、積み重なると年間36万円になります。
さらに、任意保険料が年間15万円、車検代が2年で25万円(年間換算12.5万円)。
タイヤ交換(2年に1回20万円=年間10万円)、オイル交換(年3回×1万円=3万円)を加えると、年間維持費は駐車場代を除いても約80万円でした。
ボーナスは車検とタイヤ交換代に消え、貯金が全くできなくなりました。
「こんなに維持費がかかるなら、普通のステーションワゴンにすればよかった」と、後悔の念が頭をよぎりました。
そこから学んだ教訓
この経験から、私はAWDスポーツモデルの「現実」を痛感しました。
✅ 試乗の短時間では、日常使いの疲労感は分からない
✅ 家族がいる場合、必ず家族全員で試乗して後部座席の乗り心地を確認する
✅ 年間維持費を事前にシミュレーションし、無理のない範囲かを確認する
✅ 実用性を求めるなら、スポーツモデルは避けるべき
あなたには、私と同じ失敗をしてほしくありません。
WRX S4は、レヴォーグ以上に「走り」に特化したスポーツセダンです。
日常使いでの不便さや維持費の高さを、購入前にしっかり理解してください。
結局、私はレヴォーグを3年で手放し、家族の要望でミニバンに乗り換えました。
走りは楽しかったですが、「ファーストカー(唯一の車)」としては不向きだったというのが正直な感想です。
実際の購入者の後悔の声(体験談4つ) 💬
ここでは、実際にWRX S4を購入したものの、何らかの理由で「後悔」しているオーナーの声をご紹介します。
実例1:Aさん(30代・会社員)のケース 💸
35歳のAさん(会社員)は、WRX S4 STI Sport R EXを新車で購入して1年半が経過し、その維持費の高さに頭を悩ませているそうです。
「独身最後の贅沢だ!と意気込んで購入し、走りは文句なしに最高」だそうです。
でも、現実的な出費が想像以上でした。
通勤(片道20km)と週末のドライブで月間走行距離が1,500kmを超えるため、ハイオク代だけで毎月3万5千円。
さらに任意保険が年間18万円かかっています。
「ボーナスは車検とタイヤ交換代に消えそうで、貯金が全くできなくなりました…」と話していました。
性能には満足しているものの、家計が想像以上に圧迫され、後悔の念が拭えないとのことです。
結婚を考え始めた今、「このまま乗り続けられるのか」と不安を抱えているそうです。
実例2:Bさん(40代・自営業)のケース 😫
42歳のBさん(自営業)は、奥様を説得してWRX S4 GT-H EXを購入したものの、家族からの不評で後悔していると語っていました。
「試乗では電子制御ダンパーのコンフォートモードに感動し、これなら家族もOKだと思ったんです」
「でも、実際に日常使いしてみると、後部座席は突き上げが酷いと言われました」
「特に子供が車酔いするようになってしまったんです」
「私も、仕事で疲れて帰る時のゴツゴツ感が正直しんどいです」
「高速での安定性は抜群ですが、妻からは「前のミニバンに戻して」と言われる始末です」
週末のドライブでは家族から「乗りたくない」と言われ、結局Bさん一人で乗ることが多くなったそうです。
「家族のための車のはずが、自分だけの車になってしまった」と苦笑いしていました。
実例3:Cさん(50代・会社員)のケース 🏌️
51歳のCさん(会社員)は、子供が独立したため「走れるセダン」としてS4を選びましたが、実用性の低さで後悔したそうです。
「セダンだから荷物もそれなりに積めるだろう、と思っていました」
「しかし、趣味のゴルフに行く時、トランクにキャディバッグ2個がギリギリで、友人を迎えに行けないんです」
「開口部が狭くて本当に積みにくい。重いバッグを持ち上げて押し込む感じです」
「あと、自宅近辺の道が狭いのですが、予想以上に小回りが利かず、駐車場での切り返しがストレスです」
「最小回転半径5.6mって、数字だけ見ると大したことないと思っていましたが、実際は本当に曲がりません」
「レヴォーグにしておけば良かったかも…」と話していました。
走りは楽しいけれど、日常の「ちょっとした不便さ」が積み重なって、ストレスになっているそうです。
実例4:Dさん(30代・会社員)のケース 📉
38歳のDさん(会社員)は、リセールバリューの低さに愕然としたそうです。
「先代STIのプレミア価格を知っていたので、S4もそこそこ良いだろうと期待していました」
「しかし、3年目の車検を前に乗り換えを検討し、買取査定に出したところ、衝撃的な数字が出ました」
「走行距離3.5万kmで新車価格(430万円 ※当時の価格)の55%程度、約240万円という査定額でした」
「約200万円の値下がりです。複数の買取店に出しましたが、どこも似たような金額でした」
「「S4はCVTなので、STIのような高リセールは期待できません」と言われました」
「走りは楽しいですが、資産価値としては期待外れでした」と、後悔をにじませていました。
「もっと早く売却しておけば良かった」と話していましたが、もう後の祭りです。
【著者が15台乗り継いで分かった】WRX S4で後悔する人・満足する人の違い 🔍
オーナー体験談から見える共通パターン
上記の4つの体験談を読んで、共通するパターンに気づきましたか?
✅ 【パターン1】維持費の高さを甘く見ていた(Aさん・Bさん)
✅ 【パターン2】家族の理解を得ていなかった(Bさん・Cさん)
✅ 【パターン3】実用性を過度に期待していた(Cさん)
✅ 【パターン4】リセールバリューを過信していた(Dさん)
これらは全て、「購入前の情報不足」と「甘い見積もり」が原因です。
私の15台の経験と比較して
私自身の15台の所有経験と照らし合わせると、以下の傾向が見えてきます。
【スポーツカーで後悔する人の特徴】
❌ ファーストカー(唯一の車)として購入した人
私のレヴォーグがまさにこれでした。
日常の買い物、通勤、家族での外出、全てを1台でこなそうとすると、スポーツモデルの「不便さ」が際立ちます。
❌ 試乗を短時間しかせず、日常使いをイメージできなかった人
ディーラーの周りを15分走っただけでは、毎日の通勤での疲労感は分かりません。
私も、レヴォーグの試乗では「これくらいなら大丈夫」と思っていました。
❌ 年間維持費をシミュレーションせず、「なんとかなる」と思っていた人
ガソリン代、保険料、車検代、タイヤ代…これらを全て計算すると、年間100万円近くになることも。
「月3万円くらい大丈夫」と思っていても、積み重なると家計を圧迫します。
❌ 家族の理解を得ずに購入した人
「俺が稼いだ金だから」と購入しても、家族から不満が出れば、楽しいカーライフは送れません。
【スポーツカーで満足する人の特徴】
✅ セカンドカー(趣味の車)として所有している人
私の知人で、軽自動車(通勤用)とホンダ S2000(週末用)を所有している人がいます。
彼は「S2000は趣味の車だから、燃費も乗り心地も気にならない」と満足しています。
日常の足は別にあるので、スポーツカーの「デメリット」が気にならないのです。
✅ 独身またはDINKS(子供がいない夫婦)の人
後部座席の狭さ、荷室の狭さは、独身や夫婦二人なら問題になりません。
子供が生まれると、チャイルドシート、ベビーカー、荷物…と、実用性が一気に重要になります。
✅ 維持費を事前にシミュレーションし、無理のない範囲で購入した人
年間100万円の維持費を「払える」人と「払い続けられる」人は違います。
生活費、貯金、将来の出費を全て計算した上で、「これなら大丈夫」と判断できる人は後悔しません。
✅ 燃費や実用性よりも、「走りの楽しさ」を最優先する人
「多少不便でも、この走りが欲しい」という強い意志がある人は、デメリットを「許容」できます。
私のRX-7所有時代がそうでした。
燃費は最悪(街乗り6km/L)、エンジンオーバーホールで120万円かかりましたが、それでも「最高の車だった」と今でも思います。
私からのアドバイス
私がレヴォーグで失敗したのは、「実用性も兼ねたスポーツカー」という甘い期待をしていたからです。
WRX S4は、レヴォーグ以上に「走り」に特化したスポーツセダンです。
もし、あなたが「家族での長距離移動」「日常の買い物」「燃費の良さ」を求めるなら、WRX S4は向いていません。
しかし、「AWDの圧倒的な走り」「スバルブランドへの愛着」「週末の峠道やサーキット走行」を求めるなら、WRX S4は最高の選択肢です。
あなたの「用途」と「予算」をもう一度見直し、後悔しない選択をしてください。
車は「欲しい車」ではなく、「自分に合った車」を選ぶべきです。
私の15台の経験から、心からそう思います。
WRX S4で後悔しないための対策 🛡️
ここまで読むと「wrx s4 やめとけ」という声が聞こえてきそうですが、WRX S4は決して悪い車ではありません。
「期待と現実のミスマッチ」が後悔を生むのです。
では、後悔しないためにはどうすれば良いのでしょうか。
具体的な対策を4つご紹介します。
対策①:維持費を事前にシミュレーションする 💰
最も重要な対策です。
「なんとかなるだろう」は通用しません。
上記で紹介した維持費テーブルを参考に、ご自身の状況に当てはめて「リアルな」シミュレーションを行ってください。
任意保険の見積もり
今すぐネット保険などで「WRX S4(希望グレード)」で見積もりを取得してください。
現在の等級でも、車両料率の高さに驚くかもしれません。
実際の金額を見ることで、「年間15〜20万円」という現実が見えてきます。
ガソリン代の計算
あなたの「月間想定走行距離」 ÷ 9km/L(実燃費目安) × 現在のハイオク価格 で、月々のガソリン代を算出してください。
例:月間1,500km走行の場合
1,500km ÷ 9km/L × 180円/L = 月間3万円
年間36万円です。これが毎月、確実に出ていくお金です。
消耗品費の積立
タイヤ交換(2年に1回20万円と仮定 = 年間10万円)と、オイル交換(年3回と仮定 = 年間3万円)を予算に組み込みます。
これだけで年間13万円です。
駐車場代の確認
必要であれば、月極駐車場の相場を調べてください。
都心部なら月2〜3万円、年間24〜36万円になります。
最終チェック
これらの「固定費」を計算し、ご自身の「手取り月収」から引いても生活が成り立つか?
貯金はできるか?
冷静に判断することが後悔を防ぐ最大の鍵です。
私の経験上、車の維持費が手取り月収の30%を超えると、生活が苦しくなります。
対策②:試乗で乗り心地を必ず確認する 🚗
カタログやネットの評判だけで判断してはいけません。
必ず「試乗」し、特に「乗り心地」をご自身の感覚で確かめてください。
短時間の試乗で満足しない
ディーラーの周りを15分走るだけでは、日常使いの疲労感は分かりません。
可能であれば、1時間以上の「長時間試乗」をリクエストしてください。
最近は、一部のディーラーで「24時間試乗」や「週末試乗」を実施しているところもあります。
積極的に活用しましょう。
「いつもの道」を走る
可能な限り、ご自身の通勤路や、近所の荒れた路面、よく行くスーパーの駐車場などを走らせてもらいましょう。
「この凹凸を毎日通過するのか」「この駐車場で切り返しできるか」を実際に確認することが重要です。
「家族」を乗せる
あなたが良くても、家族がNGなら後悔につながります。
必ず奥様や(大きいお子様なら)お子様にも同乗してもらい、後部座席の乗り心地を確認してもらってください。
「ちょっと硬いけど大丈夫」という言葉を真に受けず、長距離を想定して判断しましょう。
全モードを試す
電子制御ダンパー付きグレード(GT-H EX, STI Sport R EX)の場合は、Comfort, Normal, Sportの各モードを、街中とバイパスの両方で試してください。
その「差」が自分にとって許容範囲かを見極めることが重要です。
私の経験上、試乗で「ちょっと硬いな」と感じたら、日常使いでは「かなり硬い」になります。
対策③:セカンドカーとして購入する 🚙
WRX S4のデメリット(燃費、維持費、乗り心地、実用性)は、それが「唯一の車(ファーストカー)」である場合に深刻な問題となります。
もし、あなたが日常の足として別の車(例えば、軽自動車やコンパクトハイブリッド)を所有しており、WRX S4を「週末の趣味の車」=「セカンドカー」として導入できるのであれば、後悔する可能性は劇的に下がります。
理想的な使い分け
- 日常の買い物や通勤:軽自動車やコンパクトカー(燃費の良い車)
- WRX S4:走りたい時だけ乗る(週末のドライブ、峠道、サーキット)
この使い方であれば、燃費や乗り心地の硬さは「スポーツカーの醍醐味」として楽しむことができます。
月間走行距離も500km程度に抑えられるので、ガソリン代も月1万円程度で済みます。
これがWRX S4の最も幸せな所有形態かもしれません。
2台持ちの維持費
「2台持ちは維持費が2倍になるのでは?」と思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。
軽自動車は税金が安く(年間1万円程度)、保険も安い(年間3〜5万円)ので、トータルでは1台のスポーツカーを酷使するよりも経済的な場合があります。
私も現在、軽自動車(通勤用)と趣味の車(週末用)の2台持ちですが、総維持費は以前より下がりました。
対策④:認定中古車を選ぶ(保証付き) 🏷️
新車価格の高さ、リセールの低さ、そして故障リスク。
これら3つの後悔ポイントを同時に軽減できるのが「認定中古車」という選択肢です。
価格のメリット
2〜3年落ちの「スバル認定中古車」であれば、新車価格の70%程度(300万円台前半〜中盤)から狙うことができます。
最も値下がり幅の大きい最初の数年を、前のオーナーに負担してもらう形です。
新車で450万円のグレードが、3年落ちで320万円程度になっていることもあります。
約130万円の節約です。
保証のメリット
スバル認定中古車には、最大2年間・走行距離無制限の「SUBARUあんしん保証」が付帯します(有償で延長も可能)。
これにより、高額になりがちなターボやCVTの故障リスクを、購入後一定期間は回避できます。
保証期間中であれば、エンジンやトランスミッションの不具合も無償で修理してもらえます。
リセールリスクの軽減
新車で買うと3年で50〜60%に下落しますが、すでに3年落ちの中古車を買えば、そこからの下落幅は小さくなります。
「最初の3年の急降下」を避けることができるのです。
注意点
認定中古車を選ぶ際は、以下の点に注意してください。
- 走行距離:年間1万km以下が理想(3年落ちなら3万km以下)
- 修復歴:修復歴なし(無事故車)を選ぶ
- 整備記録:ディーラーで定期点検を受けていた車が理想
- 試乗:中古車でも必ず試乗し、異音や振動がないか確認
新車に強いこだわりがなければ、高品質な中古車を選ぶことは、WRX S4で後悔しないための非常に賢い戦略と言えます。
WRX S4を買って良かった人の声 ✨
もちろん、多くのオーナーがWRX S4に満足し、最高のカーライフを送っています。
「後悔」の声ばかりではありません。
「買って良かった」というメリットを3つご紹介します。
メリット①:圧倒的な走行性能(0-100km/h 5.9秒) 🏁
WRX S4の最大の存在意義は、その「走り」にあります。
2.4L直噴ターボ(FA24)エンジンは、最高出力275PS、最大トルク375Nmを発生します。
この大トルクを、リニアトロニックCVT(SPT)が途切れなく路面に伝えます。
メーカー公表値こそありませんが、実測の0-100km/h加速は5.9秒前後と、欧州のハイパフォーマンスカーに匹敵する速さを誇ります。
VTD-AWDの魅力
そして、そのパワーを支えるのが「VTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)」です。
通常時から前45:後55とリア寄りのトルク配分を行い、コーナリング中は積極的に後輪へトルクを分配します。
「曲がるAWD」とも呼ばれ、雨の日の高速コーナーや、ワインディング(峠道)での安定感と楽しさは、FF車やFR車では味わえない領域です。
全天候型スポーツセダン
雨の日でも、雪道(スタッドレスタイヤ装着時)でも、AWDの安心感は絶大です。
FRのスポーツカーでは怖くて踏めない場面でも、WRX S4なら安心してアクセルを踏めます。
この「全天候型スポーツセダン」としての圧倒的な走行性能こそ、オーナーが最も満足している点です。
私も、レヴォーグで雨の日の高速コーナーを走った時、AWDの安定感に感動しました。
この感覚は、一度味わうと病みつきになります。
メリット②:スバルの高い安全性能 🛡️
「走り」と「安全」を高次元で両立しているのが、現代のスバルの強みです。
WRX S4のEX系グレード(GT-H EX、STI Sport R EX等)には、最新の安全装備「アイサイトX」が設定されています。(2025年10月現在)
主な安全装備
- 全車速追従機能付クルーズコントロール:高速道路での渋滞から巡航まで、アクセルとブレーキ操作をアシスト。長距離運転の疲労を劇的に軽減します。
- 高度運転支援システム(アイサイトX搭載車):自動車専用道路での渋滞時ハンズオフアシストや、アクティブレーンチェンジアシストなど、フラッグシップモデルにふさわしい先進機能を搭載しています。
- 高い衝突安全性:JNCAPファイブスター賞を獲得しており、万が一の際の乗員保護性能もトップクラスです。
速いからこそ、安全が重要
「速い車は危ない」という時代は終わりました。
WRX S4は「速いからこそ、最高の安全性能が必要」というスバルの思想を体現した車です。
この安心感に価値を見出すオーナーは非常に多いです。
特に、高速道路での長距離運転が多い方には、アイサイトXの渋滞時ハンズオフアシストは革命的な機能です。
疲労が全く違います。
メリット③:所有する満足感が高い 🌟
WRX S4は、ただの移動手段ではありません。
「WRX」という、スバルがラリーで培ってきたモータースポーツの血統を受け継ぐ「特別なブランド」です。
唯一無二の存在感
ボンネットの大きなエアインテーク、張り出したフェンダー。
SUVやミニバンが溢れる現代において、WRX S4の「スポーツセダン」というスタイルは際立った存在感を放ちます。
駐車場で、信号待ちで、「お、WRXだ」と振り返られる。
この優越感は、プリウスやカローラでは味わえません。
独特のエンジンフィール
水平対向4気筒ターボエンジンが奏でる「ボクサーサウンド」は、他のエンジン形式では味わえない独特のフィーリングがあります。
低く、ドロドロとした排気音は、スバルファンにとっては「音楽」です。
「分かる人には分かる」魅力
プリウスやカローラのように誰もが知る車ではありませんが、その分、同じスバル好きや車好きと出会った時の連帯感は格別です。
サービスエリアで、峠道で、「良い車ですね」と声をかけられる。
この「通」な魅力が、WRX S4にはあります。
こだわりの満足感
燃費や維持費といったデメリットを理解した上で、それでも「この走りが欲しい」「このスタイルが好きだ」という強い意志を持って所有する。
その「こだわり」こそが、何物にも代えがたい満足感につながっています。
私も、RX-7を所有していた時、「不便だけど、この車が好き」という気持ちで乗っていました。
その満足感は、今でも忘れられません。
WRX S4をおすすめする人/しない人 👥
ここまでの「後悔する理由」と「買って良かった理由」を踏まえ、WRX S4を「おすすめする人」と「しない人」をまとめます。
こんな人におすすめ ✅
- 独身またはDINKS(子供がいない夫婦)の方
後部座席の狭さ、荷室の狭さが問題になりません。
二人でのドライブを楽しむなら、WRX S4は最高の選択肢です。
- セカンドカーとして趣味の車を持てる、経済的余裕がある方
日常の足は別にあり、WRX S4は「走りたい時だけ乗る」という使い方ができる方。
これが最も幸せな所有形態です。
- 燃費や維持費よりも、AWDの走行性能を最優先する方
「多少お金がかかっても、この走りが欲しい」という強い意志がある方。
年間100万円の維持費を「払い続けられる」方。
- スバルというブランド、「WRX」という名前に強い愛着がある方
スバルのモータースポーツの歴史、WRXの血統に魅力を感じる方。
ブランドへの愛着は、デメリットを「許容」する力になります。
- 週末の高速道路クルージングや、ワインディング走行が趣味の方
峠道、サーキット、高速道路での走りを楽しみたい方。
WRX S4の真価は、こういった場面で発揮されます。
- 先進安全装備(アイサイトX搭載グレード)を重視する方
走りと安全を両立したい方。
長距離運転が多く、運転支援システムに価値を感じる方。
こんな人にはおすすめしない ❌
- ファミリーカー(家族4〜5人での長距離移動)として使いたい方
後部座席が狭く、乗り心地が硬いため、家族から不満が出ます。
ファミリーカーなら、レヴォーグやミニバンを選ぶべきです。
- 月々の維持費(特にガソリン代・保険料)を少しでも抑えたい方
年間80〜120万円の維持費は避けられません。
「なんとかなる」では済まされない金額です。
- 車の利用が「街乗り・通勤」メインで、燃費を重視する方
街乗りで実燃費6〜8km/L、ハイオク指定という現実を受け入れられない方。
通勤メインなら、ハイブリッドカーや軽自動車を選ぶべきです。
- 硬い乗り心地が苦手な方、または同乗者から不満が出そうな方
電子制御ダンパーのコンフォートモードでも「硬い」と感じる車です。
快適性を求めるなら、他の車を選ぶべきです。
- リセールバリュー(売却時の価格)を気にする方
3年で50〜60%に下落するという現実を受け入れられない方。
「高く売れる車」を求めるなら、トヨタ車やレクサス車を選ぶべきです。
- 狭い道での運転や、駐車が苦手な方
最小回転半径5.6mは、狭い駐車場や住宅街ではストレスになります。
車高も低く、バンパーを擦るリスクも高いです。
判断の分かれ目
WRX S4は「スポーツカー」であり、「実用的なセダン」ではありません。
この車が持つ「走りの価値」が、高い維持費や実用性の低さといった「対価」を上回るかどうか。
そこが判断の分かれ目です。
あなたの「用途」と「予算」をもう一度見直し、後悔しない選択をしてください。
よくある質問(FAQ) ❓
最後に、WRX S4の購入検討時によくある質問にお答えします。
Q1: WRX S4の実燃費は?
A1: カタログ燃費(WLTC)は10.7〜10.8km/Lですが、実燃費は大きく異なります。
市街地走行メインで6〜8km/L、高速道路走行で10〜12km/L、トータルの平均で8〜10km/L程度が現実的な数値です。
また、使用燃料は「無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)」指定です。
レギュラーガソリンを入れると、エンジンの性能が発揮できず、ノッキング(異常燃焼)が発生する可能性があります。
必ずハイオクを入れてください。
Q2: WRX S4と比較すべき車種は?
A2: WRX S4は「AWD・ターボ・4ドアセダン」という非常にニッチなジャンルに属します。
走行性能や運転の楽しさで比較するなら、トヨタのGR86(FR・クーペ)や、マツダ ロードスター(FR・オープン)が有力な候補になります。
ただし、これらは2ドア(またはオープン)で実用性はさらに低くなります。
4WDのハイパフォーマンスモデルとしては、VW「ゴルフR」やアウディ「S3セダン」が競合します。
しかし、これらは輸入車であり、車両価格・維持費ともにWRX S4をさらに上回る傾向があります。
実用性も重視するなら、同じスバルの「レヴォーグ」(ステーションワゴン)が有力な選択肢です。
AWDとターボエンジンの組み合わせは同じですが、荷室が広く、家族での使用にも向いています。
Q3: WRX S4は故障しやすい?
A3: 現行モデル(VBH型)は比較的新しいため、大きな持病やリコールは報告されていません。
しかし、2.4L直噴ターボエンジンと高トルク対応CVT(SPT)は、NAエンジンやMTに比べて構造が複雑であり、潜在的な故障リスクは高いと言えます。
注意すべきポイント
- ターボチャージャー:オイル管理を怠ると、ターボブローのリスクが高まります。3,000〜5,000kmごとのオイル交換を厳守してください。
- CVT(SPT):大トルクに対応した専用設計ですが、CVT特有の不具合報告は今後出てくる可能性があります。保証期間の確認を。
- 直噴エンジン:吸気バルブへのカーボン堆積が発生しやすいです。定期的な洗浄(ウォルナットブラストなど)が必要になる場合があります。
特に保証が切れた後の中古車を購入する場合は、ターボやCVTの状態をしっかり確認する必要があります。
定期的なオイル交換など、シビアなメンテナンスが長持ちの秘訣です。
私のRX-7は、オイル管理を怠ったせいでターボが壊れ、修理に30万円かかりました。
ターボ車のオイル管理は本当に重要です。
Q4: WRX S4の維持費は年間いくら?
A4: 乗り方や走行距離、駐車場代の有無によって大きく変動します。
税金、保険、車検代、ガソリン代、メンテナンス代(タイヤ・オイル)を全て含めると、「年間80万円〜120万円」程度が現実的な目安となります。
内訳の例(月間1,500km走行の場合)
- 自動車税:43,500円/年
- 自動車重量税:16,400円/年
- 自賠責保険:約10,000円/年
- 任意保険:150,000円/年(30代・等級進行済みと仮定)
- ガソリン代:360,000円/年(月間1,500km、実燃費9km/L、ハイオク180円/L)
- 車検代(積立):100,000円/年(2年で20万円と仮定)
- メンテナンス代:130,000円/年(タイヤ積立10万円+オイル交換3万円)
- 合計:約809,900円/年
これに駐車場代(月1万円 = 年間12万円)を加えると、約93万円/年になります。
特に、月々のハイオクガソリン代(月3万円)と、スポーツカー料率が適用される高額な任意保険料(年間15〜20万円)が大きな割合を占めます。
走行距離が多い方(月間2,000km以上)は、年間100万円を超えることも珍しくありません。
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まとめ:WRX S4で後悔しないために 📝
WRX S4は、現代の日本車において数少なくなった「走りに特化したスポーツセダン」であり、唯一無二の魅力を持つ車です。
しかし、その魅力と引き換えに「燃費の悪さ」「維持費の高さ」「乗り心地の硬さ」という明確なデメリットを持っています。
「wrx s4 買って後悔」という結末を迎えないために、購入前にもう一度以下のチェックリストを確認してください。
購入前チェックリスト ✅
□ 年間80〜120万円の維持費を払い続ける覚悟はあるか?
具体的な金額をシミュレーションし、手取り月収の30%以内に収まるか確認しましたか?
□ ハイオクで実燃費8km/Lという現実を受け入れられるか?
月間走行距離から、実際のガソリン代を計算しましたか?
□ 試乗して、街乗りでの硬い乗り心地を「許容」できたか?
短時間の試乗だけでなく、1時間以上の長時間試乗を行いましたか?
□ あなたの用途(通勤、レジャー)と、車の特性(スポーツ特化)は合っているか?
ファーストカー(唯一の車)として本当に適しているか、冷静に判断しましたか?
□ (家族がいる場合)家族の理解を得られているか?
家族全員で試乗し、後部座席の乗り心地を確認してもらいましたか?
最後に
これらの質問に全て「YES」と答えられるなら、WRX S4はあなたにとって最高の相棒になるでしょう。
しかし、一つでも「迷い」があるなら、もう一度立ち止まって考えてください。
車は人生の大きな買い物です。
後悔しない選択をしてください。
参考サイト 📚
この記事の作成にあたり、以下のサイトを参考にしました。
- スバル公式サイト – WRX S4
- みんカラ – WRX S4(ユーザー口コミ)
- 価格.com – WRX S4(レビュー)
- e燃費 – WRX S4(実燃費データ)
- カーセンサー – WRX S4(中古車情報)
データ取得日:2025年11月
最終更新日:2025年11月14日

