ヴォクシーやめとけ？7つの理由と失敗しない選び方｜ノア・セレナ比較も徹底解説

ヴォクシー購入してやめとけと言われる7つの理由

ヴォクシーは魅力的なファミリーミニバンですが、購入後に後悔するオーナーも少なくありません。

ここでは、実際のオーナーの声を基に、やめとけと言われる7つの理由を詳しく解説します。

購入前にこれらのリスクを理解しておくことで、失敗を避けることができます。

理由1：価格が非常に高い（300万円超え）

ヴォクシーの最大の後悔ポイントは、価格の高さです。

2025年9月の改良後、新型ヴォクシーのガソリンモデルは258万円から、ハイブリッドモデルは400万円近くからという高い価格設定になっています。

同じトヨタのノアと基本的には同じ車ですが、ヴォクシーはデザイン（グリル・ヘッドライト・テールライト）によってプレミアム化されており、その分価格が高くなっています。

競合のセレナは初代モデルの登場時より手頃な価格設定だったため、ヴォクシーの価格に驚くオーナーも多いです。

「この価格なら、ノアを選んでもハリアーを選んでも良かった」という後悔の声が聞かれます。

デザインに魅了されて購入したものの、価格差の対価がデザイン性だけであることに気づいて後悔するケースが多いのです。

【対策方法】

✅ ノアとの価格差を比較検討し、デザイン性に対する対価が見合っているか判断する

✅ 予算に余裕がない場合は、ノアの選択も検討する

理由2：燃費が期待より悪い

ヴォクシーのガソリンモデルの実燃費は、カタログ値（WLTCモード15.0km/L）に対して、実際には10〜12km/L程度です。

ミニバンサイズ（全長4,695mm、全幅1,730mm）の車体で、ガソリンエンジンのみのため、街乗り中心の使用では期待より悪い燃費になります。

特に、渋滞が多い都市部での使用では9〜10km/L程度まで低下することもあります。

ハイブリッドモデルでも実燃費は18〜20km/L程度で、セレナのe-POWER（18〜21km/L）との大きな差はありません。

「燃費が良いと聞いていたが、実際にはガソリン代が月5,000円以上かかる」という不満が多く聞かれます。

年間1万km走行での燃料費は、実燃費11km/Lで約14万円と、軽自動車より高くなるケースもあります。

【対策方法】

✅ カタログ値ではなく、実燃費での年間燃料費を事前にシミュレーションする

✅ 燃費を最優先するなら、ハイブリッドモデルを選ぶか、セレナe-POWERも検討する

理由3：走行性能が物足りない

ヴォクシーは、ミニバンの中では走行性能が物足りないと感じるオーナーが多いです。

ガソリンモデル（2.0L直列4気筒）の出力は170PSで、セレナ（150PS）よりは上ですが、加速感や坂道での登坂能力はやや劣ります。

特に、4人以上を乗せて高速道路での合流や追い越しの際に、加速が遅いと感じるオーナーも少なくありません。

ハイブリッドモデルも同様で、モーターアシストはあるものの、全体的な走行性能はセレナe-POWERの方が上という評価も聞かれます。

「家族を乗せて高速道路を走ると、加速不足を感じる」「わずかな坂道で加速が鈍る」という不満が多いです。

走行性能を重視する人にとって、ヴォクシーの平凡な走行フィーリングは大きなストレスになります。

【対策方法】

✅ 試乗時に、加速感（特に合流・追い越し）と坂道での登坂能力を必ず確認する

✅ 走行性能を重視するなら、セレナe-POWERの方が優れているため、比較検討を推奨する

理由4：ハイブリッドの燃費が期待外れ

ヴォクシーのハイブリッドモデルは、カタログ値（WLTCモード23.0〜23.4km/L）では優れていますが、実燃費は18〜20km/L程度です。

ハイブリッド搭載により価格は約100万円高くなりますが、実燃費での差はガソリンモデルとの実燃費（10〜12km/L）との差は8km/L程度です。

5年間（年1万5,000km走行で7.5万km）使用した場合、燃料費の差は約30万円程度で、価格差100万円の回収には16年以上かかる計算です。

「ハイブリッドだから元が取れると思ったが、実際には燃費が期待より悪く、元を取るには10年以上かかる」という後悔の声が聞かれます。

ハイブリッドモデルは維持費（HV用部品交換）も高めで、トータルコストではガソリンモデルの方が有利な場合もあります。

【対策方法】

✅ ハイブリッド導入による実燃費改善と価格差の回収期間を計算し、本当にお得かを判断する

✅ 年間走行距離が2万km以上でない限り、ガソリンモデルの選択も検討する

理由5：維持費が高額

ヴォクシーの年間維持費は、ミニバンの中でも高めです。

自動車税は排気量2.0Lで3万9,500円、重量税は車両重量1,730kg前後で年間1万6,400円です。

任意保険料は7〜10万円、ガソリン代（実燃費11km/L、年1万km）で約14万円かかります。

車検費用は2年に1回で年間換算約6万円、駐車場代を月1.5万円とすると年間18万円、メンテナンス費用が年間5万円〜7万円です。

これらを合計すると、年間維持費は約60万円〜65万円となり、軽自動車の3倍以上の負担です。

「月5万円以上の維持費がかかるとは思わなかった」という不満が多く、家計を圧迫するケースも少なくありません。

【対策方法】

✅ 購入前に年間維持費を詳細にシミュレーションし、無理のない範囲かを確認する

✅ 任意保険は複数社で見積もりを取り、割安な保険を選ぶことで年間2万円程度の節約が可能

理由6：デザインが奇抜すぎる

ヴォクシーの最大の特徴は、個性的で奇抜なデザインです。

しかし、この独特のデザイン（特に大型グリルとシャープなヘッドライト）が、時間とともに「ダサく見える」「センスが悪い」と感じるオーナーも多いです。

デザインの好みは個人差が大きく、最初は「個性的で良い」と思っていても、毎日乗っていると「やっぱりシンプルなノアの方が良かった」と後悔するケースが少なくありません。

特に、中古車市場でのニーズも限定的で、リセールバリューに大きく影響します。

「デザイン性で選んだが、家族からは『ダサい』と言われ、毎日運転するのが辛い」という苦笑いの声も聞かれます。

デザインの奇抜さは、購入後に悔やまれることが多い理由の1つです。

【対策方法】

✅ 家族全員でデザインについて話し合い、10年間乗ることを想定して判断する

✅ デザイン性よりも実用性を重視するなら、ノアの選択も検討する

理由7：リセールバリューが低い

ヴォクシーのリセールバリューは、ノアより低い傾向にあります。

5年落ちガソリンモデル（新車価格280万円）のリセール価格は約165万円程度（残価率59%）で、ノアのリセール価格より10万円〜15万円低めです。

デザイン性による個性が強すぎるため、中古車市場でのニーズが限定的で、需要が低くなります。

「新車で280万円で購入したが、5年後に売却したら165万円にしかならず、115万円も損した」という後悔の声が聞かれます。

特に、ハイブリッドモデルのリセール低下は顕著で、新車価格400万円に対して、5年後のリセール価格は240万円程度（残価率60%）と大きく下がります。

リセールバリューを重視する人にとって、ヴォクシーの選択は得策ではありません。

【対策方法】

✅ リセールバリューを最優先するなら、ノアやセレナを選ぶことを推奨する

✅ 長期保有（10年以上）を前提にし、リセールバリューを気にしない覚悟を持つ

ヴォクシー購入してやめとけと言われるオーナーのリアルな体験談5選

実際にヴォクシーを購入したオーナーの中には、さまざまな理由で後悔している方がいます。

ここでは、リアルな体験談を5つ紹介します。

これらの体験談を参考に、自分が同じような後悔をしないかを事前に確認しましょう。

体験談1：価格の高さで後悔

38歳・男性・会社員

ヴォクシーのハイブリッドZ Black Tan & Leatherを新車で400万円で購入しました。

デザインが個性的で気に入ったため購入を決めましたが、後でノアのハイブリッドが380万円だったことを知り、ショックを受けました。

ノアとの差は20万円ですが、基本的には同じ車で、差はデザインだけです。デザイン性に20万円払う価値があるのか、今では疑問を感じています。

同じトヨタのハリアーやアルファードを選んでいれば、もっと満足度が高かったかもしれません。

体験談2：燃費の悪さで後悔

42歳・女性・会社員

ヴォクシーのガソリンモデルを258万円で購入しました。

カタログ値15km/Lと書いてありましたが、実際の燃費は10〜11km/Lです。

月のガソリン代が5,000円以上かかり、年間6万円以上の燃料費になっています。

中古で購入した軽自動車のガソリン代は月2,000円程度だったため、この差は家計を圧迫しています。

燃費の期待値設定が甘すぎたと後悔しています。ハイブリッドモデルにしておけば、月3,000円程度で済んだのにと後悔しています。

体験談3：走行性能の物足りなさで後悔

45歳・男性・自営業

ヴォクシーのガソリンモデルを購入して3年になりますが、走行性能の物足りなさを日々感じています。

家族4人を乗せて高速道路で合流する際に、加速が鈍くて危ない思いをしたことが何度もあります。

坂道でも加速不足を感じ、登り坂での走行は特にストレスです。

セレナの試乗車に乗る機会があり、その加速性能の良さに改めて気づきました。

もっと走行性能に優れたセレナを選べばよかったと本気で後悔しています。

体験談4：維持費の高さで後悔

40歳・男性・会社員

ヴォクシーのハイブリッドを購入してから、年間維持費の高さに驚きました。

自動車税、保険料、ガソリン代、車検代、駐車場代を合計すると、年間60万円以上かかります。

月5万円以上の支出は、想定外でした。中古で購入した軽自動車の年間維持費は年間25万円程度だったため、ミニバンの維持費の高さに改めて気づきました。

高級ミニバン（アルファード）を選んでいれば、デザインでの後悔もなかったと思います。

体験談5：デザインの奇抜さで後悔

35歳・女性・主婦

ヴォクシーのデザインが個性的で気に入って購入しましたが、毎日乗っていると『ダサく見える』『センスが悪い』と感じるようになりました。

子供たちも『この車、見た目が変だ』と言い、学校の送迎で乗るのが恥ずかしいと言われました。

街中で見かける他のヴォクシーも、やはり同じように『ダサく見える』と感じるようになり、デザイン性での選択を深く後悔しています。

デザインの流行は時間とともに変わることを、購入前に気づくべきでした。」

それでもヴォクシーを選ぶべき5つの魅力

ここまでやめとけと言われる理由を紹介してきましたが、ヴォクシーには他の車にはない独自の魅力も多く存在します。

リスクを理解した上で、適切な選択をすれば、ヴォクシーは素晴らしいパートナーになります。

ここでは、ヴォクシーを選ぶべき5つの魅力を紹介します。

魅力1：トヨタの信頼性と耐久性

ヴォクシーは、トヨタ製のため、品質管理と耐久性に定評があります。

同じプラットフォームを使用したノアと同じく、10年20万km超えでも大きなトラブルなく走行できるケースが多いです。

部品の供給体制も整っており、メンテナンスや修理も容易です。

トヨタブランドの安心感と信頼性は、長期保有を考える購入者にとって大きなメリットです。

魅力2：デザインが個性的で目立つ

ヴォクシーの最大の特徴は、個性的で目立つデザインです。

大型グリルとシャープなヘッドライトは、街中でひと際目立ち、存在感があります。

「自分だけのオリジナルな車を所有したい」という欲求を満たすことができます。

デザイン性を最優先する人にとって、ヴォクシーの独特の世界観は大きな魅力です。

魅力3：安全装備が充実している

ヴォクシーには、Toyota Safety Sense 2.5が全グレードに標準装備されています。

衝突回避・被害軽減ブレーキ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームなど、最新の予防安全技術が家族の安全を守ります。

安全装備の充実は、ファミリーカーとしての重要な評価ポイントです。

魅力4：室内空間が広い

ヴォクシーは、ミニバンの中でもトップクラスの広い室内空間を誇ります。

7人乗り・8人乗りが選べ、大家族での使用に最適です。

3列目シートまで有効に使える設計で、ファミリーユースからビジネスユースまで、幅広い用途に対応できます。

広い室内空間は、ファミリーカーとしての最大のメリットです。

魅力5：ハイブリッド技術の完成度

ヴォクシーのハイブリッドシステムは、トヨタが長年培った信頼性と効率性を備えています。

静かで滑らかな走りと、優れた燃費性能を両立させています。

ハイブリッド採用により、低排出ガス認定も取得し、環境への配慮も実現しています。

ハイブリッド技術の完成度は、ヴォクシーの大きな魅力です。

ヴォクシーとノア・セレナの徹底比較

ヴォクシーを検討する際、ライバル車との比較は欠かせません。

ここでは、トヨタノア、日産セレナ、ホンダオデッセイとの詳細比較を行います。

各車種の特徴を理解し、自分に最適な1台を見つけましょう。

ヴォクシーの特徴

ヴォクシーの最大の特徴は、個性的でプレミアムなデザインです。

ノアと基本性能は同じですが、デザイン性による差別化で、やや高めの価格設定になっています。

トヨタの信頼性と耐久性、充実した安全装備が、ファミリーカーとしての適性を高めています。

デザイン性を最優先し、トヨタブランドを信頼する人に最適な選択です。

ノアの特徴

ノアは、ヴォクシーと基本性能は同じながら、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。

価格もヴォクシーより約15万円〜20万円安く、コストパフォーマンスに優れています。

実用性とコストのバランスを求める人に最適です。

リセールバリューもヴォクシーより若干高めで、売却時の損失が少ないです。

セレナの特徴

セレナは、日産のe-POWERハイブリッドシステムが最大の魅力です。

モーターのみで走行するe-POWERは、電気自動車のような静かで滑らかな走りを実現し、加速性能も優れています。

最上級グレードの「ルキシオン」は、高級ミニバンとしてのポジションを確立しています。

走行性能と乗り心地を重視する人に最適です。

オデッセイの特徴

オデッセイは、3列目シートの乗り心地と使い勝手で定評があります。

全長4,830mmと最も大きく、室内空間も最も広いです。

走行性能も優れ、ミニバンとは思えない快適な乗り味が特徴です。

ただし、価格は324万円からと高めで、新車販売台数も少なくなっています。