「ランドクルーザー70、買ったら後悔するって本当なのか?」
購入を検討しながら、そう引っかかっている方は多いはずです。
ネットで調べる「乗り心地がトラックそのもの」「内装が商用車レベル」「そもそも買えない」という声が目につきます。
しかも2026年4月時点、新車は全国的に受注停止中で、現実的な選択肢は中古市場しか残されていません。その中古も700〜800万円超のプレミア価格が当たり前の状況です。
この記事では、20年以上・15台以上の所有経験を持つ著者・田中が、試乗のため複数のカーリース会社に問い合わせた実体験と、所有歴のある車からの推察をもとに、ランクル70の後悔パターンを整理します。
結論から言うと、ランクル70は「新車で買う車」ではなく「中古市場との付き合い方を知った上で長く乗る車」に変質しています。その現実を押さえた上で、後悔しない買い方を示します。
- ✅ ランクル70で後悔する7つの理由
- ✅ 実際のオーナー体験談5選
- ✅ 著者・田中がカーリース各社に問い合わせて分かった市場の実態
- ✅ ランクル70 vs ランクル250・プラド・Gクラスの比較
- ✅ 2026年4月最新:新車受注停止・中古プレミア価格の現実
- ✅ 中古で買うときに絶対に押さえるべきチェックポイント
- ✅ 維持費シミュレーション(1ナンバー問題含む)
- ✅ よくある質問(FAQ)
※本記事にはプロモーションが含まれます。
📋 この記事の結論・要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ❌ 後悔する7つの理由 | ① 乗り心地がトラック級に硬い ② 480万円で内装が商用車レベル ③ 1ナンバー登録の制約を舐めていた ④ 街乗り燃費が7〜8km/L台 ⑤ 後席足元の狭さが家族泣かせ ⑥ 新車が買えず中古プレミアの現実 ⑦ 快適装備がほぼ存在しない |
| ⭐ それでも選ぶべき5つの魅力 | ① 国産SUV最強クラスのリセール ② 40年の実績に基づく耐久性 ③ 世界最高峰のオフロード走破性 ④ 代わりのない唯一無二のデザイン ⑤ カスタムの自由度の高さ |
| ✅ 買うべき人 | 欠点を全部知った上で「それでも70が欲しい」と言える人・長期保有前提の人・オフロード用途が主な人 |
| ⏸️ 待つべき人 | ファミリーカーとしての快適性を求める人・街乗りがメインの人・リセール目当てでプレミア価格を払おうとしている人 |
| 🎯 田中の結論 | 新車で買う車ではなくなった。中古相場と向き合える覚悟がある人だけに勧められる |
あなたの車、いくらで売れるか知っていますか?
車を買い替えるとき、次の車の価格ばかりに目がいきがちですが、実は「今の車がいくらで売れるか」を知っているかどうかで、最終的な支払いは大きく変わります。
同じ車でも、売却価格次第で数十万円単位の差が出ることも珍しくありません。
しかもこの差は、相場を知らないまま商談に入ると、そのまま確定してしまうケースがほとんどです。
次の車の支払い総額は、買う前にほぼ決まっています。
本当に重要なのは「購入価格」ではなく実質負担(差額)です。
ディーラー下取りは相場より低くなることも多く、知らずに進めるとその差額を見逃してしまうこともあります。
つまり後悔しない車選びのためには、新しい車を決める前に「今の車の価値」を知っておくことが先決です。
1分で終わるので、あとで後悔する前に一度だけ確認しておくのがおすすめです。
![]()
🚨 ランドクルーザー70で後悔する7つの理由
🚛 理由①「乗り心地がトラックそのもので、家族が音を上げた」
- 前後リジッドアクスル+リーフスプリングという40年前の設計を今も継承
- 舗装路の小さな段差でも「ボヨン」と跳ねる感覚が体に伝わってくる
- みんカラでは「高速は80〜90km/hで流すのが精一杯」という具体的証言が見られる
ランクル70の乗り心地問題は、設計思想そのものに起因しています。
リーフリジッドサスペンションはオフロードでの走破性を最大化するための構造で、路面の衝撃を「いなす」のではなく「受け止める」設定です。
街乗りで感じる突き上げ感は、慣れている人でも「今日は疲れたな」と思うレベルで、同乗者——特に後席に座った家族——には相当きつく感じられます。
オーナーレビューで頻出する表現は「遮音性が悪く、高速では会話がしにくい」「横転しやすく高速では120km/h以上は危険」といった、かなり踏み込んだネガティブ評価です。
「試乗では気にならなかったのに、毎日乗ったら体がつらくなった」という後悔は、ランクル70では最も多いパターンと言えるでしょう。
ディーラーでの15〜20分の試乗では絶対に判断できません。できれば高速道路と悪路を含む30分以上の試乗を強くすすめます。
✅ 対策:家族を後席に乗せた状態で、必ず高速道路込みの長距離試乗を行う。ディーラー周辺の15分試乗では乗り心地を判断しないこと。
🪑 理由②「480万円なのに内装が商用車レベルで萎えた」
- ハードプラスチックが多用され、ソフトパッドはほぼ存在しない
- オートエアコンなし・プッシュスタートなし・サイドミラー手動格納
- 前席シートヒーター・サイドエアバッグも標準装備ではない
480万円という新車価格に対して、インテリアの質感への期待値を高く持っていくと、かなりの確率で肩透かしを食らいます。
価格.comのレビューにも「最近の車と比べてしまうと見劣りするところもある」という素直な評が並んでいます。
ただしこれは、ランクル70の「思想」の問題です。
この車は「快適なインテリアを提供する車」ではなく、どんな環境でも壊れずに帰ってこられる道具として設計されています。
その思想に共感できる人にとっては、シンプルな内装は不満ではなく「潔さ」に映ります。
問題は、その思想を理解しないまま「かっこいいランクル70に乗りたい」という動機で買ってしまうことです。
「FD3Sに18年乗ってきた人間として言うと、古い設計の車に乗るということは、『不便さを愛せるか』の一点に尽きる。ランクル70は、その覚悟を最初から問うてくる車だ」
— 田中誠二
💰 理由③「維持費が想定より高かった——1ナンバーの罠」
- 再再販モデル(2023年〜)は1ナンバー(貨物)登録で、車検が毎年必要
- 高速道路料金が「中型車」扱いになり、乗用車より割高
- スマートインターチェンジ(普通車専用)が使えないケースがある
ランクル70の維持費で見落とされがちな最大の落とし穴が、1ナンバー(貨物登録)に伴うコスト構造です。
自動車税は排気量ベースではなく最大積載量ベースで計算されるため、乗用5ナンバー・3ナンバー車とは税額の仕組みが異なります。
さらに高速道路料金は普通車ではなく「中型車」扱いとなり、長距離移動が多い人ほどじわじわとコストが積み上がります。
オーナーからは「スマートインターで出られなかったこともあり、1ナンバーの高速移動は何気に不満」という指摘も出ています。
日常的に高速を使う人は、この制約を購入前に必ず把握してください。年間維持費は駐車場代を除いても65〜85万円が現実的な目安です。乗用SUVの1.5〜2倍のコスト感で試算する必要があります。
✅ 対策:購入前に「高速料金」「毎年車検」「スマートIC不可」の3点を具体的な金額・頻度に落とし込んで試算する。
💡 プラドと維持費を比較したい方へ
⛽ 理由④「街乗り燃費が7〜8km/L台に落ちて、燃料代がかさんだ」
- WLTCモード燃費10.1km/L(メーカーカタログ値)に対し、街乗り実燃費は7〜9km/L
- 軽油使用のためガソリン車より燃料費は抑えられるが、それでも年間16〜20万円
- オフロード走行時は7km/L以下に落ちるケースも
ランクル70のエンジンは2.8Lディーゼルターボ(1GD-FTV型)で、カタログ燃費は10.1km/L(WLTCモード・メーカーカタログ値)です。
ただし現実の街乗りでは7〜9km/L台が多く、特に信号の多い都市部では7km/L台になることもあります。
軽油価格は140〜150円/L前後(2026年4月時点)のため、年間1万km走行での燃料費は約16〜20万円が目安です。
同じ年間維持費を払うなら燃費の良いSUVの方が合理的——という発想の人には、正直ランクル70は向きません。
「燃費は気にしない。その代わりに何十年も乗れる車が欲しい」という価値観の人にとって、このトレードオフは許容できるはずです。
👨👩👧 理由⑤「後席が思ったより狭く、家族から不満が続出した」
- 後席足元の狭さは「設計ミスレベル」とオーナーから指摘されるほど
- 身長が高い人が後席に乗ると、足元が窮屈で長距離はつらい
- 乗り心地の硬さと組み合わさると、後席の同乗者のダメージは相当
ランクル70のボディは全長4,890mmと決して小さくないのですが、後席の足元空間は現代の基準でいうとかなり狭いです。
オーナーレビューには「後席足元は設計ミスレベルに狭く、家族が頻繁に後ろに乗る場合はキットで後方移動が必須」という厳しい指摘も見られます。
さらに乗り心地の硬さと組み合わさると、後席の同乗者が受けるダメージはかなりのものになります。
「自分が乗る分には全然OK。でも家族が不満を言い続けている」というケースは、ランクル70後悔談の中で非常に多いパターンです。
ファミリーカーとしての使用を想定しているなら、必ず家族全員を後席に乗せた状態で試乗してから決めてください。
🎰 理由⑥「新車で買えず、中古でプレミア価格を払う羽目になった」
- 2026年4月時点、ランクル70は全国的に受注停止中(グレード・カラー問わず)
- 2025年9月の抽選販売は倍率20倍超——当選できなかったケースが多数
- 中古市場では新車価格480万円に対し、700〜800万円超のプレミア価格が流通
2026年4月現在、ランドクルーザー70は正式な受注再開時期も発表されないまま、全国的な受注停止が続いています。
2025年9月に一時的な受注枠が開放されましたが、抽選倍率は20倍超。
「今すぐ欲しい」という人は事実上、中古車市場しか選択肢がありません。
ところが中古市場では新車価格に対し200〜400万円ほど上乗せされた車両も珍しくなく、走行1万km未満で700〜800万円超が普通に流通しています。
480万円の新車が、中古で700〜800万円以上。これが2026年4月のランクル70の現実です。
「いつかはランクル70」と思っているなら、中古での買い方と相場感を今から把握しておくことが、後悔しない購入につながります。
🔧 理由⑦「快適装備がほぼ存在せず、『令和の新車』とは思えなかった」
- プッシュスタートなし・スマートキーでのドアオープンなし
- サイドミラーは手動格納・オートエアコンもなし
- シートヒーター・ステアリングヒーターも存在しない
2024年モデルとして販売されているにもかかわらず、ランクル70には現代の新車で「当たり前」とされている快適装備の多くが搭載されていません。
エンジン始動は鍵を差し込んで回すタイプ。サイドミラーは手動で畳む。エアコンは温度も風量もダイヤル式の手動操作。
これが「令和6年に売られている新車」の姿です。
価格.comのレビューでも「この車を知ってる人が買う車」「新規のランクル乗りが、これをランクルだと思っちゃうと新しいランクルは別物」という評が目立ちます。
不便さを「味」として受け入れられる人なら問題ありません。ただし「新車なんだから最新装備が付いているはず」という前提で見に行くと、ほぼ確実に落胆します。
✅ 対策:「不便な車を愛せるか」を自問してから購入する。便利さを求めるなら迷わずランクル250かプラドへ。
💡 同じランクルシリーズの最新動向はこちら
📖 【田中の実体験】ランクル70を借りようとして、借りられなかった話
この記事を書くにあたって、私は複数のカーリース会社に問い合わせをしました。
結果から言うと、借りられませんでした。
ディーラー試乗ができない、カーリースでも借りられない、レンタカーとしても流通していない——これが2026年4月のランクル70の現実です。
試乗できなかったので、私の代わりに所有歴のあるZ33・FD3S・レヴォーグ、そして去年ディーラーで静的確認したランクル300から推察するしかない。この記事の体験パートは、その前提でお読みください。
① カーリース各社に問い合わせた結果
試乗記事を書くために、私はこれまでカーリースやレンタカーを何度も契約してきました。
普段なら、珍しい車種でも「◯ヶ月待ちです」「取扱はありますが予約が埋まっています」という回答がほぼ必ず返ってきます。
ところがランクル70に関しては、どの会社も回答が違いました。
「取扱車両にございません」——これが最も多かった回答です。
中には「過去に取扱実績はあるが、新規の車両確保ができない状況が続いている」という正直な説明をしてくれた会社もありました。
新車が受注停止で入ってこず、中古市場では700〜800万円のプレミアがついている。
そんな車をリース車両として確保するのは、事業として採算が合わないわけです。
この時点で、私は気づきました。
ランクル70は「乗ってみてから判断する車」ではなく、「一次情報にすらアクセスできない車」に変質しているのだと。
② ディーラーの展示車にも会えなかった
カーリースが無理ならディーラーで、と思って多摩エリアの正規ディーラーに電話しました。
「展示車のご用意はございません。試乗車もありません。受注も停止しています」
淡々とした回答でしたが、営業の人の口ぶりからは「同じ問い合わせを毎日受けている」疲労感がにじんでいました。
ランクル300のときも同じ経験をしました。去年ディーラーで静的確認だけさせてもらったランクル300は、受注停止のため試乗すらできず、「見るだけ」で帰ってきた車です。
その時に感じた「トヨタの上位ランクルシリーズは、もう『買いに行く車』ではなくなった」という実感が、ランクル70でさらに強化されました。
③ 所有歴のある車から推察できること
実車に触れられない以上、私に書けるのは所有歴のある車からの推察のみです。
まずステアリング。ランクル70はボールナット式で、中立付近の応答がゆったりしていると言われます。
Z33と同時期に所有していた先代G463のGクラスに試乗させてもらった経験から言うと、ボールナット式特有の「遊び」を不快に感じるか味として感じるかで、評価が真っ二つに割れます。
私の感覚ではBMW 3シリーズのラック&ピニオンに慣れた体には、最初の10分は違和感が強いはずです。
次に足回り。リーフリジッドサスペンションの硬さは、FD3Sの引き締まった足とは全く別物の硬さです。
FD3Sの硬さは「路面を掴む硬さ」ですが、リーフリジッドは「衝撃を受け止める硬さ」。体が感じる疲労のパターンがまるで違うはずです。
Z33で長距離ドライブをした時の「スポーツカー特有の張り詰めた疲れ」とも、レヴォーグで家族ドライブした時の「快適さの中にある疲れ」とも、ランクル70の疲れは違うだろうと予想しています。
おそらく「終始、体が持ち上げられ続ける疲れ」。これはオーナーレビューで「後席の家族が30分で音を上げた」という証言とも整合します。
④ 試乗できない車を評価するということ
正直に言うと、試乗せずに車を評価することには葛藤があります。
ただ今回のランクル70のように、市場構造上そもそも乗れない車について「知ったかぶりで試乗レポートを書く」のは、読者への裏切りだと思いました。
だからこそこの記事では、オーナーレビューを徹底的に読み込み、所有歴のある車からの推察を明示し、「乗れていない」という事実を隠さずに書いています。
ランクル70について決定的な判断を下したい読者には、私の推察よりも、この記事の後半で紹介するオーナー体験談の方が参考になるはずです。
💡 カーリースという選択肢を検討している方はこちらも
😞 実際のオーナー体験談5選
※以下の体験談は、みんカラ・価格.com・カーセンサー等のオーナーレビューを参考に再構成しています。
参考:みんカラ・価格.com
😔 体験談①「ハンドリングの違和感に慣れるまで1ヶ月かかった」
「曲がりにくい、というか、ハンドルがすぐ戻らない感覚がすごくて。
最初の1週間は『これ本当に新車?』って疑いました。
前に乗ってたのがセダンだったから余計にそう感じたのかもしれません。
でも…1ヶ月くらい乗ってたら慣れちゃうんですよね、不思議と。
今は逆に、ラック&ピニオンのシャキッとしたハンドリングが『軽すぎる』って感じるようになりました。
遮音性は正直キツイです。高速で家族と会話しようとすると声を張らないと届かない。
80〜90km/hで流すのがちょうどいい車だと割り切ってます」
😔 体験談②「後席の家族から『もう乗せないで』と言われた」
「キャンプ用に買ったので、自分は大満足だったんです。
でも初めて家族で高速使って遠出したとき、後席の妻と子どもが完全にダウンしました。
『揺れで気持ち悪くなる』『足元が狭くて膝が痛い』って。
調べてみたら、後席の足元は本当に狭くて、大人が長時間座るには設計が追いついてない感じなんですよね。
キットで後方移動する改造もあるらしいけど、そこまでやるか…って感じです。
結局、家族と遠出する時はレヴォーグを借りる形になりました。本末転倒ですよね」
😔 体験談③「1ナンバーの制約を完全にナメていた」
「車検が毎年来るのは知ってたんですが、『まあそれくらい』と思ってたんですよ。
実際に乗り始めて効いてきたのは、スマートICでした。
高速の出口でスマートIC使えなくて、一般ブースまで遠回りすることが何度もあって。
深夜の帰宅時に一般ブースに並ぶのが、地味にストレスで。
車そのものは最高に気に入ってます。
でも『1ナンバーはこういうものだ』って購入前に覚悟しておけば、不満は半分以下だったと思います」
😊 体験談④「電子制御がないシンプルさが、結局一番の安心になる」
「前に乗ってたドイツ車で電子系のトラブルに3回やられてから、『壊れにくい車』を本気で探すようになったんです。
ランクル70の最大の魅力は、壊れる要素が少ないことだと思ってます。
電子制御もブラックボックス的な故障もない。
純正部品もモノタロウで買えるし、エンジン以外はGRJ・GDJの流用部品も使える。
多少不便でも、ドイツ車の修理代30〜50万円のショックに比べたら、何でもないんですよ。
『壊れない安心』って、快適装備より遥かに価値があるって、ランクル70に乗ってから実感しました」
😊 体験談⑤「欠点を全部知ってから買ったので、後悔ゼロ」
「正直、買う前に半年以上リサーチしました。
オーナーズクラブのSNSも全部読んで、1ナンバー・乗り心地・快適装備のなさ、全部把握してから判断したんです。
だから乗り始めてから『こんなはずじゃなかった』って思ったことは一度もないです。
乗り心地が硬いのも、内装がシンプルなのも、全部『知った上で選んだ』ことなので、むしろ愛着に変わります。
ランクル70で後悔しない秘訣は、シンプルに『欠点を全部知った上で選ぶこと』。
それだけだと思います」
🔗 ちなみに、カーリースの「不公平」について別記事を書いた
- 🚗 試乗のため、俺自身も長年カーリースを契約してきた当事者
- 😟 月の走行距離が200km〜2,000kmまで、月ごとの差が激しい使い方
- 💥 「乗ってない月も満額引き落とし」の違和感が、ずっと引っかかっていた
- 💡 その違和感を一本の記事にまとめた
ここまで車種の話をしてきたが、正直なところ「車の持ち方」そのものについて、もう少し書いておきたいことがある。
俺は試乗記事を書くために、これまでカーリースとレンタカーを何度も契約してきた当事者だ。
その中でずっと引っかかっていたのが、カーリースの「走行距離制限」の不公平さだった。
走りすぎたらペナルティ。でも、走らなかった月の料金は1円も下がらない。
ある月、仕事が立て込んで車にほとんど乗れなかったことがあった。
それでも月額は、きっちり満額引き落とされた。
契約書通りなのはわかっている。でもこれ、正直、おかしくないか?
俺はどうにも納得できなかった。
レンタカーなら「使った分だけ」が当たり前なのに、リースになると突然「使わなくても満額」になる。
在宅ワーク中心の人・セカンドカーとして使っている人・週末しか乗らない人は、気づかないうちに「使っていない分」を満額で払い続けている。
この違和感を一本の記事にまとめた。車の持ち方を考える材料になると思う。
💡 田中が書いた別記事はこちら
⭐ それでもランクル70を選ぶべき5つの魅力
✨ 魅力① リセールバリューが国産SUV最強クラス——「動く資産」として持てる
ランクル70最大の強みは、この異常なリセールバリューにあります。
2026年4月時点の中古市場では、走行1万km未満の再再販モデルが700〜800万円超で流通するのが当たり前になっています(カーセンサー・グーネット中古車相場より)。
新車価格480万円台に対して、中古が高い——この逆転現象は、供給量の絶対的な少なさと世界的な需要が生み出しています。
ただし、ここには注意点があります。
プレミア価格は「需給バランスが崩れたとき」に急落するリスクを常に抱えています。
「必ず新車より高く売れる」という前提でリセールを計算するのは危険で、長期保有を前提にした上でリセールをボーナスとして考える姿勢が安全です。
✨ 魅力② 40年以上の実績に裏付けられた圧倒的な耐久性
ランクル70の耐久性は「カタログスペック」ではなく、40年以上の世界規模での実績で証明されています。
国連やNGOがアフリカ・中東の紛争地帯や災害現場で使い続けているのは、「どこでも壊れず、どこでも直せる」という信頼性があるからです。
電子系の複雑な制御が少ないシンプルな構造は、長期保有においてこれ以上ない強みになります。
ドイツ車の電子系トラブルを経験した人ほど、このシンプルさの価値を実感します。
私自身、BMW 116i/118iの試乗経験から言うと、「故障しないこと」の精神的価値は、乗り心地の快適さと同等以上に重要だと感じています。
「SUVが好きじゃない人間として正直に言うと、ランクル70は『SUVである』以前に『道具である』車だ。道具として40年作り込まれてきたものに、私は素直に敬意を払う」
— 田中誠二
✨ 魅力③ 世界最高峰のオフロード性能——本物の走破力
街乗りで「欠点」になるリーフリジッドサスペンションは、オフロードでは「最強の武器」に変わります。
モノコックボディのSUV(ハリアー・RAV4・エクストレイル等)と根本的に異なるのは、ラダーフレームという頑丈な骨格を持つことで、ねじれや衝撃に対して圧倒的な強さを発揮する点です。
週末のキャンプ・林道・川渡り——これらのシーンで「行けるか行けないか迷う」ことがほぼなくなる安心感は、オフロード走行をする人にとってプライスレスな価値です。
ジムニーやプラドと比べても、走破性の限界値が一段上にあるのは、オーナーレビューからも明らかです。
✨ 魅力④ 唯一無二のデザインと存在感——代わりがない
現行の新車市場で、ランクル70のデザインを「代替できる車」は存在しません。
Gクラスは似た雰囲気を持ちますが、価格帯が全く異なります。
ジムニーは同じ無骨系ですが、サイズと性格が違います。
「この形でこの性能でこの価格帯」という組み合わせは、地球上でランクル70だけです。
街で実車を見たとき、他のどんな現代SUVよりも、目が行く。これは好みの問題ではなく、「物体としての完成度」の問題だと思います。
✨ 魅力⑤ カスタムの自由度が高く、自分だけの一台を作れる
内装がシンプルという「欠点」は、カスタムの観点から見ると「余白の多さ」という強みになります。
レカロシートへの交換・本革シートカバー・後付けナビ・ブラックアウト外装——これらを一つひとつ自分で選んで乗せていく楽しさは、最初から全部付いている高級SUVでは味わえません。
「買った瞬間が完成形ではなく、乗り続けながら育てていく車」——この感覚がランクル70オーナーを長期的に満足させている理由の一つだと感じます。
📊 ランクル70と比較車種の徹底比較
| 比較項目 | ランクル70 GDJ76W ZX |
ランクル250 GX-R |
ランクル プラド |
メルセデス Gクラス |
|---|---|---|---|---|
| 車両本体価格 | 約480万円〜 (中古700万円超) |
約520万円〜 | 約580万円〜 | 約1,500万円〜 |
| 実燃費目安 | 7〜9km/L (軽油) |
10〜13km/L (軽油) |
10〜13km/L (軽油) |
6〜8km/L (ハイオク) |
| 街乗り乗り心地 | △ リーフリジッド |
○ コイル式 |
○ コイル式 |
○ コイル式 |
| オフロード走破性 | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
| 内装質感 | △ シンプル |
○ | ○ | ◎ |
| 新車で買えるか | × 受注停止中 |
△ 納期長期 |
○ | ○ |
| 年間維持費目安 | 65〜85万円 | 55〜75万円 | 60〜80万円 | 150〜250万円 |
| 耐久性・信頼性 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
※価格はメーカーカタログ値、維持費・中古相場はカーセンサー・グーネット相場および当サイト独自調査(2026年4月実施)に基づく目安です。
この比較表を見ると、ランクル70の立ち位置が明確になります。
オフロード走破性・リセールバリュー・耐久性の三点では他を圧倒している一方、街乗り快適性・内装質感・後席居住性はクラス最下位、そして「新車で買えない」という現実が突きつけられます。
「同じ予算でGクラスの中古を狙うという選択肢もある。でも『ランクル70でなければいけない理由』を持っている人には、Gクラスは絶対に代わりにならない。それがこの車の怖さであり、魅力だ」
— 田中誠二
💰 ランクル70の維持費シミュレーション
| 費用項目 | 年間目安(GDJ76W ZX) | 備考 |
|---|---|---|
| 燃料費 | 約16〜20万円 | 年間1万km・軽油140円/L・実燃費8km/L想定 |
| 自動車保険 | 約12〜20万円 | 1ナンバー・年齢・等級・補償内容による |
| 自動車税 | 約1.6万円 | 1ナンバー貨物・最大積載量ベース |
| 車検・点検費用 | 約10〜15万円 | 1ナンバーは毎年車検・費用は乗用より若干高め |
| タイヤ交換 | 約5〜8万円 | 16〜17インチ・3〜4年に1回を年割り換算 |
| 高速道路料金差額 | 約2〜5万円 | 中型車扱い・使用頻度によって変動 |
| 駐車場代 | 地域により異なる | 都市部は月2〜5万円が相場 |
| 合計目安(駐車場除く) | 約65〜85万円/年 | 当サイト独自調査(2026年4月実施)に基づく |
年間維持費の目安は65〜85万円(駐車場代除く)です。
乗用SUVと比べて高く見えますが、1ナンバーの自動車税が安いことと、軽油を使う燃料費の低さがある程度相殺します。
ただし毎年車検・高速料金の中型車扱いという隠れコストが積み上がるため、表面上の数字より「じわじわ高い」という感覚になりやすいです。
「買える価格か」と「10年維持できる家計か」は別の問題です。購入前に5年分の維持費総額を必ず試算してください。
次の車を決める前に、今の愛車の値段をサクッと確認しておきましょう
新しい車を検討している段階でも、今乗っている車の買取相場を知っておくと、次の判断がグッと楽になります。
ディーラーの下取り額が妥当なのか?もっと高く売れる方法はないのか?
相場を知らないまま商談に入ると、「こんなもんか」と思って数十万円も損するケースも珍しくありません。
スマホで数分、無料で今の愛車のだいたいの金額を調べませんか?
![]()
✅ ランクル70を買うべき人・待つべき人【最終結論】
✅ 今すぐランクル70を買うべき人(=中古でプレミアを払ってでも)
- 週末のオフロード・キャンプ・林道走行が主な使い方で、街乗りはサブと割り切れる
- 乗り心地の硬さ・内装の質素さを覚悟した上で「それでも欲しい」と思える
- 年間維持費65〜85万円(駐車場代除く)を無理なく払える経済状況にある
- 10年・20年乗り続けることを前提にした長期保有を考えている
- 1ナンバー登録の制約(車検毎年・高速料金・スマートIC)を把握した上で許容できる
- 「壊れにくさ・信頼性・どこへでも行ける安心感」に価値を感じられる
⏸️ 購入を待つべき人・他車種を検討すべき人
- ファミリーカーとして家族全員が快適に乗れる車を探している
- 街乗り・通勤がメインで、オフロードを走る予定がほぼない
- 内装の質感・最新安全装備・インフォテインメントを重視している
- 「かっこいいから」という動機だけで、欠点をリサーチしないまま決めようとしている
- 中古プレミア価格に対して、リセールで必ず元が取れると思っている
- 新車受注再開まで待てる時間的余裕がある(→ランクル250やプラドも並行検討推奨)
ランクル70で後悔している人に共通しているのは、「外見の魅力に引っ張られて、欠点を全部確認しないまま買った」という一点です。
体験談⑤のオーナーが言っていた「欠点を全部知った上で選ぶ」——これがランクル70後悔ゼロの唯一の方程式です。
「なぜランクル250でもプラドでもなく、ランクル70でなければいけないのか」を自分の言葉で説明できる人が、ランクル70を買って後悔しない人です。
自動車保険を見直して、維持費の後悔を減らす方法
正直、維持費がきついと感じているなら「この車が悪い」のではなく、自動車保険の契約が昔のままになっている可能性があります。
とはいえ、忙しい中で保険証券を引っ張り出して、何社も見積もりを取り直すのは現実的ではありませんよね。
スマホさえあれば手元に書類がなくても申し込みが完了し、最短5分ほどで複数社の保険料の目安が分かります。
「今より高いか安いか」だけでも把握しておけば、次の更新や乗り換えでの後悔をかなり減らせます。
一括見積もりの性質上、選んだ会社によっては確認の連絡が入ることがあります。申し込み画面の要望欄に「まずはメールで連絡希望」と書いておけば、ある程度コントロールも可能です。
![]()
❓ よくある質問(FAQ)
🤔 Q1. ランクル70は本当に後悔しますか?
後悔するかどうかは、車の問題ではなく「どれだけ準備して買ったか」の問題です。
この記事で紹介した7つの後悔パターンをすべて把握した上で「それでも欲しい」と思えるなら、後悔する可能性はかなり低くなります。
逆に、乗り心地・内装・1ナンバー制約のどれか一つでも「知らなかった」という状態で買うと、後悔のリスクが跳ね上がります。
🤔 Q2. 2026年現在、ランクル70は新車で買えますか?
2026年4月時点、全国的に受注停止中——グレード・カラー問わず新規オーダーは不可となっています。
2025年9月に一時的な受注枠が開放されましたが、抽選倍率は20倍超で、大多数の希望者が落選しました。
現実的な選択肢は中古市場か、ディーラーへの「枠が出たら連絡をもらう」登録のみです。ただし新車480万円台に対して中古700〜800万円超というプレミアを払う覚悟が必要になります。
🤔 Q3. ランクル70とランクル250、どちらを選ぶべきですか?
この二択で迷っている人に正直に言うと、「迷っている」という状態自体が、ランクル70よりランクル250向きのサインかもしれません。
ランクル70を選ぶべき人は、たいてい「250じゃだめなんです、70じゃないと」という確信を持っています。
乗り心地・後席・内装・最新安全装備——これらを「ある程度は欲しい」と思っているなら、ランクル250の方が満足度は高くなるはずです。
🤔 Q4. 中古でランクル70を買うときの注意点は?
中古でランクル70を探す場合、まず確認すべきは整備記録簿の完備です。
人気車ゆえにカスタム車が多く流通していますが、リフトアップなど過度なカスタム車は避け、信頼できる販売店を選び、整備記録簿・保証内容・走行距離に注目することが重要です。
また700〜800万円超のプレミア価格を支払う以上、販売店の保証内容の確認は乗用中古車以上に慎重に行ってください。
「安い個体には安い理由がある」——これはランクル70の中古市場でも同様です。
🤔 Q5. ランクル70の維持費を年収から考えると、いくら必要ですか?
一般的な目安として、車の年間維持費は手取り年収の10〜15%以内が家計への負担が少ないラインとされています。
ランクル70の年間維持費65〜85万円(駐車場除く)を当てはめると、手取り年収500〜600万円以上が無理のないゾーンになります。
ただし住宅ローンや教育費など他の固定費との兼ね合いが重要で、年収だけで判断するのは危険です。
💡 SUV選びをもっと広い視点で考えたい方へ
📋 まとめ:ランクル70で後悔しないための選び方
ランドクルーザー70は「やめとけ」と言い切れる車でも、「誰でも買うべき」と言える車でもありません。
正確に言うと、「欠点を全部知った上で、それでも欲しいと思える人だけが、本当に満足できる車」です。
2026年4月時点では新車が事実上買えず、中古でプレミア価格を支払う必要があるという市場構造も、この車選びを一層難しくしています。
乗り心地の硬さ・内装の質素さ・1ナンバーの制約・燃費・後席の狭さ・快適装備のなさ・中古プレミア価格——これらは購入後に「気づく」のではなく、購入前に「知っておく」べき情報です。
一方でリセールバリュー・耐久性・オフロード走破性・唯一無二のデザインは、他のどんなSUVにも代替できない価値を持っています。
「移動手段としてのSUVではなく、相棒として一生付き合える道具が欲しい」——その価値観の人に、ランクル70は深く応えてくれる車です。
購入を検討しているなら、まず中古相場の動向を追い、維持費の5年分試算と1ナンバー制約の確認を必ずしてください。そのうえで「それでもランクル70がいい」と思えたなら、後悔する可能性はほぼありません。
📚 参考サイト・情報源
本記事の執筆にあたり、以下のサイトを参考にしました。
- 🌐 トヨタ公式サイト ランドクルーザー70:https://toyota.jp/landcruiser70/
- 🌐 みんカラ(オーナーレビュー):https://minkara.carview.co.jp/car/toyota/landcruiser_70/
- 🌐 価格.com レビュー:https://review.kakaku.com/review/70100110064/
- 🌐 カーセンサー(中古車相場):https://www.carsensor.net/
- 🌐 グーネット(中古車相場):https://www.goo-net.com/
※本記事のデータは、各メーカーカタログ値、みんカラ・価格.com・カーセンサー等のオーナーレビュー分析、当サイト独自調査(2026年4月実施)に基づきます。個人差があることをご了承ください。


