SUVの購入を検討しているあなた。
「SUV購入後悔」「買ってはいけないSUV」といった検索をしていませんか?
SUVは見た目がかっこよく憧れの車ですが、購入後に「燃費が悪すぎる」「室内が狭い」「子育てに不便」と後悔する人が少なくありません。
本記事では、SUVを買って後悔する理由、買ってはいけないSUVの特徴、そして後悔しない選び方を2025年最新データで徹底解説します。
SUVを買って後悔する理由5選
燃費の悪さ(年間ガソリン代が10万円以上)
SUVの実燃費はコンパクトカーの6〜7割程度です。
車体が重く、空気抵抗が大きいため、燃費性能が劣ります。
SUVとコンパクトカーの燃費比較は以下の通りです。
- コンパクトカー(ヤリス):実燃費25〜30km/L
- コンパクトSUV(ヤリスクロス・ガソリン):実燃費20km/L
- コンパクトSUV(ヤリスクロス・ハイブリッド):実燃費30km/L
- ミドルSUV(ハリアー・ハイブリッド):実燃費15〜18km/L
- 大型SUV(ランドクルーザー):実燃費8〜10km/L
ハイブリッドSUVでも実燃費15〜18km/L程度で、コンパクトカーには及びません。
年間ガソリン代の具体例(年間1万km走行、ハイオク180円/L)は以下の通りです。
- コンパクトカー(30km/L):年間6万円
- ハイブリッドSUV(18km/L):年間10万円
- 大型SUV(10km/L):年間18万円
年間4〜12万円のガソリン代増加を覚悟する必要があります。
車体の大きさ(狭い道や駐車場で苦労)
SUVは車体が大きく、日本の道路事情には不向きな面があります。
全幅1,800mm超のSUVは狭い道で運転しにくいです。
日本の一般的な道路幅は3〜4mで、対向車とすれ違う際に神経を使います。
住宅街の狭い道では、対向車が来ると一時停止しなければならないこともあります。
立体駐車場に入らないケースが多いです。
機械式駐車場の制限は全高1,550mm以下が一般的ですが、SUVは全高1,600〜1,800mmが多く、立体駐車場が使えません。
都市部のショッピングセンターでは、平面駐車場が満車で機械式駐車場しか空いていない場合、駐車できずに困ることがあります。
全長4,700mm超のSUVは駐車スペースからはみ出すこともあります。
維持費の高さ(年間50〜70万円)
SUVは維持費が高額です。
コンパクトカーと比較して年間10〜20万円高くなります。
主な維持費項目は以下の通りです。
- 自動車税:排気量2,000cc超で年間39,500円以上
- 自動車重量税:車両重量1.5トン超で年間24,600円
- 自賠責保険:年間約9,000円
- 任意保険:年間6〜15万円(車両保険込み)
- ガソリン代:年間10〜18万円(年間1万km走行)
- 車検費用:2年で15〜20万円(年換算7.5〜10万円)
- タイヤ代:4本で10〜20万円(2〜3年に1回交換)
- 駐車場代:月1万円なら年間12万円
合計で年間50〜70万円の維持費がかかります。
コンパクトカー(年間30〜40万円)と比較して、年間20〜30万円高額です。
室内空間の狭さ(3列目シートが使えない)
SUVの3列目シートは狭く、大人が長時間座るのは困難です。
特に7人乗りSUVは、見た目は大きいですが室内はミニバンより狭いです。
SUVとミニバンの室内空間比較は以下の通りです。
- ミニバン(ノア・ヴォクシー):3列目でも大人が快適に座れる
- 7人乗りSUV(マツダCX-8):3列目は子供専用、大人は窮屈
- 5人乗りSUV(ハリアー):後部座席は大人2人が快適、3人は窮屈
トランクが狭い問題もあります。
3列目使用時は荷物がほとんど積めず、ベビーカーすら載らないケースがあります。
7人フル乗車でキャンプに行く場合、荷物を積むスペースがなく、ルーフキャリアが必須になります。
子育て世代はSUVで後悔するケースが多いです。
スライドドアがないため、チャイルドシートへの乗せ降ろしが不便です。
狭い駐車場では、子供がドアを勢いよく開けて隣の車にぶつける心配があります。
乗り心地の悪さ(硬いサスペンション)
SUVはスポーティな走りを重視した硬いサスペンションが採用されています。
カーブでの安定性は高いですが、乗り心地は犠牲になっています。
硬いサスペンションのデメリットは以下の通りです。
- 段差で突き上げを感じやすい
- 長距離ドライブで疲れやすい
- 子供が車酔いしやすい
ミニバンは乗り心地重視の柔らかいサスペンションが多く、子供も車酔いしにくいです。
一方、SUVは大人でも長時間乗ると腰が痛くなることがあります。
買ってはいけないSUVの特徴3選
燃費性能が低いSUV(実燃費10km/L以下)
燃費性能が低いSUVは、年間ガソリン代が15万円以上かかります。
買ってはいけない燃費の悪いSUVは以下の通りです。
- 大排気量エンジン搭載車(3,000cc以上):ランドクルーザー、レクサスLXなど
- 重量が2トン以上の大型SUV:アルファード、ヴェルファイアなど
- ターボ車:ターボは燃費が悪化しやすい
これらのSUVは実燃費8〜10km/Lで、年間1万km走行すると年間ガソリン代が15〜18万円かかります。
燃費を重視するなら、ハイブリッドSUVを選ぶべきです。
全幅1,800mm超の大型SUV
全幅1,800mm超のSUVは、日本の道路事情に不向きです。
買ってはいけない大型SUVは以下の通りです。
- トヨタ ランドクルーザー(全幅1,980mm)
- レクサス LX(全幅2,000mm)
- 三菱 アウトランダーPHEV(全幅1,845mm)
これらのSUVは、狭い道で対向車とすれ違えず、駐車場で隣の車にぶつけやすいです。
運転に自信がない人は、全幅1,800mm以下のSUVを選ぶべきです。
3列シートSUV(ミニバンの方が実用的)
3列シートSUVは、ミニバンと比較して実用性が低いです。
買ってはいけない3列シートSUVは以下の通りです。
- マツダ CX-8
- 日産 エクストレイル(3列シート仕様)
- ホンダ CR-V(3列シート仕様)
これらのSUVは、3列目シートが狭く、大人が長時間座るのは困難です。
トランクも狭く、3列目使用時は荷物がほとんど積めません。
7人乗りならミニバン(ノア、ヴォクシー、セレナ)を選ぶべきです。
SUV選びの基本:どこを見るべきか
ボディサイズ(用途に合ったサイズ)
SUVは大きく分けて3つのサイズがあります。
ボディサイズ別の選び方は以下の通りです。
- コンパクトSUV(全長4,400mm以下):街乗りメイン、燃費重視、運転しやすい
- 例:ヤリスクロス、ライズ、ヴェゼル
- ミドルサイズSUV(全長4,600〜4,800mm):バランス重視、週末のドライブも快適
- 例:ハリアー、RAV4、CX-5
- 大型SUV(全長4,900mm以上):アウトドア・長距離、悪路走破性が高い
- 例:ランドクルーザー、フォレスター、アウトランダー
用途に合わせて適切なサイズを選びましょう。
街乗りメインならコンパクトSUV、アウトドアメインなら大型SUVが適しています。
駆動方式(2WDと4WDの違い)
SUVには2WD(前輪駆動または後輪駆動)と4WD(四輪駆動)があります。
駆動方式の違いは以下の通りです。
- 2WD:燃費が良く、価格が安い、雪道・悪路には弱い
- 年間ガソリン代:約10万円
- 車両価格:300万円〜
- 4WD:雪道・悪路に強い、燃費が悪い、価格が高い
- 年間ガソリン代:約12万円(2WDより2万円高い)
- 車両価格:330万円〜(2WDより30万円高い)
用途に応じて選びましょう。
街乗りメインなら2WD、雪道や悪路を走る機会が多いなら4WDが適しています。
パワーユニット(燃費と走り)
SUVには3種類のパワーユニットがあります。
パワーユニット別の特徴は以下の通りです。
- ガソリン車:価格が安い、燃費は普通(実燃費15〜20km/L)
- 車両価格:300万円〜
- ハイブリッド車:燃費が良い(実燃費20〜30km/L)、価格が高い
- 車両価格:350万円〜(ガソリン車より50万円高い)
- ディーゼル車:燃費が良い(実燃費15〜20km/L)、トルクが太い、車両価格が高い
- 車両価格:350万円〜
燃費重視ならハイブリッド車、価格重視ならガソリン車が適しています。
室内空間(家族構成に応じた選択)
家族構成に応じて適切な室内空間を選びましょう。
家族構成別の選び方は以下の通りです。
- 5人乗り:夫婦+子供2人まで、荷物もそこそこ積める
- 例:ハリアー、RAV4、ヴェゼル
- 7人乗り:夫婦+子供3人以上、祖父母と移動する機会が多い
- 例:CX-8、エクストレイル、アウトランダー
ただし、7人乗りSUVは3列目の実用性が低いため、必ず試乗して3列目シートに座ってみることをおすすめします。
SUVとミニバン、どちらを選ぶべきか
SUVのメリット
SUVのメリットは以下の通りです。
- 見た目がかっこいい、高級感がある
- 走行性能が高い(カーブでの安定性、加速性能)
- アウトドアに最適(悪路走破性、4WD標準の車種が多い)
- リセールバリューが高い(人気車種は高値で売却できる)
SUVはスタイリッシュで所有感を満たしてくれます。
SUVのデメリット
SUVのデメリットは以下の通りです。
- 室内が狭い(特に3列目)
- 燃費が悪い(年間ガソリン代が10万円以上)
- 乗り心地が硬い(子供が車酔いしやすい)
- スライドドアがない(子育てに不便)
子育て世代はこれらのデメリットで後悔するケースが多いです。
ミニバンのメリット
ミニバンのメリットは以下の通りです。
- 室内が広い(3列目も実用的、大人が快適に座れる)
- 乗り降りしやすい(スライドドア、子育てに最適)
- 荷物がたくさん積める(7人乗車でも荷物が積める)
- 乗り心地が良い(柔らかいサスペンション)
子育て世代にはミニバンが最適です。
ミニバンのデメリット
ミニバンのデメリットは以下の通りです。
- 見た目がダサいという声も(ファミリーカーのイメージ)
- 走行性能はSUVに劣る(カーブで車体が傾く)
- 燃費はSUVと同等かやや悪い(実燃費15〜18km/L)
- 車高が高く風の影響を受けやすい
ミニバンは実用性重視の人に向いています。
後悔しないSUV選び:おすすめ車種3選
トヨタ ハリアー|高級感とバランスの良さ
価格は320〜620万円です。
実燃費は15〜18km/L(ハイブリッド)で、SUVの中では良好です。
ハリアーの特徴は以下の通りです。
- 高級感のあるデザイン:内外装の質感が高い
- 静粛性が高い:高速道路でも静か
- 先進安全装備が充実:トヨタセーフティセンス標準装備
注意点は以下の通りです。
- 価格が高い:ハイブリッド車は500万円超
- 3列目シートなし:5人乗りのみ
- 全幅1,855mmで狭い道では運転しにくい
→ 詳しくは:[ハリアー買ってはいけない|後悔する理由と対策]
ホンダ ヴェゼル|コンパクトで街乗りに最適
価格は230〜360万円です。
実燃費は18〜22km/L(ハイブリッド)で、SUVの中でトップクラスです。
ヴェゼルの特徴は以下の通りです。
- コンパクトで運転しやすい:全長4,330mm、全幅1,790mm
- 燃費が良い:ハイブリッド車は実燃費22km/L
- 価格が手頃:ガソリン車は230万円〜
注意点は以下の通りです。
- 室内が狭い:後部座席は大人2人が限界
- 3列目シートなし:5人乗りのみ
- 荷室が狭い:大きな荷物は積めない
→ 詳しくは:[ヴェゼル後悔|買って後悔する理由]
スバル フォレスター|悪路走破性とコスパ
価格は300〜360万円です。
実燃費は13〜15km/Lで、SUVとしては普通です。
フォレスターの特徴は以下の通りです。
- 4WD標準装備:全車4WD、雪道・悪路に強い
- 悪路走破性が高い:最低地上高220mm
- 先進安全装備が充実:アイサイト標準装備
注意点は以下の通りです。
- 燃費が普通:実燃費13〜15km/L
- デザインが地味:派手さはない
- 全長4,640mmで駐車場で取り回しに苦労
→ 詳しくは:[フォレスターひどい|噂の真相を徹底検証]
SUV購入で後悔しないための5つのチェックリスト
用途を明確にする(街乗りメイン?アウトドア?)
街乗りメインならコンパクトSUV、アウトドアメインなら大型SUVを選びましょう。
用途が曖昧だと、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔します。
ボディサイズを確認(駐車場に入るか?)
自宅の駐車場、勤務先の駐車場、よく行くショッピングセンターの駐車場のサイズを確認しましょう。
機械式駐車場は全高1,550mm以下が一般的です。
燃費性能を比較(年間ガソリン代をシミュレーション)
年間走行距離に応じて、年間ガソリン代をシミュレーションしましょう。
実燃費15km/Lと30km/Lでは、年間ガソリン代が2倍違います。
試乗で乗り心地を確認(硬すぎないか?)
必ず試乗し、乗り心地を確認しましょう。
硬すぎるサスペンションは、長距離ドライブで疲れやすく、子供が車酔いしやすいです。
維持費をシミュレーション(年間50〜70万円)
自動車税、保険料、ガソリン代、車検費用、タイヤ代、駐車場代を合計し、年間維持費をシミュレーションしましょう。
維持費が払えなくなって手放すケースもあります。
後悔しないSUVライフを送るために
SUVは見た目がかっこよく憧れの車ですが、事前に正しい知識を持たないと購入後に後悔します。
SUV購入前の確認事項は以下の通りです。
- 用途を明確にする(街乗りメイン?アウトドア?)
- ボディサイズを確認(駐車場に入るか?全幅1,800mm以下が無難)
- 燃費性能を比較(年間ガソリン代をシミュレーション)
- 試乗で乗り心地を確認(硬すぎないか?子供が車酔いしないか?)
- 維持費をシミュレーション(年間50〜70万円を許容できるか?)
これらのチェックポイントをクリアできれば、あなたは満足のいくSUVライフを送れるでしょう。
関連記事:
- [ハリアー買ってはいけない|後悔する理由と対策]
- [アルファードミニ|新型コンパクトミニバンの全貌]
- [ヴェゼル後悔|買って後悔する理由]
- [フォレスターひどい|噂の真相を徹底検証]