マツダ・RX-7の購入を検討しているあなた、「RX-7はやめとけという噂を聞いたけど本当なのか?」
「維持費が高くて維持できないのか?」と悩んでいませんか?
RX-7は、唯一無二のロータリーエンジンを搭載した日本を代表するスポーツカーで、流麗なデザインと優れた運動性能が魅力です。
特に3代目FD3S型(1991-2002年)は、今でも多くの熱狂的なファンに愛されています。
しかし、「維持費が年間50万円~100万円かかる」「エンジン故障リスクが高い」「燃費が悪い(実燃費6~8km/L)」
「部品調達が困難」「ローン審査が通りにくい」「車両価格が高騰している」「盗難リスクが高い」という声も多く聞かれます。
この記事では、RX-7が「やめとけ」と言われる7つの理由、実際の維持費試算、購入に必要な年収目安、FC3SとFD3Sの比較、後悔しない選び方まで、データをもとに徹底解説します。
この記事でわかること
RX-7がやめとけと言われる7つの理由
理由1:維持費が高額(年間50万円~100万円)
💰 維持費の内訳
RX-7(特にFD3S型)の年間維持費は、燃料費・税金・保険・車検・修理費を含めて約50万円~100万円かかります。
| 項目 | 年間費用 | 詳細 |
|---|---|---|
| 燃料費(年間1万km) | 約20万円~25万円 | 実燃費6~8km/L、ハイオク170円/L想定 |
| 自動車税 | 約4.5万円 | 2000cc以下、15%重課税込 |
| 重量税(車検時) | 約3.2万円 | 13年経過車両、重課税適用 |
| 自賠責保険 | 約1.2万円 | 24ヶ月契約 |
| 任意保険 | 約10万円~18万円 | 車両保険有無で変動 |
| 車検費用(2年ごと) | 約5万円~7.5万円 | 法定費用+整備費用 |
| 消耗品費 | 約10万円~15万円 | オイル交換・タイヤ・プラグ等 |
| 修理費(積立) | 約5万円~10万円 | エンジンオーバーホール積立 |
| 合計 | 約55万円~100万円 | – |
ロータリーエンジンは、オイル消費が多く(月1L程度)、定期的なエンジンオーバーホール(10万km前後)が必要で、修理費用が50万円~100万円以上かかります。
✅ 確認事項
- ✅ 年間維持費を事前に試算する
- ✅ 長期保有前提で購入する
- ✅ エンジンオーバーホール費用を積み立てる
- ✅ 月々約5万円~8万円の維持費を覚悟する
理由2:エンジン故障リスクが高い(オーバーホール必須)
🔧 ロータリーエンジンの宿命
ロータリーエンジンは、アペックスシール(エンジン内部の部品)の摩耗により、圧縮不良やブローバイが発生しやすいです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| エンジン寿命 | 約10万km前後(ノーマル状態) |
| オーバーホール時期 | 圧縮不良・ブローバイ発生時 |
| オーバーホール費用 | 50万円~100万円以上 |
| 主な交換部品 | アペックスシール・サイドシール・ハウジング等 |
| 工賃 | 約30万円~50万円 |
走行距離10万km前後で、エンジンオーバーホールが必要になり、費用は50万円~100万円以上です。
専門店では、最低限のオーバーホールで約350万円、タービン交換やフルコン化を含めると約430万円以上かかるケースもあります。
圧縮不良の症状:
- 始動性の悪化(エンジンがかかりにくい)
- アイドリング不調
- 白煙が出る
- 加速不良
- 燃費悪化
✅ 確認事項
- ✅ 購入前にエンジンの圧縮測定を実施する(3ローター全て)
- ✅ オーバーホール履歴を確認する
- ✅ 専門店での購入・メンテナンスを推奨
- ✅ 圧縮値が7.0kg/cm²以下なら要オーバーホール
理由3:燃費が悪い(実燃費6~8km/L)
⛽ 驚異的な燃費の悪さ
RX-7の実燃費は、市街地で6~8km/L、高速道路で8~10km/L程度です。
| 走行環境 | 実燃費 | 年間ガソリン代(1万km) |
|---|---|---|
| 市街地 | 約6~8km/L | 約21万円~28万円 |
| 高速道路 | 約8~10km/L | 約17万円~21万円 |
| 総合(平均7km/L) | 約7km/L | 約24万円 |
年間走行距離1万kmの場合、ガソリン代は約20万円~25万円かかります(ガソリン単価170円/L想定)。
さらに、ロータリーエンジンはオイル消費が多く(月1L程度)、オイル代が年間約2万円~3万円追加でかかります。
✅ 確認事項
- ✅ 年間燃料費を事前に試算する
- ✅ 燃費の悪さを受け入れる覚悟が必要
- ✅ ハイオク専用(レギュラー不可)
- ✅ オイル消費も考慮する(月1L程度)
理由4:部品調達が困難(生産終了から20年以上)
🔩 廃番部品の増加
RX-7は2002年に生産終了しており、純正部品の多くが廃番になっています。
| 部品カテゴリー | 入手難易度 | 対策 |
|---|---|---|
| エンジン部品 | ⭐⭐⭐⭐⭐(非常に困難) | リビルト品・中古部品 |
| 電装系部品 | ⭐⭐⭐⭐(困難) | 社外品・流用 |
| 外装部品 | ⭐⭐⭐⭐(困難) | 中古部品・社外品 |
| 内装部品 | ⭐⭐⭐(やや困難) | 中古部品 |
| 消耗品 | ⭐⭐(比較的容易) | 社外品が充実 |
特に、エンジン部品や電装系部品は入手困難で、中古部品やリビルト品に頼る必要があります。
純正部品が廃番の場合、社外品や他車種からの流用で対応しますが、品質や適合性に不安が残ります。
✅ 確認事項
- ✅ 専門店やチューニングショップの近隣にあるか確認する
- ✅ 部品在庫状況を事前に確認する
- ✅ リビルト品・中古部品の活用を前提とする
- ✅ 海外からの部品調達ルートを確保する
理由5:ローン審査が通りにくい(旧車扱い)
💳 金融機関の審査基準
RX-7は生産終了から20年以上経過しており、多くの金融機関ではローン審査が通りにくいです。
| ローン種類 | 審査難易度 | 詳細 |
|---|---|---|
| 一般自動車ローン | ⭐⭐⭐⭐⭐(ほぼ不可) | 初年度登録から15年以上は対象外 |
| 銀行系ローン | ⭐⭐⭐⭐(困難) | 旧車専用ローンのみ可能 |
| 信販系ローン | ⭐⭐⭐(やや困難) | 金利が高い(年5~10%) |
| 旧車専門ローン | ⭐⭐(比較的容易) | 金利が高い(年7~15%) |
| 現金一括 | ⭐(最適) | 推奨 |
特に、FD3S型(1991-2002年)は、一般的な自動車ローンの対象外となるケースが多いです。
旧車専門のローン会社(例:オリコ、ジャックス等)を利用する必要がありますが、金利が年7~15%と高額です。
✅ 確認事項
- ✅ 旧車専門のローン会社を利用する
- ✅ 現金一括購入を推奨
- ✅ 金利が高いことを覚悟する(年7~15%)
- ✅ 頭金を多めに用意する(車両価格の50%以上)
理由6:車両価格が高騰している(300万円~800万円以上)
📈 価格高騰の実態
RX-7(特にFD3S型)の中古車価格は、近年高騰しており、300万円~800万円以上が相場です。
| グレード | 中古車価格相場(2025年) | 特徴 |
|---|---|---|
| FD3S タイプR | 800万円~1,500万円 | 最高峰グレード、希少 |
| FD3S タイプRB | 600万円~1,000万円 | バスタブ付き、人気 |
| FD3S タイプRZ | 500万円~900万円 | 後期型、人気 |
| FD3S タイプRS | 400万円~700万円 | 中期型、標準的 |
| FD3S ベースグレード | 300万円~500万円 | 前期型、比較的安価 |
| FC3S(2代目) | 150万円~350万円 | 価格抑えめ |
タイプR・タイプRB・タイプRZ等の人気グレードは、1000万円を超える個体も存在します。
10年前(2015年頃)は、FD3S型でも150万円~300万円程度で購入できましたが、現在は2~3倍に高騰しています。
✅ 確認事項
- ✅ 予算を事前に明確にする
- ✅ 車両価格の高騰を受け入れる覚悟が必要
- ✅ 修復歴なし・整備記録簿ありの個体を選ぶ
- ✅ FC3S型も検討する(価格抑えめ)
理由7:盗難リスクが高い(人気車種)
🚨 盗難被害の実態
RX-7は、盗難リスクが高い車種として知られています。
| 盗難理由 | 詳細 |
|---|---|
| 海外での需要 | 特にアメリカ・ヨーロッパで人気 |
| パーツ需要 | エンジン・外装部品が高額で取引 |
| 希少性 | 生産終了から20年以上、希少価値が高い |
| 防犯対策の弱さ | 旧車のため、イモビライザー未装着が多い |
特に、FD3S型は、海外での需要が高く、パーツ単位での盗難も多発しています。
盗難防止対策:
- イモビライザー装着(後付け可能)
- GPS追跡装置の設置
- ハンドルロック・タイヤロックの使用
- ガレージ保管(シャッター付き推奨)
- 防犯カメラの設置
- 盗難保険への加入
✅ 確認事項
- ✅ 盗難防止装置(イモビライザー・GPS追跡等)を装着する
- ✅ ガレージ保管を推奨
- ✅ 盗難保険への加入を検討
- ✅ 駐車場所を頻繁に変えない
RX-7の年間維持費詳細試算(FD3S型)
年間維持費の詳細内訳
| 項目 | 年間費用 | 詳細 |
|---|---|---|
| 燃料費(年間1万km) | 約21万円~28万円 | 実燃費6~8km/L、ハイオク170円/L想定 |
| エンジンオイル代 | 約2万円~3万円 | 月1L消費、年間約12L、1L約2,000円 |
| 自動車税 | 約4.5万円 | 2000cc以下、13年経過で15%重課 |
| 重量税(車検時・2年分) | 約3.2万円/年 | 13年経過車両、重課税適用 |
| 自賠責保険(24ヶ月) | 約1.2万円/年 | 24ヶ月契約で約2.4万円÷2年 |
| 任意保険 | 約10万円~18万円 | 年齢・等級・車両保険有無で変動 |
| 車検費用(2年ごと) | 約5万円~7.5万円/年 | 法定費用+整備費用、2年で10万円~15万円 |
| 消耗品費 | 約10万円~15万円 | オイル交換・タイヤ・プラグ・ブレーキパッド等 |
| 修理費(エンジンOH積立) | 約5万円~10万円 | 10年で50万円~100万円のOH費用積立 |
| 合計 | 約62万円~105万円 | 駐車場代・ガレージ代は別途 |
💡 維持費を抑えるコツ:
- 専門店でのメンテナンスを定期的に実施
- エンジンオイルは必ず月1回チェック・補充
- 車両保険は免責金額を設定して保険料を抑える
- タイヤは国産品でコスパ重視
- エンジンオーバーホール費用を毎月積み立てる
RX-7購入に必要な年収目安
FD3S型の場合(3代目・1991~2002年)
車両価格400万円(中古車平均)、年間維持費70万円と仮定した場合、購入に必要な年収目安は約600万円~800万円です。
| 項目 | 費用 | 年収比率 |
|---|---|---|
| 車両価格 | 400万円 | 年収の50~67% |
| 年間維持費 | 70万円 | 年収の9~12% |
| 推奨年収 | 600万円~800万円 | – |
一般的に、車両価格は年収の50%以内、年間維持費は年収の10%以内が目安とされています。
FD3S型は車両価格が高騰しており、さらに維持費も高額なため、年収600万円以上が推奨されます。
FC3S型の場合(2代目・1985~1991年)
車両価格200万円(中古車平均)、年間維持費50万円と仮定した場合、購入に必要な年収目安は約400万円~500万円です。
| 項目 | 費用 | 年収比率 |
|---|---|---|
| 車両価格 | 200万円 | 年収の40~50% |
| 年間維持費 | 50万円 | 年収の10~12% |
| 推奨年収 | 400万円~500万円 | – |
FC3S型は、FD3S型より車両価格が安く、整備性も良いため、比較的購入しやすいです。
FC3SとFD3Sの比較
| 項目 | FC3S(2代目) | FD3S(3代目) |
|---|---|---|
| 生産年 | 1985年~1991年 | 1991年~2002年 |
| 中古車価格相場 | 150万円~350万円 | 300万円~800万円以上 |
| エンジン型式 | 13B-T型(ツインスクロールターボ) | 13B-REW型(シーケンシャルツインターボ) |
| 最高出力 | 185PS~215PS | 255PS~280PS |
| 最大トルク | 25.0kg・m~28.0kg・m | 30.0kg・m~32.0kg・m |
| 実燃費(市街地) | 6~8km/L | 6~8km/L |
| 実燃費(高速道路) | 8~10km/L | 8~10km/L |
| 年間維持費 | 約50万円~80万円 | 約60万円~100万円 |
| 整備性 | ⭐⭐⭐⭐(良好) | ⭐⭐⭐(やや困難) |
| デザイン | 直線的・ポルシェ944風 | 流麗・リトラクタブルライト |
| 快適性 | ⭐⭐⭐(やや硬め) | ⭐⭐⭐⭐⭐(快適) |
| おすすめポイント | 価格が安い・整備性が良い・操る楽しさ | 高性能・流麗なデザイン・快適性 |
📊 どちらを選ぶべきか:
- 予算重視・整備性重視→FC3S
- 性能重視・デザイン重視→FD3S
- 初めてのRX-7→FC3S(価格が安く、失敗しても損失が少ない)
- 本気でRX-7を楽しむ→FD3S(性能が高く、満足度が高い)
ロータリーエンジンの特徴とメリット・デメリット
ロータリーエンジンとは
ロータリーエンジンは、三角形のローター(回転子)がエンジン内部で回転することで、吸気・圧縮・燃焼・排気を連続的に行う独自の構造を持つエンジンです。
一般的なレシプロエンジン(ピストンが上下運動)とは異なり、ローターが回転運動を行うため、振動が少なく滑らかな吹け上がりが特徴です。
マツダが世界で唯一実用化に成功したエンジンで、RX-7はその最高峰モデルです。
メリット
✅ 高回転型で滑らかな吹け上がり
ロータリーエンジンは、レッドゾーンが8,000rpm~9,000rpmと非常に高く、高回転域まで滑らかに吹け上がります。
レシプロエンジンにはない官能的なサウンドと、加速フィーリングが魅力です。
✅ コンパクトで軽量
ロータリーエンジンは、レシプロエンジンに比べて部品点数が少なく、コンパクトで軽量です。
エンジンルームに余裕があり、前後重量配分が50:50と理想的で、優れた運動性能を実現しています。
✅ 振動が少ない
ローターが回転運動を行うため、ピストンの上下運動によるバイブレーションが少なく、滑らかな乗り心地です。
デメリット
❌ 燃費が悪い
実燃費は市街地で6~8km/L、高速道路で8~10km/L程度と、レシプロエンジンに比べて燃費が悪いです。
燃焼室の形状上、燃焼効率が悪く、ガソリン消費が多くなります。
❌ オイル消費が多い
ロータリーエンジンは、構造上オイルを燃焼室に噴射してシール性を保つため、オイル消費が多いです。
月1L程度のオイル補充が必要で、オイル管理を怠るとエンジンブローのリスクが高まります。
❌ エンジン寿命が短い(10万km前後)
アペックスシールの摩耗により、走行距離10万km前後でエンジンオーバーホールが必要になります。
レシプロエンジンは20万km以上持つことが多いですが、ロータリーエンジンは寿命が短いです。
それでもRX-7を選ぶべき5つの理由
理由1:唯一無二のロータリーエンジンの官能性
ロータリーエンジンの高回転型の吹け上がり、独特のサウンド、振動の少なさは、他のエンジンでは体験できません。
特に、レッドゾーン付近での加速フィーリングは、一度体験すると病みつきになります。
レシプロエンジンにはない官能性が、RX-7の最大の魅力です。
理由2:流麗なデザインと優れた運動性能
FD3S型の流麗なデザインは、今見ても色褪せない美しさがあります。
リトラクタブルヘッドライト、低重心、前後重量配分50:50という理想的な設計は、優れた運動性能を実現しています。
コーナリング性能は世界トップクラスで、ポルシェやフェラーリにも負けません。
理由3:熱狂的なファンコミュニティの存在
RX-7には、熱狂的なファンコミュニティが存在し、オーナーズクラブやイベントが頻繁に開催されています。
SNSやオフ会で情報交換が活発で、整備やカスタムのノウハウを共有できます。
同じ趣味を持つ仲間との交流は、RX-7オーナーの大きな楽しみの一つです。
理由4:資産価値の高さ(価格が下がらない)
RX-7(特にFD3S型)の中古車価格は、年々高騰しており、資産価値が高い車です。
10年前(2015年頃)は150万円~300万円程度でしたが、現在は300万円~800万円以上に高騰しています。
状態の良い個体は、今後さらに価格が上がる可能性があり、投資としても魅力的です。
理由5:カスタム文化の充実
RX-7には、豊富なチューニングパーツが存在し、専門ショップも多数あります。
エンジンチューニング、足回り強化、エアロパーツ装着など、自分好みにカスタムできます。
カスタム文化が充実しており、自分だけの1台を作り上げる楽しさがあります。
RX-7購入前に確認すべき7つのチェックポイント
購入前の必須チェック項目
✅ 1. エンジンの圧縮測定を実施する(3ローター全て)
エンジンの圧縮値を測定し、7.0kg/cm²以上あることを確認してください。
3ローター全てが均等な圧縮値であることが重要で、バラつきがある場合は要注意です。
圧縮値が6.5kg/cm²以下なら、近い将来オーバーホールが必要です。
✅ 2. オーバーホール履歴を確認する
エンジンオーバーホールの履歴があるか、いつ実施されたかを確認してください。
オーバーホール後の走行距離が5万km以下なら、まだエンジンは良好な状態です。
オーバーホール履歴がない車両は、走行距離10万km前後で要オーバーホールと考えてください。
✅ 3. 修復歴・事故歴を確認する
修復歴なし・事故歴なしの個体を選んでください。
フレーム修正歴がある車両は、走行性能に影響が出る可能性があります。
整備記録簿を確認し、定期的にメンテナンスされているかチェックしてください。
✅ 4. 専門店での購入を検討する
RX-7専門店やロータリーエンジン専門店での購入を強く推奨します。
一般的な中古車販売店では、ロータリーエンジンの知識が乏しく、適切な整備がされていない可能性があります。
専門店なら、購入後のアフターサポートも充実しています。
✅ 5. 年間維持費を事前に試算する
年間維持費を事前に試算し、自分の収入で維持できるか確認してください。
FD3S型なら年間60万円~100万円、FC3S型なら年間50万円~80万円が目安です。
エンジンオーバーホール費用(50万円~100万円)を毎月積み立てることも忘れずに。
✅ 6. 盗難防止対策を確認する
イモビライザー(盗難防止装置)が装着されているか確認してください。
装着されていない場合は、後付けでイモビライザーやGPS追跡装置を設置しましょう。
盗難保険への加入も強く推奨します。
✅ 7. ガレージ保管環境を確保する
RX-7は旧車であり、屋外駐車では劣化が進みます。
シャッター付きガレージでの保管が理想的で、盗難防止にも効果的です。
ガレージ保管が難しい場合は、屋根付き駐車場を確保してください。
RX-7に関するよくある質問(FAQ)
Q1:RX-7は本当にやめとけですか?
維持費が年間50万円~100万円、エンジン故障リスクが高いという課題はありますが、唯一無二のロータリーエンジンの官能性と流麗なデザインは他では体験できません。
年収600万円以上で、維持費を覚悟できるなら、購入をおすすめします。
「やめとけ」と言われるのは、維持できない人が多いためです。
Q2:実燃費はどれくらいですか?
実燃費は、市街地で6~8km/L、高速道路で8~10km/L程度です。
年間走行距離1万kmの場合、ガソリン代は約20万円~25万円かかります(ハイオク170円/L想定)。
燃費の悪さは、ロータリーエンジンの宿命と割り切る必要があります。
Q3:年間維持費はいくらですか?
FD3S型で年間約60万円~100万円、FC3S型で年間約50万円~80万円かかります。
燃料費・税金・保険・車検・消耗品費・修理費(エンジンオーバーホール積立)を含みます。
月々約5万円~8万円の維持費を覚悟してください。
Q4:購入に必要な年収はいくらですか?
FD3S型(車両価格400万円・年間維持費70万円)で年収600万円~800万円、FC3S型(車両価格200万円・年間維持費50万円)で年収400万円~500万円が目安です。
車両価格は年収の50%以内、年間維持費は年収の10%以内が推奨されます。
Q5:FC3SとFD3S、どちらがおすすめですか?
予算重視・整備性重視ならFC3S、性能重視・デザイン重視ならFD3Sがおすすめです。
初めてのRX-7ならFC3S(価格が安く、失敗しても損失が少ない)、本気でRX-7を楽しむならFD3S(性能が高く、満足度が高い)を選んでください。
Q6:ローン審査は通りますか?
生産終了から20年以上経過しており、一般的な自動車ローンは通りにくいです。
旧車専門ローン(金利年7~15%)を利用するか、現金一括購入を推奨します。
頭金を多めに用意する(車両価格の50%以上)と審査が通りやすくなります。
Q7:盗難リスクは高いですか?
RX-7は盗難リスクが非常に高い車種です。
イモビライザー・GPS追跡装置の設置、ガレージ保管、盗難保険への加入を強く推奨します。
特にFD3S型は海外での需要が高く、パーツ単位での盗難も多発しています。
Q8:エンジンオーバーホールの費用はいくらですか?
エンジンオーバーホールの費用は、50万円~100万円以上です。
専門店での実施を推奨し、部品代(アペックスシール・サイドシール等)と工賃を含みます。
走行距離10万km前後で必要になるため、毎月積み立てておくことをおすすめします。
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まとめ:RX-7は覚悟を持って購入すれば最高の相棒になる
RX-7が「やめとけ」と言われる7つの理由を徹底解説しました。
維持費が年間50万円~100万円、エンジン故障リスクが高い、燃費が悪い(実燃費6~8km/L)、部品調達が困難、ローン審査が通りにくい、車両価格が高騰、盗難リスクが高いという課題があります。
しかし、唯一無二のロータリーエンジンの官能性、流麗なデザイン、熱狂的なファンコミュニティ、資産価値の高さ、カスタム文化の充実など、多くの魅力もあります。
重要ポイント総まとめ
⚠️ RX-7の7つの課題
- 維持費が高額(年間50万円~100万円)
- エンジン故障リスクが高い(オーバーホール必須)
- 燃費が悪い(実燃費6~8km/L)
- 部品調達が困難(生産終了から20年以上)
- ローン審査が通りにくい(旧車扱い)
- 車両価格が高騰(300万円~800万円以上)
- 盗難リスクが高い(人気車種)
✅ それでも選ぶべき5つの理由
- ✅ 唯一無二のロータリーエンジンの官能性
- ✅ 流麗なデザインと優れた運動性能
- ✅ 熱狂的なファンコミュニティの存在
- ✅ 資産価値の高さ(価格が下がらない)
- ✅ カスタム文化の充実
💰 購入に必要な年収目安
- FD3S型:年収600万円~800万円
- FC3S型:年収400万円~500万円
🎯 結論
RX-7は、覚悟を持って購入すれば最高の相棒になる車です。
年間維持費50万円~100万円、エンジンオーバーホール費用50万円~100万円を覚悟し、専門店でのメンテナンスを徹底すれば、唯一無二のドライビング体験が得られます。
年収600万円以上(FD3S型)、400万円以上(FC3S型)で、維持費を覚悟できる方には、強くおすすめします。
購入を検討している方は、必ず専門店で圧縮測定・オーバーホール履歴を確認し、ガレージ保管環境を確保してください。
参考サイト
データ取得日:2025年11月
