筒香嘉智選手のメジャー挑戦は失敗とも言われています。
では、何故、筒香選手はメジャーで活躍できなかったのでしょうか?
本記事では、技術面と精神面の2つの要因に的を絞り紹介をしたいと思います。
筒香嘉智は何故、メジャーで苦戦したのか?
確かに筒香のメジャー挑戦&継続を『通用しない』とか『認めたくないだけ』とかバカにしてたくせに
日本復帰になった途端に『是非来てくれ』は頭おかしいやろ笑
— ハマベイ☆横浜頂戦 (@HamabeiYokohama) April 7, 2024
筒香選手の苦戦の背後には、技術的な課題と心理的な要因が複合的に絡み合っていると考えられます。
技術面では、メジャーリーグのピッチャーに対する対応、特に『速球への適応』が挙げられます。
彼はNPBでの成功を支えた優れた打撃技術を持っていましたが、MLBのピッチャーからの速球や多様な変化球に対応するためには、さらなる技術的な調整が必要でした。
心理的な要因としては、新しい環境への適応の難しさが考えられます。
特に『言語の壁』、異文化間の違い、そして高い期待に応えるプレッシャーは、筒香選手のメンタルに影響を及ぼした可能性があります。
これらの要因が複合的に作用し、彼のパフォーマンスに影響を与えたと考えられます。
メジャーの速球に苦しんだ筒香。
メジャーリーグと日本プロ野球の投手の平均球速については、圧倒的にメジャーの方が日本プロ野球よりも速いです。
メジャーでは、95マイル/時(約153km/h)を超える球速を投げる投手が珍しくなく、中には100マイル/時(約161km/h)を超える投手もゴロゴロいます。
一方、日本プロ野球では、球速が90マイル/時(約145km/h)を超える投手は多いですが、95マイル/時(役150km/h)を超える投手は比較的少ないです。
2024年のメジャーリーグのトップ100の投手のデータを見ると、最高の平均球速は約98.9マイル/時(約159.2 km/h)で、最低でも約92.1マイル/時(約148.2 km/h)でした。
スライダー、チェンジアップなどの緩急をつける変化球でも150km/前後という驚異の球速をメジャーのトップクラスの投手は叩き出してきます。
筒香選手はどちらかと言えば、変化球の失投を狙うタイプだったので、力押しの豪速球で組み立ててくるメジャー投手とは相性が悪かったようです。
通用しないと話したラミレスの推測通り、インハイに苦しんだ筒香。
ラミレスも落合も指摘してたけど結局は筒香はインコースの150キロ超の球を打てなかった・・・
左であの球を打てる大谷、吉田が化け物なのか素人にはイマイチ理解出来ない。
メジャーで活躍してほしかったけど残念ながら苦しい結果になった。
日本に復帰しても頑張ってほしい。— あかとら (@akatora979) April 5, 2024
筒香選手がメジャーに移籍する前、元DeNA監督のアレックス・ラミレスは、筒香はインハイの速球に非常に弱い。
メジャーに適応するのは相当に苦戦するだろう。と話していました。
結局、筒香選手はメジャー投手の速球の洗礼と弱点であるインハイを徹底的に狙われ、日本プロ野球で活躍が嘘のように低迷してしまいました。
言語の壁と高い期待へのプレッシャーに苦しんだ筒香。
日本人野球選手がメジャーリーグ(MLB)で苦労する主な要因の一つに、言語や文化の違いがあります。
これらの違いは、プレーの面だけでなく、日々の生活やチーム内のコミュニケーションにも大きく影響します。
筒香選手もおそらく、メジャーリーグでプレーするにあたり日本人野球選手が苦労するであろう典型的なパターンに陥った可能性があります。
以下、日本人野球選手が苦労する点を紹介します。
言語の壁。
メジャーリーグでの公用語は英語ですが、多くの日本人選手にとって英語は第二言語です。
コミュニケーションの難しさは、試合のプレーや戦術の理解だけでなく、チームメイトやコーチ、メディアとの日常的なやり取りにおいても障壁となり得ます。
言語の壁は、指示の誤解を招いたり、チームとの結束力を弱めたりする原因となることがあります。
文化的違い。
日本の野球文化とアメリカの野球文化の間には顕著な違いがあります。
日本では、厳格な上下関係やチームワークを重んじる傾向がありますが、アメリカでは個々の自由や表現が尊重される傾向があります。
この文化的な違いは、チーム内の役割、振る舞い、期待値において調整が必要となり、適応するまでに時間がかかることがあります。
メディアとの関係。
MLBにおけるメディアの取り扱いも日本とは異なります。
選手はより頻繁にメディアの前に立たされ、言語の壁がある中での発言は誤解を招くリスクが高まります。
また、アメリカのスポーツメディアは批判的で直接的なことが多く、これに対応することは日本人選手にとって精神的なプレッシャーとなることがあります。
生活環境の変化。
日本から遠く離れた異国の地での生活は、家族や友人から離れることを意味します。新しい生活様式、食文化、習慣に適応することは、プレーの面での挑戦と同様に大きな挑戦です。
対応策。
多くのチームや選手は、これらの挑戦に対応するために、通訳の同行、カルチャートレーニング、言語教育などさまざまなサポートを導入しています。
また、選手自身も積極的に新しい環境に適応しようと努力しており、徐々に語学力を向上させたり、異文化を受け入れたりしています。
メジャー移籍後の成績。
筒香嘉智選手のメジャーリーグ移籍後の成績を年度ごとにまとめます。
年度 | チーム | 出場試合数 | 打率 | ホームラン数 | 打点数 |
---|---|---|---|---|---|
2020 | タンパベイ・レイズ | 51 | .197 | 8 | 24 |
2021 | ロサンゼルス・ドジャース | 12 | .120 | 0 | 2 |
2021 | ピッツバーグ・パイレーツ | Varied | Varied | Varied | Varied |
2022 | トロント・ブルージェイズ(AAA) | N/A | .265 | 5 | 18 |
2023 | テキサス・レンジャーズ(AAA) | 51 | .249 | 6 | 33 |
2023 | スタテンアイランド・フェリーホークス | 12 | .359 | 7 | 13 |
2023 | サンフランシスコ・ジャイアンツ(マイナー) | 13 | .311 | N/A | N/A |
2023年12月に再びジャイアンツとマイナーリーグ契約を結びましたが、2024年3月に解放されました 。
参考:wikipedia
まとめ。筒香嘉智は何故、メジャーで苦戦したのか?
筒香の件、一部報道で巨人が契約提示か⁉️
正式発表じゃない飛ばし記事かもしれんけど💦
WBCでのニヒルに笑ってる横顔にゾクゾクして目が離せない‼️😆
横浜に戻って欲しいね🥹
最近はメジャーOBは古巣の球団に戻るのがトレンドな希ガス
『引退後』を pic.twitter.com/DRZAY7mVmq
— sanatani Shivangi Maurya (@ShivangiMa48996) April 8, 2024
筒香嘉智選手がメジャーリーグで苦戦した主な理由は技術面と精神面の両方に関連しています。
技術面では、メジャーリーグの速球と多様な変化球への適応が挑戦であり、特に速球に苦しんだことが挙げられます。
精神面では、新しい環境への適応、言語の壁、異文化との差異、メディアとの関係、そして高い期待に応えるプレッシャーが彼のパフォーマンスに影響を与えました。
これらの挑戦は、筒香選手のMLBでの活躍を困難にしました。
ただ、筒香選手は日本球界に復帰が濃厚であり、巨人軍に入団予定とされています。
筒香選手もこのままでは終われないと思いますので、巨人軍での活躍を期待したいです。