日産・エクストレイルの購入を検討しているあなた、「e-POWERの燃費性能に惹かれているけど、実際に買って後悔しないか心配」
「デザインは好きだけど、価格が高い気がする」と迷っていませんか?
エクストレイルは、日産のミドルサイズSUVとして、e-POWERによる燃費性能と静粛性、広い室内空間で人気を集めています。
しかし、実際に購入したオーナーの中には「e-POWERの加速感に違和感がある」「デザインが地味で個性がない」「価格が高い割に内装の質感が低い」と後悔している声も少なくありません。
この記事では、エクストレイルで後悔する7つの理由、実際のオーナー体験談、トヨタRAV4・マツダCX-5との徹底比較、後悔しない選び方を2025年最新データで詳しく解説します。
購入前にこの記事を読めば、あなたに本当にエクストレイルが合っているかを判断できるはずです。
【この記事でわかること】
エクストレイル購入して後悔する7つの理由
エクストレイルは魅力的なSUVですが、購入後に後悔するオーナーも少なくありません。
ここでは、実際のオーナーの声を基に、後悔する7つの理由を詳しく解説します。
購入前にこれらのリスクを理解しておくことで、失敗を避けることができます。
理由1:e-POWERの加速感に違和感がある
エクストレイル最大の特徴であるe-POWERですが、加速感に違和感があるという後悔の声が多いです。
e-POWERは、エンジンで発電し、モーターで駆動する仕組みですが、ガソリン車の直感的な加速と異なり、やや間が入る感覚があります。
特に高速合流時の急加速では、この違和感が顕著になり、ハンドルを握る感覚に戸惑うドライバーも多いです。
実燃費でも期待ほど良くならないケースが多く、カタログ燃費では17〜20km/Lですが、実燃費は12〜15km/L程度です。
「e-POWERの燃費性能に惹かれて購入したが、実際の加速感に違和感があり、燃費も期待ほど良くない」という後悔の声が多く聞かれます。
e-POWERの独特な走行特性は、試乗時に必ず確認すべきポイントです。
【対策方法】
✅ 購入前に試乗で、複数のシーンで加速感を必ず確認する(高速合流など)
✅ 実燃費データを確認し、期待値を現実的に設定する
理由2:デザインが地味で個性がない
エクストレイルのデザインは、一般的すぎるというのが多くの後悔の声です。
ボディはシンプルで無難ですが、特に個性や存在感がなく、街中では埋もれてしまう印象があります。
フロントグリルやヘッドライトのデザインも、ライバルのRAV4やCX-5と比較すると、デザインの力強さが劣ります。
「新車で購入したのに、他の同クラス車と区別がつきにくい」「洗練されたデザインが欲しかった」という不満が目立ちます。
特にSUVは、デザイン性を重視して購入する人も多く、エクストレイルの平凡なデザインは失望される傾向があります。
【対策方法】
✅ 購入前にディーラーで実車を見て、デザインに満足できるかを確認する
✅ デザイン重視なら、RAV4やCX-5など、より個性的なデザインの車種を検討する
理由3:価格が高い(350万円超え)
エクストレイルの新車価格は、エントリーグレードでも384万円からとかなり高額です。
2WD・Xグレードでも450万円超え、4WDのG e-4ORCEグレードは475万円以上となり、同クラスのRAV4より高い価格帯です。
e-POWERとe-4ORCEの装備が充実していることが理由ですが、「この価格でこの内装・装備は割に合わない」という不満が多いです。
オプション装備を追加すると500万円を超えることもあり、初期費用の負担が大きいです。
「新型になって価格が上がりすぎて、予算を大きく超えてしまった」という後悔の声が多く聞かれます。
【対策方法】
✅ 購入前に総額を詳細にシミュレーションし、予算内に収まるかを確認する
✅ 中古車市場で前モデルを探し、価格とのバランスを比較検討する
理由4:内装の質感がライバルに劣る
エクストレイルの内装は、価格の割に質感がいまひとつというのが多くの後悔ポイントです。
プラスチック感が強い素材が多用されており、同価格帯のRAV4やCX-5と比較すると、質感の差が歴然です。
特に上質感を求めて購入したユーザーからは、「期待より安っぽく感じた」という不満が目立ちます。
シートの座り心地も、長時間のドライブで疲れやすいという声も聞かれます。
高い価格を払っているのに、内装の質感で後悔するケースが多いです。
【対策方法】
✅ 試乗時に内装をしっかり確認し、素材感と質感を体感する
✅ RAV4やCX-5の試乗も実施し、内装の質感を比較検討する
理由5:乗り心地が硬い
エクストレイルの乗り心地は、SUVらしくやや硬めです。
悪路走破性を優先した足回りのため、舗装路での乗り心地は、ハリのある硬めの印象を受けます。
特に段差やうねりのある道での突き上げ感が強く、「想像していたより乗り心地が硬い」という後悔の声が多いです。
ファミリーユースで長距離ドライブが多い場合、乗り心地の硬さはストレスになる可能性があります。
【対策方法】
✅ 試乗で荒れた路面や段差を通過し、乗り心地を必ず確認する
✅ ファミリーユースメインなら、乗り心地を重視した車種を検討する
理由6:リセールバリューがRAV4より低い
エクストレイルのリセールバリューは、ライバルのRAV4より低い傾向があります。
3年落ちで55%〜65%、5年落ちで40%〜55%程度が相場です。
RAV4は中古車市場での人気が高く、リセールバリューが高い傾向にあるのに対し、エクストレイルは需要が限定的です。
新車価格が高いだけに、売却時の損失が大きくなるケースが多いです。
「新車で470万円で購入したエクストレイルを5年後に売却したら、250万円にしかならず、220万円も損した」という後悔の声が聞かれます。
【対策方法】
✅ リセールバリューを重視するなら、RAV4を選ぶ
✅ 長期保有(10年以上)を前提にし、リセール損失を気にしない覚悟を持つ
理由7:先進安全装備がライバルに劣る
エクストレイルのプロパイロット(自動運転支援機能)は、精度がいまひとつという評価が多いです。
センサーの誤作動や、急な割り込みに対応できないなど、実用性に欠けるケースが報告されています。
ライバルのトヨタセーフティセンスやマツダi-ACTIVsenseと比較すると、安全装備の完成度で劣ります。
「プロパイロットが思ったより使えず、信頼できない」という不満が目立ちます。
安全装備を重視して購入したユーザーからは、特に不満が大きいです。
【対策方法】
✅ 試乗時にプロパイロットの動作を複数のシーンで確認する
✅ 安全装備の完成度を重視するなら、RAV4やCX-5を検討する
エクストレイルで後悔したオーナーのリアルな体験談5選
実際にエクストレイルを購入したオーナーの中には、さまざまな理由で後悔している方がいます。
ここでは、リアルな体験談を5つ紹介します。
これらの体験談を参考に、自分が同じような後悔をしないかを事前に確認しましょう。
体験談1:e-POWERの加速感で後悔
42歳・男性・営業職
e-POWERの燃費性能に惹かれてX e-4ORCEを467万円で購入しました。
しかし、実際に乗ってみると、高速合流時の加速に違和感があります。
ガソリン車のような直感的な加速ではなく、やや間が入る感覚です。
高速道路での急加速が必要な場面では、ハンドルに握る感覚に違和感を覚えました。
さらに、実燃費も期待ほど良くなく、街乗りメインで12km/L程度、高速でも15km/Lです。
カタログ値の17〜20km/Lとの乖離が大きく、燃費性能を期待して購入したのに失望しています。
体験談2:デザインの地味さで後悔
38歳・女性・主婦
新型エクストレイルはモダンなデザインだと思って購入しましたが、実際には地味で個性がありません。
駐車場に停めても他のSUVと区別がつきにくく、『新車で470万円出して買ったのに』と後悔しています。
友人が乗っているRAV4のほうが、はるかにデザインが洗練されていて力強い印象です。
デザイン性を重視する人には、エクストレイルはおすすめできません。
体験談3:価格の高さで後悔
50歳・男性・会社員
G e-4ORCEを475万円で購入しました。
オプション装備を追加すると総額500万円を超えてしまい、予算オーバーです。
5年ローンで月々の返済が8.5万円と、家計への負担が大きい…
年間維持費も想定より高く、月6万円近くかかります。
これなら、価格が安くてリセールバリューが高いRAV4を選べばよかったと後悔しています。
体験談4:内装の質感で後悔
35歳・男性・自営業
470万円という高い価格で購入したのに、内装がプラスチック感が強く安っぽく感じます。
同じ価格帯のRAV4やCX-5の試乗時に内装を確認しなかったことを後悔しています…
シートの座り心地も硬く、長距離ドライブで疲れやすいです。
内装の質感がこんなに低いなら、もっと安い価格帯の車でよかったと思います。
体験談5:リセールバリューの低さで後悔
45歳・男性・会社員
新車で468万円で購入したX e-4ORCE(470万円)を3年後に売却しようとしたところ、下取り価格がわずか280万円でした。
3年で190万円も価値が下がり、ショックを受けました。
同じ時期に購入したRAV4の友人は、3年後でも330万円の値がついたと言っていました…
90万円もの差が出て、リセールバリューの低さに深く後悔しています。
それでもエクストレイルを選ぶべき5つの魅力
ここまで後悔する理由を紹介してきましたが、エクストレイルには他の車にはない独自の魅力も多く存在します。
リスクを理解した上で、適切な選択をすれば、エクストレイルは素晴らしいパートナーになります。
ここでは、エクストレイルを選ぶべき5つの魅力を紹介します。
魅力1:e-POWERの静粛性と燃費性能
エクストレイルのe-POWERは、加速感には違和感があるものの、静粛性と燃費性能は確かに優れています。
エンジンを高回転まで回す必要がないため、走行音が静かで快適なドライビングを実現します。
街乗りメインなら、実燃費15km/L前後を期待できます。
長距離ドライブでも、静粛性の高さによって疲労が少なくなる利点があります。
魅力2:広い室内空間と快適性
エクストレイルは、ミドルサイズSUVの中でも、特に室内空間が広いのが魅力です。
後席の膝まわりスペースは同クラスで最大級で、3列シート仕様でも快適に乗車できます。
荷室容量も565Lと十分で、アウトドアやキャンプに必要な荷物も楽々積めます。
ファミリーユースやグループでの使用に最適です。
魅力3:プロパイロットの完成度の高さ
プロパイロットは精度がいまひとつという評価がある一方で、実装の完成度は高く、渋滞時の自動運転支援は実用的です。
長距離ドライブでの疲労軽減効果は大きいです。
アップデートにより、精度が継続的に向上していることも魅力です。
魅力4:悪路走破性の高さ
e-4ORCE搭載モデルは、前後独立したモーターによる卓越した四輪駆動性能を誇ります。
雪道や悪路での走破性は、同クラスの中でトップクラスです。
オフロード走行の機会がある人にとって、この性能は大きな価値があります。
魅力5:実用性の高さ(荷室・収納)
エクストレイルは、荷室の形状が工夫されており、大型の荷物も積みやすい設計です。
各種収納スペースも充実しており、日常使いから週末のアウトドアまで、幅広い用途に対応できます。
ファミリーカーとしての実用性は非常に高いです。
エクストレイルとRAV4・CX-5の徹底比較
エクストレイルを検討する際、ライバル車との比較は欠かせません。
ここでは、トヨタRAV4、マツダCX-5、ホンダCR-Vとの詳細比較を行います。
各車種の特徴を理解し、自分に最適な1台を見つけましょう。
| 比較項目 | エクストレイル | RAV4 | CX-5 | CR-V |
|---|---|---|---|---|
| 新車価格 | 384万円〜596万円 | 318万円〜540万円 | 310万円〜495万円 | 378万円〜509万円 |
| 全長×全幅×全高 | 4,770×1,900×1,630mm | 4,600×1,855×1,695mm | 4,575×1,845×1,690mm | 4,691×1,873×1,652mm |
| 乗車定員 | 5人〜7人 | 5人 | 5人 | 5人〜7人 |
| WLTCモード燃費 | 17〜20km/L | 23.4〜26.0km/L | 14.6〜25.0km/L | 18.0〜20.8km/L |
| 実燃費目安 | 12〜15km/L | 18〜22km/L | 12〜18km/L | 13〜17km/L |
| リセールバリュー(5年) | 40%〜55% | 60%〜75% | 45%〜65% | 45%〜60% |
| 先進安全装備 | プロパイロット | トヨタセーフティセンス | i-ACTIVSENSE | ホンダセンシング |
エクストレイルの特徴
エクストレイルは、e-POWERによる静粛性と、e-4ORCEによる悪路走破性が最大の特徴です。
室内空間も広く、ファミリーユースに最適です。
ただし、価格が高く、内装の質感がライバルに劣り、リセールバリューも低めです。
実用性と静粛性を重視する人に向いています。
RAV4の特徴
RAV4は、トヨタの最新の安全装備とハイブリッド技術による優れた燃費性能が魅力です。
新車価格も手頃で、リセールバリューが最も高いのが大きなメリットです。
内装の質感もエクストレイルより高く、コストパフォーマンスに優れています。
総合的な満足度を求める人に最適です。
CX-5の特徴
CX-5は、洗練されたデザインと、優れた乗り心地が特徴です。
SKYACTIV-D ガソリンとディーゼルのパワートレイン選択肢も豊富です。
価格も比較的手頃で、バランスの取れたSUVです。
デザイン性とドライビングプレジャーを重視する人におすすめです。
CR-Vの特徴
CR-Vは、エクストレイルと同様に3列シート仕様が選べ、実用性が高いのが特徴です。
ホンダセンシングの安全装備も充実しています。
ただし、特別に際立つ特徴が少なく、万人向けのSUVです。
実用性と無難さを求める人に向いています。
後悔しないエクストレイルの選び方【グレード・パワートレイン・オプション】
エクストレイルの購入で後悔しないためには、グレード選び、パワートレイン選定、オプション選択、試乗での確認ポイント、値引き交渉などを適切に行うことが重要です。
ここでは、具体的な選び方を詳しく解説します。
適切な選び方を実践すれば、リスクを最小限に抑えて満足のいく購入ができます。
グレード選び(X、G)
エクストレイルには、エントリーグレードのX、上級グレードのGなどがあります。
それぞれの特徴を理解して、自分の用途に合ったグレードを選びましょう。
【エントリーグレード】X
-
価格:384万円〜420万円
-
特徴:必要十分な装備、コスト重視
-
おすすめな人:初めての新型SUV、街乗りメイン
【上級グレード】G
-
価格:460万円〜480万円
-
特徴:本革シート、充実装備、プレミアム感
-
おすすめな人:装備充実重視、上質感を求める人
【グレード選びのポイント】
✅ 予算と装備のバランスを考慮し、Xグレードで十分な場合が多い
✅ e-4ORCE(電動4WD)搭載で約50万円の価格上昇
✅ リセールバリューを考慮するなら、中間グレード選択がおすすめ
パワートレイン選び(e-POWER)
エクストレイルは全グレードがe-POWERを搭載しています。
2WD・4WD(e-4ORCE)から選択できます。
【パワートレイン別比較表】
| 項目 | 2WD(e-POWER) | 4WD(e-4ORCE) |
|---|---|---|
| 価格 | 基準 | +約50万円 |
| 実燃費 | 12〜15km/L | 11〜14km/L |
| 悪路走破性 | 標準 | 優秀 |
| 乗り心地 | やや硬い | 安定性高い |
| 推奨走行環境 | 街乗りメイン | 雪道・悪路 |
✅ 街乗りメイン、年間走行距離が少ない
✅ 初期費用を抑えたい
✅ 加速感の違和感に対応できる
【4WD(e-4ORCE)がおすすめな人】
✅ 雪道走行が多い地域に住んでいる
✅ オフロード走行の機会がある
✅ 悪路走破性を重視
おすすめオプション
エクストレイルで後悔しないために、追加しておきたいオプションを紹介します。
【必須オプション】
✅ プロパイロット2.5(約30万円):自動運転支援機能の最新版
✅ 9インチセンターディスプレイ(約8万円):Apple CarPlay・Android Auto対応
✅ パーキング・モニター(約7万円):360°ビューで駐車サポート
【推奨オプション】
✅ 本革シート(約20万円):上質感と快適性向上
✅ パノラマルーフ(約13万円):開放感と高級感
✅ e-POWERセレクト(約5万円):走行モード選択機能
試乗で確認すべきポイント(e-POWERの加速感、乗り心地)
試乗時には、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
【e-POWERの加速感チェック】
✅ 発進時のギクシャク感の有無
✅ 高速合流時の加速応答性
✅ 低速走行時の違和感の程度
✅ エンジン始動音とモーター音のバランス
【乗り心地チェック】
✅ 段差通過時の突き上げ感
✅ 高速走行時の安定性
✅ コーナリング時のロール感
✅ 後席乗車時の快適性
【その他確認項目】
✅ 視界の良さ(死角の大きさ)
✅ 操作性(ボタン・スイッチの位置)
✅ 静粛性(走行中のノイズレベル)
✅ インテリアの質感
値引き交渉のコツ
エクストレイルの値引き相場は、2025年11月時点で車両本体価格から15万円〜30万円程度です。
値引き交渉を成功させるためのコツを紹介します。
【値引き交渉の5つのステップ】
1. ライバル車と比較する
✅ RAV4、CX-5の見積もりを取る
✅ 「RAV4と迷っている」と伝える
2. 決算期を狙う
✅ 3月と9月の決算期は値引き額が拡大しやすい
✅ 月末は販売目標達成のため交渉しやすい
3. オプション値引きを狙う
✅ 本体からの値引きが渋い場合、オプション値引きを交渉
✅ ナビ・本革シートなどで合計15万円の値引き可能
4. 下取り車の査定アップ
✅ 複数の買取業者に査定を依頼
✅ ディーラー下取りより20万円〜30万円高く売れるケースも
5. 延長保証の交渉
✅ 新型e-POWERの故障リスクを理由に、保証充実を提案させる
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エクストレイルの維持費と年収の目安【シミュレーション付き】
エクストレイルを購入する際、価格だけでなく年間維持費を正確に把握することが重要です。
ここでは、年間維持費の内訳、グレード別シミュレーション、推奨年収の目安を詳しく解説します。
購入前にこれらの情報を理解し、無理のない資金計画を立てましょう。
年間維持費の内訳
エクストレイルの年間維持費は、以下の項目で構成されます。
【年間維持費の詳細表】
| 項目 | 2WD(e-POWER) | 4WD(e-4ORCE) |
|---|---|---|
| 自動車税 | 36,500円 | 36,500円 |
| 重量税(年換算) | 16,400円 | 16,400円 |
| 自賠責保険(年換算) | 10,000円 | 10,000円 |
| 任意保険料 | 70,000円〜100,000円 | 75,000円〜105,000円 |
| 燃料費(年1万km) | 100,000円〜120,000円 | 110,000円〜130,000円 |
| 車検費用(年換算) | 70,000円 | 70,000円 |
| 駐車場代(月1万円) | 120,000円 | 120,000円 |
| メンテナンス費用 | 50,000円 | 55,000円 |
| 合計 | 約472,900円 | 約522,900円 |
| 駐車場代を除く | 約352,900円 | 約402,900円 |
グレード別の維持費シミュレーション
【X 2WD】年間走行距離1万km、駐車場代月1万円
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 自動車税 | 36,500円 |
| 重量税 | 16,400円 |
| 自賠責保険 | 10,000円 |
| 任意保険 | 85,000円 |
| 燃料費 | 110,000円 |
| 車検費用 | 70,000円 |
| 駐車場代 | 120,000円 |
| メンテナンス | 50,000円 |
| 合計 | 497,900円/年 |
【G 4WD(e-4ORCE)】年間走行距離1万km、駐車場代月1万円
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 自動車税 | 36,500円 |
| 重量税 | 16,400円 |
| 自賠責保険 | 10,000円 |
| 任意保険 | 90,000円 |
| 燃料費 | 120,000円 |
| 車検費用 | 70,000円 |
| 駐車場代 | 120,000円 |
| メンテナンス | 55,000円 |
| 合計 | 517,900円/年 |
💰 グレード別での維持費差
| グレード | 合計費用 | 駐車場代除く | 差額 |
|---|---|---|---|
| X 2WD | 497,900円 | 377,900円 | 基準 |
| G 4WD | 517,900円 | 397,900円 | +20,000円 |
✅ 4WDモデルは2WDより年間約2万円高い
✅ 燃料費の差:110,000円(2WD)vs 120,000円(4WD)
✅ 任意保険の差:85,000円(2WD)vs 90,000円(4WD)
✅ 駐車場代を含めると年間約50万円かかる計算
✅ 駐車場代を除くと年間約38万円〜40万円が実質維持費
推奨年収の目安(年収500万円以上)
一般的に、車の購入価格は年収の半分以内、年間維持費は年収の10%以内が目安とされています。
エクストレイルのX 2WD(420万円)を購入する場合、推奨年収は約840万円以上です。
ただし、頭金やローンを活用することで、年収500万円でも購入可能です。
【年収別の購入シミュレーション】
■ 年収600万円の場合
-
手取り月収:約40万円
-
頭金100万円、残り320万円を5年ローン(金利3%)
-
月々のローン返済額:約5.8万円(手取りの14.5%)
-
月々の維持費:約3.9万円(手取りの9.75%)
-
車関連支出合計:約9.7万円(手取りの24.25%)
→ やや負担が大きいが、節約で対応可能
■ 年収700万円の場合
-
手取り月収:約47万円
-
頭金150万円、残り270万円を5年ローン(金利3%)
-
月々のローン返済額:約4.9万円(手取りの10.4%)
-
月々の維持費:約3.9万円(手取りの8.3%)
-
車関連支出合計:約8.8万円(手取りの18.7%)
→ 余裕を持って所有可能
世帯年収で考える場合、夫婦合わせて600万円以上あれば、比較的無理なく維持できるでしょう。
維持費を抑えるコツ3選
1. 燃費の良い走行を心がける
急加速・急ブレーキを避け、エコドライブを実践することで、e-POWERの特性を活かし実燃費を5%〜10%改善できます。
年間1万km走行の場合、年間5,000円〜1万円の節約になります。
2. 任意保険の見直し
複数の保険会社で見積もりを取り、最も安い保険を選ぶことで、年間2万円〜3万円の節約が可能です。
インターネット割引や無事故割引を活用しましょう。
3. 民間の整備工場を活用
ディーラーでの点検・整備は高額ですが、民間の日産専門工場なら30%〜50%安く済むケースが多いです。
年間1万円程度の節約が期待できます。
エクストレイル購入でよくある質問(FAQ)
エクストレイルの購入を検討する際、多くの人が抱く疑問にお答えします。
購入前にこれらのFAQを確認し、不安を解消しましょう。
Q1:エクストレイルはレギュラーガソリンで走れますか?
いいえ、エクストレイルはハイオクガソリン指定です。
レギュラーガソリンを入れるとエンジン性能が十分に発揮されません。
ハイオクガソリン価格は180円/L前後で、年間燃料費は約12万円前後かかります。
Q2:エクストレイルとRAV4はどちらがおすすめですか?
e-POWERの静粛性を重視するならエクストレイル、総合的な満足度とリセールバリューを重視するならRAV4がおすすめです。
RAV4は新車価格も安く、リセールバリューが高いのが大きなメリットです。
内装の質感やリセール面を重視するなら、RAV4の方が無難です。
Q3:エクストレイルの実燃費はどのくらいですか?
実燃費は、街乗りメインで12〜14km/L、高速走行で15〜17km/L程度です。
カタログ値の17〜20km/Lと比較すると、実燃費は約70%〜85%の達成率となります。
e-POWERの独特な走行特性により、期待より低めになるケースが多いです。
Q4:エクストレイルは車中泊できますか?
はい、エクストレイルは車中泊に適しています。
後席を倒せば全長約180cmのフラットな空間を確保でき、大人2名の車中泊が可能です。
荷室容量も565Lと十分で、キャンプやアウトドア用途に最適です。
Q5:エクストレイルのリセールバリューはどうですか?
エクストレイルのリセールバリューは、3年落ちで55%〜65%、5年落ちで40%〜55%程度が相場です。
RAV4より低めで、新車価格が高いだけに売却時の損失が大きくなります。
長期保有を前提にすることをおすすめします。
Q6:エクストレイルは女性でも運転しやすいですか?
はい、エクストレイルはボディサイズが全長4,770mm、全幅1,900mmで、女性でも運転しやすいサイズです。
視界も良好で、最小回転半径5.5mで小回りが効きます。
ただし乗り心地が硬めなため、試乗で確認することをおすすめします。
Q7:エクストレイルの納期はどのくらいですか?
2025年11月現在、エクストレイルの新車納期は約2ヶ月〜4ヶ月です。
人気グレードの4WDモデルや人気色は納期が長くなる傾向があります。
具体的な納期はディーラーに確認してください。
Q8:エクストレイルは7人乗りがありますか?
いいえ、現行型エクストレイルは5人乗りのみです。
3列シート仕様はありません。
7人乗りを必要とする場合は、CR-VやアルファードなどのSUV・ミニバンを検討してください。
まとめ:エクストレイル後悔?後悔しない選び方
エクストレイルは、e-POWERによる静粛性と燃費性能、広い室内空間、悪路走破性が魅力のミドルサイズSUVです。
❌ 後悔のリスク【購入前に確認を】
-
e-POWERの加速感に違和感がある
-
デザインが地味で個性がない
-
価格が高い(350万円超え)
-
内装の質感がライバルに劣る
-
乗り心地が硬い
-
リセールバリューが低い
-
先進安全装備の完成度に欠ける
✅ 購入前の5つの必須確認ポイント
-
RAV4・CX-5との比較を十分に実施
-
試乗でe-POWERの加速感を確認
-
乗り心地を複数のシーンで試す
-
グレード選び(XかG)を慎重に検討
-
2WDか4WD(e-4ORCE)を決定
💰 維持費と年収の目安
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間維持費(駐車場代除く) | 約35万円〜40万円 |
| 推奨年収 | 500万円以上 |
| 新車価格(X 2WD) | 384万円〜 |
| グレード間の維持費差 | 約2万円/年 |
📌 最終判断ポイント
✅ エクストレイルがおすすめな人
-
e-POWERの静粛性を重視する
-
悪路走破性が必要
-
長期保有(10年以上)を前提にできる
❌ 他車を検討すべき人
-
リセールバリューを重視
-
内装の質感を最優先
-
初期費用を抑えたい
🎯 選択のキーポイント
リスクを理解した上で、適切な対策を取れば、エクストレイルは素晴らしいパートナーになります。
この記事で紹介した以下の情報を参考に、あなたに最適な選択をしてください。
✅ 7つの後悔理由
✅ 5つの魅力
✅ ライバル車との詳細比較
✅ 選び方のポイント
✅ よくある8つのQ&A
後悔しない車選びで、充実したカーライフを楽しみましょう。
参考サイト
