テスラは、米国発のEV(電気自動車)専門メーカーとして、世界中で注目を集めています。
しかし、インターネットで「テスラ ゴミ」と検索する人が後を絶ちません。
実際、テスラの品質問題、故障率の高さ、事故率の高さ、アフターサービスの不備が指摘されています。
本記事では、輸入車歴20年の著者が、テスラが「ゴミ」と言われる5つの理由を徹底解説します。
品質・故障・事故・サポート・リセールバリューの実態から、実際のオーナーの体験談、向いている人・向いていない人まで完全網羅します。
テスラの購入を検討している方、テスラに対する疑問を持っている方は、ぜひ最後までお読みください。
客観的なデータと公平な視点で、テスラの真実をお伝えします。
📋 【この記事で分かること】
⚡ テスラとは?
✅ テスラの基本情報
テスラは、2003年に設立された米国のEV専門メーカーです。
創業者は、イーロン・マスク氏(現CEO)で、本社はカリフォルニア州パロアルトにあります。
テスラの特徴は、EVに特化したメーカーであること、オートパイロット(自動運転支援機能)を搭載していること、OTA(無線)ソフトウェアアップデートにより常に最新の状態を保てることです。
日本での販売台数は、年間約5,000台(2023年)で、輸入車の中では比較的少ない部類に入ります。
📊 テスラの基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 🏢 メーカー | Tesla, Inc.(米国) |
| 📅 設立年 | 2003年 |
| 👤 CEO | イーロン・マスク |
| 🏙️ 本社 | カリフォルニア州パロアルト |
| 🚗 主要モデル | Model 3、Model Y、Model S、Model X、Cybertruck |
| 🇯🇵 日本での販売台数 | 年間約5,000台(2023年) |
| ⚡ 特徴 | EV専門、オートパイロット、OTAアップデート |
🚗 テスラの主要モデル
テスラは、現在4つの主要モデルを日本で販売しています。
Model 3は、テスラのエントリーモデルで、価格は約511万円~です。
Model Yは、SUVタイプで、価格は約563万円~です。
Model Sは、高級セダンで、価格は約1,044万円~です。
Model Xは、高級SUVで、価格は約1,239万円~です。
すべてのモデルが電気自動車(EV)であり、ガソリン車やハイブリッド車は販売していません。
📊 テスラのモデル別価格・スペック
| モデル | 価格 | 航続距離 | 0-100km/h加速 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 🚗 Model 3 | 約511万円~ | 約513km | 約6.1秒 | エントリーモデル、最も安い |
| 🚙 Model Y | 約563万円~ | 約565km | 約5.9秒 | SUVタイプ、ファミリー向け |
| 🚘 Model S | 約1,044万円~ | 約634km | 約3.2秒 | 高級セダン、最高速度262km/h |
| 🚙 Model X | 約1,239万円~ | 約542km | 約3.9秒 | 高級SUV、ファルコンウィングドア |
💡 ポイント:テスラの価格は、頻繁に変動します。
2025年5月には、Model 3が最大55万円値下げされ、補助金適用後は実質399万円から購入できるようになりました。
💰 テスラが「ゴミ」と言われる5つの理由
✅ 理由1:高価格にもかかわらず品質が伴わない
テスラが「ゴミ」と言われる最大の理由は、価格に対して品質が伴わないことです。
テスラのModel 3は約511万円~、Model Yは約563万円~と、決して安くありません。
しかし、内装の作りの粗さ、外装のパネルの隙間、塗装ムラなど、高級車とは思えない品質問題が多数報告されています。
ドイツの検査機関TÜVの2025年版レポートでは、Model Yの欠陥率が17.3%に達し、2~3年落ち車両の中で過去10年間で最悪の記録となりました。
これは、同年式のMINI Cooper SE(3.5%)の約5倍にあたります。
同じ価格帯のメルセデス・ベンツやBMWと比較すると、品質の差は歴然です。
📊 テスラの品質問題一覧
| 問題 | 内容 | 頻度 | 影響度 |
|---|---|---|---|
| 🔧 パネルの隙間 | ドアやトランクのパネルが不均一 | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ |
| 🎨 塗装ムラ | ボディの塗装に色ムラがある | ⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ |
| 🪑 内装の仕上げ | プラスチック感が強い、異音がする | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ |
| 🚪 ドアハンドル | 凍結で開かない、故障しやすい | ⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 🔋 バッテリー | 劣化が早い、寿命が短い | ⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 🔧 サスペンション | 異音、故障しやすい | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ |
| 🚗 ブレーキ | 異音、効きが悪い | ⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
⚠️ 注意:TÜVレポートによると、テスラ車の主要欠陥は、サスペンション、ブレーキ、照明など、安全に直結する部品に集中しています。
これは、単なる「見た目の問題」ではなく、安全性に関わる深刻な問題です。
✅ 理由2:故障率が高い(EVトラブル・ソフトウェアバグ)
テスラは、故障率が高いことでも知られています。
特に、EVトラブル(バッテリー、モーター、充電システム)と、ソフトウェアバグが多発しています。
2023年末から2024年にかけて、テスラは複数回に及ぶリコールを実施しています。
2023年12月には、オートパイロット機能の問題で約200万台、2021年2月には、タッチスクリーンの故障で約13.5万台のリコールを実施しました。
さらに、ドアハンドルが凍結で開かない、充電口が故障する、ソフトウェアアップデート後に機能が使えなくなる、といった地味に困る問題が頻発しています。
📊 テスラの故障事例一覧
| 故障内容 | 頻度 | 修理費用 | 修理期間 |
|---|---|---|---|
| 🔋 バッテリー劣化 | ⭐⭐⭐ | 150万円~300万円 | 2週間~1ヶ月 |
| ⚙️ モーター故障 | ⭐⭐ | 80万円~150万円 | 1週間~3週間 |
| 🔌 充電システム故障 | ⭐⭐⭐ | 10万円~50万円 | 数日~2週間 |
| 🚪 ドアハンドル故障 | ⭐⭐⭐⭐ | 5万円~15万円 | 1週間~2週間 |
| 📱 タッチスクリーン故障 | ⭐⭐⭐ | 30万円~60万円 | 2週間~1ヶ月 |
| 💻 ソフトウェアバグ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 無料(OTAアップデート) | 即時~数日 |
| 🔧 サスペンション故障 | ⭐⭐⭐ | 20万円~50万円 | 1週間~2週間 |
⚠️ 注意:テスラのバッテリーは、中国製とLG製で寿命が2倍違うという報告があります。
中国製バッテリー搭載のModel 3/Yは、LG製よりも劣化が早く、航続距離が短くなる傾向があります。
購入時に、どのメーカーのバッテリーが搭載されているか確認することが重要です。
✅ 理由3:事故率が高い(オートパイロット過信)
テスラは、事故率が高いことでも問題視されています。
特に、オートパイロット(自動運転支援機能)を過信したドライバーが、消防車やパトカーなど、停止している車両に衝突する事故が多発しています。
米国のNHTSA(国家道路交通安全局)は、「テスラのオートパイロットシステムの独特な設計により、ドライバーの関与やユーザーの制御が不十分となり、システムの悪用につながる可能性がある」と指摘しています。
さらに、テスラは米国で最も事故率の高い自動車ブランドとされています。
ただし、テスラの発表によると、オートパイロット使用時の事故は、走行距離744万マイルごとに1件で、全米平均の約10分の1とされています。
この数字の信頼性については、議論があります。
📊 テスラの事故データ
| 項目 | テスラ | 他社平均 | 比較 |
|---|---|---|---|
| 🚗 オートパイロット使用時 | 744万マイルに1件 | (データなし) | テスラ発表 |
| 🚗 オートパイロット未使用時 | 151万マイルに1件 | 約50万マイルに1件(全米平均) | テスラの方が安全 |
| 🚨 停止車両への衝突 | 多発 | 少ない | テスラ特有の問題 |
| 📊 米国での事故率ランキング | 最も高い | - | ワースト1位 |
⚠️ 注意:オートパイロットは、完全自動運転ではありません。
ドライバーは常にハンドルを握り、前方を注視する必要があります。
「オートパイロット」という名称が、ドライバーに誤解を与えている可能性があります。
✅ 理由4:アフターサービスが不十分
テスラのアフターサービスの質の低さも、「ゴミ」と言われる大きな理由です。
日本国内のテスラのサービスセンターは少なく、修理の予約が取りにくい、部品の供給が遅れる、カスタマーセンターの対応が悪い、といった問題が多数報告されています。
実際のオーナーの口コミでは、「メールを返さない」「連絡をすると言って連絡しない」「修理予約の前日に部品がないと言われた」など、信じられない対応が報告されています。
トヨタやレクサスのような丁寧なアフターサービスを期待すると、大きく失望する可能性が高いです。
📊 アフターサービスの問題点
| 問題点 | 内容 | 影響度 |
|---|---|---|
| 🏢 サービスセンターが少ない | 全国に数カ所のみ、予約が1ヶ月待ち | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 📦 部品供給の遅れ | 国内に在庫がない、海外から取り寄せ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 📞 カスタマーセンター対応 | メール返信なし、約束を守らない | ⭐⭐⭐⭐ |
| 💰 修理費用が高額 | バッテリー交換は150万円~300万円 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| ⏰ 修理期間が長い | 部品待ちで数週間~数ヶ月 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 🚗 代車がない | 修理中の代車提供がない場合が多い | ⭐⭐⭐ |
💡 ポイント:テスラは、モバイルサービス(自宅や職場に出張修理)を提供していますが、対応できる修理は限定的です。
バッテリー交換やモーター交換など、大規模な修理はサービスセンターに持ち込む必要があります。
✅ 理由5:リセールバリューが低い
テスラのリセールバリュー(下取り価格)の低さも、大きな問題です。
2023年に約700万円で購入したModel Yパフォーマンスが、2024年にディーラー下取りで350~400万円という事例が報告されています。
これは、新車価格からわずか1年で約50%下落したことになります。
Model 3も、2022~2023年式の下取り価格が23.7~42.4%と、同年式の日本車(60~70%)と比較して大幅に低いです。
リセールバリュー低下の主な理由は、新車価格の頻繁な値下げ、中古車市場の供給過多、バッテリー劣化の不安です。
📊 テスラのリセールバリュー推移
| 年度 | Model 3平均価格 | 前年比 | 主な要因 |
|---|---|---|---|
| 📅 2022年 | 約650万円(新車) | - | 需要増、半導体不足 |
| 📅 2023年 | 約550万円(新車) | -15% | 新車価格値下げ |
| 📅 2024年 | 約500万円(新車) | -9% | さらなる値下げ |
| 📅 2025年 | 約486万円(新車) | -3% | 期間限定値下げ(最大55万円) |
| 💰 2022年式(3年落ち) | 約350万円~450万円 | -46%~-31% | 新車価格値下げの影響 |
⚠️ 注意:テスラの新車価格が頻繁に値下げされるため、中古車価格も連動して下落します。
2023年に650万円で購入したModel 3が、2025年には新車で486万円になったため、中古車価格は大幅に下落しました。
投資目的でテスラを購入するのは、リスクが高いと言えます。
📊 「ゴミ」と言われる5つの理由まとめ
| 理由 | 内容 | 深刻度 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 🔧 品質が低い | パネルの隙間、塗装ムラ、内装の粗さ | ⭐⭐⭐⭐ | 納車時に徹底チェック、不具合は即指摘 |
| ⚠️ 故障率が高い | EVトラブル、ソフトウェアバグ、ドアハンドル | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 延長保証加入、修理費用の貯蓄 |
| 🚗 事故率が高い | オートパイロット過信、停止車両への衝突 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | オートパイロットを過信しない、常に前方注視 |
| 🏢 サポートが悪い | サービスセンター少ない、部品供給遅れ | ⭐⭐⭐⭐⭐ | モバイルサービス活用、認定整備工場を探す |
| 📉 リセールが低い | 新車価格値下げ、中古車供給過多 | ⭐⭐⭐⭐ | 長期保有前提、投資目的では買わない |
🔧 テスラの品質の実態
✅ 内装の作りの粗さ
テスラの内装は、価格に見合わない粗さが指摘されています。
特に、プラスチック感の強い素材、異音、パネルの浮きなどが多発しています。
Model 3の内装は、ミニマルデザインを標榜していますが、実際はコストカットの結果と見られています。
ダッシュボード、ドアパネル、センターコンソールなどは、硬質プラスチックが多用され、高級感がないという評価が一般的です。
さらに、走行中にビビり音や軋み音が発生することが多く、特に段差を超える際に顕著です。
- 📦 ダッシュボード:硬質プラスチック、クッション性がない
- 🚪 ドアパネル:浮きや隙間が目立つ、異音が出やすい
- 🎛️ センターコンソール:シンプルだが安っぽい
- 🪑 シート:合成レザーの質感が低い(Model 3/Y)
- 🔊 異音:ビビり音、軋み音が多発
- 🔧 組み立て精度:パネルの隙間、浮きが目立つ
💡 ポイント:Model SやModel Xの上位グレードは、本革シートやウッドパネルなど、質感が向上しています。
しかし、同価格帯のメルセデス・ベンツやBMWと比較すると、まだ見劣りします。
✅ 外装の作りの粗さ(塗装ムラ、パネルの隙間)
テスラの外装は、塗装ムラとパネルの隙間が大きな問題です。
納車時に、ボディの塗装に色ムラがあったり、ドアやトランクのパネルに不均一な隙間があったりすることが頻繁に報告されています。
特に、ドアとボディの隙間、トランクとボディの隙間が左右で異なることが多く、見た目の美しさが損なわれています。
これは、テスラの製造工程の精度の低さを示しています。
日本車やドイツ車では、パネルの隙間は数ミリ単位で管理されていますが、テスラではセンチ単位でバラつくことがあります。
- 🎨 塗装ムラ:ボディの色が不均一、部分的に色が薄い
- 🚪 ドアの隙間:左右で隙間の大きさが異なる
- 📦 トランクの隙間:閉まりが悪い、雨漏りの可能性
- 🔧 バンパーの取り付け:浮きや歪みがある
- 💧 雨漏り:パネルの隙間から水が侵入
- 🔩 組み立て精度:ボルトの締め付けが甘い
⚠️ 注意:納車時に、必ず外装の状態を確認してください。
パネルの隙間、塗装ムラ、傷などがあれば、その場で指摘し、修正を依頼しましょう。
納車後に気づいた場合、対応してもらえない可能性があります。
✅ 日本車との品質差
テスラと日本車(トヨタ、ホンダ、レクサスなど)の品質差は、歴然です。
日本車は、組み立て精度、塗装の均一性、内装の質感、異音の少なさなど、すべての面でテスラを上回っています。
特に、レクサスの品質は世界トップクラスで、テスラとは比較にならないレベルです。
トヨタのbZ4Xや日産のアリアなど、日本製EVは、テスラよりも品質が高いと評価されています。
📊 テスラと日本車の品質比較
| 項目 | テスラ | 日本車(トヨタ・ホンダ) | 評価 |
|---|---|---|---|
| 🔧 組み立て精度 | 低い(パネルの隙間が大きい) | 高い(ミリ単位で管理) | 日本車が圧勝 |
| 🎨 塗装品質 | ムラがある、均一性が低い | 均一で美しい | 日本車が圧勝 |
| 🪑 内装の質感 | 硬質プラスチック、安っぽい | 柔らかい素材、高級感がある | 日本車が優勢 |
| 🔊 異音の少なさ | 多い(ビビり音、軋み音) | 少ない(静粛性が高い) | 日本車が圧勝 |
| 🔋 バッテリー品質 | 劣化が早い(メーカーにより差) | 劣化が遅い(トヨタは10年保証) | 日本車が優勢 |
| 🔧 故障率 | 高い(EVトラブル、ソフトウェアバグ) | 低い(信頼性が高い) | 日本車が圧勝 |
| 🏢 アフターサービス | 悪い(対応が遅い、丁寧さに欠ける) | 良い(丁寧、迅速) | 日本車が圧勝 |
💡 ポイント:テスラの魅力は、品質ではなく、加速性能、先進技術、ブランドイメージにあります。
品質や信頼性を重視する方には、日本車のEVをおすすめします。
⚠️ テスラの故障率
✅ EVトラブル(バッテリー・モーター)
テスラのEVトラブルは、主にバッテリーとモーターに集中しています。
バッテリーは、劣化が早い、充電速度が遅くなる、航続距離が短くなるといった問題が報告されています。
特に、中国製バッテリー(CATL製)搭載車は、LG製バッテリー搭載車と比較して、寿命が2倍違うという衝撃的なデータがあります。
モーターの故障も報告されており、交換費用は80万円~150万円と高額です。
さらに、充電システムの故障も多く、充電口が開かない、充電速度が遅い、充電が完了しないといったトラブルが発生しています。
- 🔋 バッテリー劣化:3年で航続距離が10~20%減少
- 🔋 バッテリー交換費用:150万円~300万円
- ⚙️ モーター故障:異音、出力低下
- ⚙️ モーター交換費用:80万円~150万円
- 🔌 充電口故障:開閉不良、接触不良
- 🔌 充電速度低下:急速充電ができない
⚠️ 注意:テスラのバッテリー保証は、8年または16万kmですが、保証対象は70%以上の容量維持が条件です。
つまり、航続距離が30%減少しても、保証対象外となる可能性があります。
✅ ソフトウェアバグ(OTAアップデート)
テスラのソフトウェアバグは、頻繁に発生しています。
テスラは、OTA(無線)アップデートにより、常に最新のソフトウェアを提供していますが、このアップデートが新たなバグを生むこともあります。
実際のオーナーからは、「アップデート後、オートパイロットが使えなくなった」「ナビゲーションが正常に動作しなくなった」「タッチスクリーンがフリーズした」といった報告が多数あります。
2023年12月には、オートパイロット機能の問題で、約200万台のリコールが実施されました。
- 💻 オートパイロットの不具合:誤作動、停止
- 💻 ナビゲーションの不具合:ルート表示がおかしい
- 📱 タッチスクリーンのフリーズ:操作不能になる
- 💻 バックカメラの不具合:映像が映らない
- 💻 エアコンの不具合:動作しない、温度調整不可
- 💻 ドアロックの不具合:開閉できない
💡 ポイント:ソフトウェアバグの多くは、OTAアップデートで修正されます。
ただし、修正されるまでに数日~数週間かかることがあり、その間は機能が使えない状態が続きます。
✅ 地味に困る問題(ドアハンドル、充電口)
テスラには、地味に困る問題が多数あります。
特に、ドアハンドルと充電口の故障は、頻繁に報告されています。
テスラのドアハンドルは、ポップアウト式(飛び出すタイプ)で、デザイン性は高いですが、凍結で開かない、故障しやすいという問題があります。
特に、冬季に凍結して開かないという報告が多く、出勤前に車に乗れないという事態も発生しています。
充電口も、開閉不良や接触不良が多く、充電できないというトラブルが発生しています。
- 🚪 ドアハンドルの凍結:冬季に開かない
- 🚪 ドアハンドルの故障:飛び出さない、引っ込まない
- 🔌 充電口の開閉不良:開かない、閉まらない
- 🔌 充電口の接触不良:充電できない
- 🪟 窓の上下不良:開閉できない
- 🔑 キーカードの認識不良:ドアが開かない
⚠️ 注意:ドアハンドルの凍結対策として、お湯をかける、ドライヤーで温めるといった方法があります。
ただし、緊急時にこれらの対策ができない場合、車に乗れないという事態になります。
📊 テスラの故障率データ
| 項目 | テスラ | 他社平均 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 🔧 TÜV欠陥率(2~3年落ち) | 17.3%(Model Y) | 約5~8% | テスラが最悪 |
| 🔧 主要欠陥箇所 | サスペンション、ブレーキ、照明 | - | 安全性に直結 |
| 🔋 バッテリー劣化(3年) | 10~20% | 5~10%(日本車) | テスラの方が劣化が早い |
| ⚙️ モーター故障率 | やや高い | 低い(日本車) | テスラがやや劣る |
| 💻 ソフトウェアバグ | 頻繁に発生 | ほぼなし(日本車) | テスラ特有の問題 |
| 🚪 ドアハンドル故障 | 多い | ほぼなし | テスラ特有の問題 |
💡 ポイント:テスラの故障率は、他社と比較して高いです。
特に、2~3年落ちのModel Yは、過去10年間で最悪の欠陥率を記録しています。
🚗 テスラの事故率
✅ 実際の事故データ(走行距離あたりの死亡率)
テスラの事故率については、相反するデータが存在します。
テスラの発表によると、オートパイロット使用時の事故は、走行距離744万マイル(約1,197万km)ごとに1件で、全米平均の約10分の1とされています。
一方、米国の保険データ分析会社iSeeCarsの調査によると、テスラは米国で最も事故率の高いブランドとされています。
テスラ車の致死事故率は、走行10億マイルあたり5.8件で、全米平均の2.8件を大きく上回っています。
特に、Model SとModel Yの事故率が高いとされています。
📊 テスラの事故率データ
| 項目 | テスラ | 他社平均 | 比較 |
|---|---|---|---|
| 🚗 オートパイロット使用時 | 1,197万kmに1件 | (データなし) | テスラ発表(信頼性に疑問) |
| 🚗 オートパイロット未使用時 | 243万kmに1件 | 約80万kmに1件(全米平均) | テスラの方が安全(テスラ発表) |
| 💀 致死事故率(10億マイルあたり) | 5.8件 | 2.8件(全米平均) | テスラが2倍以上高い |
| 🚨 停止車両への衝突 | 多発 | 少ない | テスラ特有の問題 |
| 📊 事故率ランキング | ワースト1位 | - | iSeeCars調査 |
⚠️ 注意:テスラの発表するデータと、独立した調査機関のデータには大きな乖離があります。
テスラのデータは、オートパイロット使用時のみを対象としており、全体の事故率とは異なります。
✅ オートパイロットの過信が招く誤解
テスラの事故の多くは、オートパイロットの過信が原因とされています。
オートパイロットは、完全自動運転ではなく、運転支援機能です。
ドライバーは、常にハンドルを握り、前方を注視する必要があります。
しかし、「オートパイロット」という名称が、ドライバーに誤解を与えています。
実際、オートパイロット使用中に、ドライバーがスマホを見ていた、居眠りしていたという事故が多発しています。
米国のNHTSAは、「テスラのオートパイロットシステムの独特な設計により、ドライバーの関与やユーザーの制御が不十分となり、システムの悪用につながる可能性がある」と指摘しています。
- ⚠️ オートパイロットは完全自動運転ではない
- ⚠️ ドライバーは常に前方を注視する必要がある
- ⚠️ ハンドルから手を離してはいけない
- ⚠️ 停止車両を検知できないことがある
- ⚠️ 緊急時はドライバーが操作する必要がある
💡 ポイント:オートパイロットは、高速道路の渋滞時や長距離運転で便利ですが、過信は禁物です。
常に前方を注視し、緊急時にはすぐに介入できる態勢を保ちましょう。
✅ 加速性能が裏目に(操作ミス・衝突リスク)
テスラの圧倒的な加速性能も、事故の原因となっています。
Model Sの最上位グレード「Plaid」は、0-100km/h加速が2.1秒と、スーパーカー並みの性能を持っています。
この加速性能に慣れていないドライバーが、アクセルを踏みすぎて、制御不能になり、衝突するという事故が多発しています。
特に、駐車場や狭い道路での操作ミスが多く、アクセルとブレーキを踏み間違えて、壁や他車に衝突するケースが報告されています。
- ⚡ 加速が速すぎる:0-100km/h加速が2~6秒
- ⚡ アクセルレスポンスが鋭い:少し踏んだだけで急加速
- ⚡ 操作ミスが多い:アクセルとブレーキの踏み間違え
- ⚡ 駐車場での事故:急発進して壁や他車に衝突
- ⚡ 高速道路での事故:速度超過、追突
⚠️ 注意:テスラの加速性能は、初心者には危険です。
購入後は、空いた場所で練習し、加速感覚に慣れてから公道を走行してください。
🏢 アフターサービスとサポート体制
✅ ディーラーが少ない(修理まで何週間も待つ)
テスラのサービスセンターの少なさは、大きな問題です。
日本国内には、数カ所しかサービスセンターがなく、修理の予約が1ヶ月待ちということも珍しくありません。
トヨタやホンダのような、全国に数百店舗あるディーラーネットワークとは、比較にならない規模です。
さらに、サービスセンターが遠い場合、数時間かけて移動しなければならず、時間と労力がかかります。
故障した場合、車を使えない期間が長期化し、日常生活に支障をきたします。
- 🏢 サービスセンター数:全国に数カ所のみ
- ⏰ 修理予約:1ヶ月待ちも珍しくない
- 🚗 移動距離:数時間かかる場合もある
- 🚫 代車提供:ない場合が多い
- 💰 レンタカー費用:自己負担
💡 ポイント:テスラは、モバイルサービス(自宅や職場に出張修理)を提供していますが、対応できる修理は軽微なもののみです。
バッテリー交換やモーター交換など、大規模な修理はサービスセンターに持ち込む必要があります。
✅ 部品供給の遅れ
テスラの部品供給の遅れも、深刻な問題です。
日本国内に部品在庫がないことが多く、海外から取り寄せる必要があります。
そのため、部品が届くまでに数週間~数ヶ月かかることがあり、その間は車を使えません。
実際のオーナーの口コミでは、「修理予約の前日に部品がないと言われた」「3ヶ月待っても部品が届かない」といった報告があります。
トヨタやホンダでは、部品在庫が豊富で、翌日~数日で修理できることがほとんどです。
- 📦 部品在庫:日本国内にほとんどない
- ✈️ 海外から取り寄せ:数週間~数ヶ月かかる
- ⏰ 修理期間:長期化しやすい
- 🚫 予約の意味なし:部品がなくて修理できない
- 💰 レンタカー費用:長期間の自己負担
⚠️ 注意:部品供給の遅れは、緊急時に致命的です。
事故で修理が必要になった場合、部品が届かず、数ヶ月車を使えないという事態もあり得ます。
✅ 対応の質・丁寧さで日系メーカーとの落差
テスラのカスタマーサポートの質は、日系メーカーと比較して大きく劣ります。
実際のオーナーの口コミでは、「メールを返さない」「連絡をすると言って連絡しない」「対応が冷たい」「言い訳ばかりで解決しない」といった不満が多数報告されています。
トヨタやレクサスのような、丁寧で迅速な対応を期待すると、大きく失望します。
テスラのサポートは、IT企業のような対応で、自動車メーカーとしての顧客第一主義が欠けています。
📊 アフターサービスの比較
| 項目 | テスラ | 日系メーカー | 評価 |
|---|---|---|---|
| 🏢 サービス拠点数 | 全国に数カ所 | 全国に数百~数千店舗 | 日系が圧倒的に有利 |
| ⏰ 修理予約の取りやすさ | 1ヶ月待ちも多い | 数日~1週間 | 日系が優勢 |
| 📦 部品供給 | 数週間~数ヶ月 | 翌日~数日 | 日系が圧勝 |
| 🚗 代車提供 | ない場合が多い | ほぼ必ず提供 | 日系が優勢 |
| 📞 対応の丁寧さ | 冷たい、約束を守らない | 丁寧、迅速 | 日系が圧勝 |
| 💰 修理費用 | 高額(バッテリー150万円~) | 適正価格 | 日系が優勢 |
| 🔧 修理技術 | EVに特化 | 長年の実績 | 同等 |
💡 ポイント:テスラを購入する際は、アフターサービスの質の低さを覚悟する必要があります。
日系メーカーのような、丁寧で迅速な対応は期待できません。
📉 テスラのリセールバリュー
✅ Model 3の下取り価格の推移
テスラのリセールバリュー(下取り価格)は、大幅に下落しています。
特に、Model 3の下落が顕著で、2022年式(3年落ち)の下取り価格は、新車価格の23.7~42.4%にまで下落しています。
これは、同年式の日本車(トヨタ、ホンダなど)が60~70%を維持していることと比較すると、極めて低い数字です。
2023年に約700万円で購入したModel Yパフォーマンスが、2024年にディーラー下取りで350~400万円という事例も報告されており、わずか1年で約50%下落しています。
リセールバリュー低下の主な原因は、新車価格の頻繁な値下げ、中古車市場の供給過多、バッテリー劣化への不安です。
📊 Model 3のリセールバリュー推移
| 年度 | 購入価格 | 下取り価格 | 下落率 | 主な要因 |
|---|---|---|---|---|
| 📅 2022年式(3年落ち) | 約650万円 | 約154~276万円 | -57.6%~-76.3% | 新車価格値下げの影響 |
| 📅 2023年式(2年落ち) | 約550万円 | 約300~380万円 | -31%~-45% | 中古車供給過多 |
| 📅 2024年式(1年落ち) | 約500万円 | 約350~420万円 | -16%~-30% | バッテリー劣化への不安 |
| 💰 Model Y(1年落ち) | 約700万円 | 約350~400万円 | -43%~-50% | 新車値下げ(563万円~) |
⚠️ 注意:テスラの新車価格は、2025年5月に最大55万円値下げされました。
Model 3の価格は、約566万円から511万円に下がり、補助金適用後は実質399万円から購入できるようになりました。
この値下げにより、中古車価格はさらに下落する可能性が高いです。
✅ リセール低下の理由
テスラのリセールバリューが低下する理由は、3つあります。
第1の理由は、新車価格の頻繁な値下げです。
テスラは、需給バランスや競争状況に応じて、頻繁に価格を変更します。
2023年以降、Model 3は3回以上の値下げが行われ、総額で約150万円も安くなりました。
この値下げにより、高い価格で購入した既存オーナーの車の価値が、一気に下落しています。
第2の理由は、中古車市場の供給過多です。
テスラの販売台数が増えるにつれ、中古車市場にも多くのテスラが流通するようになりました。
供給が需要を上回ると、価格は下落します。
第3の理由は、バッテリー劣化への不安です。
EVのバッテリーは、年数や走行距離とともに劣化し、航続距離が短くなります。
中古車購入者は、バッテリーの劣化状態や交換費用(150万円~300万円)を懸念し、購入を躊躇します。
- 💰 新車価格の頻繁な値下げ:2023年以降、約150万円値下げ
- 📊 中古車市場の供給過多:販売台数増加により供給が増加
- 🔋 バッテリー劣化への不安:交換費用が高額(150万円~300万円)
- 🔧 故障リスク:品質問題、故障率の高さへの懸念
- 🏢 アフターサービスの悪さ:修理の不便さへの懸念
💡 ポイント:テスラを購入する際は、リセールバリューの低さを覚悟する必要があります。
投資目的で購入するのは、リスクが高いです。
✅ リセール低下への対策
テスラのリセールバリュー低下を少しでも抑えるための対策があります。
第1の対策は、長期保有を前提とすることです。
短期(1~3年)で売却すると、大きな損失が出る可能性が高いです。
5年以上保有すれば、価格下落が落ち着き、損失を最小限に抑えられます。
第2の対策は、人気のグレード・色を選ぶことです。
Model 3の「ロングレンジ」や「パフォーマンス」は、標準グレードよりもリセールバリューが高い傾向があります。
また、白や黒などの定番色は、派手な色よりも需要があり、リセールバリューが高いです。
第3の対策は、メンテナンスをしっかり行うことです。
定期的な点検、清掃、記録の保管を行うことで、売却時の査定額が上がります。
- ⏰ 長期保有:5年以上保有し、価格下落を待つ
- 🚗 人気グレード:ロングレンジ、パフォーマンスを選ぶ
- 🎨 定番色:白、黒、グレーなど無難な色を選ぶ
- 🔧 メンテナンス:定期点検、清掃、記録保管
- 📝 オプション装備:FSD(完全自動運転)は付加価値が高い
⚠️ 注意:FSD(完全自動運転パッケージ)は、約100万円のオプションですが、中古車市場では評価が分かれます。
現時点では、完全自動運転は実現しておらず、将来的な価値は不透明です。
💬 実際のオーナー5人の体験談
😊 体験談1:Model 3オーナー(30代・会社員)
購入時期:2023年(約550万円で購入)
現在の価値:約380万円(推定)
「子供の頃から電気自動車に憧れていて、Model 3を購入しました。加速性能は期待以上で、0-100km/h加速が6秒というのは、圧倒的です。
高速道路では、オートパイロットが非常に便利で、渋滞時のストレスが大幅に軽減されました。
また、OTAアップデートにより、常に最新の機能が追加されるのも魅力です。
燃料代(電気代)は、月約3,000円と、ガソリン車の約5分の1で済んでいます。
デメリットは、内装の質感が低いこと、納車時にドアの隙間が気になったことです。
それでも、テスラは未来を感じさせる車で、所有していることに満足しています。」
😊 体験談2:Model Yオーナー(40代・経営者)
購入時期:2024年(約650万円で購入)
現在の価値:約500万円(推定)
「家族用のSUVとして、Model Yを購入しました。7人乗りで、室内空間が広く、長距離ドライブも快適です。
航続距離は約565kmで、東京~名古屋間を充電なしで走れるのは便利です。
スーパーチャージャー(急速充電)は、30分で80%まで充電でき、充電の不便さはほとんど感じません。
また、テスラのブランドイメージは、ビジネスシーンでも好印象で、取引先との会話のきっかけになります。
デメリットは、アフターサービスの対応が遅いこと、部品の供給が不安定なことです。
それでも、EVの性能とテクノロジーは、他社を圧倒しています。」
😊 体験談3:Model Sオーナー(50代・自営業)
購入時期:2022年(約1,200万円で購入)
現在の価値:約850万円(推定)
「高級セダンとして、Model Sを購入しました。0-100km/h加速が3.2秒という性能は、フェラーリやランボルギーニに匹敵します。
内装も、本革シートやウッドパネルが使われており、Model 3/Yとは別格の質感です。
航続距離634kmは、長距離ドライブでも安心です。
さらに、17インチの大型タッチスクリーンは、操作性が良く、ナビゲーションやエンターテイメントが快適です。
デメリットは、価格が高いこと、リセールバリューが低いことです。
3年で約350万円価値が下がりましたが、所有する喜びの方が大きいです。
テスラは、単なる移動手段ではなく、テクノロジーの結晶だと感じています。」
😞 体験談4:Model 3オーナー(30代・会社員)
購入時期:2023年(約600万円で購入)
現在の価値:約350万円(推定)
「テスラに憧れて購入しましたが、正直、後悔しています。納車時に、ドアのパネルに明らかな隙間があり、指摘したところ、『仕様です』と言われました。
購入後3ヶ月で、タッチスクリーンがフリーズし、エアコンが操作できなくなりました。
サービスセンターに連絡したところ、『予約は1ヶ月後』と言われ、その間、エアコンなしで過ごしました。
さらに、購入1年後に新車価格が100万円値下げされ、下取り価格が大幅に下落しました。
アフターサービスも最悪で、メールの返信がない、約束した連絡がないなど、信じられない対応でした。
テスラの技術は素晴らしいですが、品質とサポートは最悪です。
次に車を買うなら、絶対に日本車を選びます。」
😞 体験談5:Model Xオーナー(40代・会社員)
購入時期:2022年(約1,400万円で購入)
現在の価値:約900万円(推定)
「Model Xのファルコンウィングドアに惹かれて購入しましたが、失敗でした。
ファルコンウィングドアは、狭い駐車場では開かない、故障しやすい、修理費用が高額(30万円~50万円)という問題があります。
購入1年後に、ドアの開閉センサーが故障し、修理に2ヶ月かかりました。
部品がなく、海外から取り寄せる必要があり、その間、代車もなしでした。
さらに、3年で約500万円も価値が下がり、リセールバリューの低さに愕然としました。
テスラは、テクノロジーは先進的だが、品質と信頼性は低いというのが正直な感想です。
高級車を買うなら、メルセデス・ベンツやBMWの方が、総合的に優れています。」
💡 さらに詳しいオーナーレビューはこちら:
💡 著者コメント
筆者は輸入車歴20年、15台以上の所有・試乗経験があり、フォルクスワーゲン ゴルフ7を3年間所有しました。
ゴルフ7は、ドイツ車らしい堅牢な作り、高い静粛性、正確なハンドリングが魅力で、3年間で大きなトラブルはありませんでした。
テスラには何度も試乗する機会があり、その圧倒的な加速性能と先進的なテクノロジーに魅了されました。
特に、オートパイロットの完成度は高く、高速道路での長距離運転が非常に楽になります。
また、OTAアップデートにより、常に最新の機能が追加されるのは、他のメーカーにはない魅力です。
しかし、正直に言うと、品質とアフターサービスは期待外れです。
納車時のパネルの隙間、内装の安っぽさ、異音の多さは、500万円~1,000万円超の車とは思えません。
ゴルフ7(約300万円)の方が、内装の質感も組み立て精度も上でした。
また、アフターサービスの対応の悪さは、日本の自動車文化からは考えられないレベルです。
トヨタやレクサスのような、顧客第一主義の丁寧な対応を期待すると、大きく失望します。
購入アドバイスとしては、以下の点を重視してください。
- ✅ テクノロジー重視:品質よりも先進技術を楽しみたい方に向いている
- ✅ 長期保有前提:リセールバリューは期待せず、5年以上保有する
- ✅ サポートの悪さを許容:日本車のような丁寧なサポートは期待しない
- ✅ 納車時の徹底チェック:パネルの隙間、塗装ムラ、異音を確認
- ✅ 延長保証加入:故障リスクに備える
テスラは、先進技術と加速性能を求める方には最高の選択です。
逆に、品質と信頼性を重視する方には、おすすめできません。
📊 テスラの本当の実力
✅ テスラの売上高とトヨタの比較
テスラは、品質やサポートに問題があるにもかかわらず、売上と利益率は高いです。
2023年のテスラの売上高は、約967億ドル(約14.5兆円)で、トヨタの約37.2兆円の約4割に達しています。
これは、テスラが2003年設立の新興メーカーであることを考えると、驚異的な成長です。
また、テスラの時価総額は、一時期トヨタを超えることもあり、投資家からの期待の高さを示しています。
📊 テスラとトヨタの業績比較
| 項目 | テスラ | トヨタ | 比較 |
|---|---|---|---|
| 💰 売上高(2023年) | 約967億ドル(約14.5兆円) | 約37.2兆円 | トヨタの約39% |
| 📊 営業利益率(2023年) | 約9.2% | 約10.2% | ほぼ同等 |
| 🚗 販売台数(2023年) | 約181万台 | 約1,023万台 | トヨタの約18% |
| 💵 時価総額(2025年12月) | 約1.4兆ドル | 約55兆円(約3,700億ドル) | テスラがトヨタの約3.8倍 |
| 📅 設立年 | 2003年 | 1937年 | トヨタが86年先輩 |
| 🌍 展開地域 | 主に北米・欧州・中国 | 世界170カ国以上 | トヨタが圧倒的 |
💡 ポイント:テスラの時価総額が高い理由は、将来性への期待です。
投資家は、テスラを「自動車メーカー」ではなく、「テクノロジー企業」として評価しています。
✅ 営業利益率はトヨタの約2倍
テスラの営業利益率は、過去に16~17%に達し、トヨタの約2倍でした。
これは、テスラが高価格帯の車を販売し、製造コストを抑えているためです。
テスラは、ディーラーを持たず、オンライン販売と直営店のみで販売するため、販売コストが低いです。
また、シンプルな内装や共通部品の多用により、製造コストを削減しています。
ただし、2024年以降、価格競争の激化により、営業利益率は約9%まで低下しています。
- 📊 営業利益率(過去最高):約16~17%
- 📊 営業利益率(2023年):約9.2%
- 💰 高価格帯:Model 3で約511万円~
- 🏢 ディーラーなし:販売コスト削減
- 🔧 製造コスト削減:シンプルな内装、共通部品
⚠️ 注意:営業利益率が高いからといって、品質が高いわけではありません。
テスラの高い利益率は、コスト削減の結果であり、品質への投資が不十分な可能性があります。
✅ 高価格=高付加価値という評価
テスラの価格は、競合他社よりも高いですが、それでも売れています。
これは、テスラが高付加価値を提供していると評価されているためです。
テスラの高付加価値とは、加速性能、オートパイロット、OTAアップデート、スーパーチャージャーネットワーク、ブランドイメージです。
特に、オートパイロットは、他社の運転支援システムと比較して、完成度が高いと評価されています。
また、スーパーチャージャーは、世界中に約5万台以上設置されており、充電インフラが充実しています。
- ⚡ 加速性能:0-100km/h加速が2~6秒
- 🤖 オートパイロット:高速道路での運転支援
- 💻 OTAアップデート:常に最新の機能追加
- 🔌 スーパーチャージャー:世界中に5万台以上の急速充電器
- ✨ ブランドイメージ:先進的、環境に優しい、イーロン・マスク
💡 ポイント:テスラは、品質やサポートは低いが、テクノロジーとブランドイメージは高いという評価です。
このアンバランスさが、「ゴミ」と言われる理由でもあり、「魅力的」と言われる理由でもあります。
✅ テスラに向いている人・向いていない人
❌ テスラをおすすめできない人
テスラは、品質と信頼性を重視する方には、おすすめできません。
特に、初めての輸入車として購入するのは、リスクが高いです。
テスラは、日本車のような高い品質、丁寧なアフターサービス、高いリセールバリューを期待する方には向いていません。
また、車を道具として使いたい方、トラブルを避けたい方、短期で売却予定の方にも不向きです。
📊 テスラをおすすめできない人の特徴
| 特徴 | 理由 | 代替案 |
|---|---|---|
| 🔧 品質重視の方 | パネルの隙間、塗装ムラ、内装の粗さ | レクサス、メルセデス・ベンツ、BMW |
| 🏢 アフターサービス重視の方 | サービスセンター少ない、対応が悪い | トヨタ、ホンダ、レクサス |
| 💰 リセールバリュー重視の方 | 3年で50%以上下落する可能性 | トヨタ、レクサス、ホンダ |
| 🚗 初めての輸入車 | 品質・サポートに不安がある | フォルクスワーゲン、BMW、メルセデス・ベンツ |
| ⏰ 短期保有予定(1~3年) | リセールバリューが大幅に下落 | レクサス、トヨタ、ホンダ |
| 🔧 トラブルを避けたい方 | 故障率が高い、修理に時間がかかる | トヨタ、レクサス、ホンダ |
| 🏡 地方在住の方 | サービスセンターが遠い、充電インフラ不足 | トヨタ、日産、ホンダのEV |
| 💰 予算が限られている方 | 修理費用が高額、予想外の出費が多い | 日本車のEV(bZ4X、アリア) |
⚠️ 注意:テスラは、日本車とは全く異なる文化の車です。
「故障しない」「サポートが良い」「リセールバリューが高い」という日本車の常識は、テスラには当てはまりません。
✅ テスラに向いている人
テスラは、先進技術とテクノロジーを楽しみたい方には最高の選択です。
特に、オートパイロット、圧倒的な加速性能、OTAアップデートに魅力を感じる方に向いています。
また、環境意識が高い方、ブランドイメージを重視する方、長期保有前提の方にも適しています。
テスラは、単なる移動手段ではなく、テクノロジーを体験する道具として捉えることができれば、非常に満足度の高い車です。
📊 テスラに向いている人の特徴
| 特徴 | 理由 | おすすめモデル |
|---|---|---|
| 🤖 先進技術好き | オートパイロット、OTAアップデート | Model 3 ロングレンジ |
| ⚡ 加速性能重視 | 0-100km/h加速が2~6秒 | Model S Plaid、Model 3 パフォーマンス |
| 🌱 環境意識が高い | 完全EV、CO2排出ゼロ | Model 3、Model Y |
| ✨ ブランド重視 | テスラのブランドイメージが好き | Model S、Model X |
| ⏰ 長期保有前提(5年以上) | リセールバリュー低下を回避 | Model 3 ロングレンジ、Model Y |
| 💰 予算に余裕がある | 修理費用、リセール低下に耐えられる | Model S、Model X |
| 🏙️ 都市部在住 | サービスセンター、充電スポットが近い | Model 3、Model Y |
| 🔧 トラブルを楽しめる | 故障やバグも「テクノロジーの一部」として受け入れられる | 全モデル |
💡 ポイント:テスラは、品質や信頼性ではなく、テクノロジーと体験を買う車です。
この点を理解し、受け入れられる方には、最高の選択となります。
✅ 購入前に絶対確認すべき5つのチェックポイント
テスラを購入する前に、必ず確認すべき5つのポイントがあります。
これらを確認せずに購入すると、後悔する可能性が高いです。
📊 購入前チェックリスト
| 項目 | 確認内容 | 重要度 | 対策 |
|---|---|---|---|
| 🔋 充電環境 | 自宅に充電設備を設置できるか | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 戸建てなら問題なし、マンションは管理組合に確認 |
| 🏢 サービスセンターの距離 | 最寄りのサービスセンターまでの距離 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 50km以内が理想、100km超は不便 |
| 💰 予算(修理費用) | 年間80~150万円の維持費を確保できるか | ⭐⭐⭐⭐⭐ | バッテリー交換150万円~を想定 |
| 📉 リセールバリュー | 3年で50%下落する可能性を許容できるか | ⭐⭐⭐⭐ | 長期保有(5年以上)前提で購入 |
| 🚗 納車時チェック | パネルの隙間、塗装ムラ、異音を確認 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 納車時にその場で指摘、写真撮影 |
⚠️ 注意:特に、充電環境とサービスセンターの距離は、購入前に必ず確認してください。
充電できない、修理できないという状況は、致命的です。
🚗 テスラの代替モデル
✅ 日産 アリア
日産アリアは、日本製のプレミアムEVで、価格は約539万円~です。
航続距離は最大610kmで、テスラModel Yと同等です。
内装の質感は、テスラを大きく上回り、日本車らしい丁寧な作りが特徴です。
また、日産のディーラーネットワークが全国にあり、アフターサービスが充実しています。
- 💰 価格:約539万円~
- 🔋 航続距離:最大610km
- ⚡ 加速性能:0-100km/h約7.5秒
- ✅ メリット:内装の質感が高い、アフターサービスが充実
- ❌ デメリット:加速性能はテスラに劣る
✅ トヨタ bZ4X
トヨタbZ4Xは、トヨタ初の本格EVで、価格は約600万円~です。
航続距離は最大559kmで、トヨタらしい高い信頼性が魅力です。
バッテリーは、10年間または24万kmの保証があり、劣化への不安が少ないです。
また、全国のトヨタディーラーでサービスを受けられるため、地方在住の方にも安心です。
- 💰 価格:約600万円~
- 🔋 航続距離:最大559km
- ⚡ 加速性能:0-100km/h約7.7秒
- ✅ メリット:信頼性が高い、バッテリー保証10年
- ❌ デメリット:加速性能はテスラに劣る、価格が高い
✅ ヒョンデ IONIQ 5
ヒョンデIONIQ 5は、韓国製のプレミアムEVで、価格は約479万円~です。
航続距離は最大618kmで、テスラModel 3を上回ります。
デザインが斬新で、急速充電性能(18分で80%充電)が優れています。
価格も、テスラより約30~50万円安いため、コスパが良いです。
- 💰 価格:約479万円~
- 🔋 航続距離:最大618km
- ⚡ 加速性能:0-100km/h約7.4秒
- ✅ メリット:価格が安い、急速充電が速い、航続距離が長い
- ❌ デメリット:ブランドイメージはテスラに劣る
✅ メルセデス・ベンツ EQE
メルセデス・ベンツEQEは、ドイツ製の高級EVで、価格は約1,100万円~です。
内装の質感は、テスラを圧倒し、高級セダンとしての風格があります。
航続距離は最大687kmで、長距離ドライブも安心です。
また、メルセデス・ベンツのディーラーネットワークが充実しており、アフターサービスも高品質です。
- 💰 価格:約1,100万円~
- 🔋 航続距離:最大687km
- ⚡ 加速性能:0-100km/h約6.4秒
- ✅ メリット:内装の質感が最高、アフターサービスが充実
- ❌ デメリット:価格が高い、加速性能はテスラに劣る
✅ BMW i4
BMW i4は、ドイツ製のスポーツEVセダンで、価格は約935万円~です。
航続距離は最大590kmで、BMWらしい走りの楽しさが魅力です。
内装の質感も高く、ドライビングプレジャーを重視する方に向いています。
また、BMWのディーラーネットワークが充実しており、アフターサービスも安心です。
- 💰 価格:約935万円~
- 🔋 航続距離:最大590km
- ⚡ 加速性能:0-100km/h約5.7秒
- ✅ メリット:走りが楽しい、内装の質感が高い
- ❌ デメリット:価格が高い、航続距離はやや短い
📊 テスラの代替モデル比較
| モデル | 価格 | 航続距離 | 特徴 | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| 🚗 日産 アリア | 約539万円~ | 最大610km | 日本製、内装が良い、アフターサービス充実 | ⭐⭐⭐⭐ |
| 🚗 トヨタ bZ4X | 約600万円~ | 最大559km | 信頼性が高い、バッテリー保証10年 | ⭐⭐⭐⭐ |
| 🚗 ヒョンデ IONIQ 5 | 約479万円~ | 最大618km | コスパが良い、急速充電が速い | ⭐⭐⭐⭐ |
| 🚗 メルセデス・ベンツ EQE | 約1,100万円~ | 最大687km | 内装が最高級、アフターサービス充実 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 🚗 BMW i4 | 約935万円~ | 最大590km | 走りが楽しい、内装が良い | ⭐⭐⭐⭐ |
💡 ポイント:品質とアフターサービスを重視するなら、日本車のEV(アリア、bZ4X)がおすすめです。
高級感と走りの楽しさを重視するなら、ドイツ車のEV(EQE、i4)が適しています。
❓ よくある質問(FAQ)5問
Q1:テスラは本当にゴミなのですか?
A:テスラは「ゴミ」ではありませんが、品質とサポートに問題があるのは事実です。
ドイツの検査機関TÜVの2025年版レポートでは、Model Yの欠陥率が17.3%で、過去10年間で最悪の記録となりました。
また、アフターサービスの質の低さ、リセールバリューの低さも指摘されています。
ただし、加速性能、オートパイロット、OTAアップデートなどの先進技術は、他社を圧倒しています。
テスラは、品質より技術を優先する方には最高の選択です。
Q2:テスラの故障率は高いですか?
A:テスラの故障率は、他社と比較して高いです。
特に、EVトラブル(バッテリー、モーター、充電システム)、ソフトウェアバグ、ドアハンドル故障が多発しています。
TÜVレポートによると、テスラの主要欠陥は、サスペンション、ブレーキ、照明など、安全に直結する部品に集中しています。
延長保証への加入と、年間80~150万円の修理費用の確保をおすすめします。
Q3:テスラの事故率は高いですか?
A:テスラの事故率については、相反するデータがあります。
テスラの発表では、オートパイロット使用時の事故率は全米平均の10分の1とされています。
一方、米国の保険データ分析会社iSeeCarsの調査では、テスラは米国で最も事故率の高いブランドとされています。
致死事故率は、走行10億マイルあたり5.8件で、全米平均の2.8件を大きく上回っています。
オートパイロットを過信せず、常に前方を注視することが重要です。
Q4:テスラのアフターサービスはどうですか?
A:テスラのアフターサービスは、日系メーカーと比較して大きく劣ります。
日本国内のサービスセンターは数カ所のみで、修理予約が1ヶ月待ちも珍しくありません。
また、部品供給が遅れ、数週間~数ヶ月車を使えないこともあります。
実際のオーナーの口コミでは、「メールを返さない」「約束を守らない」といった不満が多数報告されています。
トヨタやレクサスのような丁寧なサポートは期待できません。
Q5:テスラのリセールバリューは低いですか?
A:テスラのリセールバリューは、非常に低いです。
2022年式Model 3(3年落ち)の下取り価格は、新車価格の23.7~42.4%にまで下落しています。
これは、同年式の日本車(60~70%)と比較して、極めて低い数字です。
主な原因は、新車価格の頻繁な値下げ、中古車市場の供給過多、バッテリー劣化への不安です。
長期保有(5年以上)を前提に購入することをおすすめします。
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📝 まとめ
✅ テスラは本当にゴミなのか?総括
テスラが「ゴミ」と言われる理由は、5つあります。
- 🔧 品質が低い:パネルの隙間、塗装ムラ、内装の粗さ
- ⚠️ 故障率が高い:EVトラブル、ソフトウェアバグ、ドアハンドル故障
- 🚗 事故率が高い:オートパイロット過信、米国で最も事故率の高いブランド
- 🏢 アフターサービスが悪い:サービスセンター少ない、部品供給遅れ、対応が冷たい
- 📉 リセールバリューが低い:3年で50%以上下落する可能性
しかし、テスラには他社にはない魅力もあります。
- ⚡ 圧倒的な加速性能:0-100km/h加速が2~6秒
- 🤖 オートパイロット:高速道路での運転支援が便利
- 💻 OTAアップデート:常に最新の機能が追加される
- 🔌 スーパーチャージャー:世界中に5万台以上の急速充電器
- ✨ ブランドイメージ:先進的、環境に優しい
テスラは、品質より技術を優先する車です。
この点を理解し、受け入れられる方には、最高の選択となります。
✅ 購入を検討する際のポイント
テスラを購入する際は、以下の点を重視してください。
- ✅ 充電環境の確保:自宅に充電設備を設置できるか確認
- ✅ サービスセンターの距離:最寄りのサービスセンターまで50km以内が理想
- ✅ 予算の確保:年間80~150万円の維持費を確保
- ✅ 長期保有前提:5年以上保有し、リセールバリュー低下を回避
- ✅ 納車時の徹底チェック:パネルの隙間、塗装ムラ、異音をその場で指摘
- ✅ 延長保証加入:故障リスクに備える
- ✅ アフターサービスの質の低さを許容:日本車のような丁寧な対応は期待しない
テスラは、単なる車ではなく、テクノロジーを体験する道具です。
この点を理解し、楽しめる方には、唯一無二の魅力があります。
逆に、品質と信頼性を重視する方には、日本車のEV(アリア、bZ4X)やドイツ車のEV(EQE、i4)をおすすめします。
この記事が、あなたのEV選びの参考になれば幸いです。
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