トヨタ・ルーミーの購入を検討しているあなた、「やめとけという声をよく聞くけど本当に大丈夫?」「購入後に後悔しないか不安」と悩んでいませんか?
ルーミーは、広い室内空間と両側スライドドアを備えたコンパクトハイトワゴンとして、ファミリー層に人気のモデルです。
しかし、実際に購入したオーナーの中には「高速走行が不安定で怖い」「実燃費が悪すぎる」「内装が安っぽい」と後悔している声も少なくありません。
この記事では、ルーミーがやめとけと言われる7つの理由、実際のオーナー体験談、ソリオ・タンクとの比較、後悔しない選び方を2025年最新データで徹底解説します。
購入前にこの記事を読めば、あなたに本当に合った車選びができるはずです。
ルーミーやめとけと言われる7つの理由
ルーミーは便利なコンパクトハイトワゴンですが、購入後に後悔するオーナーも多いのが現実です。
ここでは、実際のオーナーの声を基に、やめとけと言われる7つの理由を詳しく解説します。
購入前にこれらのポイントを理解しておくことで、失敗を避けることができます。
理由1:高速走行時の不安定さと横風の弱さ
ルーミーの最大の弱点は、高速走行時の不安定さです。
全高1,735mmという背の高いボディに対して、ホイールベース2,490mmと短いため、重心が高く横風の影響を受けやすい構造になっています。
高速道路で80km/h以上で走行すると、横風が吹くたびに車体が大きく揺れ、ハンドルを取られる感覚があります。
特に大型トラックとすれ違う際や、橋の上を走行する際には、車線をはみ出しそうになる不安を感じるオーナーが多いのです。
「高速道路の運転が怖くて、遠出を避けるようになった」という声も少なくありません。
対策方法
購入前に試乗で高速道路を実際に走行し、横風への耐性を確認しましょう。
風の強い日に試乗できればベストです。
また、タイヤの空気圧を適正値に保つ、車速を80km/h以下に抑える、風の強い日は高速道路を避けるなどの対策が必要です。
理由2:乗り心地が悪く長距離が疲れる
ルーミーは、サスペンションのセッティングが硬めで、路面の凹凸を拾いやすい特性があります。
段差や継ぎ目を通過する際、ドンッという突き上げ感が強く、乗員に直接伝わってきます。
長距離ドライブでは、この突き上げの連続で体が疲労し、腰痛や首の痛みを訴えるオーナーも多いのです。
特に後席の乗り心地は前席よりもさらに悪く、子供が車酔いしやすいという報告もあります。
街乗りメインの使い方なら許容範囲ですが、週末に遠出することが多い家族には不向きです。
対策方法
試乗時に、自宅周辺の路面状況が悪い道路を走行して乗り心地を確認しましょう。
段差や継ぎ目の多い道路での突き上げ感、長時間運転した際の疲労度をチェックすることが重要です。
購入後は、タイヤの空気圧を若干低めに調整する、クッション性の良いシートカバーを使用するなどの対策が有効です。
理由3:実燃費がカタログ値より悪い(実燃費16km/L台)
ルーミーのWLTCモード燃費は、2WDのNAエンジンで18.4km/L、ターボモデルで16.8km/Lとなっています。
しかし、実際の燃費は市街地走行で14km/L〜16km/L、高速道路で17km/L〜18km/L程度と、カタログ値を大きく下回ります。
特にエアコンを使用する夏場や冬場は、実燃費が13km/L台まで落ち込むこともあります。
競合車のソリオハイブリッドが実燃費20km/L以上を記録することと比較すると、燃料費の差は年間で2万円〜3万円にもなります。
「燃費が良いと期待していたのに、ガソリン代がかさんで後悔している」という声が多いのです。
対策方法
燃費を重視するなら、ターボモデルではなくNAエンジンの2WDモデルを選びましょう。
また、急加速・急ブレーキを避け、エコドライブを心がけることで実燃費を1km/L〜2km/L改善できます。
長期的に燃費を重視するなら、ソリオハイブリッドなどの競合車も検討してください。
理由4:エンジン音がうるさい
ルーミーの1.0L NAエンジンは、最高出力69PS、最大トルク92Nmと非力なため、加速時にアクセルを深く踏み込む必要があります。
その結果、エンジン回転数が4,000rpm以上に達し、車内に大きなエンジン音が響きます。
特に高速道路の合流や追い越し時、坂道での加速時には、エンジンが唸るような音が継続し、会話がしにくくなるほどです。
静粛性を重視するユーザーにとっては、大きなストレスとなります。
ターボモデルでも、低速トルクは改善されますが、高回転域でのエンジン音の大きさは同様の傾向があります。
対策方法
試乗時に、高速道路の合流や坂道での加速を体験し、エンジン音の大きさを確認しましょう。
同乗する家族の意見も聞くことが重要です。
ターボモデルを選ぶことで、低速トルクが向上し、アクセルを踏み込む頻度が減るため、エンジン音は若干軽減されます。
理由5:内装が安っぽく質感が低い
ルーミーの内装は、ハードプラスチックが多用されており、高級感に欠けます。
ダッシュボードやドアトリムの質感は、200万円を超える車としては物足りなく、「軽自動車と変わらない」という印象を持つオーナーも多いのです。
カスタムグレードでは、メッキ加飾やシルバー塗装が追加されますが、根本的な質感の向上にはつながっていません。
競合車のソリオは、より柔らかい素材を使用し、質感が高いという評価を受けています。
内装の質感を重視するユーザーには、ルーミーは不満が残る可能性が高いです。
対策方法
購入前に、ソリオなどの競合車と内装を比較し、質感の違いを確認しましょう。
実際に手で触れて、プラスチックの硬さや質感をチェックすることが重要です。
購入後は、シートカバーやハンドルカバー、ダッシュボードマットなどで内装の質感を向上させることができます。
理由6:車体が大きく狭い道での取り回しが難しい
ルーミーは、全長3,700mm、全幅1,670mmというサイズで、軽自動車より一回り大きいボディです。
全高1,735mmと背が高いため、立体駐車場の高さ制限に引っかかるケースもあります。
狭い住宅街の道路や、狭い駐車場では、取り回しに苦労するオーナーが多いのです。
最小回転半径は4.6mと比較的小回りが効きますが、全幅1,670mmという幅は、軽自動車に慣れたドライバーには大きく感じられます。
「軽自動車から乗り換えたら、車庫入れが難しくなった」という声も聞かれます。
対策方法
購入前に、自宅の駐車場や普段利用する駐車場で、実車のサイズ感を確認しましょう。
試乗時に、狭い道路や駐車場での取り回しを体験することが重要です。
バックモニターやコーナーセンサーなどの安全装備を活用することで、狭い場所でも安心して運転できます。
理由7:リセールバリューが低い
ルーミーの3年落ちリセールバリューは約60%〜65%と、トヨタ車としては低めです。
人気車種であるアルファードやハリアーが70%〜80%を維持することと比較すると、売却時の査定額が期待より低くなる可能性があります。
中古車市場では、ソリオハイブリッドの方が燃費性能の高さから需要が高く、リセールバリューも優れています。
「3年後に売却したら、予想より30万円も安い査定額だった」と後悔するオーナーもいます。
将来的に買い替えを考えている場合、リセールバリューは重要な検討ポイントです。
対策方法
リセールバリューを重視するなら、人気色(ブラックマイカメタリックやホワイトパールクリスタルシャイン)を選びましょう。
カスタムグレードの方が、標準グレードよりもリセールバリューが高い傾向にあります。
また、定期的なメンテナンス記録を残し、事故歴をつけないことが、高額査定につながります。
ルーミーで後悔したオーナーのリアルな体験談5選
実際にルーミーを購入したオーナーの中には、さまざまな理由で後悔している方がいます。
ここでは、リアルな体験談を5つ紹介します。
これらの体験談を参考に、自分が同じような後悔をしないかを事前に確認しましょう。
体験談1:高速走行の不安定さで後悔
42歳・男性・会社員
ルーミーカスタムG-Tを225万円で購入しましたが、高速道路の走行が本当に怖いです。
横風が吹くたびに車体が大きく揺れて、ハンドルを取られる感覚があります。
大型トラックとすれ違う際は、車線をはみ出しそうになることもあり、家族を乗せての遠出が不安で仕方ありません。
試乗では街乗りしかしなかったので、高速走行の不安定さに気づかず後悔しています。次回は必ず高速道路で試乗してから購入します。
体験談2:乗り心地の悪さで後悔
35歳・女性・主婦
子供2人を乗せて週末に遠出することが多いのですが、ルーミーの乗り心地が悪すぎて後悔しています。
段差を通過するたびにドンッという突き上げがあり、後席の子供たちが車酔いするようになりました。
長距離ドライブでは、私自身も腰が痛くなり、運転が苦痛です。ソリオを試乗したときの方が乗り心地が良かったので、そちらにすればよかったと後悔しています。
体験談3:実燃費の悪さで後悔
38歳・男性・自営業
カタログ燃費18.4km/Lに期待してルーミーG 2WDを193万円で購入しましたが、実際の燃費は市街地で14km/L〜15km/L、高速道路で17km/L程度です。
年間1万5,000km走行するので、ガソリン代が予想より年間3万円も高くつきます。
ソリオハイブリッドなら実燃費20km/L以上出ると知り、燃料費の差額を計算したら5年間で15万円も損することがわかりました。燃費重視ならソリオを選ぶべきでした。
体験談4:エンジン音のうるささで後悔
45歳・女性・会社員
ルーミーG-T 2WDを206万円で購入しましたが、エンジン音がうるさすぎて後悔しています。
高速道路の合流や追い越し時には、エンジンが唸るような音が車内に響き、同乗者との会話ができません。
ターボモデルなら静かだと思っていたのですが、高回転域ではNAエンジンと同様にうるさいです。静粛性を重視するなら、他の車種を選ぶべきでした。
体験談5:内装の質感で後悔
32歳・男性・会社員
ルーミーカスタムGを211万円で購入しましたが、内装の質感が低すぎて後悔しています。
ダッシュボードやドアトリムがハードプラスチックで、触るとチープな印象です。
200万円を超える車なのに、軽自動車と変わらない質感でがっかりしました。
ソリオの内装はもっと柔らかい素材を使っていて、質感が高かったです。内装を重視するなら、ソリオを選ぶべきでした。
それでもルーミーを選ぶべき5つの魅力
ここまでやめとけと言われる理由を紹介してきましたが、ルーミーにはコンパクトハイトワゴンならではの独自の魅力も多く存在します。
使い勝手の面で、ルーミーならではの価値を感じるユーザーも多いのです。
ここでは、ルーミーを選ぶべき5つの魅力を紹介します。
魅力1:広い室内空間(室内長2,180mm)
ルーミーは、室内長2,180mm、室内幅1,480mm、室内高1,355mmという広大な室内空間を実現しています。
コンパクトなボディサイズながら、前席・後席ともにゆとりのある空間で、大人4人が快適に乗車できます。
後席は前後スライド機能とリクライニング機能を備えており、乗員の体格や荷物の量に応じて調整できます。
子育て世代にとって、チャイルドシートの設置や子供の乗り降りがしやすい点は大きな魅力です。
魅力2:両側スライドドアの利便性
ルーミーは、両側スライドドアを標準装備しており、狭い駐車場でもドアを大きく開けられます。
子供や高齢者の乗り降りがしやすく、荷物の積み下ろしも楽に行えます。
電動スライドドア(オプション)を装着すれば、ワンタッチでドアの開閉ができ、利便性がさらに向上します。
雨の日や両手が塞がっている時でも、スムーズにドアを開閉できる点は、ファミリー層に高く評価されています。
魅力3:コンパクトなボディで取り回しが良い
ルーミーは、全長3,700mm、全幅1,670mmとコンパクトなボディサイズで、最小回転半径4.6mと小回りが効きます。
狭い路地や駐車場でも、軽自動車に近い感覚で運転できます。
都市部での使用や、狭い道路が多い地域では、このコンパクトさが大きなメリットとなります。
ミニバンのような広い室内空間を持ちながら、取り回しの良さを両立している点は、ルーミーの大きな魅力です。
魅力4:トヨタブランドの安心感
ルーミーは、トヨタブランドの信頼性と充実したアフターサービスが受けられます。
全国に多数のディーラーがあり、メンテナンスや修理が受けやすい点は大きな安心材料です。
また、トヨタの品質管理基準により、故障やトラブルが少ないという評価も高いです。
長期保有を前提にする場合、トヨタブランドの安心感は重要なポイントとなります。
魅力5:充実した安全装備(スマートアシスト)
ルーミーには、スマートアシストが標準装備されており、衝突回避支援ブレーキ、誤発進抑制制御、車線逸脱警報、オートハイビームなどの先進安全装備が充実しています。
家族での使用や長距離ドライブでも安心して運転できる点は大きな魅力です。
特に衝突回避支援ブレーキは、歩行者や自転車を検知して自動でブレーキをかけるため、万が一の事故リスクを低減できます。
ルーミーとソリオの徹底比較【どっちを選ぶべき?】
ルーミーを検討する際、ライバル車との比較は欠かせません。
ここでは、人気のコンパクトハイトワゴンであるスズキ・ソリオ、ダイハツ・トールとの詳細比較を行います。
各車種の特徴を理解し、自分に最適な1台を見つけましょう。
| 比較項目 | ルーミー | ソリオ | ダイハツ・トール |
|---|---|---|---|
| 新車価格 | 174.2万円〜 | 161.7万円〜 | 172.8万円〜 |
| 全長×全幅×全高 | 3,700×1,670×1,735mm | 3,790×1,645×1,745mm | 3,700×1,670×1,735mm |
| 室内長×室内幅×室内高 | 2,180×1,480×1,355mm | 2,515×1,420×1,360mm | 2,180×1,480×1,355mm |
| 最小回転半径 | 4.6m | 4.8m | 4.6m |
| エンジン | 1.0L NA/ターボ | 1.2L NA/ハイブリッド | 1.0L NA/ターボ |
| WLTCモード燃費 | 18.4km/L(NA 2WD) | 25.4km/L(ハイブリッド) | 18.4km/L(NA 2WD) |
| 荷室容量 | 約350L | 約365L | 約350L |
ルーミーの特徴
ルーミーの最大の魅力は、トヨタブランドの信頼性と充実したアフターサービスです。
全国に多数のディーラーがあり、メンテナンスや修理が受けやすい点は大きな安心材料です。
価格は174.2万円からとミドルレンジですが、燃費性能はソリオハイブリッドに劣ります。
高速走行の不安定さや乗り心地の悪さは、購入前に試乗で確認する必要があります。
ソリオの特徴
ソリオの最大の魅力は、ハイブリッドモデルのWLTCモード燃費25.4km/Lという優れた燃費性能です。
実燃費も20km/L以上を記録し、年間燃料費はルーミーより2万円〜3万円安くなります。
室内長2,515mmとルーミーより335mm長く、荷室容量も広いです。
走行性能も安定しており、高速道路での不安感が少ない点も評価されています。
価格も161.7万円からとルーミーより安く、コストパフォーマンスに優れています。
ダイハツ・トールの特徴
ダイハツ・トールは、ルーミーの兄弟車で、基本構造は同一です。
外観デザインと価格にわずかな違いがありますが、室内空間や走行性能は共通です。
価格は172.8万円からと、ルーミーより若干安い設定となっています。
ダイハツディーラーでの購入を希望する場合や、デザインの好みでトールを選ぶユーザーもいます。
関連記事:スズキ新型ソリオ買って後悔?7つの理由と失敗しない選び方|バンディット・ルーミー比較も徹底解説
関連記事:新型タントカスタム ダサい?デザイン評価と後悔しない選び方|標準タント・N-BOX比較も解説
ルーミーとタンクの違いを徹底比較【兄弟車の関係】
ルーミーとタンクは、2016年から2020年まで販売されていた兄弟車です。
2020年のマイナーチェンジで、タンクはルーミーに統合され、現在はルーミーのみが販売されています。
ここでは、かつての兄弟車であるタンクとの違いを解説します。
外観デザインの違い
ルーミーとタンクの最大の違いは、フロントグリルとヘッドライトのデザインです。横長のヘッドライトとスリムなフロントグリルで、シャープな印象。
タンクは、縦長のヘッドライトと大型のフロントグリルで、力強い印象を与えるデザイン。
カスタムグレードでは、メッキ加飾の位置や形状も異なり、個性的な外観を演出しています。
価格の違い
ルーミーとタンクの価格は、ほぼ同額で設定されていました。
Xグレードは両車とも146万円から、カスタムG-Tは両車とも200万円前後でした。
価格差はほとんどなく、外観デザインの好みで選ぶことができました。
現在はルーミーのみが販売されており、2024年モデルの価格は174.2万円からとなっています。
装備の違い
ルーミーとタンクの基本装備は共通で、安全装備や快適装備に違いはありませんでした。
エンジン、トランスミッション、サスペンション、室内空間などの基本構造も同一です。
唯一の違いは、外観デザインのみでした。
現在のルーミーは、かつてのルーミーとタンクの良い部分を統合した形で販売されています。
どちらを選ぶべきか
2020年以降は、タンクの生産が終了し、ルーミーに統合されました。
中古車市場ではタンクも流通していますが、価格や状態はルーミーと同等です。
外観デザインの好みで選ぶことができますが、新車購入の場合はルーミー一択となります。
中古車を検討する場合は、年式、走行距離、状態を優先し、ルーミーかタンクかはデザインの好みで決めましょう。
後悔しないルーミーの選び方【グレード・オプション・試乗】
ルーミーの購入で後悔しないためには、グレード選び、オプション選定、試乗での確認ポイント、値引き交渉などを適切に行うことが重要です。
ここでは、具体的な選び方を詳しく解説します。
グレード選び(G、G-T、カスタムG、カスタムG-T)
ルーミーのグレード選び:あなたに合うのはどれ?
ルーミーには、大きく分けて標準モデルとカスタムモデルがあり、エンジン(NA/ターボ)の違いを含めると、以下の5つのグレードが用意されています。
- 標準モデル
- X (エントリー)
- G (標準)
- G-T (標準+ターボ)
- カスタムモデル
- カスタム G (カスタム+標準エンジン)
- カスタム G-T (カスタム+ターボ)
それぞれの特徴を見ていきましょう。
グレード詳細
- X グレード
- 価格: 174.2万円〜
- 特徴:
- ルーミーのエントリーモデル。
- 装備は基本的なものに限られます。
- 注意点: 装備が簡素なため、購入後に物足りなさを感じ、満足度が低くなる可能性があります。
- G グレード
- 価格: 193.9万円〜
- 特徴:
- 多くの方におすすめの標準グレード。
- スマートアシスト(安全装備)やLEDヘッドライトなど、基本的な装備が充実しています。
- おすすめな人: バランスの取れた装備と価格を求める方。
- G-T グレード
- 価格: 206.6万円〜
- 特徴:
- Gグレードに1.0Lターボエンジンを搭載。
- NA(自然吸気)エンジンよりも力強い加速が得られます。
- おすすめな人:
- 高速道路を頻繁に利用する方。
- 坂道が多い地域にお住まいの方。
- NAエンジンのパワー不足を感じたくない方。
- カスタム G グレード
- 価格: 211.9万円〜
- 特徴:
- Gグレードをベースに、専用のエクステリアデザイン(エアロパーツなど)とメッキ加飾を追加。
- エンジンはNA(自然吸気)です。
- おすすめな人: 標準モデルのデザインでは物足りず、個性的な外観を重視する方。
- カスタム G-T グレード
- 価格: 225.7万円〜
- 特徴:
- カスタムGに1.0Lターボエンジンを搭載した最上位グレード。
- 専用エクステリアと力強い走りを両立します。
- おすすめな人: デザインにも走りにも妥協したくない方。
比較のポイント
- ターボは必要?
- GとG-Tの価格差は約12.7万円。
- 高速走行や坂道が多いならターボ(G-T / カスタムG-T)を検討する価値あり。街乗りメインならNA(G / カスタムG)でも十分かもしれません。
- カスタムは必要?
- GとカスタムGの価格差は約18万円。
- この価格差は主に見た目の違い(専用デザイン、メッキ加飾)です。
- 外観の個性に約18万円の価値を感じるかどうかが判断のポイントになります。費用対効果を慎重に検討しましょう。
おすすめオプション
ルーミーで後悔しないために、追加しておきたいオプションを紹介します。
パノラマモニター(約3万円):車両の周囲を俯瞰映像で確認でき、狭い駐車場での車庫入れが格段に楽になります。
電動スライドドア(両側)(約6万円):ワンタッチでドアの開閉ができ、子供や荷物を抱えている時に便利です。
ドライブレコーダー(約3万円):万が一の事故やトラブル時の証拠として必須です。
フロント・リアの2カメラタイプを選びましょう。
フロアマット(約2万円):純正品は車種専用設計でフィット感が良く、長期使用でも型崩れしません。
試乗で確認すべきポイント(高速走行、乗り心地、エンジン音)
試乗時には、以下のポイントを必ず確認しましょう。
高速走行の安定性:可能であれば高速道路を走行し、横風への耐性や車線変更時の安定性を確認してください。
風の強い日に試乗できればベストです。
乗り心地:段差や継ぎ目の多い道路を走行し、突き上げ感の強さを体感してください。
後席にも乗車して、後席の乗り心地も確認しましょう。
エンジン音:高速道路の合流や坂道での加速時に、エンジン音の大きさを確認してください。
NAエンジンとターボエンジンの違いも体感しましょう。
視界と取り回し:Aピラーの太さによる死角、狭い道路での取り回し、車庫入れのしやすさを確認してください。
値引き交渉のコツ
ルーミーの値引き相場は、2025年10月時点で車両本体価格から10万円〜15万円程度です。
値引き交渉を成功させるためのコツを紹介します。
競合車種との比較:ソリオ、トールなどの見積もりを取り、「ソリオと迷っている」と伝えることで、値引き額が拡大する可能性があります。
決算期を狙う:3月と9月の決算期は、ディーラーが販売台数を伸ばしたい時期のため、値引き額が拡大しやすくなります。
オプション値引き:車両本体からの値引きが難しい場合、オプション品からの値引きを交渉しましょう。
パノラマモニターや電動スライドドアなど、合計で5万円〜10万円の値引きが期待できます。
下取り車の査定アップ:複数の買取業者に査定を依頼し、最高額を引き出すことで、実質的な値引き効果があります。
納期情報
2025年10月現在、ルーミーの納期は約1ヶ月〜2ヶ月となっています。
人気色(ブラックマイカメタリックやホワイトパールクリスタルシャイン)やカスタムグレードは、納期が2ヶ月〜3ヶ月かかる場合があります。
余裕を持った購入計画を立てましょう。
ルーミーの維持費と年収の目安【シミュレーション付き】
車の購入を検討する際、購入価格だけでなく年間維持費も重要なポイントです。
ここでは、ルーミーの年間維持費の内訳、グレード別シミュレーション、推奨年収の目安、維持費を抑えるコツを詳しく解説します。
年間維持費の内訳
ルーミーの年間維持費は、以下の項目で構成されます。
自動車税:排気量1.0Lのため、年間2万5,000円です。
2019年10月以降に新車登録された車両は、新税率が適用されます。
自動車重量税:車両重量1,080kg〜1,100kgのため、エコカー減税対象外で年間1万2,300円です。
自賠責保険料:24ヶ月契約で年間約1万円です。
任意保険料:年齢や等級により大きく異なりますが、30歳・12等級で年間5万円〜7万円が目安です。
燃料費:年間走行距離1万kmの場合、NAエンジン2WD(燃費18.4km/L)で約9.2万円です。
レギュラーガソリン170円/Lで計算しています。
車検費用:2年に1回のため、年間換算で約4万円〜5万円です。
法定費用と点検整備費用を含みます。
駐車場代:地域により異なりますが、都市部で月1万円〜2万円、年間12万円〜24万円が目安です。
メンテナンス費用:オイル交換、タイヤ交換、消耗品の交換などで年間3万円〜5万円が目安です。
グレード別の維持費シミュレーション
NAエンジン2WDモデル(年間走行距離1万km・駐車場代月1万円の場合)
自動車税2.5万円+重量税1.23万円+自賠責保険1万円+任意保険6万円+燃料費9.2万円+車検費用4.5万円+駐車場代12万円+メンテナンス4万円=年間40.43万円
ターボ2WDモデル(年間走行距離1万km・駐車場代月1万円の場合)
自動車税2.5万円+重量税1.23万円+自賠責保険1万円+任意保険6万円+燃料費10.1万円+車検費用4.5万円+駐車場代12万円+メンテナンス4万円=年間41.33万円
駐車場代を除いた実質的な維持費は、NAモデルで年間28.43万円、ターボモデルで年間29.33万円となります。
推奨年収の目安
一般的に、車の購入価格は年収の半分以内、年間維持費は年収の10%以内が目安とされています。
ルーミーG 193.9万円の場合、推奨年収は約388万円以上です。
カスタムG-T 225.7万円の場合は、推奨年収は約451万円以上となります。
ただし、これはあくまで目安であり、家族構成、住宅ローンの有無、他の生活費などを総合的に考慮して判断することが重要です。
無理のない購入計画を立てるために、月々の支払額(ローン返済+維持費)が手取り月収の30%以内に収まるかを確認しましょう。
ルーミーGをローンで購入する場合、月々の返済額は5年ローン(金利3%)で約3.5万円、維持費(駐車場代除く)が月約2.4万円となり、合計月5.9万円程度の支出となります。
手取り月収20万円以上(年収350万円程度)あれば、無理なく維持できる計算です。
維持費を抑えるコツ3選
1. 任意保険の見直し
複数の保険会社で見積もりを取り、最も安い保険を選ぶことで、年間2万円〜3万円の節約が可能です。
インターネット割引や無事故割引を活用しましょう。
2. 燃費の良い運転を心がける
急加速・急ブレーキを避け、エコドライブを実践することで、実燃費を5%〜10%改善できます。
年間1万km走行の場合、年間5,000円〜1万円の節約になります。
3. メンテナンスパックの活用
ディーラーのメンテナンスパック(3年間で約8万円)を購入することで、定期点検やオイル交換の費用を抑えられます。
個別で依頼するよりも20%〜30%お得になるケースが多いです。
関連記事:【2025年】軽自動車購入ガイド|後悔しない選び方と維持費対策
ルーミー購入でよくある質問(FAQ)
ルーミーの購入を検討する際、多くの方が抱く疑問にお答えします。
購入前にこれらのFAQを確認し、不安を解消しましょう。
Q1:ルーミーはレギュラーガソリンで走れますか?
はい、ルーミーはレギュラーガソリン仕様です。
NAエンジンもターボエンジンも、レギュラーガソリンで走行できるため、燃料費を抑えることができます。
ハイオクガソリンを入れる必要はありません。
Q2:ルーミーは本当に高速が怖いですか?
高速走行時の不安定さは、個人の感覚による部分もありますが、多くのオーナーが横風の影響を受けやすいと感じています。
特に大型トラックとのすれ違いや、風の強い日の走行では、ハンドルを取られる感覚があります。
購入前に高速道路で試乗し、自分自身で安定性を確認することをおすすめします。
Q3:ルーミーとソリオはどちらがおすすめですか?
燃費性能と走行安定性を重視するならソリオ、トヨタブランドの信頼性と充実したアフターサービスを重視するならルーミーがおすすめです。
ソリオハイブリッドは燃費25.4km/Lと優秀で、年間燃料費はルーミーより2万円〜3万円安くなります。
両車を試乗して、走行性能や乗り心地を比較してから決めましょう。
Q4:ルーミーの実燃費はどのくらいですか?
NAエンジン2WDの実燃費は、市街地で14km/L〜16km/L、高速道路で17km/L〜18km/L程度です。
ターボモデルは、市街地で13km/L〜15km/L、高速道路で16km/L〜17km/L程度です。
WLTCモード燃費18.4km/Lに対して、実燃費は約75%〜85%の達成率となります。
Q5:ルーミーは車中泊できますか?
後席を完全にフラットにすることは難しいですが、工夫次第で1名〜2名の車中泊は可能です。
後席を倒せば、全長約150cmの空間を確保できます。
身長150cm以下の方なら、足を伸ばして寝ることができます。
専用のマットやクッションを使用すれば、快適性が向上します。
Q6:ルーミーとタンクの違いは何ですか?
ルーミーとタンクは、2020年までは兄弟車として販売されていましたが、現在はルーミーに統合されています。
最大の違いは、フロントグリルとヘッドライトのデザインのみで、基本構造や装備は共通でした。
中古車市場では、タンクも流通していますが、外観デザインの好みで選ぶことができます。
Q7:ルーミーのリセールバリューはどうですか?
ルーミーの3年落ちリセールバリューは約60%〜65%と、トヨタ車としては平均的です。
人気色(ブラックマイカメタリックやホワイトパールクリスタルシャイン)やカスタムグレードは、リセールバリューが高い傾向にあります。
ソリオハイブリッドの方が、燃費性能の高さから中古車市場での需要が高く、リセールバリューも優れています。
Q8:ルーミーのターボモデルはおすすめですか?
高速道路をよく利用する方や、パワー不足を感じたくない方には、ターボモデルがおすすめです。
NAエンジンに比べて、低速トルクが向上し、加速性能が大幅に改善されます。
ただし、価格が約13万円高く、燃費も若干悪くなるため、費用対効果を慎重に検討しましょう。
街乗りメインの使い方なら、NAエンジンで十分です。
まとめ:ルーミーやめとけを回避する選び方
ルーミーは、広い室内空間と両側スライドドアを備えた便利なコンパクトハイトワゴンです。
しかし、高速走行時の不安定さ、乗り心地の悪さ、実燃費16km/L台という燃費性能、内装の質感の低さなど、購入後に後悔するポイントも存在します。
購入前に、ソリオなどの競合車種との違いを十分に比較し、試乗で高速走行・乗り心地・エンジン音を確認することが重要です。
燃費性能を重視するならソリオハイブリッド、トヨタブランドの信頼性を重視するならルーミーを選びましょう。
年間維持費は28.43万円〜29.33万円(駐車場代除く)、推奨年収は350万円以上が目安です。
この記事で紹介した7つのやめとけ理由、5つの魅力、選び方のポイント、FAQを参考に、あなたに最適な車選びをしてください。
後悔しない車選びで、充実したカーライフを楽しみましょう。
参考サイト
