ホンダ・N-BOXの中古車購入を検討しているあなた、「人気があるから安心」と思いながらも、「CVTが壊れやすいと聞いた」「走行距離10万km超えばかりで故障が心配」と不安を感じていませんか?
N-BOXは軽ハイトワゴンの最高峰として、広い室内空間と優れた実用性で大人気の車です。
しかし、実際に購入したオーナーの中には「CVT故障で修理費30万円」「走行距離15万km超えで次々と故障」「バックドアが開かなくなった」と後悔している声も少なくありません。
この記事では、N-BOX中古車を買ってはいけない7つの理由、実際のオーナー体験談、初代・2代目・3代目の違い、後悔しない選び方を2025年最新データで徹底解説します。
購入前にこの記事を読めば、あなたが本当にN-BOXの中古車を買うべきかを冷静に判断できるはずです。
【この記事でわかること】
N-BOX中古車を買ってはいけない7つの理由
N-BOXは人気の軽ハイトワゴンですが、中古車購入には大きなリスクが潜んでいます。
ここでは、「買ってはいけない」と言われる7つの理由を詳しく解説します。
購入前にこれらのリスクを理解しておくことで、失敗を避けることができます。
理由1:CVTの故障リスクが高い
N-BOX中古車の最大のリスクは、CVT(無段変速機)の故障リスクが高いことです。
CVTは、ギアの段階がなく滑らかな加速を実現する先進技術ですが、複雑な構造のため走行距離が増えると故障しやすくなります。
特に初代N-BOX(2011〜2017年)にはCVTの不具合が多く報告されており、走行距離10万km前後で故障するケースが多いです。
CVT故障時の修理費は、センサーやオイルシール交換で5万円〜15万円、CVT本体交換で30万円〜40万円と非常に高額です。
リビルト品(再生品)で交換しても15万円〜25万円かかります。
「走行距離8万kmで購入したN-BOXが、1年後にCVTが故障して修理費30万円を請求された」という後悔の声が多く聞かれます。
保証期間内であれば無償修理が受けられますが、保証期間を過ぎると全額自己負担です。
【対策方法】
✅ 初代N-BOXの購入は避け、2代目以降の個体を選ぶ
✅ 中古車でもCVT保証が付いているか確認し、万が一に備える
理由2:走行距離10万km超えが多く故障リスク大
N-BOX中古車市場には、走行距離10万km超えの車両が大量に出回っています。
軽自動車は営業車や送迎車として使用されるケースが多く、走行距離が多い個体ばかりです。
走行距離10万kmを超えると、エンジン、CVT、足回り、電装系など、あらゆる部分で故障リスクが高まります。
走行距離15万kmを超えると、購入後数ヶ月で複数の故障が同時に発生するケースもあります。
エンジンマウント故障、バックドア故障、パワーウィンドウ不具合など、予測できない故障が頻発します。
「安いからと走行距離12万kmのN-BOXを購入したら、購入後1ヶ月でエンジンマウントが破損し、修理費8万円がかかった」という体験談も聞かれます。
走行距離が多い車両は、初期費用は安いですが、購入後の修理費で高くついてしまう可能性が高いです。
【対策方法】
✅ 走行距離5万km以下の個体を選び、故障リスクを最小限に抑える
✅ 走行距離7万km以上の車両は購入を避けるべき
理由3:エンジンマウント故障が多い
N-BOX中古車は、エンジンマウント(エンジンをボディに固定するゴム部品)が破損するケースが多いです。
走行距離7万km〜10万km前後で、ゴムが劣化して破損します。
エンジンマウント故障時には、エンジンから「ガガガガ」という異音が発生したり、ハンドルを切ったときに大きなショックが伝わります。
修理費は部品代+工賃で5万円〜12万円程度かかります。
「購入後3ヶ月でエンジンマウントが破損し、修理費9万円がかかった」という後悔の声も少なくありません。
特に走行距離が多い個体は、エンジンマウントの劣化が進んでおり、購入直後に故障する可能性が高いです。
【対策方法】
✅ 試乗時に、加速時や右左折時の異音・ショックを必ず確認する
✅ 購入前に整備工場で事前点検を実施し、エンジンマウント状態を確認する
理由4:バックドアの故障が多い
N-BOX中古車は、バックドア(リアハッチ)が開かなくなるトラブルが多いです。
バックドアの電動開閉メカニズムが複雑で、走行距離7万km前後で故障するケースが多いです。
バックドアが開かなくなると、日常生活に大きな支障が出ます。
修理費は、サイレント交換で15万円〜25万円、ワイヤー調整などの小修理で5万円〜10万円です。
「購入後半年でバックドアが開かなくなり、修理費19万円を請求された」という体験談も聞かれます。
バックドアの故障は事前に気づきにくく、購入後に発覚するケースが多いため、トラブルの一つとなっています。
【対策方法】
✅ 試乗時にバックドアの開閉を何度も確認し、動作に問題がないかをチェックする
✅ 電動開閉の反応速度や音に異常がないかを確認する
理由5:盗難リスクが高い
N-BOXは、軽自動車の中でも盗難被害が多いです。
人気が高く、部品が高値で売れるため、盗難団の標的になりやすいのです。
盗難被害に遭った場合、車両本体だけで80万円〜200万円の損失に加え、車両保険に入っていなければ全額自己負担です。
都市部の自宅駐車場や月極駐車場での被害が目立ちます。
「新しく購入したN-BOXが、1週間で盗難被害に遭った」というケースも報告されています。
中古車だからこそ、盗難対策は特に重要です。
【対策方法】
✅ GPS追跡装置や社外セキュリティシステムを必ず導入する
✅ 盗難補償付きの車両保険に加入し、万が一の損失に備える
理由6:修理費が意外と高額
N-BOXの中古車は、修理費が国産軽自動車の中でも高めです。
ホンダ純正部品の価格が比較的高く、工賃も割高です。
例えば、エアコンコンプレッサー交換で12万円〜18万円、エンジンコンピューター交換で8万円〜15万円などです。
ディーラーでの修理は品質が高い反面、費用が非常に高くなります。
民間の整備工場でも10万円前後の修理費は珍しくありません。
「ちょっとした電装部品の故障でも修理費が10万円を超える」という不満が多く、修理費の高さが所有コストを押し上げています。
【対策方法】
✅ 民間の軽自動車専門工場を探し、ディーラーより安い修理費で対応してもらう
✅ 新車購入時と異なり、中古車購入時は延長保証加入を強く推奨
理由7:初代(2011〜2017年)は走行距離が多い
初代N-BOX(2011〜2017年)は、中古車市場で走行距離が非常に多い個体ばかりです。
営業車や送迎車として10年以上使用され、走行距離15万km〜20万km超えの車両が大量に出回っています。
初代にはCVT不具合も多く報告されており、走行距離が多い車両の購入は避けるべきです。
「安さに釣られて初代N-BOXを購入したら、購入1ヶ月後にCVTが故障した」という後悔の声も多いです。
初代は価格が安い反面、故障リスクが非常に高いため、購入は避けるべき世代です。
【対策方法】
✅ 初代N-BOXの購入は避け、2代目以降(2017年以降)の個体を選ぶ
✅ どうしても初代を選ぶなら、走行距離5万km以下で保証が充実した個体を選ぶ
N-BOX中古車で後悔したオーナーのリアルな体験談5選
実際にN-BOX中古車を購入したオーナーの中には、さまざまな理由で後悔している方がいます。
ここでは、リアルな体験談を5つ紹介します。
これらの体験談を参考に、自分が同じような後悔をしないかを事前に確認しましょう。
体験談1:CVT故障で後悔(修理費30万円)
38歳・男性・会社員
2代目N-BOXを中古で200万円で購入しました。
走行距離は8万kmでしたが、購入後1年で『ゴー』という異音が出始めました。
ディーラーで診断してもらったところ、CVTの内部摩耗が進み、修理費の見積もりは30万円でした。
保証期間が過ぎていたため全額自己負担です。
中古車購入時に延長保証に加入していなかったことを深く後悔しています。
修理費30万円は、月々のローン返済に加わり、家計が非常に厳しくなりました。
体験談2:走行距離15万km超えで故障続出
45歳・女性・主婦
初代N-BOXを150万円で購入しました。走行距離は13万kmで、安さに釣られて決めました。
購入後3ヶ月でエンジンマウントが破損し修理費8万円、その1ヶ月後にバックドアが開かなくなり修理費18万円がかかってしまって…。
さらにエアコンのコンプレッサーも故障し、修理費14万円を請求されました。
わずか3ヶ月で合計40万円の修理費が発生し、中古車購入の安さは全く意味がなくなりました。
初代ではなく2代目を選ぶべきでした。
体験談3:盗難被害で後悔
50歳・男性・会社員
新しく購入した2代目N-BOXを自宅の月極駐車場に停めていました。
購入後わずか1週間で盗難被害に…。
盗難補償付きの保険に入っていなかったため、保険金が下りず、120万円の全額自己負担です。
盗難被害は本当に悔しく、もう中古車は購入したくないと思いました。
次は新車を購入し、盗難対策を徹底しようと心に決めています。
体験談4:バックドア故障で後悔
42歳・男性・自営業
走行距離7万kmの2代目N-BOXを購入しました。
購入後3ヶ月で、なんと、バックドアが開かなくなってしまいました…。
ディーラーで修理したところ、修理費は19万円。
日常生活に支障が出るほどの故障で、非常に不便でした。
中古車購入時に事前点検でバックドアの動作確認をしなかったこと、試乗時にバックドアを繰り返し開閉して確認しなかったことを後悔しています。
体験談5:修理費の高さで後悔
35歳・女性・会社員
初代N-BOXを80万円で購入しました。
安さが魅力的でしたが、購入後の修理費の高さに驚きました。
小さな電装部品の故障で8万円、エアコンの不具合で12万円、パワーウィンドウの修理で5万円など、ちょっとした修理でも修理費が非常に高いです…。
年間の修理費だけで20万円以上かかり、中古車購入による安さは全く実感できません。
それでもN-BOX中古車を選ぶべき5つの魅力
ここまで買ってはいけない理由を紹介してきましたが、N-BOXには他の軽ハイトワゴンにはない独自の魅力も多く存在します。
リスクを理解した上で、適切な対策を取れば、N-BOXは素晴らしいパートナーになります。
ここでは、N-BOX中古車を選ぶべき5つの魅力を紹介します。
魅力1:広い室内空間(軽自動車最高峰)
N-BOXの最大の魅力は、軽自動車とは思えないほど広い室内空間です。
全長3,395mm、全幅1,475mmというコンパクトなボディながら、天井高1,405mmと極めて高く、室内高を最大化した設計です。
大人4人で長距離ドライブしても、窮屈感がなく快適に過ごせます。
荷室も驚くほど広く、ベビーカー、ゴルフバッグ、キャンプ用品などを楽々積める実用性は、軽ハイトワゴンの中でもトップクラスです。
魅力2:高い居住性と実用性
N-BOXは、広さだけでなく、居住性と実用性の両面で優れています。
シートのクッション性が良く、長時間の乗車でも疲れにくい設計です。
前席と後席の距離が適切で、後部座席でもゆったりと過ごせます。
スライドドアが標準装備されており、狭い駐車場でも乗り降りが容易です。
収納スペースも充実しており、日常生活に必要な物を効率よく収納できます。
魅力3:安定した相場(リセールバリュー良好)
N-BOXは中古車市場でも人気が高く、リセールバリューが良好です。
3年落ちで70%〜80%、5年落ちでも50%〜60%の価値を維持できます。
他の軽ハイトワゴン(タント、スペーシア)と比較してもリセールバリューは高めです。
将来的に売却する際の損失を最小限に抑えられる点は、大きな魅力です。
魅力4:充実した安全装備
N-BOXには、最新のホンダセンシスが全車標準装備されています。
自動緊急ブレーキ、適応型クルーズコントロール、車線保持アシストなど、先進的な安全機能が家族の安全を守ります。
軽自動車とは思えないほど充実した安全装備は、大きな安心材料です。
魅力5:トヨタ・ダイハツ等の同クラス比で耐久性が高い
N-BOXは、ホンダの品質管理技術により、同クラスの軽ハイトワゴン(タント、スペーシア)と比較して耐久性が高いという評価があります。
エンジンの信頼性、足回りの堅牢性、電装系の耐久性など、細部までこだわった設計により、長期保有でも故障が少ないという実績があります。
N-BOX初代(2011〜2017年)・2代目(2017〜2021年)・3代目(2021年〜)の違いを徹底比較
N-BOX中古車を検討する際、世代による違いを理解することが重要です。
ここでは、初代・2代目・3代目の特徴を詳しく比較し、どの世代を選ぶべきかを解説します。
| 比較項目 | 初代(2011〜2017年) | 2代目(2017〜2021年) | 3代目(2021年〜) |
|---|---|---|---|
| デザイン | 角ばったデザイン | より洗練されたデザイン | 最新のデザイン言語 |
| CVT | 不具合多い | 改善されたが故障例あり | 最新型でほぼ問題なし |
| エンジン | 660cc NA | 660cc NA・ターボ | 660cc NA・ターボ |
| 安全装備 | 基本的な装備 | ホンダセンシス標準装備 | ホンダセンシス強化版 |
| 故障リスク | 高い | 中程度 | 低い |
| 中古車価格相場 | 50万円〜120万円 | 100万円〜250万円 | 180万円〜350万円 |
| 走行距離平均 | 15万km超え | 8万km前後 | 2万km〜5万km |
| おすすめ度 | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
【初代N-BOX:2011〜2017年】
初代N-BOXは、CVT不具合が多く報告されており、走行距離も15万km超えの個体ばかりです。
価格は安いですが、故障リスクが非常に高いため、購入は避けるべき世代です。
どうしても初代を選ぶなら、走行距離5万km以下で延長保証が充実した個体を選ぶべきです。
【2代目N-BOX:2017〜2021年】
2代目N-BOXは、初代の不具合が改善され、信頼性が大幅に向上しました。
中古車価格も100万円〜250万円とリーズナブルで、走行距離も8万km前後が相場です。
CVT故障リスクも初代より低くなっており、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
特に2019年以降の後期モデルは、装備も充実し、故障リスクも低いため、購入を推奨します。
【3代目N-BOX:2021年〜】
3代目N-BOXは、最新のホンダセンシス、改善されたCVT、充実した安全装備など、最高の信頼性を誇ります。
走行距離も2万km〜5万km程度で、ほぼ新車同様の状態です。
中古車価格は180万円〜350万円と高めですが、故障リスクが最も低く、長期保有を前提にするなら3代目がおすすめです。
後悔しないN-BOX中古車の選び方【年式・走行距離・チェックポイント】
N-BOX中古車購入で後悔しないためには、年式選び、走行距離の見極め、購入前のチェックポイントを押さえることが重要です。
ここでは、具体的な選び方を詳しく解説します。
適切な選び方を実践すれば、リスクを最小限に抑えて満足のいく購入ができます。
おすすめ年式(2代目後期:2019年以降)
N-BOX中古車を選ぶなら、2代目後期モデル(2019年12月〜2023年9月)がおすすめです。
2019年のマイナーチェンジで、ホンダセンシスが全車標準装備になり、安全性が大幅に向上しました。
走行距離5万km以下の個体であれば、CVT故障やエンジンマウント故障のリスクも低く、安心して乗ることができます。
中古車価格は、2019年式で走行距離5万km前後のLグレードが130万円〜150万円、カスタムグレードが140万円〜170万円が相場です。
【おすすめ年式ランキング】
✅ 1位:2代目後期2021〜2023年式(走行距離1万km〜4万km、故障リスク低、価格とのバランス良好)
✅ 2位:2代目後期2019〜2020年式(走行距離4万km〜7万km、価格がやや安い、装備も充実)
✅ 3位:3代目2023年式以降(走行距離1万km以下、ほぼ新車同様だが価格が高い)
❌ 避けるべき:初代N-BOX(2011〜2017年)(走行距離15万km超え多い、CVT故障リスク大)
走行距離の目安(5万km以下推奨)
N-BOX中古車を選ぶ際、走行距離は5万km以下を目安にしましょう。
走行距離5万km以下であれば、CVTやエンジンマウントの故障リスクが低く、長期間安心して乗ることができます。
走行距離7万km〜10万kmの車両は、価格が安い反面、購入後数ヶ月で高額修理が発生する可能性が高いです。
【走行距離別リスク評価】
| 走行距離 | 価格 | 故障リスク | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 3万km以下 | 高い | 非常に低い | ★★★★★ |
| 3万km〜5万km | やや高い | 低い | ★★★★☆ |
| 5万km〜7万km | 普通 | やや高い | ★★★☆☆ |
| 7万km〜10万km | 安い | 高い | ★★☆☆☆ |
| 10万km超え | 非常に安い | 非常に高い | ★☆☆☆☆ |
✅ 年式と走行距離のバランスを確認(1年あたり8,000km〜1万km以内が理想)
✅ 整備記録簿で定期的なメンテナンスが行われているかを確認
✅ 営業車として使用されていないかを確認(走行距離の多さが異常でないか判断)
CVTの状態確認ポイント
CVT故障は最も高額な修理になるため、購入前に必ずチェックしましょう。
【CVTのチェックポイント】
✅ 試乗時に発進時のギクシャク感の有無を確認
✅ 加速時のショックの大きさを確認
✅ 低速走行時の異音の有無を確認
✅ アイドリング時の振動の大きさを確認
✅ 変速時に「ゴー」という異音がないか確認
CVTの異音やショックがあれば、購入を避けるべきです。
バックドアの動作確認
バックドア故障は予測困難で、購入後に発覚するケースが多いため、試乗時に何度も確認しましょう。
【バックドアのチェックポイント】
✅ 電動開閉の反応速度を確認
✅ 開閉時の音に異常がないか確認
✅ 開閉がスムーズで、引っ掛かりがないか確認
✅ 何度も繰り返し開閉して動作を確認
バックドアが若干の遅延や音があれば、内部メカニズムの劣化が始まっている可能性があります。
盗難対策の確認
購入後すぐに盗難対策を導入することが重要です。
【盗難対策の必須チェック】
✅ GPS追跡装置の導入(5万円〜10万円)
✅ 社外セキュリティシステムの導入(10万円〜15万円)
✅ 盗難補償付き車両保険への加入
✅ ハンドルロックやタイヤロックの活用
購入時に盗難対策の相談も販売店にしてみましょう。
購入前の試乗チェックリスト
試乗時には、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
【外観チェック】
✅ ボディの傷・凹み・錆の有無
✅ ヘッドライトの黄ばみ・曇りの有無
✅ タイヤの溝の残量(1.6mm以上が必須)
【内装チェック】
✅ シートの破れ・汚れ・焦げ跡の有無
✅ エアコンの効き具合
✅ パワーウィンドウの動作確認
【走行チェック】
✅ エンジンの始動音・アイドリングの安定性
✅ 加速時の異音・振動の有無
✅ ブレーキの効き具合
✅ ハンドルの遊び・異音の有無
【装備チェック】
✅ ホンダセンシスの動作確認
✅ ナビゲーションの操作性
✅ パワースライドドア(装備車)の動作確認
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N-BOX中古車の相場と維持費【シミュレーション付き】
N-BOX中古車を購入する際、価格相場と年間維持費を正確に把握することが重要です。
ここでは、年式別価格相場、維持費の内訳、推奨年収の目安を詳しく解説します。
購入前にこれらの情報を理解し、無理のない資金計画を立てましょう。
中古車価格相場(年式・走行距離別)
N-BOX中古車価格は、年式、走行距離、グレード、色により大きく変動します。
以下の表は、2025年11月時点での相場です。
【N-BOX中古車価格相場】
| 年式・走行距離 | N-BOX標準 | N-BOXカスタム |
|---|---|---|
| 2023年・1万km〜4万km | 140万円〜160万円 | 150万円〜180万円 |
| 2021年・3万km〜5万km | 130万円〜150万円 | 140万円〜170万円 |
| 2020年・4万km〜7万km | 120万円〜140万円 | 130万円〜160万円 |
| 2019年・5万km〜8万km | 110万円〜130万円 | 120万円〜150万円 |
| 2018年・7万km〜10万km | 100万円〜120万円 | 110万円〜140万円 |
年間維持費の内訳
N-BOX中古車の年間維持費は、以下の項目で構成されます。
【年間維持費の詳細表】
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 軽自動車税 | 10,800円 |
| 重量税(年換算) | 3,300円 |
| 自賠責保険(年換算) | 7,000円 |
| 任意保険料 | 60,000円〜80,000円 |
| 燃料費(年1万km) | 75,000円〜85,000円 |
| 車検費用(年換算) | 25,000円 |
| 駐車場代(月5,000円) | 60,000円 |
| メンテナンス費用 | 35,000円 |
| 合計 | 276,100円〜296,100円 |
軽自動車は国産コンパクトカーと比較して、年間維持費が40%〜50%安いため、コストパフォーマンスに優れています。
グレード別の維持費シミュレーション
【2代目N-BOX後期・年間走行距離1万km、駐車場代月5,000円の場合】
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 軽自動車税 | 10,800円 |
| 重量税 | 3,300円 |
| 自賠責保険 | 7,000円 |
| 任意保険料 | 70,000円 |
| 燃料費 | 80,000円 |
| 車検費用 | 25,000円 |
| 駐車場代 | 60,000円 |
| メンテナンス | 35,000円 |
| 合計 | 291,100円 |
月々の維持費は約19,258円です。
推奨年収の目安
一般的に、車の購入価格は年収の半分以内、年間維持費は年収の10%以内が目安とされています。
N-BOX中古車(120万円)を購入する場合、推奨年収は約240万円以上です。
ただし、頭金やローンを活用することで、年収300万円以上であれば購入可能です。
【年収別の購入シミュレーション】
■年収400万円の場合
-
手取り月収:約27万円
-
頭金50万円、残り70万円を3年ローン(金利3%)
-
月々のローン返済額:約2,000円(手取りの0.7%)
-
月々の維持費:約1.9万円(手取りの7%)
-
車関連支出合計:約2.1万円(手取りの7.7%)
→ 余裕を持って所有可能
■年収300万円の場合
-
手取り月収:約20万円
-
頭金30万円、残り90万円を3年ローン(金利3%)
-
月々のローン返済額:約2,600円(手取りの1.3%)
-
月々の維持費:約1.9万円(手取りの9.5%)
-
車関連支出合計:約2.2万円(手取りの11%)
→ やや負担が大きいが、節約すれば可能
維持費を抑えるコツ3選
1. 任意保険の見直し
複数の保険会社で見積もりを取り、最も安い保険を選ぶことで、年間1万円〜2万円の節約が可能です。
インターネット割引や無事故割引を活用しましょう。
2. 燃費の良い運転を心がける
急加速・急ブレーキを避け、エコドライブを実践することで、実燃費を5%〜10%改善できます。
年間1万km走行の場合、年間3,000円〜6,000円の節約になります。
3. メンテナンスパックの活用
ディーラーのメンテナンスパック(3年間で約3万円)を購入することで、定期点検やオイル交換の費用を抑えられます。
個別で依頼するよりも30%〜40%お得になるケースが多いです。
N-BOX中古車購入でよくある質問(FAQ)
N-BOX中古車の購入を検討する際、多くの人が抱く疑問にお答えします。
購入前にこれらのFAQを確認し、不安を解消しましょう。
Q1:N-BOXはレギュラーガソリンで走れますか?
はい、N-BOX全モデルがレギュラーガソリン仕様です。
ハイオクガソリンを入れる必要はなく、燃料費を抑えることができます。
実燃費は16〜20km/Lと軽自動車としては優秀で、年間1万km走行で燃料費は約8万円程度です。
Q2:N-BOXのCVTは本当に壊れやすいですか?
初代N-BOXはCVT不具合が多く報告されていますが、2代目以降は改善されています。
ただし、走行距離10万km超えのモデルではCVT故障の可能性があるため、走行距離5万km以下を選ぶことが重要です。
中古車でもCVT保証が付いているか確認し、万が一に備えましょう。
Q3:N-BOXと他の軽ハイトワゴンはどちらがおすすめですか?
N-BOXはホンダセンシスや安全装備が充実しており、走行性能や信頼性が高いため、他の軽ハイトワゴン(タント、スペーシア)と比較してもおすすめです。
リセールバリューも良好で、将来的な売却時の損失も少ないです。
Q4:N-BOXの実燃費はどのくらいですか?
N-BOXの実燃費は、ノーマルエンジンで16〜18km/L、ターボエンジンで14〜16km/Lです。
WLTCモード燃費に対して、実燃費は約80%〜90%の達成率となります。
走行条件や運転スタイルにより変動しますが、軽自動車としては優秀な燃費性能です。
Q5:N-BOXは車中泊できますか?
はい、N-BOXは優れた車中泊性能があります。
後席を倒せば全長約180cmのフラットな空間を確保でき、大人2名の車中泊が可能です。
専用マットやシェードを使用すれば、快適な車中泊ができます。
Q6:N-BOXは盗難保険に入るべきですか?
はい、N-BOXを購入するなら、盗難補償付きの車両保険に必ず加入すべきです。
N-BOXは人気が高く、盗難被害が多いため、盗難保険は必須です。
盗難被害時に全額補償されるため、年間5万円〜10万円の保険料は決して無駄ではありません。
Q7:N-BOXの走行距離は何万kmまでなら安心ですか?
N-BOX中古車は、走行距離5万km以下なら安心です。
走行距離5万km以下であれば、CVTやエンジンマウントの故障リスクが低く、長期間安心して乗ることができます。
走行距離10万km超えの車両は避けるべきです。
Q8:初代と2代目どちらがおすすめですか?
2代目N-BOX後期(2019年以降)がおすすめです。
初代はCVT不具合が多く、走行距離も多い個体ばかりで、購入は避けるべきです。
2代目後期ならホンダセンシスが標準装備され、安全性も充実しており、コストパフォーマンスに優れています。
まとめ:N-BOX中古買ってはいけない?失敗しない選び方
N-BOX中古車は、軽ハイトワゴン最高峰の広い室内空間、優れた実用性、安定したリセールバリュー、充実した安全装備が魅力の軽自動車です。
しかし、CVT故障リスク(修理費30万円超え)、走行距離10万km超えの故障リスク、エンジンマウント故障、バックドア故障、盗難リスクが高い、修理費が意外と高額、初代は走行距離が多いなど、購入後に後悔するポイントも存在します。
購入前に、初代・2代目・3代目の違いを十分に比較し、おすすめ年式(2代目後期2019年以降)、走行距離5万km以下の個体を選び、試乗でCVTの挙動とバックドア、盗難対策を必ず確認することが重要です。
【購入前の最終チェック】
| チェック項目 | 推奨基準 |
|---|---|
| おすすめ年式 | 2代目後期(2019年以降) |
| 走行距離 | 5万km以下 |
| CVT保証 | あり推奨 |
| 試乗確認 | CVT・バックドア・装備全チェック |
| 盗難対策 | GPS+保険必須 |
| 推奨年収 | 300万円以上 |
この記事で紹介した7つの理由、5つの魅力、世代別比較、選び方のポイント、FAQを参考に、あなたに最適な選択をしてください。
リスクを理解した上で、適切な対策(走行距離5万km以下選定・CVT保証確認・盗難対策導入)を取れば、N-BOX中古車は素晴らしいパートナーになります。
後悔しない車選びで、充実したカーライフを楽しみましょう。
参考サイト
