マークXジオの7つの欠点|中古購入で後悔しないための完全ガイド

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マークXジオ 中古車購入ガイド
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トヨタ・マークXジオの中古車購入を検討しているあなた、「中途半端な車」「失敗作」という評判を聞いて不安に感じていませんか?

2007年~2013年に販売されたマークXジオは、セダンの上質さとミニバンの実用性を融合させた意欲作でしたが、CVT寿命の短さや故障リスクなど、購入前に知っておくべき欠点があるのも事実です。

この記事では、マークXジオの7つの欠点、実際のオーナーが体験した故障事例、中古車購入時のチェックポイント、そして年間維持費の実態まで、具体的なデータをもとに徹底解説します。

購入を迷っているあなたが後悔しない判断ができるよう、実用的な情報をお届けします。

【この記事でわかること】

  • ✅ マークXジオの7つの欠点(CVT寿命・燃費・3列目シート等)
  • ✅ オーナーが実際に体験した故障事例5選
  • ✅ 中古車購入時の重要チェックポイント(CVTフルード交換歴等)
  • ✅ 年間維持費の詳細内訳(ガソリン代・車検・メンテナンス)
  • ✅ 競合車(オデッセイ・エスティマ)との比較
  • ✅ それでもマークXジオを選ぶべき5つの理由
  • ✅ FAQ対応(8つのよくある質問)
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  1. マークXジオの7つの欠点|購入前に知るべき真実
    1. 欠点1:CVT寿命が10万km~15万kmと短く、修理費用が高額(30万円~50万円)
      1. ❌ 問題点
      2. ✅ 確認事項
    2. 欠点2:燃費が悪い(実燃費7~9km/L)で年間ガソリン代が高い
      1. ❌ 問題点
      2. ✅ 確認事項
    3. 欠点3:3列目シートが狭く実用性が低い(大人の長時間乗車は厳しい)
      1. ❌ 問題点
      2. ✅ 確認事項
    4. 欠点4:オルタネーター(発電機)の故障が多い(修理費5万円~10万円)
      1. ❌ 問題点
      2. ✅ 確認事項
    5. 欠点5:エアコンの故障リスク(コンプレッサー故障で10万円超)
      1. ❌ 問題点
      2. ✅ 確認事項
    6. 欠点6:ラジエーターからの水漏れトラブル(修理費3万円~5万円)
      1. ❌ 問題点
      2. ✅ 確認事項
    7. 欠点7:カスタムパーツが少なく、修理パーツの入手性も悪化している
      1. ❌ 問題点
      2. ✅ 確認事項
  2. マークXジオオーナーのリアルな故障体験談5選
    1. 体験談1:30代男性「10万km超えでCVT故障、修理費40万円で泣く泣く買い替え」
    2. 体験談2:40代女性「CVTフルードを無交換で乗り続けて後悔、8万kmで異音発生」
    3. 体験談3:50代男性「オルタネーター故障でバッテリー上がり、レッカー代+修理費で12万円」
    4. 体験談4:30代男性「エアコンコンプレッサー故障、真夏に冷房なしで地獄」
    5. 体験談5:40代男性「3列目シートが狭すぎて家族から不評、結局使わず」
  3. それでもマークXジオを選ぶべき5つの理由
    1. 理由1:セダンとミニバンを融合させた唯一無二の存在感
    2. 理由2:上質な乗り心地と静粛性(高級セダン並みの快適性)
    3. 理由3:中古車相場が安い(20万円~50万円で購入可能)
    4. 理由4:マイナー車種でかぶらない個性
    5. 理由5:2.4Lエンジンの余裕ある走り
  4. マークXジオと競合ミニバンの徹底比較
    1. 比較結果のポイント
  5. 後悔しないマークXジオの中古車選び【チェックポイント完全版】
    1. 走行距離は10万km未満を選ぶ
    2. CVTフルード交換歴を必ず確認
    3. 試乗で確認すべきポイント
      1. 1. CVTの変速ショックや異音
      2. 2. エアコンの効き
      3. 3. エンジンの振動や異音
      4. 4. 3列目シートの広さ
    4. 事故歴・修復歴ありの車両は避ける
    5. 前期・後期の違いと「当たり年式」
  6. マークXジオの年間維持費シミュレーション【2.4Lモデル】
    1. 年間維持費の内訳
    2. 年間維持費の合計
    3. 維持費を抑えるコツ3選
      1. 1. 任意保険の見直しで年間2~3万円削減
      2. 2. エコドライブで燃費改善
      3. 3. 定期メンテナンスで大きな故障を防ぐ
  7. マークXジオ購入でよくある質問(FAQ)
    1. Q1:マークXジオは壊れやすいですか?
    2. Q2:CVTの寿命はどのくらいですか?
    3. Q3:中古車購入時に最も注意すべきポイントは?
    4. Q4:マークXジオは失敗作と言われる理由は?
    5. Q5:10万km超えの車両は買わない方がいいですか?
    6. Q6:燃費が悪いと聞きましたが、実際どのくらいですか?
    7. Q7:3列目シートは本当に狭いですか?
    8. Q8:マークXジオは今も選ぶ価値がありますか?
  8. まとめ:マークXジオは欠点を理解すれば「買い」の車
    1. 重要ポイント総まとめ
      1. ❌ 7つの欠点
      2. ✅ 5つの魅力
      3. 🔍 購入前のチェックポイント
      4. 💵 年間維持費
      5. 🎯 結論

マークXジオの7つの欠点|購入前に知るべき真実

欠点1:CVT寿命が10万km~15万kmと短く、修理費用が高額(30万円~50万円)

❌ 問題点

マークXジオに搭載されるCVT(無段変速機)は、一般的な寿命が10万km~15万kmとされています。

それを超えると「加速しない」「変速ショック」「Dレンジに入れても動かない」などの不具合が発生しやすくなります。

走行距離 リスク 症状
5万km未満 問題なし
5~10万km 変速ショック発生
10万km以上 CVT故障リスク大

CVTフルードの劣化が主な原因です。

トヨタは「無交換」を推奨していますが、実際には2~3万kmごと、または2~3年ごとの交換が必要です。

CVT本体の交換費用は30万円~50万円と高額なため、中古車購入時は走行距離とメンテナンス履歴を必ず確認しましょう。

✅ 確認事項

  • ✅ CVTフルードの交換履歴があるか(2~3年ごと、2~3万kmごと)
  • ✅ 走行距離が10万km未満の車両を選ぶ
  • ✅ 試乗時に変速ショックや異音がないか確認する
  • ✅ ディーラーでCVTの状態を点検してもらう

欠点2:燃費が悪い(実燃費7~9km/L)で年間ガソリン代が高い

❌ 問題点

マークXジオの実燃費は、2.4Lモデルで約9.2km/L、3.5Lモデルで約7~8km/Lです。

同クラスのミニバン(オデッセイ約10~12km/L、エスティマ約9~11km/L)と比較して劣ります。

エンジン 実燃費 年間ガソリン代
2.4Lモデル 約9.2km/L 約17.4万円
3.5Lモデル 約7~8km/L 約20万円以上

※年間1万km走行、レギュラーガソリン160円/Lで計算

燃費が悪い理由:

  • 車重が1,600kg~1,700kgと重い
  • ミニバンとSUVの特性を併せ持つため、空気抵抗が大きい
  • CVTの効率が良くない

✅ 確認事項

  • ✅ 年間走行距離を計算してガソリン代をシミュレーションする
  • ✅ エコドライブを心がける(急加速・急ブレーキを避ける)
  • ✅ タイヤの空気圧を定期的にチェックする
  • ✅ 不要な荷物を積まない(車重軽減)

欠点3:3列目シートが狭く実用性が低い(大人の長時間乗車は厳しい)

❌ 問題点

マークXジオの3列目シートは「年に1度使うかどうか」とオーナーから評されるほど狭いです。

3列目シートの実態:

  • 足元空間が非常に狭い
  • 2列目シートを前にスライドさせないと3列目に座れない
  • 大人が長時間乗車するには厳しい設計
  • 実質的には4~5人乗り車両として使うのが現実的
車種 3列目の広さ 評価
マークXジオ 非常に狭い ⭐⭐
オデッセイ まあまあ ⭐⭐⭐⭐
エスティマ 広い ⭐⭐⭐⭐⭐

ファミリーカーとして7人乗りを期待して購入すると後悔する可能性が高いです。

✅ 確認事項

  • ✅ 試乗時に実際に3列目シートに座って広さを確認する
  • ✅ 普段の乗車人数が4人以下なら問題なし
  • ✅ 3列目を常用するならエスティマやオデッセイを検討する

欠点4:オルタネーター(発電機)の故障が多い(修理費5万円~10万円)

❌ 問題点

マークXジオの弱点として挙げられるのがオルタネーター(発電機)の故障です。

主な症状:

  • バッテリー警告灯の点灯
  • 充電不良
  • エンジン始動不良
  • 走行中の電力不足
走行距離 故障リスク 修理費用
5万km未満
5~10万km 5万円~10万円
10万km以上 5万円~10万円

走行距離10万km前後で不具合が発生しやすく、修理費用は部品代+工賃で5万円~10万円程度かかります。

✅ 確認事項

  • ✅ バッテリー警告灯が点灯していないか確認
  • ✅ 走行距離10万km前後の車両は交換済みか確認
  • ✅ エンジン始動時に異音がないかチェック
  • ✅ ディーラーで発電量を測定してもらう

欠点5:エアコンの故障リスク(コンプレッサー故障で10万円超)

❌ 問題点

エアコンのコンプレッサー故障も報告されており、特に10万km超えの車両で発生しやすい不具合です。

主な症状:

  • エアコンが冷えない
  • 異音(ゴロゴロ、ガラガラ音)
  • エアコンスイッチが入らない
  • コンプレッサーオイル漏れ

修理費用は部品代+工賃で10万円~15万円程度と高額です。

真夏にエアコンが効かなくなると、車内は灼熱地獄となります。

✅ 確認事項

  • ✅ 試乗時にエアコンの効きを必ず確認する
  • ✅ 異音(ゴロゴロ、ガラガラ音)がないかチェック
  • ✅ エアコンガスの補充履歴があるか確認
  • ✅ 夏場に試乗して冷房性能を確かめる

欠点6:ラジエーターからの水漏れトラブル(修理費3万円~5万円)

❌ 問題点

経年劣化によるラジエーターからの冷却水漏れも報告されています。

主な症状:

  • エンジンルームに甘い匂い(冷却水の匂い)
  • 駐車場に緑や赤の液体が滴る
  • 水温計の異常(高温)
  • オーバーヒート警告灯の点灯

放置するとエンジンのオーバーヒートにつながり、エンジン本体が損傷する可能性があります。

修理費用は3万円~5万円程度ですが、早期発見が重要です。

✅ 確認事項

  • ✅ エンジンルームに冷却水の漏れやシミがないか確認
  • ✅ 定期的にラジエーター液の量をチェックする
  • ✅ 水温計が異常に高くないか確認
  • ✅ エンジンルームから甘い匂いがしないかチェック

欠点7:カスタムパーツが少なく、修理パーツの入手性も悪化している

❌ 問題点

マークXジオは2013年に生産終了しているため、純正部品の供給が徐々に減少しています。

主な問題:

  • 純正部品の在庫が少ない
  • 一部の部品は生産終了
  • カスタムパーツがほとんどない
  • 中古部品に頼らざるを得ないケースも

個性を出したいユーザーには物足りない可能性があります。

✅ 確認事項

  • ✅ 購入前に必要な純正パーツの在庫状況をディーラーに確認する
  • ✅ 汎用パーツで代用できるか調べておく
  • ✅ 中古部品市場の在庫状況を確認する
  • ✅ 長期保有を前提に部品調達ルートを確保する

マークXジオオーナーのリアルな故障体験談5選

体験談1:30代男性「10万km超えでCVT故障、修理費40万円で泣く泣く買い替え」

プロフィール:30代男性・年収450万円・家族3人

車両情報:2008年式マークXジオ 2.4L・走行距離10.5万km

「2008年式のマークXジオを中古で購入し、3年間大切に乗っていました。

走行距離が10.5万kmを超えたあたりから、加速時に変速ショックが出るようになり、ディーラーに持ち込んだところ『CVT本体の交換が必要』と言われました。

見積もりは40万円超え。

車両の査定額が20万円だったため、修理せずに買い替えを決断しました。

CVTフルードを無交換で乗り続けた自分の責任もありますが、もう少し早く気づいていればと後悔しています。」

体験談2:40代女性「CVTフルードを無交換で乗り続けて後悔、8万kmで異音発生」

プロフィール:40代女性・パート勤務・家族4人

車両情報:2009年式マークXジオ 2.4L・走行距離8.2万km

「トヨタの整備マニュアルに『CVTフルードは無交換』と書いてあったので、一度も交換せずに乗り続けていました。

走行距離8万kmを過ぎたあたりから、加速時に『ウィーン』という異音が出るようになり、不安になってディーラーに相談しました。

結果、CVTフルードが劣化していて、早急に交換が必要とのこと。

交換費用は3万円でしたが、もっと早く対応していればこんなことにならなかったと後悔しています。

ネットで調べたら『2~3万kmごとの交換が推奨』という情報があり、知らなかったことを悔やみました。」

体験談3:50代男性「オルタネーター故障でバッテリー上がり、レッカー代+修理費で12万円」

プロフィール:50代男性・会社員・単身

車両情報:2010年式マークXジオ 2.4L・走行距離9.8万km

「ある日突然、エンジンがかからなくなりました。

バッテリー上がりだと思ってJAFを呼びましたが、調べてもらったところオルタネーター(発電機)の故障でした。

レッカー代2万円+オルタネーター交換費用10万円で、合計12万円の出費となりました。

走行距離が10万km近かったので、事前に点検しておけばよかったと後悔しています。

マークXジオは10万km前後でオルタネーターが壊れやすいという情報を後から知り、もっと早く調べておけばよかったです。」

体験談4:30代男性「エアコンコンプレッサー故障、真夏に冷房なしで地獄」

プロフィール:30代男性・会社員・家族4人

車両情報:2008年式マークXジオ 2.4L・走行距離12.3万km

「真夏の8月、エアコンが突然効かなくなりました。

最初は『エアコンガスが抜けただけかな?』と軽く考えていましたが、ディーラーで診てもらったところコンプレッサーの故障でした。

修理費用は15万円。

家族4人で真夏に冷房なしで過ごすのは地獄で、窓を全開にして走っていましたが、子どもたちから『もう乗りたくない』と言われました。

走行距離12万km超えの車両は、事前にエアコンの点検をしておくべきだったと痛感しました。」

体験談5:40代男性「3列目シートが狭すぎて家族から不評、結局使わず」

プロフィール:40代男性・会社員・家族5人(子ども3人)

車両情報:2011年式マークXジオ 2.4L・走行距離6.5万km

「7人乗りのミニバンを探していて、デザインが気に入ったマークXジオを購入しました。

しかし、実際に家族5人で乗ってみると、3列目シートが狭すぎて子どもたちから大不評。

『足が痛い』『窮屈すぎる』と文句を言われ、結局3列目は物置状態になっています。

購入前に試乗で3列目シートの広さをしっかり確認すべきでした。

デザインは素晴らしいですが、7人乗りを期待して買うと後悔します。

実質的には4~5人乗り車両として使うのが現実的です。」

それでもマークXジオを選ぶべき5つの理由

理由1:セダンとミニバンを融合させた唯一無二の存在感

マークXジオは、セダンの上質さとミニバンの実用性を融合させた世界でも類を見ない独創的な車です。

唯一無二のポイント:

  • ✅ セダンのような流麗なフォルム
  • ✅ ミニバンの広い室内空間
  • ✅ 3列シートを持ちながらスポーティな走り
  • ✅ 他の車とかぶらない個性

「普通のミニバンは嫌だけど、たまに7人乗せたい」という方にはピッタリの選択肢です。

理由2:上質な乗り心地と静粛性(高級セダン並みの快適性)

マークXジオは、マークXのプラットフォームをベースに開発されているため、高級セダン並みの乗り心地と静粛性を誇ります。

快適性のポイント:

  • ✅ フラットな乗り心地(段差でも揺れが少ない)
  • ✅ 高い静粛性(ロードノイズが少ない)
  • ✅ 上質なインテリア(ソフトパッド多用)
  • ✅ ゆったりとした2列目シート

長距離ドライブでも疲れにくく、家族からも好評です。

理由3:中古車相場が安い(20万円~50万円で購入可能)

マークXジオは生産終了から10年以上経過しており、中古車相場が非常に安くなっています。

年式 走行距離 価格相場
2007~2009年 10万km以上 20万円~30万円
2010~2012年 5~10万km 30万円~50万円
2013年 3~5万km 50万円~80万円

予算30万円~50万円で、上質な7人乗り車が手に入るのは大きな魅力です。

理由4:マイナー車種でかぶらない個性

マークXジオは販売台数が少なく、街中で見かけることはほとんどありません。

個性的なポイント:

  • ✅ 他人とかぶらない
  • ✅ 知る人ぞ知る名車
  • ✅ 「良い車乗ってますね」と声をかけられる
  • ✅ 希少性が高い

「みんなと同じ車は嫌だ」という方には最適です。

理由5:2.4Lエンジンの余裕ある走り

マークXジオには、2.4Lと3.5Lの2種類のエンジンがありますが、2.4Lでも十分にパワフルです。

エンジン性能:

  • 最高出力:167馬力
  • 最大トルク:224Nm
  • 0-100km/h加速:約10秒
  • 高速道路での追い越しも余裕

ミニバンとしては十分な動力性能で、ストレスのない走りを楽しめます。

マークXジオと競合ミニバンの徹底比較

比較項目 マークXジオ ホンダオデッセイ トヨタエスティマ 日産プレサージュ
中古車相場 20万円~50万円 50万円~150万円 40万円~120万円 15万円~40万円
排気量 2.4L / 3.5L 2.4L 2.4L / 3.5L 2.5L / 3.5L
最高出力 167馬力 / 280馬力 170馬力 170馬力 / 280馬力 163馬力 / 231馬力
実燃費 7~9km/L 10~12km/L 9~11km/L 7~9km/L
3列目の広さ ⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐
CVT寿命 10~15万km 15~20万km 15~20万km 10~15万km
年間維持費 約50万円 約45万円 約48万円 約50万円
故障リスク
デザイン性 ⭐⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐
個性 ⭐⭐⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐ ⭐⭐⭐ ⭐⭐

比較結果のポイント

✅ マークXジオが優れている点:

  • 中古車相場が安い(20万円~50万円)
  • デザイン性が高い(セダン×ミニバンの融合)
  • 個性が際立つ(他の車とかぶらない)

❌ マークXジオが劣っている点:

  • 燃費が悪い(7~9km/L)
  • 3列目シートが狭い
  • CVT寿命が短い(10~15万km)

🎯 結論:

3列目を常用しない4~5人家族で、デザイン性と個性を重視するなら、マークXジオは最適な選択肢です。

一方、3列目を頻繁に使う大家族や、燃費を重視する方には、オデッセイやエスティマの方が向いています。

後悔しないマークXジオの中古車選び【チェックポイント完全版】

走行距離は10万km未満を選ぶ

CVT寿命を考慮し、できるだけ10万km未満の車両を選びましょう。

走行距離 おすすめ度 注意点
5万km未満 ⭐⭐⭐⭐⭐ 安心して購入できる
5~8万km ⭐⭐⭐⭐ CVTフルード交換歴を確認
8~10万km ⭐⭐⭐ 整備記録簿を必ず確認
10万km以上 ⭐⭐ CVT交換済みなら検討可

CVTフルード交換歴を必ず確認

2~3万kmごと、または2~3年ごとに交換されているか、整備記録簿で確認してください。

✅ 確認すべきポイント:

  • ✅ 整備記録簿が揃っているか
  • ✅ CVTフルードの交換履歴があるか
  • ✅ ディーラー整備か民間整備工場か
  • ✅ 交換時期が適切か(2~3万kmごと)

⚠️ 注意:「無交換」の車両は避けましょう。

試乗で確認すべきポイント

1. CVTの変速ショックや異音

  • ✅ 加速時に変速ショックがないか
  • ✅ Dレンジに入れてスムーズに発進するか
  • ✅ 「ウィーン」という異音がないか
  • ✅ 高速走行時に異音がないか

2. エアコンの効き

  • ✅ 冷房がしっかり効くか
  • ✅ 異音(ゴロゴロ、ガラガラ音)がないか
  • ✅ エアコンスイッチがスムーズに入るか

3. エンジンの振動や異音

  • ✅ アイドリングが安定しているか
  • ✅ エンジンから異音がしないか
  • ✅ バッテリー警告灯が点灯していないか

4. 3列目シートの広さ

  • ✅ 実際に3列目に座って広さを体感する
  • ✅ 足元空間が十分か確認する
  • ✅ 家族全員で試乗してみる

事故歴・修復歴ありの車両は避ける

骨格部分(フレーム)が修復されている車両は、将来的なトラブルのリスクが高まります。

確認方法:

  • ✅ 車両状態証明書で「修復歴なし」を確認
  • ✅ ボンネット・ドア・トランクの開閉がスムーズか
  • ✅ 左右のパネルの隙間が均等か
  • ✅ 塗装の色ムラがないか

前期・後期の違いと「当たり年式」

年式 型式 おすすめ度 特徴
2007~2009年 前期型 ⭐⭐⭐ 価格は安いが走行距離が多い
2010~2013年 後期型 ⭐⭐⭐⭐⭐ マイナーチェンジ後で装備充実

✅ おすすめ:2010年以降のマイナーチェンジ後期型

フロントグリル・バンパーのデザイン変更、内装の質感向上、装備の充実などが図られています。

マークXジオの年間維持費シミュレーション【2.4Lモデル】

年間維持費の内訳

項目 年間費用 詳細
自動車税 45,000円 2.0L超~2.5L以下
ガソリン代 173,913円 年間1万km・実燃費9.2km/L・レギュラー160円/L
任意保険 70,000円 30代・車両保険あり
車検費用(2年ごと) 50,000円 法定費用+基本点検料(年間換算)
オイル交換・メンテナンス 25,000円 エンジンオイル2回+フィルター1回
CVTフルード交換 15,000円 2年ごと(年間換算)
駐車場代(月額1万円) 120,000円 都市部の平均的な駐車場代
タイヤ交換(4年ごと) 20,000円 4本6~8万円を4年で割った額
合計 518,913円 月額約43,243円

※駐車場代を除いた純粋な維持費は年間約39.9万円(月額約3.3万円)

年間維持費の合計

年間維持費:約52万円(駐車場代込み)

月額:約43,000円

※年間走行距離1万km、駐車場1万円/月の場合

維持費を抑えるコツ3選

1. 任意保険の見直しで年間2~3万円削減

一括見積もりサイトを活用し、複数社を比較することで年間2~3万円削減できる可能性があります。

  • ✅ ネット型自動車保険に変更する
  • ✅ 車両保険の免責金額を上げる
  • ✅ 年間走行距離を正確に申告する

2. エコドライブで燃費改善

急加速・急ブレーキを避け、エコドライブを心がけることで燃費が1~2km/L改善します。

  • ✅ 急加速・急ブレーキを避ける
  • ✅ タイヤの空気圧を適正に保つ
  • ✅ 不要な荷物を積まない
  • ✅ エアコンの使用を控えめにする

3. 定期メンテナンスで大きな故障を防ぐ

オイル交換やフィルター交換を怠らなければ、エンジンやCVTの寿命が延び、大きな修理費用を防げます。

  • ✅ エンジンオイル:5,000km or 6ヶ月ごと
  • ✅ CVTフルード:2~3万km or 2~3年ごと
  • ✅ エアコンフィルター:年1回
  • ✅ バッテリー:3~5年ごと

【関連記事】

マークXジオ購入でよくある質問(FAQ)

Q1:マークXジオは壊れやすいですか?

適切なメンテナンスを行えば、壊れやすい車ではありません。

ただし、CVTフルードの交換を怠ると10万km前後でCVT故障のリスクが高まります。

定期的なメンテナンス(CVTフルード2~3万kmごと交換)を行えば、15万km以上も問題なく走行できます。

Q2:CVTの寿命はどのくらいですか?

CVTの寿命は一般的に10万km~15万kmとされています。

ただし、CVTフルードを2~3万kmごとに交換していれば、20万km以上走行できるケースもあります。

無交換で乗り続けると、8万km~10万kmで不具合が発生する可能性が高まります。

Q3:中古車購入時に最も注意すべきポイントは?

最も注意すべきは「CVTフルードの交換履歴」です。

整備記録簿を確認し、2~3万kmごとに交換されているか必ずチェックしましょう。

無交換の車両は、購入後すぐにCVT故障のリスクがあるため避けるべきです。

Q4:マークXジオは失敗作と言われる理由は?

「セダンとミニバンの中途半端な融合」「3列目シートが狭い」という点が失敗作と言われる理由です。

ただし、デザイン性の高さや上質な乗り心地は高く評価されており、一部のファンからは「名車」と呼ばれています。

万人受けする車ではありませんが、個性を求める方には最適な選択肢です。

Q5:10万km超えの車両は買わない方がいいですか?

CVT交換済みで整備記録簿がしっかりしていれば、10万km超えでも購入を検討できます。

ただし、CVT未交換の車両は修理費30万円~50万円のリスクがあるため避けるべきです。

走行距離よりも「メンテナンス履歴」を重視して選びましょう。

Q6:燃費が悪いと聞きましたが、実際どのくらいですか?

実燃費は2.4Lモデルで約9.2km/L、3.5Lモデルで約7~8km/Lです。

年間1万km走行した場合のガソリン代は、2.4Lモデルで約17.4万円かかります。

エコドライブを心がければ、燃費を1~2km/L改善できます。

Q7:3列目シートは本当に狭いですか?

はい、3列目シートは非常に狭く、大人が長時間乗車するには厳しい設計です。

「年に1度使うかどうか」とオーナーから評されるほど実用性が低いです。

実質的には4~5人乗り車両として使うのが現実的です。

Q8:マークXジオは今も選ぶ価値がありますか?

デザイン性と個性を重視するなら、今も選ぶ価値があります。

中古車相場が20万円~50万円と安く、上質な乗り心地が手に入るのは大きな魅力です。

ただし、CVT寿命や故障リスクを理解したうえで、適切なメンテナンスを行う覚悟が必要です。

まとめ:マークXジオは欠点を理解すれば「買い」の車

マークXジオには7つの欠点がありますが、それを理解したうえで購入すれば後悔のない選択となります。

重要ポイント総まとめ

❌ 7つの欠点

  • ❌ CVT寿命が10万km~15万kmと短い(修理費30万円~50万円)
  • ❌ 燃費が悪い(実燃費7~9km/L)
  • ❌ 3列目シートが狭く実用性が低い
  • ❌ オルタネーター故障が多い(修理費5万円~10万円)
  • ❌ エアコンコンプレッサー故障(修理費10万円~15万円)
  • ❌ ラジエーター水漏れトラブル(修理費3万円~5万円)
  • ❌ カスタムパーツが少なく、純正部品の入手性も悪化

✅ 5つの魅力

  • ✅ セダンとミニバンを融合させた唯一無二の存在感
  • ✅ 上質な乗り心地と静粛性(高級セダン並み)
  • ✅ 中古車相場が安い(20万円~50万円)
  • ✅ マイナー車種でかぶらない個性
  • ✅ 2.4Lエンジンの余裕ある走り

🔍 購入前のチェックポイント

  • ✅ 走行距離10万km未満を選ぶ
  • ✅ CVTフルード交換歴を必ず確認
  • ✅ 試乗で変速ショック・エアコンの効きを確認
  • ✅ 事故歴・修復歴なしを選ぶ
  • ✅ 2010年以降の後期型がおすすめ

💵 年間維持費

約52万円(駐車場代込み・年間1万km走行)

月額約43,000円

🎯 結論

マークXジオは「万人受けする車」ではありません。

しかし、デザイン性と個性を重視する方4~5人乗り中心の使い方予算30万円~50万円で上質な車が欲しい方には最適な選択肢です。

欠点を理解したうえで、適切な車両を選び、定期的なメンテナンスを行えば、長く安心して乗り続けられます。

購入を検討されている方は、まず試乗で実際の乗り心地を体感し、整備記録簿を確認したうえで、後悔のない選択をしてください。

【参考サイト】

データ取得日:2025年11月