ハリアーの購入を検討しているあなた。
流麗なデザインと高級感に惹かれる一方で、「ハリアー 後悔」「買って失敗した」といったネガティブな情報も目にし、不安を感じていませんか?
ハリアーは素晴らしいSUVです。
しかし、価格・サイズ・維持費など、購入後に「こんなはずではなかった」と後悔しやすいポイントも確かに存在します。
特に初めて高級SUVを購入する方や、ファミリーカーとしての実用性を重視する方は注意が必要です。
【この記事で分かること】
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ハリアーで後悔する7つの具体的理由
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実際のオーナーの失敗談5選
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後悔しないグレード・パワートレインの選び方
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年間維持費のリアルな実態(60〜80万円)
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RAV4・CX-5・NXとの徹底比較
最後まで読めば、あなたのハリアー購入が「後悔」にならないための判断基準が明確になります。
※本記事は2025年6月改良後のモデル情報を基にしています
- ハリアー買って後悔する7つの理由
- ハリアーで後悔したオーナーのリアルな体験談5選
- ハリアーがおすすめできない人の特徴5選
- 後悔しないハリアーの選び方【グレード・色・オプション】
- ハリアーと他SUVの徹底比較【RAV4・CX-5・NX】
- ハリアーの維持費と年収の目安【シミュレーション付き】
- ハリアー購入でよくある質問(FAQ)
- まとめ:ハリアー買って後悔?7つの理由と失敗しない選び方
ハリアー買って後悔する7つの理由
ハリアーは多くの長所を持つ一方で、すべてのオーナーを満足させているわけではありません。
特に購入後に「後悔した」と感じるポイントには、いくつかの共通点が見られます。
ここでは、購入者が不満を抱きやすい代表的な7つの理由について、その背景とともに詳しく解説していきます。
(※本記事は2025年6月改良後のモデル情報を基にしています)
理由1:サイズが大きすぎて駐車場に困る
ハリアーの後悔ポイントとして意外に多いのが、そのボディサイズです。
全長4,740mm×全幅1,855mm(公式)は、特に都市部や狭い住宅街では大きく感じられ、運転に気を使う場面が増えます。
流麗なデザインと引き換えに、日常使いでの取り回しには若干のネガティブ要素があることを理解しておく必要があります。
機械式駐車場に入らない可能性
全幅1,855mmという数値は、多くの機械式駐車場(幅1,800mmや1,850mm制限が多い)の利用を困難にします。
都市部にお住まいで、自宅や職場の駐車場が機械式の場合、そもそもハリアーを駐車できないという問題に直面する可能性があります。
購入前に駐車場のサイズ制限(特に幅)を確認しなかったために、納車後に停められず後悔する声は少なくありません。
小回りが利きにくい
最小回転半径は以下の通りです。
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Gグレード(18インチ):5.5m
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Zグレード以上(19インチ):5.7m(公式)
これは車体の大きさに対してやや大きめの数値です。
ホイールベースが同等のRAV4(5.5m)と比較しても、19インチ仕様では小回りが利きにくいことを意味します。
狭い道でのUターンや、スーパーの駐車場での切り返しで「思ったより曲がらない」と感じ、ストレスになることがあります。
特に小回りの利くコンパクトカーから乗り換えた場合に、ギャップを感じやすいでしょう。
ドアの開閉に気を遣う
スーパーなどの一般的な駐車枠(幅2.5m程度)に停める際も、全幅の広さからドアの開閉時に隣の車にぶつけないか気を遣います。
特に子供がいる家庭では、チャイルドシートへの乗せ降ろしなどでドアを大きく開ける必要があり、隣の車との距離が近いと非常に不便です。
対策
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自宅・職場の駐車スペースを実測で確認
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機械式駐車場のサイズ制限(全幅1,850mm以下が多い)をチェック
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よく行く商業施設の駐車場状況を確認
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試乗車で実際に駐車を試す
理由2:グレード選びを間違えた(G・Z・Z”Leather Package”の違い)
ハリアーは2025年6月の改良で旧Sグレードが廃止されました。
現在は「G」「Z」「Z”Leather Package”」の3グレード構成となっています。
グレード間の価格差が大きく、装備内容も異なるため、予算だけを優先して下のグレードを選ぶと、「思ったより装備がしょぼい」「ハリアーらしい高級感がない」と後悔する可能性があります。
Gグレード(ガソリン2WD: 371.0万円〜 / HV 2WD: 430.1万円〜)
現在のベースグレードですが、装備は十分に充実しています。
【標準装備】
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プロジェクター式LEDヘッドランプ
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デジタルインナーミラー(録画機能付)
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運転席パワーシート
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18インチアルミホイール
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8インチディスプレイオーディオ
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ステアリングヒーター(2025年改良で追加)
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シートヒーター(運転席・助手席)
【注意点】
内装はファブリック+合成皮革シートとなります。
12.3インチナビゲーションはオプション選択が必要です。
「価格と装備のバランスは良い」ものの、大型ナビや本革シートを求めるなら上位グレードが必要です。
Zグレード(ガソリン2WD: 418.0万円〜 / HV 2WD: 477.1万円〜)
Gグレードに対し約47万円〜高価になりますが、内装の質感や先進性が大幅に向上します。
【標準装備(Gとの主な差分)】
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12.3インチナビゲーションシステム
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JBLプレミアムサウンドシステム(11スピーカー)
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カラーヘッドアップディスプレイ
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12.3インチTFTフルカラーメーター
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イルミネーション付きステンレススカッフプレート
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19インチアルミホイール
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ブラインドスポットモニター+パーキングサポートブレーキ(2025年改良で標準化)
【特徴】
シートは合成皮革が標準です。
「ハリアーらしさ」を求めるなら、多くの人が満足できる中心的なグレードと言えます。
Z”Leather Package”(ガソリン2WD: 450.0万円〜 / HV 2WD: 509.1万円〜)
Zグレードをベースに、さらに上質な装備を追加した最上級グレードです。
価格はZグレードより約32万円〜高くなります。
【標準装備(Zとの主な差分)】
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本革シート(全席)
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前席シートベンチレーション(送風機能)
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運転席4ウェイ電動ランバーサポート
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運転席オートスライドアウェイ機能
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運転席ポジションメモリー(シート・ステアリング)
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スーパークロームメタリック塗装19インチアルミホイール
【特徴】
ハリアーに求められる高級感を最も満喫できるグレードです。
夏場の快適性(ベンチレーション)や長距離運転での疲労軽減(ランバーサポート)など、最上級の装備が揃っています。
ただし、本革シートの手入れの手間は考慮が必要です。
対策
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各グレードの装備内容をカタログや公式サイトで詳細に比較
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ディーラーでG・Z・Z”Leather Package”の実車を見比べる
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内装の質感や装備の違いをご自身の目で確認
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「価格重視」と割り切れない限り、Gグレード以上、できればZグレードを検討
※旧Sグレードの後悔談は体験談1を参照
理由3:ガソリン車かハイブリッド車かPHEVかで後悔
ハリアーには3種類のパワートレインがあり、それぞれ価格と性能特性が大きく異なります。
ライフスタイルや走行距離に合わない選択をすると、燃費や維持費、あるいは走行性能で後悔することになります。
(※価格は2025年6月改良後)
ガソリン車(2.0L NA M20A-FKS)価格:G 2WD 371.0万円〜
【メリット】
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車両価格が最も安い(ハイブリッドより約60万円安)
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購入時の初期費用を抑えられる
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シンプルな機構で整備性が良い
【デメリット】
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燃費が悪い(WLTC 2WD: 15.8km/L(G)/15.6km/L(Z) 公式)
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実燃費は10〜12km/L程度(オーナー参考、e燃費等)で燃料費がかさむ
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約1.6〜1.7トンの車重に対してパワー(171PS/207Nm 公式)がやや不足気味
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高速道路の合流や登坂時にアクセルを踏み込む必要があり、エンジン音が気になる
【後悔ポイント】
燃費の悪さによる維持費(ガソリン代)の高さ、期待以下の動力性能。
ハイブリッド車(2.5L HV A25A-FXS + THS II)価格:G 2WD 430.1万円〜※ガソリン車より約60万円高
【メリット】
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燃費が非常に良い(WLTC 2WD: 22.7km/L(G)/22.4km/L(Z) 公式)
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実燃費は17〜19km/L程度(オーナー参考、e燃費等)が期待できる
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モーターアシストにより発進・加速がスムーズで静粛性も高い
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リセールバリューもガソリン車より有利な傾向
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年間走行距離が長い(1万km以上)なら燃料費でガソリン車との価格差を回収可能
【デメリット】
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車両価格がガソリン車より約60万円高い
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価格差を燃料費だけで回収するには相当な走行距離が必要
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モーター走行からエンジン始動への切り替わり時にわずかなショックを感じる場合がある
【後悔ポイント】
(少ないが)高い車両価格。ただし満足度は総じて高い傾向。
PHEV(プラグインハイブリッド 2.5L HV + 大容量バッテリー)価格:G 547.0万円〜 / Z 626.0万円〜 ※補助金適用で実質約480万円〜
【メリット】
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EV走行が可能(WLTCモード 93km 公式)で、日常のほとんどを電気だけで走行可能
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燃料費は最も安い(自宅充電で電気代のみ)
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システム最高出力306PS(公式参考値)で加速は圧倒的
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外部給電機能(AC100V/1500W)で災害時やアウトドアで便利
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2025年6月改良でGグレードが追加され、選択肢が増えた
【デメリット】
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車両価格が非常に高い(Z: 626.0万円)
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国の補助金(約55〜60万円程度)を適用してもGで実質約480万円台〜と高価
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自宅に充電設備(200V)が必須
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バッテリー搭載で車両重量が約200kg重くなる
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充電の手間がかかる(毎日または数日に1回)
【後悔ポイント】
高すぎる車両価格(元を取るのは困難)、充電の手間、重量増によるハンドリングへの影響(わずか)。
選定のポイントと対策
年間走行距離、予算、充電環境を考慮して慎重に選ぶことです。
【おすすめの選び方】
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年間1万km以上走る → ハイブリッド(満足度高)
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初期費用最優先・年5,000km以下 → ガソリン(燃費は覚悟)
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予算十分・自宅充電可能・毎日50km以下 → PHEV(特殊ニーズ向け)
理由4:後部座席が思ったより狭い
ハリアーはその流麗なクーペ風のスタイリングが魅力です。
しかし、デザインの代償として、後部座席の居住空間、特に頭上空間(ヘッドクリアランス)が犠牲になっています。
頭上空間の圧迫感
ルーフラインが後方に向かって下がっているデザインのため、後部座席に座った際に頭上のスペースに余裕がありません。
身長180cm以上の大人が背筋を伸ばして座ると、髪が天井に触れてしまう可能性があります。
特にオプションの調光パノラマルーフ装着車はさらに天井が低くなる(約20mmダウン)ため注意が必要です。
足元空間は十分だがリクライニングは浅め
ホイールベース(2,690mm 公式)はRAV4と共通のため、膝前のスペース(レッグルーム)は十分に確保されています。
しかし、一部オーナーからは後席のリクライニング角度がもう少し倒れてほしい、という声も聞かれます。
長距離移動では、このリクライニング角度の制限が疲労につながる可能性があります。
ライバルとの比較
同じプラットフォームを使う兄弟車「RAV4」は、よりスクエアなボディ形状のため、後部座席の頭上空間に余裕があります。
また、ホンダ「ヴェゼル」はセンタータンクレイアウトにより、後席足元がフラットで広く感じられます。
ファミリーカーとしての実用性や後席の快適性を最優先するなら、これらの競合車種の方が優れていると言えます。
対策
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購入前に必ず後部座席に実際に座ってみる
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頭上空間や圧迫感を確認
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リクライニング角度が許容範囲か確認
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長身の家族を後席に乗せる機会が多い場合は要注意
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ミニバンからの乗り換えの場合は特に慎重に
理由5:維持費が想定以上にかかる
ハリアーは高級SUVであり、購入後の維持費もそれなりにかかります。
「トヨタ車だから維持費は安いだろう」「カローラクロスと同じくらいだろう」と安易に考えていると、予想外の出費に後悔することがあります。
主な維持費の内訳
税金:
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自動車税(年1回):2.0Lガソリン車は36,000円、2.5Lハイブリッド/PHEV車は43,500円
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自動車重量税(車検時):ガソリン車は初回車検までは年約12,300円、以降年約16,400円が目安。HV/PHEVは免税または減税
保険料:
車両価格が高く(特にZグレードやPHEV)、盗難リスクも比較的高いため、車両保険を含めると任意保険料は高額になる傾向があります。
年齢や等級、補償内容にもよりますが、年間10万円〜20万円(目安)を超えることも珍しくありません。
燃料費:
ハイブリッドは燃費が良いですが、ガソリン車は実燃費が悪いため、走行距離が多いと燃料費がかさみます。
年間の差額は数万円単位になります。
タイヤ代:
Gグレード以上は標準で18インチまたは19インチの大径タイヤを装着しており、交換費用が高額です。
19インチの場合、国産有名ブランドのサマータイヤなら4本で10万円〜15万円以上(市場価格参考)は見ておく必要があります。
スタッドレスタイヤも同様に高価です。
メンテナンス費:
オイル交換などの基本的な費用は国産車と大差ありませんが、ハイブリッドシステムやPHEVシステムの点検・修理が必要になった場合、専門知識や部品が必要となり、費用が高額になる可能性があります(ただし、保証期間中は安心です)。
年間維持費の目安
これらの費用を合計すると、駐車場代を除いても**年間60万円〜80万円程度(目安)**の維持費がかかる可能性を想定しておくべきです。
特に任意保険料が高額になる若年層(20代など)は、さらに負担が大きくなります。
対策
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ご自身の年齢や走行距離に基づいた具体的な維持費シミュレーションを行う
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任意保険の見積もりは購入前に必ず取る
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タイヤ交換費用などの大きな出費も考慮
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無理なく支払い続けられるか確認
理由6:レザーパッケージの手入れが大変
最上級グレード「Z”Leather Package”」に標準装備される本革シートは、非常に高級感があり満足度が高い装備です。
しかし、その一方で本革特有の手入れの手間を知らずに選んで後悔するケースがあります。
本革シートの4つのデメリット
①汚れ・シミが付きやすい
特にオプションの淡い色の本革(グレーなど)は、ジーンズの色移りや、子供の食べこぼし、飲み物のシミなどが目立ちやすく、一度付くと落としにくい場合があります。
濃色系(ブラックなど)でも、皮脂汚れやホコリは目立ちます。
②夏は蒸れ、冬は冷たい
本革は通気性がファブリックに比べて劣るため、夏場は背中やお尻が蒸れやすくなります。
逆に冬場はシート表面が冷たくなり、乗り込んだ時にヒヤッとします。
※Z”Leather Package”には前席シートヒーター/ベンチレーションが標準装備されているため、この点は大幅に緩和されます
③定期的な手入れが必要
美しい状態を保ち、革の劣化(ひび割れ、色あせ)を防ぐためには、定期的な専用クリーナーでの清掃や、保湿クリームでのケアが必要です。
これを怠ると、数年で見た目の劣化が目立つようになります。
④傷つきやすい
鋭利なもの(鍵、アクセサリーなど)で引っかくと傷がつきやすく、補修が難しい場合があります。
対策
高級感を求めるなら最高の選択肢ですが、以下の点を考慮してください。
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手入れの手間を許容できるか検討
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子供が小さくて汚しやすい場合は要注意
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ラフに扱いたい方は合成皮革シート(Z/Gグレード)の方が無難
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合成皮革は本革に近い質感を持ちながら、耐久性が高く手入れも容易
理由7:リセールバリューが期待より低かった
ハリアーは、トヨタの人気SUVであり、一般的にリセールバリュー(売却時の価値)は高い傾向にあります。
これは大きなメリットの一つです。
しかし、「絶対に高値で売れる」「購入価格のほとんどが戻ってくる」と過信していると、売却時の査定額にがっかりし、後悔する可能性があります。
リセールバリューの4つの注意点
①リセールは常に変動する
中古車相場は、新型モデルの登場、競合車種の人気、景気動向、輸出規制など、様々な要因によって常に変動します。
現在の高リセールが5年後、7年後も続くとは限りません。
特にPHEVモデルのリセールは、バッテリーの劣化懸念もあり未知数な部分が大きいです。
②グレード・色・装備で大きな差が出る
一般的に、リセールが高いのは以下の条件が揃った車両です。
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ハイブリッド
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Zグレード以上
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白(プラチナホワイトパールマイカ)または黒(プレシャスブラックパール)
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メーカーオプションナビ付き
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パノラマルーフ付き(賛否あり)
ガソリン車やGグレード、不人気色、装備が少ない車両は、同じハリアーでもリセールが伸び悩む傾向があります。
③過度な期待は禁物
確かに他のメーカーの同クラスSUVと比較すれば高く売れる可能性は高いです。
しかし、「購入価格の8割で売れた」「ほとんど損しなかった」といった情報は、特定の時期や極めて条件の良い車両の話である可能性があります。
「高く売れるはず」と期待しすぎると、実際の査定額とのギャップ(それでも数十万〜百万円単位で値下がりはします)に後悔することになります。
④走行距離と状態の影響
当然ながら、走行距離が極端に多い、事故歴がある、内外装の状態が悪いといった場合は、どんな人気車種でもリセールは大幅に下がります。
対策
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「高く売れる傾向にある」ことはメリットとして認識しつつも、過信しない
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リセールはあくまで「結果」であり、「保証」ではない
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購入前に中古車情報サイトで同等グレード・年式の相場を調べる
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売却時は複数の買取業者に査定を依頼する
ハリアーで後悔したオーナーのリアルな体験談5選
【注意事項】
以下は、オーナーフォーラムなどで報告される典型的な後悔パターンを再構成したものです。
実在の人物ではありません。
体験談1:旧Sグレードで装備不足に後悔(25歳男性)
【後悔ポイント】8インチナビ・アナログメーター・布シートの安っぽさ
初めてのマイカーで、憧れのハリアーを少しでも安く買いたくて、廃止前のSグレード(ガソリン車)を選びました。
乗り出しで約330万円でした。
しかし、納車されてすぐに後悔しました。
ナビが8インチで小さく、メーターもアナログ。シートもただの布で、友人が乗っているGグレードと比べると明らかに安っぽいです。
『これ本当にハリアー?』と周りから言われることもあり、所有する満足感が全く得られません。
「あと50万円出してGグレードにしておけばよかった」と、毎日思っています。
※現行モデルはGグレードがベースとなり、装備は大幅に向上しています
体験談2:ガソリン車を選んで燃費の悪さに後悔(30歳男性)
【後悔ポイント】実燃費10km/L以下・ハイブリッドの静粛性が忘れられない
年間走行距離が8,000km程度なので、価格差(約60万円)を考えてガソリン車(Gグレード・2WD)を選びました。
しかし、通勤での街乗りがメインだと、実燃費が10km/L(オーナー参考)を切ることもあります。
ハイオク指定ではないものの、毎月のガソリン代が思った以上にかさみ、ストレスになっています。
試乗したハイブリッドの静かさとスムーズさも忘れられません。
燃費だけでなく走りも含めて『高くてもハイブリッドにすべきだった』と後悔しています。
体験談3:駐車場に入らず後悔(28歳女性)
【後悔ポイント】機械式駐車場に毎回ギリギリ・月2万円の月極駐車場を追加契約
デザインが気に入り、都会での街乗り用にハリアー(Zグレード)を購入しました。
しかし、自宅マンションの機械式駐車場(全幅1850mm制限)に、ギリギリ入るものの、毎回切り返しが必要でセンサーも鳴りっぱなし。
ストレスでしかありません。
外出先のデパートや商業施設の駐車場でも、幅が狭い場所が多く、停めるのに一苦労です。
結局、近隣で月極駐車場(月2万円)を借りる羽目になり、余計な出費が増えました。
サイズ確認を怠った自分を責めています。
体験談4:維持費が年間80万円で生活を圧迫(22歳男性)
【後悔ポイント】任意保険年20万円・維持費年80万円で趣味の予算ゼロ
新卒で就職し、少し背伸びしてハリアー(Gグレード・ハイブリッド)をローンで購入しました。
月々のローン返済は何とかなる計算でしたが、維持費を甘く見ていました。
20代前半のため任意保険が車両保険込みで年20万円。
初めての車検ではディーラー推奨のメンテナンスパックや消耗品交換で15万円。
ガソリン代はハイブリッドなので月1万円程度ですが、税金やタイヤ代の積立ても考えると、年間80万円近い出費になります。
正直、生活がかなり苦しく、趣味に使うお金がなくなりました。
体験談5:黒を選んで手入れの大変さに後悔(27歳男性)
【後悔ポイント】水垢・洗車傷・花粉で毎週洗車が必要
ハリアーはやっぱり黒(プレシャスブラックパール)が一番カッコいいと思い選びました。
納車時は最高の輝きでしたが、その後の手入れが地獄です。
洗車してもすぐに水垢やイオンデポジットが目立ち、少し擦っただけで細かい傷(洗車傷)だらけになります。
花粉や黄砂の時期は、1日で真っ黄色。
綺麗に保つには、毎週のように洗車するか、高価なコーティングをするしかありません。
ズボラな自分には黒は向いていなかったと後悔しています。
ハリアーがおすすめできない人の特徴5選
購入後に後悔しないために、以下の特徴に当てはまる方は購入を慎重に検討してください。
特徴1:狭い道での運転が多い人
ハリアーの全幅1,855mm(公式)、最小回転半径5.5m/5.7m(公式)は、狭い住宅街の路地や、昔ながらの商店街などを頻繁に走行するには不向きです。
こんな場面で困ります
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対向車とのすれ違い
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曲がり角での切り返し
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狭い道でのUターン
運転に自信がない方や、取り回しの良さを重視する方には、もう少しコンパクトなSUV(ヤリスクロス、カローラクロス等)の方が適しているかもしれません。
特徴2:駐車場のスペースが限られている人
自宅の駐車場が狭い、あるいは機械式駐車場(特に全幅1850mm以下の制限がある)を利用している方は、購入前に必ず入庫可能かを確認する必要があります。
注意すべき駐車場
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機械式駐車場(全幅1,800mm〜1,850mm制限が多い)
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狭い月極駐車場
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幅の狭いコインパーキング
寸法上は入っても、ミラーの格納や切り返しスペースの問題で現実的に駐車が困難な場合もあります。
外出先の駐車場でも、幅の狭いコインパーキングなどを利用する機会が多い方は、駐車のたびに苦労する可能性があります。
特徴3:維持費を抑えたい人
ハリアーは高級SUVであり、維持費(税金、保険、燃料費、メンテナンス費)もそれなりにかかります。
年間60万円以上(駐車場代別、目安)**の維持費を捻出するのが厳しいと感じる方は、購入を再考すべきです。
維持費の内訳(目安)
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自動車税:36,000円〜43,500円
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任意保険:10万円〜20万円
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燃料費:年1万km走行で約10万円〜15万円
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タイヤ代:19インチで4本10万円〜15万円
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車検・メンテナンス:年6万円〜10万円
特に、車両価格だけで判断し、維持費を計算に入れていない場合は要注意です。
「トヨタだから安い」というイメージは当てはまりません。
特徴4:家族が多い人(3列シート希望)
ハリアーは5人乗りであり、3列シートの設定はありません。
また、後部座席の頭上空間も広くはないため、大人5人が常に快適に乗車できる車ではありません。
こんな家族構成には不向き
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小学生以上の子供が3人いる家庭
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祖父母を乗せる機会が多い
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6人以上で移動する機会が多い
3列シートSUV(マツダCX-8、エクストレイル等)やミニバン(アルファード、ノア/ヴォクシーなど)の方が、実用面での満足度は格段に高くなります。
特徴5:年収400万円以下の人
一概には言えませんが、車両価格(371万円〜)や高額な維持費(年60万円〜目安)を考慮すると、安定して維持していくためには、一般的に**年収500万円以上(目安)**は欲しいところです。
年収400万円以下で購入すると、ローン返済や維持費が家計を圧迫し、生活レベルを下げざるを得なくなる可能性があります。
購入前にチェック
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月々のローン返済額が手取りの20%以内か
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維持費(年60万円〜)を余裕をもって支払えるか
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緊急時の貯蓄を確保できるか
「身の丈に合わない」買い物にならないよう、慎重な判断が必要です。
後悔しないハリアーの選び方【グレード・色・オプション】
グレード選び:G・Z・Z”Leather Package”の違いと選び方
※Sグレードは2025年6月改良で廃止されました
結論として、コストパフォーマンスと満足度のバランスで選ぶなら、Gグレード(約371万円〜)がおすすめです。
予算が許すなら先進装備が充実し高級感も増す**Zグレード(約418万円〜)**を検討しましょう。
Z”Leather Package”(約450万円〜)は、本革シートの手入れの手間を許容できる、最上級を求める方向けです。
グレード選びのポイント
Gグレードがおすすめの人
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コスパ重視
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初めてのハリアー
-
予算は抑えたいが基本装備は欲しい
Zグレードがおすすめの人
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12.3インチナビ・JBLサウンドが欲しい
-
「ハリアーらしさ」を満喫したい
-
19インチホイールに魅力を感じる
Z”Leather Package”がおすすめの人
-
本革シートの高級感を求める
-
手入れの手間を惜しまない
-
最上級のハリアーが欲しい
必ず実車で比較検討してください。
パワートレイン選び:ガソリン vs ハイブリッド vs PHEV
年間走行距離、予算、充電環境で判断します。
【選び方の早見表】
| 年間走行距離 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 1万km以上 | ハイブリッド | 燃費・静粛性・リセール全て有利 |
| 5,000km以下 | ガソリン | 初期費用優先なら可(燃費は覚悟) |
| 毎日50km以下 | PHEV | 自宅充電可能で予算十分なら |
ボディカラー選び:黒・白のメリット・デメリット
リセールバリューを最重視するなら、以下の2色から選びましょう。
①白(プラチナホワイトパールマイカ、有料色)
メリット
-
リセール1番人気
-
汚れが比較的目立ちにくい
-
夏の暑さにやや有利
デメリット
-
有料色(オプション料金)
-
個性に欠ける
②黒(プレシャスブラックパール、有料色)
メリット
-
リセール2番人気
-
高級感が抜群
-
カッコいい
デメリット
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汚れや傷が非常に目立ちやすい
-
手入れが大変(体験談5参照)
-
洗車傷がつきやすい
その他のカラー
グレーメタリック、ダークブルーマイカ等も魅力的ですが、リセールは白・黒に劣る傾向があります。
リセールより好みを優先したい方は、好きな色を選びましょう。
オプション選び:必須オプションと不要なオプション
必須オプション(強く推奨)
①ブラインドスポットモニター(BSM)+パーキングサポートブレーキ(PKSB)
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Z以上に標準、Gはセットオプション
-
ハリアーの大きな車体と視界の悪さを補う
-
駐車時・車線変更時の安全性が格段に向上
②パノラミックビューモニター
-
Z以上に標準、Gはセットオプション
-
駐車時の安心感が大幅に高まる
-
狭い駐車場で特に有効
③12.3インチナビ(Gグレードの場合)
-
満足度向上のために推奨
-
8インチとの差は大きい
慎重に検討すべきオプション
調光パノラマルーフ
-
開放感は魅力的
-
しかし以下のデメリットも
デメリット
-
価格が高い(約15万円)
-
重量増加
-
夏場の暑さ(断熱性は低い)
-
開閉不可(調光のみ)
-
頭上空間が約20mmダウン
本当に必要か慎重に検討しましょう。
納期と値引き交渉のポイント
納期(2025年10月時点)
-
ハイブリッド:4〜6ヶ月程度
-
ガソリン車:3〜5ヶ月程度
グレードや色、オプションによっても変動します。
最新情報は必ずディーラーに確認してください。
値引き交渉のコツ
目標額:オプション込みで15万円〜25万円(媒体参考)
交渉のポイント
-
決算期(3月、9月)や月末を狙う
-
競合車(RAV4、CX-5、アウトランダー等)の見積もりを持参
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複数のディーラーで見積もりを取る
-
オプションの値引きも交渉
人気車種のため渋い傾向が続いています。無理な交渉は避けましょう。
関連記事:【2025年】SUV購入ガイド|後悔しない選び方と失敗事例完全解説
ハリアーと他SUVの徹底比較【RAV4・CX-5・NX】
ハリアーを検討する際、必ず比較対象となる主要なライバル車種との違いを明確にしておきましょう。
※数値は代表的なグレード・2025年10月時点の目安
比較表(ハイブリッド2WDモデル)
| 車種 | ハリアー HV G | RAV4 HV G | レクサスNX350h |
|---|---|---|---|
| 価格 | 約430万円 | 約410万円 | 約610万円 |
| 燃費 | 22.7km/L | 21.4km/L | 20.9km/L |
| 荷室 | 409L | 580L | 520L |
| 最小回転半径 | 5.5m | 5.5m | 5.8m |
各車種の特徴
ハリアー:都市型高級SUV
強み
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流麗なデザインと高級感
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燃費が良好(22.7km/L)
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静粛性が高い
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リセールバリューが高い
弱点
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価格がやや高め
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後席の頭上空間が狭い
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荷室容量が小さい(409L)
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悪路走破性は高くない
おすすめの人
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都市部での使用がメイン
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デザイン・高級感重視
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静かで快適なドライブがしたい
RAV4:タフで実用的なSUV
強み
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荷室がクラストップレベル(580L)
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悪路走破性が高い
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価格がハリアーより安い
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タフなデザイン
弱点
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内装の質感はハリアーに劣る
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静粛性はハリアーに劣る
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街乗り燃費はやや悪い
おすすめの人
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アウトドア志向
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荷室の広さ重視
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悪路を走る機会が多い
レクサスNX:ハリアーの上位互換
強み
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圧倒的な質感と静粛性
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レクサスブランドの安心感
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最新の先進装備
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荷室も広い(520L)
弱点
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価格がハリアーより150万円以上高い
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コスパは悪い
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維持費も高額
おすすめの人
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予算に余裕がある
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レクサスブランドが欲しい
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最高級の質感を求める
マツダCX-5も候補に
CX-5の特徴
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魂動デザインの美しい外観
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上質な内装
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ディーゼルエンジンの選択肢
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価格は約350万円〜(XD)
弱点
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燃費はハイブリッド勢に劣る(17.4km/L)
何を重視するか(デザイン、実用性、走り、ブランド、予算)によって、最適な選択肢は変わってきます。
必ず比較試乗することをおすすめします。
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ハリアーの維持費と年収の目安【シミュレーション付き】
年間維持費の内訳(目安・駐車場代除く)
すでに箇条書き化済みの維持費表がありますので、そのまま使用できます。
年間維持費の目安
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ガソリンG:約38万円〜
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ハイブリッドG:約33万円〜
-
年間差:約5万円〜
走行距離が多いほど、ハイブリッドの経済性が高まります。
推奨年収の目安
車両価格(371万円〜)や年間維持費(60万円〜目安)を考慮すると、以下の年収が理想です。
安定して維持するには:年収500万円〜600万円以上(目安)
年収別の購入可能グレード
| 年収 | おすすめグレード | 注意点 |
|---|---|---|
| 400万円台 | G ガソリン | 家計への負担は大きい |
| 500万円台 | G ハイブリッド | 無理なく維持可能 |
| 600万円以上 | Z ハイブリッド | 余裕をもって維持可能 |
維持費を抑えるコツ3選
【任意保険を見直す】
ネット型自動車保険の一括見積もりを活用し、代理店型より安いプランを探す。車両保険の免責金額を設定する、不要な特約を外すなども有効。
【メンテナンスパックを利用する】
新車購入時にディーラーのメンテナンスパックに加入すると、オイル交換や点検費用を割安にできる場合がある。
【 タイヤを安価な銘柄にする】
純正装着タイヤは高性能だが高価。交換時に、性能と価格のバランスが良いアジアブランド等のタイヤを選ぶと、交換費用を数万円節約できる可能性がある(ただし安全性には注意)。
ハリアー購入でよくある質問(FAQ)
Q1:ハリアーの実燃費はどれくらいですか?
A1:
乗り方や環境によりますが、以下が目安です。
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ハイブリッド車(2WD):17〜19km/L程度(オーナー参考)
-
ガソリン車(2WD):10〜12km/L程度(オーナー参考)
WLTCモード燃費(HV 22.7km/L、ガソリン15.8km/L Gグレード)よりは低くなることを想定しておきましょう。
Q2:ハリアーの旧Sグレード(廃止)は後悔しますか?
A2:
旧Sグレードは価格が魅力でしたが、装備(8インチナビ、アナログメーター等)が簡素で、「ハリアーらしさ」を感じにくいという声が多くありました。
現行はGグレード(約371万円〜)がベースとなり、装備は大幅に向上していますので、旧Sのような装備不足での後悔は起こりにくいでしょう。
Q3:ハリアーの最小回転半径は?
A3:
-
Gグレード(18インチ):5.5m
-
Zグレード以上(19インチ):5.7m(公式)
車体の大きさ(全長4,740mm×全幅1,855mm)を考えると標準的ですが、コンパクトカー(5.0m前後)よりは大きいため、狭い場所での取り回しには慣れが必要です。
Q4:ハリアーの推奨年収は?
A4:
一概には言えませんが、車両価格(371万円〜)と年間維持費(60万円〜目安)を考慮すると、**年収500万円〜600万円以上(目安)**あると、ローン返済や維持費を無理なく支払いながら、安定したカーライフを送れる可能性が高いです。
Q5:ハリアーのリセールバリューは?
A5:トヨタの人気SUVであり、リセールバリューは高い傾向にあります。
特に、以下の条件が揃うと高値が期待できます。
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ハイブリッド
-
Zグレード以上
-
白・黒
-
メーカーナビ付き
ただし、市場動向により変動するため、過度な期待は禁物です。
Q6:ハリアーとRAV4どちらがおすすめ?
A6:
-
都市型で高級感・静粛性を重視するなら→ハリアー
-
アウトドア志向で荷室の広さ・悪路走破性を重視するなら→RAV4
内外装のデザインの好みも大きな選択基準になります。
Q7:ハリアーは雪道に強いですか?
A7:
E-Four(電気式4WDシステム)搭載車であれば、雪道での発進性や安定性は向上します。
ただし、最低地上高はFF車と同じ190mm(PHEV除く)であり、本格的な悪路走破性を追求した車ではありません。
過信は禁物で、スタッドレスタイヤの装着は必須です。
Q8:ハリアーのガソリン車はやめた方がいい?
A8:
燃費性能を重視するなら、やめた方が良い(ハイブリッドを選ぶべき)と言えます。
実燃費(10〜12km/L目安)が悪く、加速時のパワー不足感も指摘されています。
ただし、以下の条件下であれば選択肢になり得ます。
-
初期費用を抑えたい
-
年間走行距離が非常に短い(5,000km以下など)
まとめ:ハリアー買って後悔?7つの理由と失敗しない選び方
ハリアーは魅力的な高級SUVですが、サイズ、グレード、パワートレイン選びを間違えると後悔に繋がります。
購入前に必ずチェックすべき5項目
-
駐車場のサイズ(全幅1,855mmが入るか確認)
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維持費の試算(年間60万円〜)
-
後部座席の頭上空間(180cm以上の方は要確認)
-
グレード選び(G以上推奨、できればZ)
-
パワートレイン(年間1万km以上ならハイブリッド)
後悔しにくい選択肢
多くの場合、以下の組み合わせが後悔しにくい選択肢と言えます。
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グレード:Gまたはz
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パワートレイン:ハイブリッド
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オプション:BSM+PVM付き
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カラー:白または黒(リセール重視の場合)
競合車との比較も忘れずに
RAV4、CX-5、NXなど、ライバル車との比較試乗も必ず行いましょう。
何を重視するか(デザイン、実用性、走り、ブランド、予算)によって、最適な選択肢は変わります。
最後に
ハリアーは素晴らしいSUVです。
この記事で紹介した7つの後悔理由と対策を理解した上で購入すれば、満足度の高いカーライフを送れるでしょう。
購入前には必ず試乗し、後部座席や荷室を確認してください。
予算に余裕を持ち、無理のない購入計画を立てることが何より重要です。
【参考サイト】
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トヨタ ハリアー公式サイト: https://toyota.jp/harrier/
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トヨタ公式ニュースリリース: https://global.toyota/jp/newsroom/
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カーセンサー: https://www.carsensor.net/

