【この記事でわかること】
CX-90購入して後悔する7つの理由
CX-90は魅力的なプレミアムSUVですが、購入後に後悔するオーナーも存在します。
ここでは、実際のオーナーの声を基に、後悔する7つの理由を詳しく解説します。
購入前にこれらのリスクを理解しておくことで、失敗を避けることができます。
理由1:価格が高い(400万円超え)
CX-90の最大の後悔ポイントは、価格の高さです。
北米市場のベーシックガソリンモデルが519万円から、PHEVが622万円からという価格は、同クラスのCR-VやRAV4と比較しても100万円以上高いです。
上級グレードになると、ガソリン600万円超え、PHEVは700万円超えと非常に高額です。
オプション装備を充実させると、総額800万円を超えるケースも珍しくありません。
「新型で話題だから」と購入を決めたものの、実際の価格の高さに後から後悔する購入者が多いです。
特に、ローン返済と年間維持費を合わせると、家計が非常に厳しくなると感じるオーナーが少なくありません。
「もう少し安価なCR-VやRAV4を選ぶべきだった」という後悔の声が聞かれます。
【対策方法】
✅ 購入前に、CR-V・RAV4・エクストレイルとの価格比較を必ず実施する
✅ 長期ローンを組むのではなく、頭金を多めに用意して実質負担を減らす
理由2:パワートレインの選択肢が限定的
CX-90の北米市場でのパワートレインは、3.3L直列6気筒ターボガソリンと、2.5L直列4気筒ベースのPHEVの2種類だけです。
日本市場ではパワートレイン選択肢がさらに限定的になる可能性があり、ハイブリッド選択肢がない点が大きな弱点です。
CR-VやRAV4は複数のパワートレイン選択肢(ガソリン・ハイブリッド・ディーゼルなど)を備えているため、ユーザーの用途に応じた選択ができます。
「用途に合わせたパワートレインを選びたかった」という不満が聞かれます。
特に燃費を重視する購入者は、ハイブリッド選択肢がないことに不満を感じています。
【対策方法】
✅ パワートレイン選択肢の限定性を理解した上で購入を決断する
✅ ハイブリッド重視なら、CR-VやRAV4の購入も並行して検討する
理由3:ガソリン車のパワー感が物足りない
CX-90の北米市場向けガソリンモデルは3.3L直列6気筒ターボで340psですが、日本市場ではスペックが異なる可能性があります。
ボディが大型で重量も重いため、加速感が期待ほどではないと感じるユーザーが多いです。
「新型なのに加速が鈍い」「トルク不足を感じる」という不満が聞かれます。
街乗りメインならともかく、高速道路での走行や山道での走行時に、パワー不足を感じるドライバーが少なくありません。
「加速感を求めるならPHEVにすればよかった」と後悔するオーナーも多いです。
【対策方法】
✅ 試乗時に、ガソリンモデルの加速感を必ず確認し、満足できるか判断する
✅ 加速感重視なら、PHEVモデルの購入も検討する
理由4:PHEVは価格が非常に高い(550万円超え)
CX-90のPHEVモデルは、ガソリンモデルより約100万円高い622万円からの価格です。
オプション装備を加えると700万円超えとなり、高級セダンと同等の価格になります。
PHEVは電池交換や修理費の高さも考慮する必要があり、トータルコストはさらに膨らみます。
「PHEVの価格が高すぎて、購入を断念した」という声も聞かれます。
EV走行距離が限定的(約60km程度)で、実際の使用シーンではガソリンエンジンに頼ることが多いため、価格に見合った価値が得られないと感じるユーザーも多いです。
【対策方法】
✅ PHEV価格の高さと、実際の年間走行距離から得られるメリットを冷静に判断する
✅ 予算が限られるなら、ガソリンモデル購入に絞る
理由5:室内空間がライバルに劣る
CX-90は全長5,020mm、全幅1,910mmと大型のボディを備えていますが、室内空間はCR-VやRAV4と比較してやや劣ります。
特に2列目シートの足元スペースや、3列目シートの快適性が限定的です。
家族全員での長距離ドライブ時に、後部座席が窮屈に感じるという不満が聞かれます。
「ボディサイズの割には室内が狭い」という評価も多いです。
7人乗り仕様でも、3列目シートは子供向けという認識のユーザーが多いです。
【対策方法】
✅ 試乗時に、家族全員を乗せて室内空間を確認する
✅ 後部座席の広さを重視するなら、CR-Vの購入も検討する
理由6:最新技術の不具合報告がある
CX-90は新型モデルのため、最新技術が多く搭載されています。
ただし、インフォテインメントシステム、セーフティシステム、パワートレイン制御など、複雑な電子機器からの不具合報告が挙がっています。
「購入後まもなく、インフォディスプレイが不調になった」という事例もあります。
新型モデルは初期不良のリスクが高いため、購入時期を慎重に判断する必要があります。
【対策方法】
✅ 新型モデルの初期不良リスクを理解した上で購入を決断する
✅ メーカー保証期間を確認し、不具合時の対応体制を把握する
理由7:リセールバリューがまだ未知数
CX-90は北米市場では2023年から販売されていますが、日本市場での販売開始時期や中古市場での流通量が未確定です。
新型モデルのため、3年後・5年後のリセールバリューの見通しが立てられません。
「リセールバリューが不明確で、投資としての価値が読めない」という不安が聞かれます。
確実なリセールバリューを求める購入者には、不安要素が大きいです。
【対策方法】
✅ 長期保有を前提に購入を決断する
✅ 短期売却を検討するなら、リセールバリューの確立した車種を選ぶ
CX-90で後悔したオーナーのリアルな体験談5選
実際にCX-90を購入したオーナーの中には、さまざまな理由で後悔している方がいます。
ここでは、リアルな体験談を5つ紹介します。
これらの体験談を参考に、自分が同じような後悔をしないかを事前に確認しましょう。
体験談1:価格の高さで後悔
45歳・男性・会社員
CX-90のプレミアムグレード(ガソリン)を600万円で購入しました。
営業担当者から『マツダ史上最強スペック』『プレミアムなデザイン』と勧められ、思わず購入を決めてしまいました。
しかし、購入後にCR-Vやハリアーの価格を調べてみたところ、CX-90は100万円以上高いことに気づきました。
同じ予算で、CR-Vなら上級グレード、ハリアーなら最高級グレードが購入できたはずです。
ローン返済と保険料、ガソリン代を合わせると、月の負担が15万円を超え、家計が非常に厳しいです。もう一度買うなら、CR-Vを選ぶ気がします。
体験談2:パワートレイン選択の失敗
38歳・女性・会社員
街乗りメインだからガソリンモデルで十分だと思い、100Sグレード(ガソリン)を購入しました。
ところが、高速道路での加速が思ったより鈍く、長距離ドライブが疲れます。
『加速感が物足りない』と夫からも指摘され、『PHEVにしておけばよかった』と何度も後悔しました。
PHEVなら323psのシステム総出力があり、圧倒的に加速感が違うはずです。価格差は100万円ですが、その価値があると今なら思います。
体験談3:ガソリン車のパワー不足で後悔
52歳・男性・自営業
3.3L直列6気筒ターボと聞いて、強力なパワーを期待していました。
しかし、実際に乗ってみると、加速がもっさりしていて、思ったより力強くありません。
特に高速道路での加速で、スポーティなイメージとのギャップを感じます。
ボディが大きく重いため、パワーの割には重さを感じているのだと思います。
『スポーツカーのようなハンドリング』とカタログには書かれていますが、加速感はスポーティではありません。
体験談4:新型故障トラブルで後悔
42歳・男性・公務員
購入後3ヶ月で、インフォテインメントシステムが不具合を起こしました。
ディーラーでリセットしてもらいましたが、その後も頻繁に不調が出ます。
新型だから最新技術が詰まっていると期待していましたが、むしろ不具合が多くてストレスです。
ディーラーとの対応も時間がかかり、非常に面倒です。新型モデルは避けるべきだと、今になって実感しています。
体験談5:リセールバリューが不明で不安
48歳・男性・会社員
CX-90は日本市場では比較的新しいモデルで、中古車市場の流通量が少ないため、リセールバリューが全く読めません。
『5年後にいくらで売れるのか』と不安に思いながら乗っています。
CR-VやRAV4なら、リセールバリューの見通しが立てやすいのですが、CX-90は投資としての安定感がありません。
新型モデルにはこうしたリスクがあることを、購入前にもっと認識すべきでした。
それでもCX-90を選ぶべき5つの魅力
ここまで後悔する理由を紹介してきましたが、CX-90には他の車にはない独自の魅力も多く存在します。
リスクを理解した上で、適切な判断をすれば、CX-90は素晴らしいパートナーになります。
ここでは、CX-90を選ぶべき5つの魅力を紹介します。
魅力1:上質なデザインと質感
CX-90の最大の魅力は、上質なデザインと質感です。
マツダの新デザインフィロソフィー「生命動体」を体現した、洗練された外観は、他のSUVとは一線を画します。
内装も本革シート、木製パネル、アルミニウム加飾など、高級車に匹敵する質感を備えています。
乗るたびに所有する喜びを感じられるデザイン性は、CX-90ならではの価値です。
魅力2:優れた走行性能とハンドリング
CX-90は、大型ボディながら後輪駆動レイアウトベースの設計により、優れたハンドリング性能を実現しています。
キネマティック ポスチャー コントロールシステムにより、ロール を抑制し、スポーツカーのような安定感と一体感のある走りを楽しめます。
高速道路での走行安定性、コーナリング性能は、他のプレミアムSUVと比較しても優れています。
走りを楽しみたいドライバーにとって、CX-90の走行性能は大きな魅力です。
魅力3:充実した安全装備
CX-90には、最新のi-ACTIVSENSE(マツダの予防安全技術)が標準装備されています。
360°カメラビュー、レーダークルーズコントロール、車線逸脱防止支援、ブラインドスポットモニター、ドライバーモニタリングシステムなど、充実した安全装備が家族の安全を守ります。
安全性を最優先するファミリーにとって、CX-90の安全装備は大きな安心材料です。
魅力4:ディーゼルエンジンの力強さ(PHEVを除く)
CX-90のガソリン3.3Lターボエンジンは、最大トルク500Nmの力強いトルク特性を備えています。
低回転域からのトルク感は、大型ボディのSUVを力強く加速させます。
オフロード走行やトーイング時の安定感は、ディーゼル的な低速トルクの太さを実現しています。
魅力5:新型だからの最新技術
CX-90は新型モデルのため、最新の運転支援技術、接続性、インフォテインメント機能を備えています。
12.3インチの高精細インフォディスプレイ、スマートフォン連携機能、OTA(Over-The-Air)ソフトウェアアップデート対応など、先進的な機能が充実しています。
最新技術を求めるアーリーアダプターにとって、CX-90は魅力的な選択肢です。
CX-90とCR-V・RAV4の徹底比較
CX-90を検討する際、ライバル車との比較は欠かせません。
ここでは、ホンダCR-V、トヨタRAV4、日産エクストレイルとの詳細比較を行います。
各車種の特徴を理解し、自分に最適な1台を見つけましょう。
| 比較項目 | CX-90 | CR-V | RAV4 | エクストレイル | 
|---|---|---|---|---|
| 新車価格 | 519万円〜746万円 | 450万円〜520万円 | 350万円〜480万円 | 350万円〜490万円 | 
| 全長×全幅×全高 | 5,020×1,910×1,730mm | 4,805×1,865×1,690mm | 4,600×1,855×1,680mm | 4,660×1,840×1,720mm | 
| 乗車定員 | 7人/8人 | 5人/7人 | 5人 | 5人/7人 | 
| パワートレイン | ガソリン・PHEV | ガソリン・ハイブリッド | ガソリン・ハイブリッド | ガソリン・ハイブリッド・e-POWER | 
| ガソリン馬力 | 340ps | 190ps | 171ps〜220ps | 147ps | 
| 実燃費 | 12〜14km/L | 18〜23km/L | 15〜21km/L | 14〜20km/L | 
| 最小回転半径 | 5.8m | 5.8m | 5.7m | 5.8m | 
| リセール見通し | 未知数 | 良好 | 優良 | 良好 | 
CX-90の特徴
CX-90は、価格が高い反面、デザイン・質感・走行性能で他車を圧倒します。
マツダブランドの威信を示すフラッグシップモデルとして、プレミアム感を求める人に支持されています。
パワートレイン選択肢はガソリン・PHEVのみで、ハイブリッド選択肢がないことが弱点です。
デザイン重視で予算に余裕がある人に最適です。
CR-Vの特徴
CR-Vは、価格がCX-90より約100万円安く、コストパフォーマンスに優れています。
ホンダの信頼性が高く、パワートレイン選択肢(ガソリン・ハイブリッド)が充実しています。
ハイブリッド選択肢で実燃費18km/L以上を実現し、維持費をCX-90より低く抑えられます。
実用性とコスパのバランスを重視する人に最適です。
RAV4の特徴
RAV4は、トヨタの人気SUVで、信頼性と安定性が最高レベルです。
価格はCX-90より約150万円安く、パワートレイン選択肢も充実しています。
ハイブリッド性能は業界トップクラスで、実燃費21km/L超えを実現し、年間維持費を大幅に削減できます。
燃費重視で予算を抑えたい人に最適です。
エクストレイルの特徴
エクストレイルは、日産のプレミアムSUVで、価格がRAV4より低く、CX-90より約150万円安いです。
新型モデルの登場により、最新技術を備え、安全装備も充実しています。
7人乗りオプションがあり、ファミリーユースに最適です。
価格と装備のバランスを重視する人に最適です。
後悔しないCX-90の選び方【グレード・パワートレイン・オプション】
CX-90の購入で後悔しないためには、グレード選び、パワートレイン選定、オプション選択、試乗での確認ポイントを適切に行うことが重要です。
ここでは、具体的な選び方を詳しく解説します。
適切な選び方を実践すれば、リスクを最小限に抑えて満足のいく購入ができます。
グレード選び(100S、100Z、100X、PHEV)
CX-90の北米市場向けグレードには、ベーシックグレード、中間グレード、上級グレードの3種類があります。
それぞれの特徴を理解して、自分の用途に合ったグレードを選びましょう。
【ベーシックグレード】100S
- 
価格:519万円〜560万円
 - 
特徴:必要十分な装備、価格を抑えたい人向け
 - 
おすすめな人:初めてのプレミアムSUV、街乗りメイン
 
【中間グレード】100Z
- 
価格:580万円〜620万円
 - 
特徴:充実した装備、本革シート、パノラマサンルーフ
 - 
おすすめな人:装備充実を重視、バランス良好なグレード
 
【上級グレード】100X
- 
価格:650万円〜700万円
 - 
特徴:最高級装備、プレミアム感を追求
 - 
おすすめな人:予算に余裕あり、最上級の体験を求める
 
【PHEVグレード】CX-90 PHEV
- 
価格:622万円〜746万円
 - 
特徴:323psのシステム総出力、EV走行60km程度
 - 
おすすめな人:加速感重視、環境配慮志向
 
グレード選びのポイント
✅ 予算と用途を明確にし、必要な装備が揃ったグレードを選ぶ
✅ パワー感重視なら、PHEVグレードの検討も並行する
✅ リセールバリューを重視するなら、中間グレード100Zがおすすめ
パワートレイン選び(ガソリン vs PHEV)
CX-90には、3.3L直列6気筒ターボガソリンと2.5Lベースの PHEVがあります。
それぞれの特徴を理解して、自分の使い方に合ったパワートレインを選びましょう。
【パワートレイン別比較表】
| 項目 | ガソリン(3.3L) | PHEV | 
|---|---|---|
| 価格 | 基準 | +約100万円 | 
| システム総出力 | 340ps | 323ps | 
| EV走行距離 | 0km | 約60km | 
| 実燃費 | 12〜14km/L | 14〜16km/L | 
| 加速感 | やや物足りない | 力強い | 
| 年間維持費 | 約55万円〜60万円 | 約65万円〜75万円 | 
【ガソリンモデルがおすすめな人】
✅ 初期費用を抑えたい
✅ 年間走行距離が1万km未満
✅ 維持費を抑えたい
【PHEVモデルがおすすめな人】
✅ 加速感・走行性能を重視
✅ 年間走行距離が1万5,000km以上
✅ EV走行による環境配慮志向
パワートレイン選びの決め手
年間走行距離1万5,000km以上でPHEVを選べば、ガソリンモデルより年間3万円〜5万円のガソリン代削減とEV走行による利便性が得られます。
加速感を求める運転スタイルなら、PHEVの323psシステム総出力はガソリンモデルの340psに劣らない力強さを発揮します。
PHEVの実用性判断
CX-90のPHEVは、EV走行距離が約60km程度と限定的です。
実際の使用シーンでは、EV走行で賄える距離は限られており、多くの運転ケースでガソリンエンジンに依存します。
充電インフラの整備状況が購入地域で進んでいるか、自宅に充電設備を導入できるか、これらを事前に確認することが重要です。
【PHEV導入前の必須確認項目】
✅ 自宅に充電設備の導入が可能か
✅ 勤務地や主要走行エリアに充電スタンドがあるか
✅ 年間走行距離がPHEVのメリットを活かす距離か
✅ ガソリン代削減効果が、PHEV価格差(約100万円)を正当化するか
おすすめオプション
CX-90で後悔しないために、追加しておきたいオプションを紹介します。
【必須オプション】
✅ プレミアムパッケージ(約30万円):本革シート、パノラマサンルーフ、プレミアムオーディオ
✅ 360°ビューモニター(約10万円):全方位映像表示で駐車支援
✅ アダプティブLEDヘッドライト(約8万円):視認性向上と高級感
【推奨オプション】
✅ ドライバーモニタリングシステム(約5万円):疲労検知で安全性向上
✅ ハーマンカードン プレミアムサウンドシステム(約15万円):高品質オーディオで長距離ドライブ快適化
試乗で確認すべきポイント(走行性能、ハンドリング)
試乗時には、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
【走行性能のチェック】
✅ ガソリン車の加速感が満足できるか、物足りないと感じないか
✅ PHEV試乗可能なら、EVモード走行の力強さを体感する
✅ 高速道路での加速と走行安定性を確認
【ハンドリングのチェック】
✅ コーナリングでのロール感が小さく、安定しているか
✅ ステアリング操舵力の軽さ・重さが適切か
✅ サスペンション設定の硬さ・柔らかさが乗り心地と両立しているか
【室内空間のチェック】
✅ 後部座席の足元スペース(大人が座ってみる)
✅ 2列目シートのリクライニング機能が十分か
✅ 3列目シート(7人乗り)のアクセス性と快適性
【電装系のチェック】
✅ 12.3インチディスプレイの視認性とタッチ操舵性
✅ インフォテインメントシステムの動作安定性
✅ 安全装備が正常に作動するか
CX-90の維持費と年収の目安【シミュレーション付き】
CX-90を購入する際、年間維持費を正確に把握することが重要です。
ここでは、年間維持費の内訳、グレード別シミュレーション、パワートレイン別比較、推奨年収の目安を詳しく解説します。
購入前にこれらの情報を理解し、無理のない資金計画を立てましょう。
年間維持費の内訳
CX-90の年間維持費は、以下の項目で構成されます。
【年間維持費の詳細表】
| 項目 | ガソリン(100Z) | PHEV(100Z PHEV) | 
|---|---|---|
| 自動車税 | 36,000円 | 36,000円 | 
| 重量税(年換算) | 18,500円 | 18,500円 | 
| 自賠責保険(年換算) | 10,000円 | 10,000円 | 
| 任意保険料 | 90,000円〜130,000円 | 100,000円〜140,000円 | 
| 燃料費(年1万km) | 120,000円〜140,000円 | 80,000円〜100,000円 | 
| 車検費用(年換算) | 80,000円 | 85,000円 | 
| 駐車場代(月1.5万円) | 180,000円 | 180,000円 | 
| メンテナンス費用 | 70,000円 | 75,000円 | 
| 合計 | 約584,500円 | 約604,500円 | 
| 駐車場代を除く | 約404,500円 | 約424,500円 | 
グレード別の維持費シミュレーション
【100Sガソリンモデル】年間1万km・駐車場代月1.5万円
■ 年間維持費の内訳
✅ 自動車税:36,000円
✅ 重量税(年換算):18,500円
✅ 自賠責保険(年換算):10,000円
✅ 任意保険料:110,000円
✅ 燃料費:130,000円
✅ 車検費用:80,000円
✅ 駐車場代:180,000円
✅ メンテナンス費用:70,000円
合計(駐車場代込み):約634,500円
実質維持費(駐車場代除く):約454,500円
【100Z PHEVモデル】年間1万km・駐車場代月1.5万円
■ 年間維持費の内訳
✅ 自動車税:36,000円
✅ 重量税(年換算):18,500円
✅ 自賠責保険(年換算):10,000円
✅ 任意保険料:120,000円
✅ 燃料費(電費含む):90,000円
✅ 車検費用:85,000円
✅ 駐車場代:180,000円
✅ メンテナンス費用:75,000円
合計(駐車場代込み):約614,500円
実質維持費(駐車場代除く):約434,500円
【ガソリン vs PHEV 年間比較】
| 比較項目 | ガソリン100S | PHEV 100Z | 
|---|---|---|
| 年間維持費(駐車場代込み) | 634,500円 | 614,500円 | 
| 年間維持費(駐車場代除く) | 454,500円 | 434,500円 | 
| 年間差額 | 基準 | −20,000円 | 
| 購入価格差 | 基準 | +1,000,000円 | 
| 回収期間 | — | 約50年 | 
【重要なポイント】
❌ PHEV購入で年間約2万円の維持費削減が可能
❌ しかし購入時の価格差は約100万円
❌ 回収には50年以上が必要
✅ 結論:コストメリットは限定的
通常の乗車期間(5〜10年)では、ガソリンモデルの方が経済的です。
PHEV vs ガソリンの維持費比較
【5年間の総費用比較】
- 
ガソリン100Z:購入価格580万円+5年維持費227.5万円=合計807.5万円
 - 
PHEV100Z:購入価格680万円+5年維持費217.25万円=合計897.25万円
 
PHEV購入で年間維持費は約2万円安いですが、初期購入価格の100万円差を考えると、5年間ではガソリン車が約90万円トータルコストで有利です。
推奨年収の目安(年収500万円以上)
一般的に、車の購入価格は年収の半分以内、年間維持費は年収の10%以内が目安とされています。
CX-90の100Z(580万円)を購入する場合、推奨年収は約1,160万円以上です。
ただし、頭金やローンを活用することで、年収500万円でも購入可能です。
【年収別の購入シミュレーション】
■ 年収700万円の場合
- 
手取り月収:約47万円
 - 
頭金200万円、残り380万円を5年ローン(金利3%)
 - 
月々のローン返済額:約6.8万円(手取りの14.5%)
 - 
月々の維持費(駐車場代除く):約3.4万円(手取りの7.2%)
 - 
車関連支出合計:約10.2万円(手取りの21.7%)
 
→ やや負担が大きいが、節約すれば可能
■ 年収500万円の場合
- 
手取り月収:約33万円
 - 
頭金150万円、残り430万円を5年ローン(金利3%)
 - 
月々のローン返済額:約7.7万円(手取りの23.3%)
 - 
月々の維持費(駐車場代除く):約3.4万円(手取りの10.3%)
 - 
車関連支出合計:約11.1万円(手取りの33.6%)
 
→ 家計が非常に厳しい。推奨できない
世帯年収で考える場合、夫婦合わせて700万円以上あれば、比較的余裕を持って所有できるでしょう。
維持費を抑えるコツ3選
1. 任意保険の見直し
複数の保険会社で見積もりを取り、最も安い保険を選ぶことで、年間3万円〜5万円の節約が可能です。
インターネット割引や無事故割引を活用しましょう。
2. 燃費の良い運転を心がける
急加速・急ブレーキを避け、エコドライブを実践することで、実燃費を5%〜10%改善できます。
年間1万km走行の場合、年間6,000円〜1万2,000円の節約になります。
3. メンテナンスパックの活用
マツダのメンテナンスパック(3年間で約12万円)を購入することで、定期点検やオイル交換の費用を抑えられます。
個別で依頼するよりも20%〜30%お得になるケースが多いです。
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CX-90購入でよくある質問(FAQ)
CX-90の購入を検討する際、多くの人が抱く疑問にお答えします。
購入前にこれらのFAQを確認し、不安を解消しましょう。
Q1:CX-90はレギュラーガソリンで走れますか?
いいえ、CX-90は全グレードがハイオクガソリン指定です。
レギュラーガソリンを入れるとエンジンの性能が十分に発揮されず、ノッキングや出力低下の原因になります。
ハイオク価格は約180円/L程度で、レギュラーより10円〜15円高いため、年間燃料費は約1万円〜2万円高くなります。
Q2:CX-90はCR-VやRAV4と比べてどうですか?
CX-90は価格が約100万円以上高い反面、デザイン・質感・走行性能で優れています。
CR-Vはハイブリッド選択肢で燃費性能に優れ、RAV4はハイブリッド性能と信頼性がトップクラスです。
予算と優先順位を明確にして、自分に最適な車を選びましょう。
Q3:CX-90の実燃費はどのくらいですか?
CX-90の実燃費は、ガソリンモデルで12〜14km/L、PHEVで14〜16km/Lです。
WLTCモード燃費に対して、実燃費は約85%〜90%の達成率となります。
大型ボディのため、CR-VやRAV4と比較すると燃費性能は劣ります。
Q4:CX-90のPHEVは実用的ですか?
CX-90のPHEVはEV走行距離が約60km程度で、実際の使用シーンでは限定的です。
年間走行距離1万5,000km以上で、環境配慮志向が強い人には実用的ですが、そうでない場合はガソリンモデルで十分です。
自宅に充電設備の導入が可能かを事前に確認しましょう。
Q5:CX-90は新型だから故障が多いですか?
新型モデルのため、初期不良のリスクがあります。
特にインフォテインメントシステムなど、複雑な電子機器からの不具合報告が挙がっています。
メーカー保証期間(通常3年)を確認し、不具合時の対応体制を把握しましょう。
Q6:CX-90のリセールバリューはどうですか?
CX-90は日本市場では比較的新しいモデルのため、リセールバリューが不明確です。
新型モデルのため、3年後・5年後のリセール見通しが立てられません。
長期保有を前提に購入を決断することをおすすめします。
Q7:CX-90の納期はどのくらいですか?
CX-90の北米市場での納期は約2〜3ヶ月程度です。
日本市場での販売開始時期や納期については、ディーラーに最新情報を確認してください。
Q8:CX-90は女性でも運転しやすいですか?
はい、CX-90は全長5,020mmと大型ですが、後退駆動レイアウトベースのため、ハンドリング性能が優れており、女性でも運転しやすいです。
視界も良好で、360°ビューモニターがあれば駐車も安心です。
ただし、後部座席の狭さを理由に運転に不安がある場合は、CR-VやRAV4などの一回り小さいSUVを検討してください。
まとめ:CX-90後悔?失敗しない選び方
CX-90は、マツダが誇るフラッグシッププレミアムSUVです。
✅ CX-90の5つの魅力
- 
上質なデザインと質感:マツダの新デザインフィロソフィー「生命動体」を体現
 - 
優れた走行性能とハンドリング:後輪駆動ベースで卓越したコーナリング性能
 - 
充実した安全装備:i-ACTIVSENSE標準装備で全方位サポート
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力強いエンジン性能:3.3L直列6気筒ターボで340ps
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新型だからの最新技術:12.3インチディスプレイとOTAアップデート対応
 
❌ CX-90の7つの後悔ポイント
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価格が高い:519万円〜746万円(CR-Vより約100万円高い)
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パワートレインの選択肢が限定的:ガソリン・PHEVのみでハイブリッドなし
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ガソリン車のパワー感が物足りない:大型ボディで加速が鈍い
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PHEVは価格が非常に高い:622万円超え(価格差100万円)
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室内空間がライバルに劣る:ボディサイズの割に後部座席が狭い
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最新技術の不具合報告:インフォテインメントシステムのトラブル報告あり
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リセールバリューがまだ未知数:新型モデルのため将来価値が不明
 
【購入前の最終チェック】
| チェック項目 | 推奨基準 | 
|---|---|
| 予算 | 600万円以上の確保推奨 | 
| グレード | 100Z(バランス重視)推奨 | 
| パワートレイン | 年間走行1.5万km以下はガソリン | 
| 試乗確認 | 走行性能・ハンドリング・加速感 | 
| 推奨年収 | 600万円以上 | 
💰 年間維持費の目安
年間維持費(駐車場代除く):約40万円〜42万円
推奨年収:600万円以上
🎯 購入前の必須アクション
1. ライバル車との徹底比較
✅ CR-V:ハイブリッド選択肢で実燃費18〜23km/L
✅ RAV4:トヨタの信頼性と実燃費15〜21km/L
✅ エクストレイル:価格が約150万円安い
2. おすすめグレードの選定
✅ 100Z推奨:装備充実でバランス良好(580万円〜620万円)
3. パワートレイン選び
✅ 年間走行1.5万km以下→ガソリンモデル
✅ 加速感重視→PHEVモデル(ただし価格差100万円)
4. 試乗での確認
✅ ガソリン車の加速感が満足できるか
✅ ハンドリング性能と乗り心地
✅ 後部座席の広さ(家族全員で試乗)
📝 最終アドバイス
この記事で紹介した7つの理由、5つの魅力、CR-V・RAV4との比較、選び方のポイント、FAQを参考に、あなたに最適な選択をしてください。
リスクを理解した上で、適切な対策(試乗・比較・予算確認)を取れば、CX-90は素晴らしいパートナーになります。
後悔しない車選びで、充実したカーライフを楽しみましょう。
参考サイト
  
  
  
  