【失敗実例】クロスビーはやめとけ?後悔する理由7選とハスラーとの違いを徹底比較

スポンサーリンク
クロスビー やめとけ 軽自動車購入ガイド
スポンサーリンク

クロスビー やめとけ」と検索している方へ。

スズキのコンパクトSUV「クロスビー」は個性的なデザインで人気ですが、購入後に「やめとけばよかった」と後悔する声も少なくありません。

燃費の悪さ、荷室の狭さ、走行性能の不満など、購入前に知るべきポイントがあります。

本記事では、クロスビーが「やめとけ」と言われる理由7選、実際の後悔事例、ハスラー・ライズとの比較、失敗しない選び方まで、2025年最新データで徹底解説します。

スポンサーリンク
  1. クロスビーがやめとけと言われる理由7選
    1. 理由1:価格が高くコスパが悪い
    2. 理由2:燃費が期待より悪い
    3. 理由3:荷室が思ったより狭い
    4. 理由4:高速道路での走行性能に不満
    5. 理由5:内装がチープで安っぽい
    6. 理由6:シートが柔らかすぎて疲れる
    7. 理由7:リセールバリューが低い
  2. クロスビーを買って後悔した人の実例4選
    1. 実例1:燃費の悪さに後悔したAさん(30代・街乗りメイン)
    2. 実例2:荷室の狭さに後悔したBさん(40代・ファミリー層)
    3. 実例3:高速走行の不満で後悔したCさん(50代・長距離派)
    4. 実例4:価格の高さに後悔したDさん(20代・コスパ重視)
  3. クロスビーで後悔しないための選び方5選
    1. 選び方1:試乗で視界・乗り心地・荷室を確認する
    2. 選び方2:燃費重視ならハスラーを検討する
    3. 選び方3:荷室重視なら他車種と比較する
    4. 選び方4:中古車を狙ってコスパを上げる
    5. 選び方5:デザイン重視なら納得して購入する
  4. クロスビーとハスラー・ライズの比較表
  5. クロスビーに関するFAQ(よくある質問8問)
    1. Q1: クロスビーの実燃費はどれくらいですか?
    2. Q2: クロスビーとハスラーどっちがおすすめですか?
    3. Q3: クロスビーの荷室は狭いですか?
    4. Q4: クロスビーは高速道路で走りやすいですか?
    5. Q5: クロスビーの維持費は年間いくらですか?
    6. Q6: クロスビーの内装は安っぽいですか?
    7. Q7: クロスビーのリセールバリューは高いですか?
    8. Q8: クロスビーは雪道に強いですか?
  6. クロスビー購入前のチェックリスト
  7. まとめ:クロスビーはやめとけ?後悔しない選び方

クロスビーがやめとけと言われる理由7選

クロスビーは多くの魅力を持つ一方で、購入者が「やめとけ」と感じるいくつかの明確な理由が存在します。

これらは主に、価格設定、実燃費、実用性、走行フィーリングといった、車を所有する上で重要な要素に関連しています。

購入後に「こんなはずではなかった」と後悔しないために、具体的なデメリットを一つずつ詳細に確認していきましょう。

理由1:価格が高くコスパが悪い

クロスビーが「やめとけ」と言われる最大の理由の一つが、その価格設定にあります。

新車価格はエントリーグレードのHYBRID MX(2WD)でも約207万円からスタートし、最上位グレードのHYBRID MZ(4WD)では約250万円に達します。

これは、軽自動車と比較すると明らかに割高感が否めません。

もちろん、クロスビーは軽自動車ではなく、1.0Lターボエンジンを搭載した普通車(コンパクトカー)です。

しかし、その外観デザインやサイズ感がスズキの人気軽自動車「ハスラー」に似ているため、購入検討層はどうしてもハスラーの価格帯(約150〜190万円)と比較してしまいます。

その結果、「ハスラーより少し大きいだけで、こんなに高いのか」という印象を持ってしまうのです。

軽自動車とクロスビーの比較については、下記の記事で詳しく解説しています。

関連記事:【2025年】軽自動車購入ガイド|後悔しない選び方と維持費対策

装備内容や走行性能を詳細に見ても、この割高感は拭えません。

例えば、同じ200万円台前半の予算があれば、トヨタの「ライズ」や「ヤリスクロス」といった、より走行性能や安全装備、荷室容量で優れる競合車種が視野に入ってきます。

クロスビーが搭載する安全装備「スズキ セーフティ サポート」は必要十分な機能を備えていますが、最新の競合他車と比較すると、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)が4WDモデルにしか設定されない(2WDは非対応)など、一部物足りない部分も見受けられます。

内装の質感(後述)と合わせて考えると、「この価格でこの性能?」とコストパフォーマンスに疑問を感じる購入者が多いのも納得できるでしょう。

さらに、クロスビーは普通車登録であるため、軽自動車税の恩恵も受けられません。

  • 新車価格:約207万円〜250万円
  • 軽自動車より税金が高い(自動車税25,000円/年、軽自動車税は10,800円/年)
  • 装備の割に割高感がある(競合のライズやヤリスクロスと比較)

購入時には車両本体価格だけでなく、オプション費用も考慮に入れる必要があります。

ナビゲーションシステムやフロアマット、ドライブレコーダーといった必須級のオプションを追加していくと、乗り出し価格は容易に250万円を超え、上位グレードでは300万円近くになるケースも珍しくありません。

この価格帯になると、選択肢は一気に広がり、クロスビーを積極的に選ぶ理由が「デザインの好み」以外に見出しにくくなるのが現実です。

経済的な負担を考慮すると、「コスパが悪いからやめとけ」という意見には十分な根拠があると言えます。

理由2:燃費が期待より悪い

クロスビーは、1.0L直噴ターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせています。

「ハイブリッド」という言葉から、多くの購入者は優れた燃費性能を期待するでしょう。

しかし、実際には「期待したほど燃費が良くない」という声が「やめとけ」と言われる大きな理由になっています。

カタログ燃費(WLTCモード)は、2WDモデルで18.2km/L、4WDモデルで17.0km/Lです。

これでも決して悪い数字ではありませんが、市場の期待値には応えられていないようです。

問題は実燃費です。

実際のオーナーからの報告を集計すると、実燃費は平均して15.76km/L(2WD)、14.54km/L(4WD)程度に留まっています。

特に燃費が悪化しやすい市街地走行(街乗り)では、実燃費が13km/L前後まで落ち込むケースも珍しくありません。

ストップ&ゴーが多い日本の交通環境において、この数値は燃費を重視するドライバーにとって大きな不満点となります。

この燃費性能が特に問題視されるのは、比較対象となるライバル車の存在です。

  • カタログ燃費:18.2km/L(2WD)、17.0km/L(4WD)
  • 実燃費:15.76km/L(2WD)、14.54km/L(4WD)
  • 街乗りでは13km/L前後まで悪化する
  • ハスラーと比較すると燃費で大きく劣る

最も頻繁に比較される軽自動車のハスラーは、ターボモデル(WLTCモード 22.6km/L)やNAモデル(WLTCモード 25.0km/L)と、クロスビーを大きく上回る燃費性能を誇ります。

ハスラーは軽自動車であるため、自動車税も年間10,800円と安価です。

一方でクロスビーは普通車扱いで自動車税は年間25,000円かかります。

ランニングコストである税金が高く、さらに燃料代(実燃費)もハスラーよりかかるとなると、経済的なメリットは非常に薄くなります。

また、同じ普通車コンパクトSUVのトヨタ・ライズ(ガソリン2WD)は、カタログ燃費20.7km/L、実燃費16.24km/Lと、クロスビー(2WD)の実燃費を上回っています。

マイルドハイブリッドという先進技術を搭載しながら、なぜこれほど燃費が伸び悩むのでしょうか。

要因としては、1.0Lターボエンジンそのものの特性や、車重(2WDで990kg)などが考えられます。

マイルドハイブリッドは、発進時などにモーターがアシストする簡易的なシステムであり、トヨタのストロングハイブリッド(ライズHVなど)のようにモーターだけで走行できる領域はほとんどありません。

そのため、「ハイブリッド」という名前から想像するほどの燃費向上効果が得られにくいのです。

燃費性能を最優先事項として車を選ぶ方にとって、クロスビーは期待外れの結果になる可能性が高く、「燃費が悪いからやめとけ」という意見は的を射ていると言えるでしょう。

理由3:荷室が思ったより狭い

クロスビーは、そのアクティブでSUVらしい外観から、アウトドアやレジャーでの活躍を期待して購入されることが多い車です。

しかし、実際に荷物を積もうとすると、「思ったより荷室が狭い」という現実に直面し、後悔するケースが後を絶ちません。

スズキの公式ウェブサイトやカタログを見ても、クロスビーの荷室容量(リットル数)は明記されていません。

これは、競合他車と比較してアピールできる数値ではないことの裏返しとも言えます。

  • 荷室容量は非公表(狭いためと推測される)
  • ベビーカーは後部座席を倒さないと載らない場合が多い
  • アウトドア向きとは言えない積載量
  • ライズ(369L)やハスラー(352L)より狭い

実際の荷室空間は、日常の買い物程度であれば問題なくこなせる広さを持っています。

しかし、問題となるのは大きな荷物を積むシチュエーションです。

例えば、ファミリー層にとって必須アイテムであるベビーカーは、機種によっては後部座席をスライドさせたり、倒したりしないと横向きに積めないことがあります。

これでは、子供を後部座席に乗せたままベビーカーを積むことができず、実用性に大きな問題が生じます。

また、キャンプ用品やゴルフバッグ、大型のスーツケースなど、アウトドアや旅行で使用するかさばる荷物も同様です。

多くの場合、後部座席の片方、あるいは両方を倒す必要があり、乗車定員(5名)を活かしたまま荷物を積むことが困難です。

クロスビーの後部座席は5:5の分割可倒式で、荷室側からもスライドやリクライニング操作が可能など、工夫は見られます。

ラゲッジアンダーボックス(2WD車は81L、4WD車は37L)も備えていますが、メインの荷室空間そのものが狭いため、根本的な解決にはなっていません。

競合と比較すると、その差は明らかです。

トヨタ・ライズの荷室容量は369L、軽自動車のハスラーでさえ352L(後席スライド最大時)という広大なスペースを確保しています。

これらと比較すると、クロスビーの積載能力はSUV風の見た目に反して、かなり限定的であると言わざるを得ません。

デザインは好きだが、荷物が積めないからやめとけ」という意見は、特にファミリー層やアウトドア派にとっては重要な判断材料となるでしょう。

同じ軽自動車カテゴリーで実用性を重視するなら、ダイハツ・キャンバスとの比較も有効かもしれません。

関連記事:ダイハツキャンバスは軽じゃない?サイズ感と後悔ポイント徹底解説

理由4:高速道路での走行性能に不満

クロスビーは、全グレードに1.0L直噴ターボエンジンを搭載しています。

このエンジンは最高出力99馬力、最大トルク150Nmを発揮し、スペック上は1.5LのNA(自然吸気)エンジンに匹敵する力強さを持っています。

街乗りでは、そのトルクフルな走りでキビキビと走行でき、多くのドライバーが満足感を得られるでしょう。

しかし、問題は高速道路での走行時です。

「やめとけ」という意見の中には、この高速走行性能への不満が数多く含まれています。

  • 1.0L直噴ターボ(99馬力)搭載
  • 高速での追い越し加速が鈍い
  • エンジン音・振動が大きいと感じる人が多い
  • 長距離運転で疲れやすい

具体的には、時速80kmから100kmへの追い越し加速や、長い登坂車線での加速が「鈍い」と感じるドライバーが多いようです。

99馬力というスペックから期待するほどの余裕はなく、アクセルを深く踏み込む必要があります。

その結果、エンジン回転数が高まり、室内にエンジン音や振動が大きく伝わってきます。

この「音」と「振動」が、ドライバーや同乗者にストレスを与え、長距離ドライブでの疲労蓄積に繋がります。

クロスビーは全高が1,705mmと高め(タワーパーキング不可)で、ボディ形状も空気抵抗を受けやすいため、高速域での走行安定性にも課題が残ります。

横風の影響を受けやすく、直進安定性が低いと感じる意見も見受けられます。

この走行性能は、トランスミッションが6速ATであることの恩恵(CVTのようなラバーバンドフィールのなさは利点)をもってしても、カバーしきれていないようです。

もちろん、軽自動車のターボモデル(ハスラーなど)と比較すれば、クロスビーの方がパワーがあり、高速走行は楽です。

しかし、クロスビーの価格帯(200万円超)は、トヨタ・ライズやヤリスクロスといった、より排気量が大きい(1.2Lや1.5L)、あるいは最新のハイブリッドシステムを搭載した競合他車と真っ向から勝負する領域です。

これらの競合車種と比較した場合、クロスビーの高速走行性能は見劣りしてしまいます。

日常の買い物や街乗りがメインで、高速道路はたまにしか使わないという方であれば大きな問題にはならないかもしれません。

しかし、週末のレジャーや帰省などで、頻繁に長距離の高速走行を行う方にとっては、「パワー不足で疲れるからやめとけ」という意見は無視できないデメリットとなるでしょう。

理由5:内装がチープで安っぽい

クロスビーは、そのエクステリアデザイン(外観)の個性が最大の魅力です。

丸目のヘッドライトやSUVらしいフェンダーアーチ、ポップなカラーリングは多くのファンを惹きつけています。

しかし、その期待を持って運転席に乗り込むと、内装の質感に「がっかりした」という声が少なくありません。

「内装がチープで安っぽい」という点は、「やめとけ」と言われる大きな理由の一つになっています。

  • ダッシュボードの広範囲に使われるプラスチックの質感が低い
  • プラスチック感が強く、価格に見合っていない
  • ポップなデザインが好みを分ける(飽きやすい)
  • 200万円超の車としては物足りない質感

特に目立つのが、ダッシュボードやドアトリム(ドアの内張り)に使われている硬質なプラスチック(ハードプラ)の質感です。

シボ(模様)加工はされていますが、触感も見た目も「安っぽい」と感じる人が多く、車両価格200万円を超える車としては物足りなさが残ります。

競合するトヨタ・ライズやヤリスクロスが、部分的にソフトパッドを使用するなど質感を高める工夫をしているのと比較すると、クロスビーのコストカット感は否めません。

もちろん、クロスビーの内装はデザイン性にこだわっています。

インパネのカラーパネルや、シートのアクセントカラーなど、エクステリアと連動したポップで遊び心のある空間を演出しようとしています。

しかし、このデザインが逆に「子供っぽい」「飽きやすい」と感じる層も一定数存在します。

上質さや高級感を求めるドライバーにとって、このポップなデザインとチープな素材感の組み合わせは、満足度を大きく下げる要因となります。

シートの表皮やステアリングホイールの質感なども、同価格帯の競合他車と比べると、一昔前のコンパクトカーといった印象を受けるかもしれません。

毎日触れる部分だからこそ、内装の質感は重要です。

エクステリアのデザインに一目惚れして購入を決める前に、必ず実車の内装を確認し、その質感がご自身の許容範囲内であるかを見極める必要があります。

見た目は良いが、内装が安っぽいからやめとけ」という意見は、所有後の満足度に直結する重要な指摘です。

理由6:シートが柔らかすぎて疲れる

クロスビーの走行性能に関連して、乗り心地やシートの出来についても厳しい意見が寄せられています。

特に「シートが柔らかすぎて、長距離運転で疲れる」という点は、見逃せないデメリットです。

クロスビーのフロントシートは、一見するとサイズも大きく、ゆったりと座れそうに見えます。

しかし、実際に長時間座り続けると、シートクッション(座面)のウレタンが柔らかすぎることが裏目に出ます。

体が沈み込みすぎてしまい、正しいドライビングポジションを維持しにくくなるのです。

その結果、無意識に体をこわばらせてしまい、腰痛や背中の痛みを引き起こす原因となります。

  • シートが柔らかすぎて腰痛の原因になりやすい
  • サスペンションが硬めのセッティング
  • 段差を乗り越えた際の振動が強い
  • 長距離運転での疲労蓄積につながる

シートの問題に加えて、サスペンションのセッティングも乗り心地に影響を与えています。

クロスビーはSUV風のスタイルですが、足回りは比較的硬めに設定されています。

これは、全高の高さ(1,705mm)によるコーナリング時のふらつきを抑えるためのセッティングだと思われます。

しかし、その弊害として、路面の凹凸や段差を乗り越えた際の突き上げ(振動)が強く感じられます。

特に舗装の荒れた路面や、マンホールの蓋などを通過する際に、ゴツゴツとした不快な振動が室内に伝わりやすいです。

この「硬い足回りからの振動」と「柔らかすぎるシート」という相反する要素が組み合わさることで、ドライバーは細かな振動を常に感じながら、体幹でバランスを取ることを強いられます。

結果として、短時間の試乗では気づきにくい「長距離運転での疲労」が蓄積しやすくなっています。

運転姿勢が高めで、ボンネットの先端が見やすい(車両感覚が掴みやすい)ため、視界は良好です。

しかし、その反面、重心の高さからくる安定感の欠如を感じるドライバーもいます。

乗り心地が悪く、長距離で疲れるからやめとけ」という意見は、主にシートとサスペンションのアンバランスな組み合わせに起因していると言えるでしょう。

理由7:リセールバリューが低い

車を購入する際、数年後に売却する時の価値、すなわち「リセールバリュー」を気にする方は多いでしょう。

クロスビーは、残念ながらこのリセールバリューがあまり高くないとされています。

売却時に損をするからやめとけ」という、経済的な観点からの指摘です。

  • リセールバリューが低い傾向にある
  • 中古車市場での価格が下がりやすい
  • ハスラーやライズと比較すると人気が限定的
  • 売却時に損をする可能性が高い

リセールバリューが低くなる要因はいくつかあります。

第一に、クロスビーという車種の立ち位置が中途半端であることが挙げられます。

軽自動車のハスラーは、その維持費の安さと高い実用性から中古車市場でも絶大な人気を誇り、非常に高いリセールバリューを維持しています。

また、競合のトヨタ・ライズも、トヨタブランドの信頼性と広い荷室、力強いデザインで人気があり、リセールバリューは安定しています。

その中間に位置するクロスビーは、普通車でありながらハスラーほどの経済的メリットがなく、ライズほどの積載性や走行性能もない、という評価を受けがちです。

そのため、中古車市場での人気がこれら2車種と比較して限定的になり、中古車価格が下がりやすくなっています。

第二に、クロスビーの個性的なデザインとポップなカラーリングも影響しています。

新車購入時には魅力的に映るこれらの要素も、中古車市場では「好みが分かれる」「飽きやすい」と評価され、万人受けする白や黒のボディカラー以外は、査定額が伸び悩む傾向があります。

もちろん、リセールバリューは市場の動向、走行距離、車両の状態、ボディカラー、装備するオプションなどによって大きく変動します。

しかし、全体的な傾向として、クロスビーはハスラーやライズといった人気車種と比べると、売却時の値下がり幅が大きくなる可能性が高いです。

数年後の買い替えを前提に車を購入する場合、このリセールバリューの低さは、トータルの所有コスト(購入費用-売却費用)を押し上げる大きなデメリットとなります。

資産価値を重視する方にとっては、「やめとけ」と言われる十分な理由になるでしょう。

クロスビーを買って後悔した人の実例4選

「やめとけ」と言われる理由を具体的に見てきましたが、ここでは実際にクロスビーを購入したオーナーが「後悔した」と感じた実例を、より詳しくご紹介します。

ご自身のライフスタイルや車の使い方と照らし合わせながら、同じ失敗をしないための参考にしてください。

実例1:燃費の悪さに後悔したAさん(30代・街乗りメイン)

マイルドハイブリッドだから燃費が良いと思っていたのに、街乗りで13km/L程度しか走りません。

通勤と子供の送り迎えがメインですが、ストップ&ゴーが多いせいか、期待していた数値(せめて15km/L以上)を常に下回っています。

以前乗っていた軽自動車のハスラーなら同じような使い方でも20km/L近く走っていました。

クロスビーは普通車登録で自動車税も年間25,000円と高く、さらにガソリン代もかさむため、ランニングコストが予想以上にかかりました。

これなら、もう少し頑張ってライズのハイブリッドを買うか、素直にハスラーのままにしておけば良かったです。

もっと燃費を重視すべきだったと後悔しています」

Aさんの事例は、クロスビーの燃費性能に過度な期待を寄せてしまった典型的な失敗例です。

「マイルドハイブリッド」という言葉の響きだけで判断せず、実燃費(特に街乗り)のデータを購入前に確認し、税金を含めたトータルの維持費を試算しておくべきでした。

実例2:荷室の狭さに後悔したBさん(40代・ファミリー層)

「3人家族(夫婦+子供1人)でキャンプに行くのが趣味で、SUV風のデザインに惹かれてクロスビーを選びました。

しかし、納車されて初めてキャンプ用品を積もうとしたところ、荷室が狭すぎて大型のキャンプ用品(テントやクーラーボックス)が載りません。

後部座席を片側倒せば何とかなりますが、そうすると子供が座る場所が窮屈になりますし、両方倒すと家族3人で乗れません。

結局、ルーフキャリアを追加で購入する羽目になり、余計な出費がかかりました。

SUV風の見た目に期待しすぎました。

実用性なら、スライドドアのルーミーやソリオ、もしくは荷室が広いライズを選ぶべきでした」

Bさんの事例は、クロスビーの「見た目」と「実用性」のギャップによる後悔です。

SUV=荷物が積める、というイメージで購入を決めてしまっています。

購入前に、ディーラーの試乗車などで、実際に普段使っている荷物(この場合はキャンプ用品やベビーカー)が積めるかどうかを実車で確認する作業を怠ったことが失敗の原因です。

実例3:高速走行の不満で後悔したCさん(50代・長距離派)

「週末に高速道路を使って、片道100kmほどの距離にある趣味の場所へ遠出することが多いです。

1.0Lターボと聞いていたので、高速走行も楽だろうと期待していました。

しかし、実際に高速に乗ってみると、クロスビーは追い越し車線での加速が鈍く、合流でもアクセルを深く踏み込む必要があります。

エンジン音もかなり大きくなり、風切り音も相まって、長距離運転が非常に疲れます。

ターボ付きでもこの程度なら、もっとパワーに余裕のある1.5Lクラスのコンパクトカー(ヤリスクロスなど)を選べばよかったです。

街乗りは快適なだけに、高速走行とのギャップにがっかりしました」

Cさんの事例は、クロスビーの走行性能を「高速走行」という特定のシチュエーションで評価した結果の後悔です。

ターボ搭載とはいえ、車の基本設計は街乗りがメインです。

Cさんのように高速道路の利用頻度が高いドライバーは、購入前の試乗でも、必ず高速道路(あるいはバイパスなど)を走行させてもらい、ご自身の許容範囲のパワーや静粛性であるかを確認すべきでした。

実例4:価格の高さに後悔したDさん(20代・コスパ重視)

見た目が個性的で気に入って購入しました。

初めてのマイカーで、少し背伸びして200万円超のHYBRID MZを選びました。

しかし、乗り始めてみると、内装のプラスチック感が安っぽく、友達が乗っている同価格帯のライズと比べても見劣りします。

おまけに、後から知ったのですが、軽自動車のハスラーなら最上位グレードでも190万円以下で買えるし、燃費も良い。

クロスビーは普通車だから税金も高いし、内装もチープだし、燃費もそこそこ。

結局、何が良かったのか分からなくなってしまい、車検を待たずに2年で手放しました。

もちろん、売却額(リセール)も安く、かなり損をしました。

見た目だけで決めずに、もっとコストパフォーマンスを考えるべきでした。

Dさんの事例は、クロスビーの「中途半端さ」に気づいてしまった後悔です。

「見た目」という感性的な価値と、「価格・維持費・内装・燃費」という実利的な価値を天秤にかけた結果、実利的なデメリットが上回ってしまいました。

購入前に、ハスラーやライズといった明確な強みを持つ競合車種と、ご自身の予算や価値観を照らし合わせて、冷静に比較検討することが不可欠でした。

クロスビーで後悔しないための選び方5選

ここまでクロスビーのデメリットと後悔した実例を見てきましたが、クロスビーが悪い車というわけでは決してありません。

その特性を正しく理解し、ご自身の使い方とマッチすれば、非常に魅力的な相棒となります。

ここでは、クロスビーを購入して「後悔しない」ために、最低限実行すべき5つの選び方をご紹介します。

選び方1:試乗で視界・乗り心地・荷室を確認する

カタログやインターネットの情報だけで、購入を決めるのは最も危険です。

必ずディーラーで実車に触れ、試乗を行ってください。

試乗の際には、以下の点を重点的にチェックしましょう。

  • 視界の良さ:運転席に座り、ボンネットの見え方、Aピラー(フロントガラス横の柱)の死角、後方視界を確認します。
  • 乗り心地:シートの柔らかさや硬さを確認します。

    あえて舗装の荒れた道や段差を走り、サスペンションの突き上げ感を体感してください。

  • エンジン音・静粛性:街乗りだけでなく、可能であればバイパスや高速道路で加速時のエンジン音や風切り音を確認します。
  • 荷室の実寸確認:メジャーを持参するか、実際に普段載せる荷物(ベビーカー、ゴルフバッグ、クーラーボックスなど)を持ち込んで、荷室に積めるか試させてもらいましょう。

これらの確認を怠ると、後悔実例のBさん(荷室)やCさん(高速走行)、Dさん(内装)と同じ失敗を繰り返すことになります。

選び方2:燃費重視ならハスラーを検討する

もし、あなたが車選びで「燃費」と「維持費(ランニングコスト)」を最優先事項とするならば、クロスビーは最適な選択ではないかもしれません。

その場合は、軽自動車の「ハスラー」を真剣に検討することをおすすめします。

ハスラーは軽自動車登録であるため、自動車税は年間10,800円(クロスビーは25,000円)と格安です。

カタログ燃費はNAモデルで25.0km/L、ターボモデルでも22.6km/Lと、クロスビー(18.2km/L)を圧倒しています。

実燃費でもハスラーが優位です。

もちろん、パワーや走行安定性、室内の横幅はクロスビーに軍配が上がります。

しかし、そのトレードオフとして高い税金と燃料代を許容できるかどうかが分岐点となります。

デザインの好みもありますが、後悔実例のAさん(燃費)のようにランニングコストで後悔しないために、燃費重視ならハスラーという選択肢を強く意識しましょう。

選び方3:荷室重視なら他車種と比較する

もし、あなたが「家族でのレジャー」や「アウトドアでの積載性」を重視するなら、クロスビーの荷室では不満が出る可能性が非常に高いです。

クロスビーは「SUV風デザインの街乗りコンパクトカー」であり、「荷物をガンガン積めるSUV」ではありません。

この用途がメインの場合、以下の車種と比較することが必須となります。

  • トヨタ・ライズ:荷室容量369L。クロスビーより広く、実用的。
  • スズキ・ソリオ:スライドドアで実用性抜群。荷室も広い。
  • トヨタ・ルーミー:ソリオのライバル。圧倒的な室内空間と積載性。

これらの車種は、クロスビーと同じく200万円前後の予算で購入可能な車です。

クロスビーの個性的なデザインに惹かれる気持ちも分かりますが、後悔実例のBさん(荷室)のように「こんなはずではなかった」とならないために、ご自身の利用シーンを最優先し、実用性を求めるならこれらの他車種を選ぶ方が後悔しない賢明な判断と言えます。

選び方4:中古車を狙ってコスパを上げる

クロスビーのデメリットとして「価格の割高感」と「リセールバリューの低さ」を挙げました。

この二つのデメリットは、視点を変えれば「中古車市場では狙い目」というメリットに変わります。

新車価格200万円超は割高に感じても、中古車であれば150万円前後、あるいはそれ以下で良質な車両が見つかる可能性が十分にあります。

リセールバリューが低いということは、中古車価格の下落が早いということです。

つまり、新車にこだわらなければ、数年落ちの良質なクロスビーを、新車よりも遥かに高いコストパフォーマンスで手に入れることができます。

後悔実例のDさん(コスパ)は新車で購入して売却時に損をしましたが、Dさんが手放したような車を中古車として購入すれば、非常にお得な買い物になります。

中古車を探す際は、以下の点に注意しましょう。

  • 走行距離3万km以下
  • 修復歴なし
  • ディーラー認定中古車(保証が手厚い)
  • ワンオーナー車

新車にこだわらず、賢く中古車を選ぶことで、「価格が高い」という最大のデメリットを解消できるでしょう。

選び方5:デザイン重視なら納得して購入する

最後になりますが、これが最も重要な選び方かもしれません。

クロスビーの最大の魅力は、他にはない個性的なデザインとポップな世界観です。

もしあなたが、クロスビーの燃費の悪さ、荷室の狭さ、内装の質感、走行性能の不満といった数々のデメリットをすべて理解し、把握した上で、それでも「このデザインが好きだ」「この車に乗りたい」と強く思えるのであれば、購入しても後悔する可能性は低いでしょう。

車は単なる移動手段ではなく、所有する喜びや愛着を感じる対象でもあります。

性能やコスパだけが全てではありません。

大切なのは、デメリットを「知らなかった」と後悔することです。

「燃費は悪いけど、デザインが好きだから許せる」

「荷物は積めないけど、街乗りメインだから問題ない」

このように、デメリットを許容できるだけの「デザインへの愛」があるかどうか。

それが、クロスビー購入の最終的な判断基準になります。

弱点を理解した上で納得して購入するなら、クロスビーは最高の相棒になるはずです。

クロスビーとハスラー・ライズの比較表

クロスビーを検討する上で、最も比較対象となる「ハスラー(軽自動車)」と「ライズ(普通車)」の主要スペックを一覧表で比較します。

ご自身の使い方と照らし合わせて、どの車が最適かを見極めてください。

クロスビーは、軽自動車のハスラーと、普通車コンパクトSUVのライズの、ちょうど「中間」に位置する車であることがよく分かります。

項目 クロスビー ハスラー ライズ
新車価格 200〜250万円 150〜190万円 170〜230万円
ボディサイズ 3,760×1,670×1,705mm 3,395×1,475×1,680mm 3,995×1,695×1,620mm
エンジン 1.0L直噴ターボ 660cc直噴ターボ 1.2Lガソリン/1.2Lハイブリッド
馬力 99ps 64ps 87ps/98ps
カタログ燃費 18.2km/L(2WD) 25.0km/L(2WD) 20.7km/L(ガソリン2WD)
実燃費 15.76km/L 21.0km/L 16.24km/L
荷室容量 非公表(狭い) 352L 369L
車両区分 普通車 軽自動車 普通車
自動車税 25,000円/年 10,800円/年 25,000円/年

この表から読み取れるクロスビーの立ち位置は、非常に「中途半端」とも言えます。

価格はライズと同等ですが、荷室容量や最新のハイブリッドシステム(ライズHV)では見劣りします。

デザインのルーツであるハスラーと比較すると、パワーでは勝りますが、価格、維持費(税金)、燃費、荷室容量のすべてで劣っています。

軽自動車の税金や維持費の安さを取りたいならハスラー。

普通車としての積載性や走行性能、最新装備を求めるならライズ。

クロスビーを選ぶ決定的な理由は、「1.0Lターボのパワー」と「ハスラーより一回り大きい、あの個性的なデザイン」を、ライバルより高いコストを払ってでも手に入れたいかどうか、という点に集約されるでしょう。

クロスビーに関するFAQ(よくある質問8問)

クロスビーの購入を検討している方から寄せられる、よくある質問と回答をまとめました。

疑問点を解消し、後悔のない車選びにお役立てください。

Q1: クロスビーの実燃費はどれくらいですか?

A: オーナー報告に基づく実燃費は、2WD車で平均15.76km/L、4WD車で平均14.54km/Lです。

カタログ燃費(WLTCモード 18.2km/L)に対する達成率は約85〜86%程度となります。

マイルドハイブリッド搭載ですが、期待値を上げすぎると「燃費が悪い」と感じるかもしれません。

特にストップ&ゴーの多い街乗りメインだと、実燃費は13km/L前後まで落ち込むこともあるため、燃費重視の方には不向きでしょう。

Q2: クロスビーとハスラーどっちがおすすめですか?

A: 結論から言うと、経済性(燃費・維持費)を最優先するならハスラー、走行性能(パワー)を重視するならクロスビーです。

ハスラーは軽自動車であるため、自動車税(年間10,800円)が格安で、実燃費も21.0km/L前後と非常に優秀です。

クロスビーは普通車(自動車税25,000円)で、実燃費も15.76km/L程度ですが、1.0Lターボエンジンによる力強い加速力が魅力です。

ただし、荷室容量はハスラーの方が広い点には注意が必要です。

Q3: クロスビーの荷室は狭いですか?

A: はい、正直に申し上げて、その個性的な外観サイズから想像するよりも荷室は狭めです。

スズキが公式に荷室容量(リットル数)を公表していないことからも、その狭さがうかがえます。

日常の買い物には十分ですが、ベビーカー(機種による)や大型のキャンプ用品、ゴルフバッグなどを積む際は、後部座席のスライドやリクライニング、あるいは座席を倒す操作が必要になるでしょう。

実用性や積載性を重視する方には不向きです。

Q4: クロスビーは高速道路で走りやすいですか?

A: 「街乗りよりは得意だが、快適とは言えない」というのが実情です。

1.0L直噴ターボ(99馬力)を搭載しているため、軽自動車(64馬力)よりは遥かにパワーがあり、合流や巡航は楽です。

しかし、追い越し時の加速は鈍く、エンジン音や振動が大きめになる傾向があります。

また、全高が高いため横風の影響を受けやすく、安定性に欠けると感じるドライバーもいます。

長距離ドライブでは疲労が蓄積しやすいため、高速走行が多い方にはあまりおすすめできません。

Q5: クロスビーの維持費は年間いくらですか?

A: 年間の維持費は、概算で約30万円から35万円程度を見込むのが現実的です。

主な内訳は以下の通りです。

  • 自動車税(毎年):25,000円
  • 車検費用(2年ごと):約100,000円(年間換算 50,000円)
  • 任意保険(年齢・等級による):年間50,000円〜80,000円
  • 燃料代(年間1万km走行、実燃費15km/L、ガソリン代170円/Lと仮定):約113,000円
  • その他メンテナンス費用(オイル交換など):年間20,000円〜

軽自動車のハスラーと比較すると、税金(約1.5万円差)と燃料代(実燃費の差)で、年間5万円から7万円程度は維持費が高くなると考えておきましょう。

Q6: クロスビーの内装は安っぽいですか?

A: はい、車両価格200万円を超える車としては「安っぽい」と感じる方が多いようです。

ダッシュボードやドアトリムの広範囲に硬いプラスチックが使われており、質感が低く見えてしまいます。

ポップなデザインやカラーリングで個性を出していますが、高級感や上質さを求める方には不向きでしょう。

競合するトヨタ・ライズなどと比較すると、内装のコストカット感は否めません。

Q7: クロスビーのリセールバリューは高いですか?

A: いいえ、残念ながらリセールバリューはあまり高いとは言えません。

軽自動車で絶大な人気を誇るハスラーや、競合のトヨタ・ライズと比較すると、クロスビーの人気は限定的です。

そのため、中古車市場での需要が安定せず、価格が下がりやすい傾向にあります。

数年後の売却時に「思ったより査定額が低かった」と後悔する可能性があることは、購入前に認識しておくべきデメリットです。

Q8: クロスビーは雪道に強いですか?

A: 4WD車であれば、雪道でも安定した走行が期待できます。

クロスビーの最低地上高は180mmあり、一般的な乗用車や軽自動車(ハスラーは180mmで同等)よりも車高が高く、わだちや新雪路での走破性は優れています。

4WDシステムには、雪道やぬかるみでの発進をサポートする「グリップコントロール」や、急な下り坂で車速を制御する「ヒルディセントコントロール」も搭載されています。

ただし、本格的なオフロード走行や過度な深雪に対応できるわけではないため、過信は禁物です。

クロスビー購入前のチェックリスト

クロスビーを購入して「やめとけばよかった」と後悔しないために。

最終契約書にサインする前に、以下の項目をご自身で必ずチェックしてください。

  • 試乗で視界、乗り心地、エンジン音を体感したか
  • 試乗で高速道路(またはバイパス)を走り、加速性能と静粛性を確認したか
  • ディーラーの実車で、荷室に普段載せる荷物(ベビーカーなど)が入るか実測したか
  • 競合車(特にハスラー、ライズ)にも試乗して、客観的に比較したか
  • 燃費・維持費(税金、保険料)の具体的なシミュレーションを行い、納得したか
  • 内装の質感(プラスチック感)が自分の許容範囲内であるか確認したか
  • 中古車市場の相場も確認し、新車購入のコストパフォーマンスを検討したか

これらのチェックをすべてクリアし、納得できた方だけが、クロスビーの購入に進むべきです。

まとめ:クロスビーはやめとけ?後悔しない選び方

スズキ・クロスビーは、その個性的なデザインが最大の魅力である一方、「価格の割高感」「燃費の悪さ」「荷室の狭さ」

「高速走行性能の不満」といった、購入後に後悔につながりやすい明確なデメリットを抱えた車です。

「やめとけ」と言われる理由は、これらのデメリットが、ハスラーやライズといった競合車種と比較した際に、より際立ってしまう点にあります。

特に、燃費や維持費といった経済性を最優先する方、あるいは家族での利用やアウトドアでの積載性を重視する実用性重視の方にとって、クロスビーは期待外れの結果になる可能性が高いでしょう。

これらの層は、ハスラーやライズ、ソリオといった他車種を検討する方が、後悔しない賢明な選択となります。

一方で、クロスビーのデメリットをすべて理解し、許容した上で、それでも「他にはない、あのデザインが好きだ」と強く思える方。

そして、主な用途が高速道路を使わない「街乗りメイン」である方。

このような方であれば、クロスビーの魅力を最大限に活かすことができ、最高のカーライフを送れるはずです。

購入後に後悔しないための鍵は、ご自身の「価値観」と「利用シーン」を明確にすることに尽きます。

最終確認として、以下の項目を自問自答してみてください。

  • 試乗で実車のデメリット(乗り心地、音、質感)を体感し、許容できたか
  • ハスラー(低コスト)やライズ(実用性)と比較した上で、クロスビーを選ぶ理由が明確か
  • 燃費・維持費が競合より高いことを計算し、納得しているか
  • 荷室の実寸を測り、自分の使い方で問題がないことを確認したか
  • 「性能やコスパ」よりも「デザイン」を優先する覚悟があるか

これらの準備と覚悟を持って選ぶなら、クロスビーは決して「やめとけ」という車ではありません。

あなたの個性を表現する、素晴らしい相棒となるでしょう。

参考記事:スズキ公式サイト(クロスビー)

みんカラ・価格.com(口コミ・実燃費データ)

タイトルとURLをコピーしました