トヨタ・bBの中古車購入を検討しているあなた、「安くておしゃれなbBが気になるけど、本当に買って大丈夫?」「CVTが壊れやすいって聞いたけど本当?」と不安に思っていませんか?
bBは個性的なデザインと低価格が魅力のコンパクトカーですが、中古車市場では故障リスクや部品供給の問題が深刻化しています。
実際に購入したオーナーの中には「CVTが故障して修理費40万円」「部品が手に入らず修理できない」「走行距離15万kmで故障続出」と後悔している声が多数あります。
この記事では、bB中古車を買ってはいけない7つの理由、実際のオーナー体験談、初代・2代目の違い、後悔しない選び方を2025年最新データで徹底解説します。
購入前にこの記事を読めば、bBで失敗しない中古車選びができるはずです。
【この記事でわかること】
bB中古車を買ってはいけない7つの理由
は魅力的な車ですが、中古車として購入する際には多くのリスクが存在します。
ここでは、実際のオーナーの声や修理実績を基に、bB中古車を買ってはいけない7つの理由を詳しく解説します。
購入前にこれらのポイントを理解しておくことで、後悔を避けることができます。
理由1:CVTの故障リスクが高い
bBの最大の問題点は、CVT(無段変速機)の故障リスクが非常に高いことです。
特に2代目bB(2005〜2016年)に搭載されているCVTは、走行距離10万km前後で故障するケースが多発しています。
CVT故障の症状は、加速時の異音、変速ショック、滑るような感覚、走行中の異常振動などです。
CVTが故障すると交換が必要になり、修理費は40万円〜60万円と非常に高額になります。
中古車価格が20万円〜50万円程度のbBで、修理費が車両価格を超えるケースも珍しくありません。
「購入後すぐにCVTが壊れて、修理費が車両価格より高くついた」という後悔の声が多数見られます。
【対策方法】
✅ 試乗時にCVTの異音や変速ショックを入念に確認する
✅ 走行距離8万km以下の個体を選び、CVT故障リスクを最小化する
✅ 購入前に整備記録を確認し、CVTオイル交換履歴をチェックする
✅ 保証付きの中古車販売店で購入し、CVT故障時の保証を確保する
理由2:部品供給が終了しつつある(生産終了2016年)
bBは2016年に生産が終了しており、2025年現在で生産終了から9年が経過しています。
トヨタの部品保有期間は生産終了後約10年とされているため、2026年以降は純正部品の入手が困難になる可能性が高いです。
特にCVT本体、エンジン関連部品、電装部品などの重要パーツは、すでに在庫切れになっているケースがあります。
部品が手に入らない場合、中古部品やリビルト品に頼ることになりますが、品質や信頼性に不安があります。
「故障したのに部品が手に入らず、修理を断念して廃車にした」という悲しい体験談も聞かれます。
初代bB(2000〜2005年)は生産終了から20年近く経過しており、部品入手はさらに困難です。
【対策方法】
✅ 購入前に修理が必要な箇所の部品在庫をディーラーで確認する
✅ 2代目の後期型(2010年以降)を選び、部品供給リスクを減らす
✅ 故障リスクの低い走行距離の短い個体を選ぶ
✅ 部品供給の心配が少ない他の現行車種も検討する
理由3:走行距離10万km超えが多く故障リスク大
中古車市場に出回っているbBは、走行距離10万km以上の個体が非常に多いです。
2025年現在、2代目bBでも最新モデルで9年落ち、初代に至っては20年落ち以上となっています。
走行距離10万kmを超えると、CVT、エンジン、サスペンション、電装系など、あらゆる部分で故障リスクが急激に高まります。
特にCVTは10万km前後が寿命とされており、走行距離10万km超えの個体を購入すると、すぐに故障する可能性が高いです。
「走行距離12万kmのbBを購入したら、半年でCVTとエンジンが故障した」という後悔の声が多数見られます。
走行距離が少ない個体は価格が高く、走行距離が多い個体は故障リスクが高いというジレンマがあります。
【対策方法】
✅ 走行距離8万km以下の個体を選び、故障リスクを最小化する
✅ 整備記録簿を確認し、定期的にメンテナンスされていたかをチェックする
✅ 試乗時にエンジン、CVT、サスペンションの異常を入念に確認する
✅ 予算に余裕があれば、走行距離5万km以下の個体を選ぶ
理由4:修理費が高額になりやすい
bBは、修理費が高額になりやすい車種です。
前述のCVT故障で40万円〜60万円、エンジン関連の修理で20万円〜30万円、電装系の修理で10万円〜20万円など、主要部品の故障は高額な修理費がかかります。
中古車価格が20万円〜50万円程度のbBで、修理費が車両価格を上回るケースも珍しくありません。
「購入後3ヶ月でCVTが故障し、修理費45万円を請求された。中古車価格30万円だったのに」という後悔の声が聞かれます。
古い車両ほど、一度故障が始まると連鎖的に故障が続くケースが多く、修理費がかさんでいきます。
部品供給が終了しつつあるため、修理できずに廃車を余儀なくされることもあります。
【対策方法】
✅ 保証付きの中古車を選び、購入後の修理費リスクを軽減する
✅ 購入前に修理が必要な箇所を洗い出し、見積もりを取る
✅ 修理費が高額になりそうな個体は購入を避ける
✅ 年間修理費の予算を10万円〜20万円程度見積もっておく
理由5:初代(2000〜2005年)は20年落ちで老朽化
初代bBは2000年〜2005年に生産されており、2025年現在で20年〜25年落ちの車両となっています。
20年以上経過した車両は、外観・内装の劣化、ゴム部品の硬化、樹脂部品の割れ、電装系の故障など、あらゆる部分で老朽化が進んでいます。
エンジンやミッション本体が無事でも、細かな部品の劣化が積み重なり、頻繁な修理が必要になります。
初代bBは部品供給がほぼ終了しているため、故障しても修理できないケースが増えています。
「初代bBを購入したが、あちこち壊れて修理費がかさみ、結局廃車にした」という後悔の声が多いです。
価格が安い(10万円〜30万円程度)ため手を出しやすいですが、維持費と修理費を考えると経済的ではありません。
【対策方法】
✅ 初代bBは避け、2代目bBの後期型(2010年以降)を選ぶ
✅ どうしても初代が欲しい場合は、走行距離3万km以下のワンオーナー車を探す
✅ 購入前に全ての部品の在庫状況を確認する
✅ 修理費予算を年間20万円以上確保できる場合のみ購入を検討する
理由6:カスタム車両は整備状態が悪い
bBは若者向けのカスタムベース車として人気があり、中古車市場にはカスタム車両が多く出回っています。
しかし、カスタム車両の多くは整備状態が悪く、トラブルのリスクが非常に高いです。
社外マフラー、車高調、エアロパーツ、社外ホイールなどのカスタムパーツは、純正部品と比較して品質や耐久性が劣ります。
特に車高を下げた車両は、サスペンションやステアリング系統に負担がかかり、故障リスクが高まります。
エンジンやCVTに負荷をかけるチューニングが施されている場合、故障リスクがさらに高まります。
「カスタム車両を購入したが、サスペンションがすぐに壊れ、純正部品に戻すのに20万円かかった」という後悔の声が聞かれます。
【対策方法】
✅ カスタム車両は避け、ノーマル車両を選ぶ
✅ どうしてもカスタム車両が欲しい場合は、整備記録を入念に確認する
✅ 車高調やエンジンチューニングが施されている車両は避ける
✅ 社外パーツが多い車両は、故障時の修理費が高額になることを覚悟する
理由7:リセールバリューが低い
bBはリセールバリューが非常に低い車種です。
3年落ちのリセールバリューは約30%〜40%、5年落ちでは20%以下になることも珍しくありません。
人気車種のプリウスやハリアーが3年落ちで60%〜70%のリセールバリューを維持するのと比較すると、bBの資産価値の低さは明らかです。
bBは若者向けの車種であり、年齢を重ねると乗り換える人が多いため、中古車市場での需要が限定的です。
カスタム車両が多いことも、リセールバリューを下げる要因となっています。
「5年前に80万円で購入したbBを売却しようとしたら、買取価格5万円と言われた」という悲しい体験談も聞かれます。
【対策方法】
✅ bBは長期保有を前提に購入し、売却時の損失を覚悟する
✅ リセールバリューを重視するなら、プリウスやアクアなどの人気車種を検討する
✅ 人気色(ブラック、ホワイト)を選び、少しでもリセールバリューを高める
✅ カスタムは最小限にとどめ、純正パーツを保管しておく
bB中古車で後悔したオーナーのリアルな体験談5選
実際にbBの中古車を購入したオーナーの中には、さまざまな理由で後悔している方がいます。
ここでは、リアルな体験談を5つ紹介します。
これらの体験談を参考に、自分が同じような後悔をしないかを事前に確認しましょう。
体験談1:CVT故障で後悔(修理費40万円)・28歳・男性・会社員
2012年式のbB 2代目を走行距離8万kmで購入しました。
価格は45万円と手頃でしたが、購入後半年でCVTから異音が発生し、加速時に滑るような感覚がありました。
ディーラーで診てもらったところ、CVT交換が必要と言われ、修理費の見積もりは40万円でした。
車両価格45万円に対して修理費40万円はあまりにも高額で、修理を断念して廃車にしました。
購入前にCVT故障のリスクをもっと調べておけばよかったと後悔しています。
体験談2:部品が手に入らず後悔・35歳・男性・自営業
初代bBを走行距離5万kmで購入しました。
価格は20万円と格安でしたが、購入後3ヶ月でエンジンから異音が発生しました。
修理工場で診てもらったところ、エンジン内部の部品が必要と言われましたが、トヨタに問い合わせたところ部品の供給が終了しているとのことでした。
中古部品を探しましたが見つからず、結局、修理を断念して廃車にしました。
20年以上前の車は部品が手に入らないリスクがあることを知らず、大失敗でした。
体験談3:走行距離15万kmで故障続出・32歳・男性・フリーランス
走行距離15万kmの2代目bBを25万円で購入しました。
安さに惹かれて購入しましたが、購入後1ヶ月でCVT故障、3ヶ月でエンジンから異音、半年でサスペンション故障と、次々と故障が発生しました。
修理費の合計は60万円を超え、車両価格の倍以上になってしまいました。
走行距離10万km以上の車は故障リスクが高いことを理解せず、安さだけで選んだことを後悔しています。」
体験談4:カスタム車両を買って後悔・26歳・男性・会社員
車高調とエアロパーツが装着されたカスタムbBを購入しました。
見た目がカッコよくて即決しましたが、購入後すぐにサスペンションから異音が発生し、車検時に車高が低すぎて通りませんでした。
純正サスペンションに戻すのに20万円、車検費用で10万円と、予想外の出費が続きました。
カスタム車両は整備状態が悪いことが多く、トラブルのリスクが高いことを学びました。
体験談5:初代bBを買って後悔・30歳・女性・会社員
レトロなデザインが気に入って、2003年式の初代bBを購入しました。
価格は15万円と格安でしたが、購入後すぐにあちこち壊れ始めました。
エアコン故障で5万円、パワーウィンドウ故障で3万円、ドアロック故障で2万円と、細かな故障が続きました。
20年以上前の車は細かな部品が劣化しており、頻繁な修理が必要になることを知りませんでした。
初代bBは安くても、維持費を考えると経済的ではないと実感しました。
それでもbB中古車を選ぶべき5つの魅力
ここまでbBの問題点を紹介してきましたが、bBには他の車にはない独自の魅力も存在します。
故障リスクを理解した上で、適切な個体を選べば、bBは魅力的な中古車となります。
ここでは、bBを選ぶべき5つの魅力を紹介します。
魅力1:低価格で購入できる(20万円〜)
bBの最大の魅力は、低価格で購入できることです。
中古車市場では、初代bBが10万円〜30万円、2代目bBが20万円〜80万円程度で購入できます。
走行距離が多い個体や年式が古い個体であれば、10万円台から購入可能です。
予算が限られている若者や、セカンドカーとして安い車が欲しい人にとって、bBは魅力的な選択肢です。
低価格で個性的なデザインの車が手に入るのは、bBならではのメリットです。
魅力2:個性的なデザイン
bBは四角いボックス型のデザインが特徴で、他の車にはない個性があります。
初代bBはレトロで可愛らしいデザイン、2代目bBは都会的でクールなデザインと、それぞれ異なる魅力があります。
個性を重視する若者や、人と違う車に乗りたい人にとって、bBは最適な選択です。
デザインの好みは人それぞれですが、bBの個性的なデザインは根強いファンがいます。
見た目で選ぶなら、bBは満足度の高い車です。
魅力3:カスタムベース車として人気
bBはカスタムベース車として人気が高く、多彩なカスタムパーツが用意されています。
エアロパーツ、アルミホイール、マフラー、車高調など、カスタムの幅が広いです。
自分好みにカスタムして楽しみたい人にとって、bBは理想的な車です。
カスタム車両のトラブルリスクを理解した上で、自分で整備できる人にはおすすめです。
カスタムの楽しさを味わえるのは、bBの大きな魅力です。
魅力4:室内空間が広い
bBはボックス型のデザインのため、室内空間が広く実用性が高いです。
後部座席も広く、大人4人が快適に乗車できます。
荷室も広く、大きな荷物も積載可能です。
コンパクトカーでありながら室内空間が広いのは、bBの実用的なメリットです。
ファミリーカーとしても使える実用性の高さは魅力です。
魅力5:若者向けの手頃なファーストカー
bBは低価格で購入でき、維持費も比較的安いため、若者のファーストカーとして最適です。
免許を取得したばかりの若者が、手頃な価格で個性的な車を手に入れられるのは大きな魅力です。
故障リスクを理解し、適切なメンテナンスを行えば、数年間は楽しく乗ることができます。
若者の車離れが進む中、bBのような手頃で個性的な車は貴重な存在です。
bB初代(2000〜2005年)と2代目(2005〜2016年)の違いを徹底比較
bBを中古車で購入する際、初代と2代目のどちらを選ぶかは重要な判断ポイントです。
ここでは、初代と2代目の違いを詳しく比較し、それぞれの特徴を解説します。
自分に合った世代を選ぶための参考にしてください。
初代・2代目の比較表
| 項目 | 初代bB(2000〜2005年) | 2代目bB(2005〜2016年) |
|---|---|---|
| 製造年 | 2000年〜2005年 | 2005年〜2016年 |
| ベース車 | ヴィッツ | パッソ/ブーン |
| デザイン | 角張ったスクエア | 丸みを帯びたボクシー |
| 全長×全幅×全高 | 3,945×1,690×1,635mm | 3,785×1,690×1,635mm |
| 最小回転半径 | 5.5m | 4.9m |
| エンジン | 1.5L | 1.3L / 1.5L |
| CVT問題 | 少ない | 多発 |
| 故障リスク | 非常に高い(20年落ち) | 高い(10年落ち) |
| 部品供給 | ほぼ終了 | 終了しつつある |
| 価格相場 | 10万円〜30万円 | 20万円〜80万円 |
| おすすめ度 | ❌ おすすめしない | △ 条件付きでおすすめ |
【初代bB:2000〜2005年】の特徴
初代bBは2000年に登場し、角張ったスクエアなデザインが特徴です。
ヴィッツをベースに開発され、若者向けのカスタムベース車として人気を博しました。
エンジンは1.5Lのみの設定で、パワフルな走りが魅力です。
しかし、2025年現在で20年〜25年落ちとなっており、老朽化が深刻です。
部品供給はほぼ終了しており、故障しても修理できないケースが増えています。
価格は10万円〜30万円と非常に安いですが、維持費と修理費を考えると経済的ではありません。
初代bBを選ぶべき人
✅ レトロなデザインに強いこだわりがある
✅ 自分で整備できる技術と知識がある
✅ 部品が手に入らないリスクを覚悟できる
❌ 初心者や整備知識のない人にはおすすめしない
【2代目bB:2005〜2016年】の特徴
2代目bBは2005年に登場し、丸みを帯びたボクシーなデザインが特徴です。
パッソ/ブーンをベースに開発され、ダイハツ工場で生産されました。
全長が初代より160mm短縮され、最小回転半径4.9mと取り回しが大幅に改善されました。
エンジンは1.3Lと1.5Lの2種類が設定され、燃費性能も向上しています。
しかし、CVT故障のリスクが初代より高く、走行距離10万km前後で故障するケースが多発しています。
2025年現在で9年〜20年落ちとなっており、部品供給が終了しつつあります。
価格は20万円〜80万円と初代より高いですが、故障リスクを考えると妥当な価格帯です。
2代目bBを選ぶべき人
✅ 初代より新しく、故障リスクを抑えたい
✅ 取り回しの良さを重視する
✅ CVT故障のリスクを理解し、保証付きで購入できる
△ 条件を満たせば購入を検討できる
初代と2代目の選び方のポイント
1. 部品供給の観点
初代は部品供給がほぼ終了しているため、故障時の修理が困難です。
2代目も部品供給が終了しつつありますが、初代よりは入手しやすい状況です。
2. 故障リスクの観点
初代は20年以上経過しており、あらゆる部分で老朽化が進んでいます。
2代目は9年〜20年落ちですが、CVT故障のリスクが非常に高いです。
3. 価格と維持費の観点
初代は価格が安いですが、修理費が高額になりやすく経済的ではありません。
2代目は価格が高めですが、部品入手や修理の面で初代より有利です。
4. 総合的な判断
初代bBは避け、2代目bBの後期型(2010年以降)を選ぶことをおすすめします。
走行距離8万km以下、修復歴なし、ワンオーナー、保証付きの条件を満たす個体を探しましょう。
後悔しないbB中古車の選び方【年式・走行距離・チェックポイント】
bBの中古車を購入する際は、慎重な選定が必要です。
ここでは、後悔しないbB中古車の選び方を具体的に解説します。
年式、走行距離、チェックポイントを理解し、失敗しない中古車選びを実現しましょう。
おすすめ年式(2代目の後期型:2010年以降)
bBの中古車を選ぶなら、2代目の後期型(2010年以降)がおすすめです。
2010年以降のモデルは、2025年現在で15年落ち以下となり、部品供給の面で有利です。
初代bB(2000〜2005年)は避け、2代目bB(2005〜2016年)の中でも新しい年式を選びましょう。
年式別のおすすめ度
-
2013年〜2016年:✅ 最もおすすめ(12年落ち以下、部品供給◎)
-
2010年〜2012年:△ 条件付きでおすすめ(13〜15年落ち、部品供給○)
-
2005年〜2009年:❌ おすすめしない(16〜20年落ち、部品供給△)
-
2000年〜2005年:❌ 避けるべき(20年落ち以上、部品供給×)
新しい年式ほど価格は高くなりますが、故障リスクと修理費を考えると、新しい年式を選ぶ方が経済的です。
【対策方法】
✅ 2010年以降の個体に絞って探す
✅ 予算が許せば2013年以降の個体を最優先
✅ 初代bBは避け、2代目bBを選ぶ
走行距離の目安(8万km以下)
bBの中古車を選ぶ際、走行距離は8万km以下を目安にしましょう。
CVTの故障リスクは走行距離10万km前後で急激に高まるため、余裕を持って8万km以下を選ぶことが重要です。
走行距離別のおすすめ度
-
3万km以下:✅ 最もおすすめ(故障リスク最小)
-
3万km〜5万km:✅ おすすめ(故障リスク低い)
-
5万km〜8万km:△ 条件付きでおすすめ(故障リスク中)
-
8万km〜10万km:❌ おすすめしない(CVT故障リスク高)
-
10万km以上:❌ 避けるべき(CVT故障リスク非常に高)
走行距離が少ない個体ほど価格は高くなりますが、CVT交換費用40万円を考えると、多少高くても走行距離の少ない個体を選ぶ方が賢明です。
【対策方法】
✅ 走行距離8万km以下の個体に絞る
✅ 年間走行距離1万km以下の個体を優先
✅ 整備記録簿で走行距離の履歴を確認
修復歴のチェック方法
修復歴のある車両は、事故による損傷が修理された車両です。
修復歴車は、フレームやボディの歪みが残っている可能性があり、走行性能や安全性に問題が生じるリスクがあります。
修復歴のチェックポイント
✅ 車両情報に「修復歴あり」の表示がないか確認
✅ ボンネットやドア、トランクの開閉がスムーズか確認
✅ 塗装の色むらや段差がないか確認
✅ ボディパネルの隙間が均等か確認
✅ 整備記録簿で事故や修理の履歴を確認
修復歴のある車両は、価格が安くても避けることをおすすめします。
【対策方法】
✅ 修復歴なしの個体に絞る
✅ 販売店に修復歴の有無を書面で確認
✅ 第三者機関の車両検査を依頼する
CVTの状態確認ポイント
bBの最大の問題点であるCVT故障を避けるため、購入前にCVTの状態を入念に確認しましょう。
試乗時のCVTチェックポイント
✅ エンジン始動時に異音がないか
✅ 発進時にスムーズに加速するか
✅ 加速時に変速ショックや滑るような感覚がないか
✅ 低速走行時に異常振動がないか
✅ 高速走行時にCVTから異音がないか
✅ ブレーキ時にCVTから異音がないか
整備記録でのCVTチェックポイント
✅ CVTオイル交換の履歴があるか(2万km〜3万kmごとに交換が理想)
✅ CVT関連の修理履歴がないか
✅ 定期点検でCVTの異常が指摘されていないか
CVTに少しでも異常を感じたら、その個体は避けましょう。
【対策方法】
✅ 試乗時にCVTの状態を入念に確認
✅ CVTオイル交換履歴のある個体を選ぶ
✅ CVT保証付きの販売店で購入
カスタム車両の注意点
bBはカスタムベース車として人気があり、中古車市場にはカスタム車両が多く出回っています。
しかし、カスタム車両は整備状態が悪いことが多く、購入後のトラブルリスクが高いです。
カスタム車両の注意点
❌ 車高調が装着されている車両は避ける(サスペンション故障リスク高)
❌ エアロパーツが多数装着されている車両は注意(純正部品への戻しに費用)
❌ 社外マフラーが装着されている車両は注意(車検に通らない可能性)
❌ エンジンチューニングが施されている車両は避ける(故障リスク高)
✅ ノーマル車両を優先して選ぶ
✅ 純正パーツが保管されている車両を選ぶ
カスタム車両は見た目が魅力的ですが、整備状態と故障リスクを考えると、ノーマル車両を選ぶ方が安全です。
【対策方法】
✅ ノーマル車両を優先
✅ カスタム内容を販売店に詳しく確認
✅ 純正パーツの有無を確認
購入前の試乗チェックリスト
購入前の試乗では、以下のチェックリストを使って車両の状態を確認しましょう。
【エンジン・CVT】
✅ エンジン始動時の異音
✅ アイドリング時の振動
✅ 加速時のCVTの変速フィーリング
✅ 高速走行時のエンジン音
【足回り・ブレーキ】
✅ 段差通過時の突き上げ感
✅ ステアリングの遊びや異音
✅ ブレーキの効き具合
✅ 走行時の異常振動
【内装・電装】
✅ エアコンの効き具合
✅ パワーウィンドウの動作
✅ オーディオの動作
✅ ドアロックの動作
【外観】
✅ ボディの傷や凹み
✅ 塗装の色むら
✅ タイヤの溝と偏摩耗
✅ 下回りのサビ
試乗時に少しでも異常を感じたら、その個体は避けましょう。
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bB中古車の相場と維持費【シミュレーション付き】
bBの中古車購入を検討する際、価格相場と維持費を事前に把握することが重要です。
ここでは、年式別の価格相場、年間維持費の内訳、推奨年収の目安を詳しく解説します。
中古車価格相場(年式・走行距離別)
bBの中古車価格は、年式と走行距離によって大きく異なります。
以下の表で、年式別・走行距離別の価格相場を確認しましょう。
| 年式 | 走行距離3万km以下 | 走行距離5万km以下 | 走行距離8万km以下 | 走行距離10万km以上 |
|---|---|---|---|---|
| 2013〜2016年 | 70万円〜80万円 | 50万円〜70万円 | 40万円〜60万円 | 30万円〜50万円 |
| 2010〜2012年 | 50万円〜60万円 | 40万円〜50万円 | 30万円〜40万円 | 20万円〜30万円 |
| 2005〜2009年 | 40万円〜50万円 | 30万円〜40万円 | 20万円〜30万円 | 15万円〜25万円 |
| 2000〜2005年 | 30万円〜40万円 | 20万円〜30万円 | 15万円〜25万円 | 10万円〜20万円 |
-
新しい年式ほど価格は高いが、故障リスクは低い
-
走行距離が少ないほど価格は高いが、CVT故障リスクは低い
-
修復歴ありの個体は、上記相場の30%〜50%安くなる
-
カスタム車両は、カスタム内容によって価格が変動する
年間維持費の内訳
bBの年間維持費は、以下の項目で構成されます。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 30,500円 | 1.3L / 1.5L |
| 自動車重量税 | 8,200円 | 年間換算 |
| 自賠責保険 | 10,000円 | 24ヶ月契約の年間換算 |
| 任意保険 | 50,000円〜100,000円 | 年齢・等級による |
| 燃料費 | 120,000円 | 年間1万km、実燃費12km/L、レギュラー170円/L |
| 車検費用 | 30,000円 | 年間換算 |
| 駐車場代 | 120,000円 | 月10,000円(地域による) |
| メンテナンス | 30,000円 | オイル交換、タイヤなど |
| 合計 | 約40万円 | 駐車場代込み |
| 駐車場代除く | 約28万円 | – |
推奨年収の目安(無理なく所持するための)
一般的に、車の購入価格は年収の50%以内、年間維持費は年収の10%以内が目安とされています。
bBの中古車価格が50万円の場合、推奨年収は約100万円以上です。
年間維持費40万円を考慮すると、推奨年収は約400万円以上が理想的です。
ケース別の推奨年収
-
実家暮らし・駐車場代不要:年収300万円以上で維持可能
-
一人暮らし・駐車場代必要:年収400万円以上が理想
-
学生・アルバイト:年収200万円以上+親の支援があれば可能
bBは低価格で購入できますが、維持費と修理費を考慮した資金計画が重要です。
維持費を抑えるコツ3選
1. 任意保険の見直し【年間2万円〜3万円の節約】
✅ 複数の保険会社で見積もり比較
✅ インターネット割引を活用
✅ 車両保険を外すことで年間3万円〜5万円節約
2. 燃費の良い運転を心がける【年間1万円の節約】
✅ 急加速・急ブレーキを避ける
✅ エコドライブを実践
✅ 不要な荷物を降ろす
3. 整備は自分でできることは自分で【年間1万円の節約】
✅ オイル交換は自分で行う
✅ ワイパー交換は自分で行う
✅ エアフィルター交換は自分で行う
関連記事:86中古はやめとけ?後悔しない選び方7選|改造車の見分け方
bB中古車購入でよくある質問(FAQ)
bBの中古車購入を検討する際、多くの人が抱く疑問にお答えします。
購入前にこれらのFAQを確認し、不安を解消しましょう。
Q1:bBはレギュラーガソリンで走れますか?
はい、bBはレギュラーガソリン仕様です。ハイオクガソリンを入れる必要はありません。
燃料費を抑えられるのは、bBのメリットの一つです。実燃費は12km/L前後で、燃費性能はあまり良くありません。
Q2:bBのCVTは本当に壊れやすいですか?
はい、2代目bBのCVTは故障リスクが高いです。特に走行距離10万km前後で故障するケースが多発しています。
CVT故障時の修理費は40万円〜60万円と高額です。購入前にCVTの状態を入念に確認し、CVT保証付きの販売店で購入することをおすすめします。
Q3:bBの部品はまだ手に入りますか?
2代目bB(2005〜2016年)の部品は、2025年現在でまだ入手可能ですが、終了しつつあります。
トヨタの部品保有期間は生産終了後約10年のため、2026年以降は入手困難になる可能性が高いです。
初代bB(2000〜2005年)の部品はほぼ終了しています。
Q4:初代と2代目どちらがおすすめですか?
2代目bBの後期型(2010年以降)がおすすめです。初代bBは20年以上経過しており、部品供給がほぼ終了しているため避けるべきです。
2代目は部品入手や修理の面で初代より有利ですが、CVT故障のリスクを理解した上で購入してください。
Q5:bBの走行距離は何万kmまでなら安心ですか?
走行距離8万km以下が安心の目安です。
CVT故障のリスクは10万km前後で急激に高まるため、余裕を持って8万km以下を選びましょう。
予算が許せば、走行距離5万km以下の個体を選ぶことをおすすめします。
Q6:bBのカスタム車両は買っても大丈夫ですか?
カスタム車両は避けることをおすすめします。
カスタム車両は整備状態が悪いことが多く、サスペンションやエンジンに負担がかかっている可能性があります。
どうしてもカスタム車両が欲しい場合は、整備記録を入念に確認し、純正パーツが保管されている個体を選んでください。
Q7:bBの維持費はどのくらいですか?
年間維持費は約40万円(駐車場代込み)、駐車場代を除くと約28万円です。
内訳は、自動車税3万円、保険10万円、燃料費12万円、車検代3万円、駐車場代12万円、メンテナンス3万円です。
修理費は別途必要になる可能性があります。
Q8:bBは女性でも運転しやすいですか?
はい、bBは女性でも運転しやすい車です。全長3,785mm、最小回転半径4.9mとコンパクトで、視界も良好です。
ボックス型のデザインのため、車両感覚がつかみやすく、駐車もしやすいです。初心者や女性ドライバーにも扱いやすい車です。
まとめ:bB中古車後悔しない選び方
トヨタ・bBは個性的なデザインと低価格が魅力のコンパクトカーですが、中古車として購入する際には多くのリスクが存在します。
bBの魅力と注意点
【魅力】
✅ 低価格で購入できる(20万円〜80万円)
✅ 個性的なボクシーなデザイン
✅ 室内空間が広く実用性が高い
✅ カスタムベース車として人気
✅ 若者向けの手頃なファーストカー
【注意点】
❌ CVT故障リスクが高い(修理費40万円〜60万円)
❌ 部品供給が終了しつつある(2026年以降は困難)
❌ 走行距離10万km超えが多く故障リスク大
❌ 初代bBは20年落ちで老朽化が深刻
❌ カスタム車両は整備状態が悪い
❌ リセールバリューが低い
購入前に必ず確認すべきポイント
1. 年式と走行距離
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2代目の後期型(2010年以降)を選ぶ
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走行距離8万km以下を目安にする
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初代bB(2000〜2005年)は避ける
2. CVTの状態確認
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試乗時に異音や変速ショックを確認
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CVTオイル交換履歴を確認
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CVT保証付きの販売店で購入
3. 修復歴とカスタム
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修復歴なしの個体を選ぶ
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カスタム車両は避け、ノーマル車両を優先
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整備記録簿を入念に確認
こんな人にbBはおすすめ
✅ 個性的なデザインを重視する
✅ 低予算で車を購入したい
✅ CVT故障のリスクを理解している
✅ 保証付きで購入できる
✅ 自分で整備できる知識がある
こんな人はbBを避けるべき
❌ 故障リスクを避けたい
❌ 長期間安心して乗りたい
❌ 修理費の予算がない
❌ 初心者で整備知識がない
❌ 部品供給の心配をしたくない
費用面の目安
中古車価格相場
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2013〜2016年式:40万円〜80万円
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2010〜2012年式:30万円〜60万円
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2005〜2009年式:20万円〜50万円
年間維持費
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駐車場代込み:約40万円
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駐車場代除く:約28万円
推奨年収
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一人暮らし:年収400万円以上
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実家暮らし:年収300万円以上
bBは低価格で魅力的な車ですが、故障リスクと部品供給の問題を理解した上で、慎重に選定することが重要です。
この記事で紹介した7つの理由、選び方のポイント、FAQを参考に、後悔しない中古車選びをしてください。
【参考サイト】
この記事の作成にあたり、以下のサイトを参考にしました。

