ダイハツ・新型タントカスタムの購入を検討しているあなた。
迫力のあるエクステリアと充実した装備に魅力を感じる一方で、「タントカスタム ダサい」「派手すぎる」「威圧的」といったネガティブな声も耳にし、不安を感じていませんか?
新型タントカスタムは、存在感のあるデザインと両側スライドドアの利便性を持つ人気の軽自動車です。
しかし、フロントグリルのメッキパーツが派手すぎる、標準タントと比べて好みが分かれる。
価格が高すぎてコスパが悪いなど、購入後に「こんなはずではなかった」と後悔しやすいポイントも確かに存在します。
特にシンプルなデザインを好む方や、価格を抑えたい方は注意が必要です。
この記事では、新型タントカスタムが「ダサい」と言われる7つの具体的な理由と、実際のオーナーの失敗談を徹底解説。
さらに、それでも選ぶべき魅力、標準タントとの違い、N-BOXとの比較、後悔しないためのグレードやカラーの選び方、維持費のリアルな実態まで、最新データを基に紹介します。
最後まで読めば、あなたの新型タントカスタム購入が「後悔」にならないための判断基準が明確になるはずです。
- 新型タントカスタムがダサいと言われる7つの理由
- 新型タントカスタムのデザインで後悔したオーナーのリアルな体験談5選
- それでも新型タントカスタムを選ぶべき5つの魅力
- 新型タントカスタムと標準タントの違いを徹底比較【どっちを選ぶべき?】
新型タントカスタムがダサいと言われる7つの理由
ダイハツ・新型タントカスタムは、迫力のあるエクステリアが特徴の軽自動車ですが、「ダサい」と感じる声も少なくありません。
特にデザインに関しては、好みが大きく分かれるポイントです。
ここでは、新型タントカスタムが「ダサい」と言われる代表的な7つの理由について、その背景とともに詳しく解説していきます。
理由1:フロントグリルのメッキパーツが派手すぎる
新型タントカスタム最大の「ダサい」ポイントが、フロントグリルのメッキパーツの多さです。
メッキパーツ過多のデザイン
新型タントカスタムのフロントグリルは、大型のメッキパーツで装飾されています。
このメッキ加飾は、高級感を演出する狙いがありますが、「派手すぎる」「ギラギラしすぎ」という声が多数あります。
特に、直射日光が当たるとメッキ部分が反射し、過剰な存在感を放ちます。
「やりすぎ感」がダサい
軽自動車のコンパクトなボディに、大型のメッキグリルは「やりすぎ感」があり、バランスが悪いと感じる方も多いです。
「軽自動車なのに高級車ぶっている」「中途半端な豪華さがダサい」という辛辣な意見も聞かれます。
標準タントとの対比
標準タントは、シンプルで親しみやすいデザインです。
それと比較すると、カスタムのメッキパーツ過多のデザインは、好みが大きく分かれます。
「標準タントの方がスッキリしていて好き」という声も多数あります。
対策方法や見方を変えるポイント
メッキパーツは、見方を変えれば「存在感」「迫力」の表現とも言えます。
購入前に必ず実車を見て、自分の目で判断することが重要です。
標準タントと並べて比較し、どちらが好みか確認しましょう。
派手なデザインが好きな方には、カスタムは最適な選択です。
理由2:ゴツゴツしすぎてファミリーカーに見えない
新型タントカスタムのデザインは、ゴツゴツしすぎて、ファミリーカーらしさがないという声もあります。
角張ったフロントデザイン
新型タントカスタムのフロントデザインは、角張った形状で、力強さを強調しています。
このデザインは、「男性的」「ワイルド」という印象を与えますが、一方で「威圧的」「怖い」と感じる方もいます。
特に女性や高齢者からは、「優しさがない」「近寄りがたい」という意見もあります。
ファミリーカーに求められる親しみやすさの欠如
タントは、子育て世代のファミリーカーとして人気です。
しかし、カスタムのゴツゴツしたデザインは、ファミリーカーに求められる「親しみやすさ」「柔らかさ」が欠けていると感じる方もいます。
「子供を乗せるのに、こんな威圧的な車でいいのか」という疑問を持つ親もいます。
標準タントの方がファミリーカーらしい
標準タントは、丸みを帯びた優しいデザインで、ファミリーカーらしい親しみやすさがあります。
デザインの好みは主観的ですが、「ファミリーカーらしさ」を重視するなら、標準タントの方が適しているかもしれません。
対策方法や見方を変えるポイント
ゴツゴツしたデザインは、「存在感」「個性」の表現とも言えます。
「人と違う車に乗りたい」「目立ちたい」という方には、カスタムは最適です。
試乗時に、家族の意見も聞いて、デザインが受け入れられるか確認しましょう。
理由3:標準タントと比べて威圧的で好みが分かれる
新型タントカスタムは、標準タントと比べて威圧的なデザインで、好みが大きく分かれます。
標準タントとの比較
- 標準タントは、丸みを帯びた優しいデザインで、万人受けします。
- 一方、カスタムは角張った力強いデザインで、個性を重視しています。
- この2つのデザインは、全く異なる印象を与えます。
威圧的なフロントマスク
- カスタムのフロントマスクは、大型のメッキグリル、シャープなヘッドライト、角張ったバンパーで構成されています。
- このデザインは、「威圧的」「攻撃的」という印象を与え、好みが分かれます。
- 「優しい顔つきの車が好き」という方には、カスタムは向いていません。
「無理して高級車ぶっている」と見られる
カスタムのデザインは、軽自動車ながら高級感を演出しようとしています。
しかし、この試みが「無理して高級車ぶっている」「背伸びしている」と見られ、ダサいと感じられることがあります。
対策方法や見方を変えるポイント
デザインの好みは、人それぞれです。標準タントとカスタムを並べて見て、自分の好みを確認しましょう。
「個性を重視」「目立ちたい」という方には、カスタムがおすすめです。
「シンプルで親しみやすいデザインが好き」という方には、標準タントがおすすめです。
理由4:カラーによってはダサさが強調される
新型タントカスタムは、カラー選びによってダサさが強調されることがあります。
派手な2トーンカラー
新型タントカスタムには、2トーンカラーの設定があります。
ルーフとボディの色を変える2トーンカラーは、個性的ですが、「派手すぎる」「ダサい」と感じる方もいます。
特に、明るい色の組み合わせは、目立ちすぎて恥ずかしいという声もあります。
シルバーやゴールド系は安っぽい
シルバーやゴールド系のカラーは、メッキパーツと組み合わさると、「安っぽい」「成金趣味」という印象を与えることがあります。
特に年配の方からは、「品がない」という厳しい評価もあります。
ダサく見えないカラー
ブラック、ホワイト、ダークグレーなどのモノトーンカラーは、比較的ダサく見えにくいです。
これらの色は、メッキパーツの派手さを抑え、落ち着いた印象を与えます。
リセールバリューも高い傾向にあります。
対策方法や見方を変えるポイント
カラー選びは、デザインの印象を大きく左右します。
購入前に、様々なカラーの実車を見て、自分の好みを確認しましょう。
家族や友人の意見も参考にし、客観的な評価を得ることも重要です。
理由5:リアデザインが標準タントと変わらない
新型タントカスタムのリアデザインは、標準タントとほとんど変わりません。
フロントは派手、リアは地味
フロントデザインは、メッキパーツやシャープなヘッドライトで個性的ですが、リアデザインは標準タントとほぼ同じです。
この「フロントは派手、リアは地味」というアンバランスさが、ダサいと感じられることがあります。
後ろから見ると標準タントと区別がつかない
リアから見ると、標準タントとカスタムの区別がほとんどつきません。
「高いお金を払ったのに、後ろから見たら普通のタント」という不満の声もあります。
一貫性のないデザイン
フロントとリアのデザインの一貫性がないことが、「中途半端」「ちぐはぐ」という印象を与えます。
全体的なデザインの調和が取れていないと、ダサく見えてしまいます。
対策方法や見方を変えるポイント
リアデザインは、標準タントと同じシンプルなデザインと割り切りましょう。
フロントのインパクトだけで満足できる方には、カスタムがおすすめです。
リアデザインも含めて個性を出したい方には、他の車種(N-BOXカスタムなど)も検討してください。
理由6:内装のシルバー加飾が安っぽい
新型タントカスタムの内装は、シルバー加飾が多用されていますが、これが安っぽいと感じられることがあります。
プラスチック感の強いシルバー加飾
インパネやドアトリムには、シルバーのプラスチック加飾が施されています。
このシルバー加飾は、高級感を演出する狙いがありますが、「プラスチック感が強い」「安っぽい」という声が多いです。
本革や木目調がない
上位グレードでも、本革シートや木目調パネルなどの高級素材は使われていません。
すべてがプラスチックやファブリック素材で、質感の低さが指摘されています。
標準タントの方が落ち着いている
標準タントの内装は、シンプルで落ち着いたデザインです。
カスタムのシルバー加飾は、「派手すぎる」「品がない」と感じる方もいます。
対策方法や見方を変えるポイント
内装の質感は、軽自動車の価格帯としては妥当な範囲です。
過度な期待をせず、実用性を重視しましょう。
シートカバーやインテリアパネルで質感をアップさせることも可能です。
質感を最優先する場合は、普通車も検討してください。
理由7:価格が高すぎてコスパが悪い
新型タントカスタムの価格の高さも、「ダサい」という評価につながっています。
標準タントとの価格差
- 標準タント X(2WD):138万6,000円
- タントカスタム X(2WD):179万3,000円
- 価格差:約41万円
同じ軽自動車で、デザインと装備が少し違うだけで、約41万円も高額です。
この価格差を「高すぎる」「コスパが悪い」と感じる方も多いです。
乗り出し価格は200万円超え
カスタムRS(2WD)の新車価格は186万7,900円ですが、オプション(ナビ、ドラレコ、フロアマット等)を加えると、乗り出し価格は200万円を超えます。
軽自動車に200万円以上出すことに、抵抗を感じる方も多いです。
「見た目だけに高いお金を払っている」
標準タントとの違いは、主に外観デザインと一部の装備です。
エンジンやプラットフォームは同じで、「見た目だけに高いお金を払っている」という不満があります。
対策方法や見方を変えるポイント
価格差を納得できるか、購入前によく考えましょう。
充実した装備、リセールバリューの高さを考慮すると、価格差は妥当とも言えます。
予算を重視する場合は、標準タントも検討してください。
値引き交渉を積極的に行い、少しでも安く購入しましょう。
新型タントカスタムのデザインで後悔したオーナーのリアルな体験談5選
【注意事項】
以下は、オーナーフォーラムなどで報告される典型的な後悔パターンを再構成したものです。
実在の人物ではありません。
体験談1:フロントデザインが派手すぎて後悔(35歳女性)
【後悔ポイント】メッキグリルが派手すぎて恥ずかしい
カスタムXを新車で179万3,000円で購入しました。
ディーラーで見たときは「かっこいい」と思いましたが、納車後に周囲の反応が気になり始めました。
フロントグリルのメッキパーツが直射日光で反射し、「ギラギラしすぎ」と友人に言われてしまいました。
駐車場で他の車と並ぶと、カスタムだけが異様に目立ち、「派手すぎて恥ずかしい」と感じるようになりました。
標準タントのシンプルなデザインにすればよかったと後悔しています。
体験談2:標準タントにすればよかったと後悔(42歳男性)
【後悔ポイント】価格差41万円の価値を感じられない
カスタムX(2WD)を179万3,000円で購入しました。
ただ、後で標準タントX(2WD)が138万6,000円と知り、価格差約41万円に驚きました。
デザインと一部の装備が違うだけで、この価格差は「高すぎる」と感じます。
同僚の標準タントと並べて見ても、リアから見たら全く同じで、「無駄にお金を使った」と後悔しています。
41万円あれば、家族旅行や他の用途に使えたのにと思います。
体験談3:カラー選びで後悔(29歳女性)
【後悔ポイント】2トーンカラーが派手すぎて後悔
個性を出したくて、2トーンカラー(ホワイト×ブラック)のカスタムRSを購入しました。
納車直後は満足していましたが、1ヶ月経つと「派手すぎる」「目立ちすぎる」と感じるようになりました。
駐車場で他の車と並ぶと、カスタムだけが異様に目立ち、恥ずかしくなりました。
落ち着いたモノトーンカラー(ブラックやホワイト)にすればよかったと後悔しています。
体験談4:内装の質感で後悔(38歳男性)
【後悔ポイント】シルバー加飾が安っぽい
カスタムRS(2WD)を186万7,900円で購入しましたが、内装のシルバー加飾が「安っぽい」と感じます。
プラスチック感が強く、「200万円近く出して買う車の内装としては物足りない」と思います。
以前乗っていたフィットの方が、内装の質感は高かったように感じます。
もっと質感の高い車を選ぶべきだったと後悔しています。
体験談5:価格の高さで後悔(32歳女性)
【後悔ポイント】乗り出し210万円で普通車も買えた
カスタムRS(2WD)を購入しましたが、オプション(ナビ、ドラレコ、フロアマット等)を加えると、乗り出し価格は約210万円になりました。
この価格なら、普通車(トヨタ・ヤリスやホンダ・フィット)も選択肢に入りました。
軽自動車に210万円出したことに、後から「もったいなかった」と後悔しています。
それでも新型タントカスタムを選ぶべき5つの魅力
ここまで新型タントカスタムの「ダサい」ポイントを解説してきましたが、もちろんすべての方に向いていないわけではありません。
新型タントカスタムには、他の車にはない独自の魅力があります。
以下の魅力に強く惹かれる方には、新型タントカスタムは最高の選択肢となるでしょう。
魅力1:存在感のある迫力のエクステリア
新型タントカスタムの最大の魅力は、存在感のある迫力のエクステリアです。
大型のメッキグリル、シャープなLEDヘッドライト、角張ったフロントバンパーで構成されたデザインは、軽自動車とは思えない存在感を放ちます。
「人と違う車に乗りたい」「目立ちたい」という方には、最適なデザインです。
標準タントにはない、個性と迫力を楽しめます。
魅力2:充実した装備(LEDヘッドライト、スマートキーなど)
新型タントカスタムは、標準タントと比較して装備が充実しています。
LEDヘッドライト、LEDフォグランプ、スマートキー、電動格納式ドアミラーなどが標準装備されています。
これらの装備は、標準タントではオプションまたは上位グレードのみの設定です。
装備を重視する方には、カスタムは非常にコストパフォーマンスが高いです。
魅力3:標準タントより高級感がある
新型タントカスタムは、標準タントと比較して高級感があります。
メッキパーツ、専用エクステリア、専用インテリアにより、ワンランク上の質感を楽しめます。
「軽自動車でも高級感が欲しい」という方には、カスタムがおすすめです。
魅力4:リセールバリューが標準タントより高い
新型タントカスタムは、標準タントと比較してリセールバリューが高い傾向にあります。
装備が充実しており、人気グレードのため、中古車市場での需要が高いです。
3年後のリセール率は、カスタムが約50〜55%、標準タントが約45〜50%です。
将来的に売却を考えている方には、カスタムの方が有利です。
魅力5:両側スライドドアとミラクルオープンドア
新型タントカスタムは、両側スライドドアとミラクルオープンドアを装備しています。
ミラクルオープンドアは、Bピラーレス構造により、開口幅が非常に広く、乗降性が抜群です。
子育て世代には、非常に便利な装備です。
この装備は、標準タントもカスタムも同じですが、カスタムの方が高級感のあるデザインで楽しめます。
新型タントカスタムと標準タントの違いを徹底比較【どっちを選ぶべき?】
タントを選ぶとき、多くの人がまず悩むのが「標準モデル」と「カスタム」の違いです。
この2つ、実はデザインから装備まで、まったく別の車と言っていいほど個性が異なります。
外観デザインの違い:優しい「標準」 vs 迫力の「カスタム」
まず、標準タントですが、こちらは丸みを帯びた優しいデザインが目を引きます。
フロントグリルもシンプルで、誰にでも愛される“親しみやすさ”が最大の魅力です。
カラーバリエーションも柔らかい色が多く、まさにファミリーカーの王道と言えるでしょう。
一方、タントカスタムは、その対極にあります。
大型のメッキグリル、シャープなLEDヘッドライト、そして角張った力強いフォルム。
標準タントと比べると、その“迫力”は圧倒的です。
2トーンカラーも選べるため、「他人とは違う個性が欲しい」「存在感で選びたい」という方には、間違いなくカスタムが響くはずです。
内装・装備の違い:実用性の「標準」 vs 上質感の「カスタム」
この「キャラクターの違い」は、内装や装備にもはっきりと表れています。
標準タントの内装は、シンプルで機能的。 落ち着いた色合いのファブリックシートを採用し、実用性を最優先した設計です。
ただし、LEDヘッドライトやスマートキーといった人気の装備は、上位グレード(X)以上での選択となります。
対してタントカスタムは、内装も専用デザインです。
随所にシルバー加飾が施され、シート自体も上質なデザインのものを採用しており、標準モデルよりも明らかに「格上」の満足感が得られます。
さらに、標準タントではオプション扱いだったLEDヘッドライトやスマートキー、電動格納式ドアミラーなどが標準装備となっており、装備の充実度も大きな魅力です。
価格の違い
| グレード | 価格(2WD) | 価格(4WD) |
|---|---|---|
| 標準タント L | 135万3,000円 | 148万9,000円 |
| 標準タント X | 150万7,000円 | 164万3,000円 |
| 標準タント Xターボ | 161万7,000円 | 175万3,000円 |
| カスタムX | 179万3,000円 | 192万9,000円 |
| カスタムRS | 186万7,900円 | 200万3,900円 |
カスタムXは、標準タントXと比較して約29万円高いです。カスタムRSは、標準タントXターボと比較して約25万円高いです。
この価格差を、デザインと装備の違いでどう評価するかが、選択の分かれ目です。
どちらを選ぶべきか(ケース別)
標準タントを選ぶべき人
- シンプルで親しみやすいデザインが好き
- 価格を抑えたい(約25〜30万円安い)
- 目立たない車が欲しい
- ファミリーカーらしいデザインを求める
- 装備は必要最低限でOK
タントカスタムを選ぶべき人
- 迫力のあるデザインが好き
- 個性を出したい
- 装備を充実させたい(LEDヘッドライト、スマートキー等)
- リセールバリューを重視
- 人と違う車に乗りたい
- 価格差約25〜30万円を納得できる
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新型タントカスタムとN-BOXの徹底比較
新型タントカスタムの最大のライバルは、ホンダN-BOXです。
ここでは、両車を詳しく比較してみましょう。
基本スペック比較表
| 項目 | タントカスタム | N-BOXカスタム | N-BOX(標準) | スペーシアカスタム |
|---|---|---|---|---|
| 価格帯(2WD) | 179万3,000円〜186万7,900円 | 184万9,100円〜236万2,800円 | 148万4,000円〜210万6,700円 | 174万3,500円〜192万9,400円 |
| 全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,755mm | 3,395×1,475×1,790mm | 3,395×1,475×1,790mm | 3,395×1,475×1,785mm |
| 室内長×室内幅×室内高 | 2,180×1,350×1,370mm | 2,240×1,350×1,400mm | 2,240×1,350×1,400mm | 2,155×1,345×1,410mm |
| 燃費(2WD) | 21.9km/L | 21.6km/L | 21.6km/L | 22.2km/L |
| 最小回転半径 | 4.4m | 4.5m | 4.5m | 4.4m |
| スライドドア | 両側(ミラクルオープンドア) | 両側 | 両側 | 両側 |
各車種の特徴
タントカスタムの特徴
ミラクルオープンドア(Bピラーレス構造)により、開口幅が非常に広く、乗降性が抜群です
価格は179万3,000円〜と、N-BOXカスタムより約6万円安いです。
最小回転半径4.4mは、N-BOXの4.5mより小回りが効きます。
室内空間は、N-BOXに若干劣りますが、実用上は十分な広さです。
「価格を抑えたい」「小回りを重視」「ミラクルオープンドアが欲しい」という方におすすめです。
N-BOXカスタムの特徴
室内長2,240mmは、タントカスタムの2,180mmより60mm長く、広々としています。
室内高1,400mmも、タントカスタムの1,370mmより30mm高いです。
Honda SENSING(ホンダセンシング)が全グレード標準装備で、ACC(アダプティブクルーズコントロール)や車線維持機能も装備されています。
高速道路での快適性を重視する方には、N-BOXカスタムがおすすめです。
価格は184万9,100円〜とタントカスタムより約6万円高いですが、装備の充実度を考えるとコスパは高いです。
N-BOX(標準)の特徴
N-BOXの標準モデルは、148万4,000円〜とタントカスタムより約31万円安いです。
カスタムと比べてシンプルなデザインですが、室内空間や装備は同等です。
「価格を抑えたい」「シンプルなデザインが好き」という方におすすめです。
スペーシアカスタムの特徴
スズキのスペーシアカスタムは、価格が174万3,500円〜とタントカスタムより約5万円安いです。
マイルドハイブリッドシステムにより、燃費性能22.2km/Lは3車種の中で最も優れています。
室内高1,410mmは3車種の中で最も高く、開放感があります。
「燃費を最優先」「室内高を重視」という方におすすめです。
どの車種を選ぶべきか
タントカスタムがおすすめな人
- ミラクルオープンドアが欲しい
- 小回りを重視(最小回転半径4.4m)
- 価格を抑えたい(N-BOXカスタムより約6万円安い)
- 街乗りメイン
N-BOXカスタムがおすすめな人
- 室内空間を最優先(室内長2,240mm、室内高1,400mm)
- 高速道路での快適性を重視(ACC、車線維持機能)
- ホンダブランドを重視
- 休日のドライブも多い
N-BOX(標準)がおすすめな人
- 価格を最優先(148万4,000円〜)
- シンプルなデザインが好き
- 室内空間は広い方が良い
スペーシアカスタムがおすすめな人
- 燃費を最優先(22.2km/L)
- 室内高を重視(1,410mm)
- スズキブランドが好き
後悔しない新型タントカスタムの選び方【グレード・カラー・オプション】
新型タントカスタムで後悔しないためには、自分の使い方に合ったグレード、カラー、オプションの選択が重要です。
ここでは、購入後に「失敗した」と感じないための具体的な選び方を解説します。
グレード選び(カスタムRS、カスタムX)
新型タントカスタムには、「カスタムX」と「カスタムRS」の2つのグレードがあります。
カスタムXグレード(標準モデル)
- 価格:179万3,000円
- エンジン:自然吸気エンジン(最高出力52PS)
- 装備:LEDヘッドライト、スマートキー、電動格納式ドアミラー、両側パワースライドドア
- 向いている人:予算を抑えたい、街乗りメイン、ターボ不要
カスタムXは、必要な装備が揃ったバランスの良いグレード。自然吸気エンジンですが、街乗りでは十分なパワーです。
価格を抑えつつ、カスタムの迫力あるデザインを楽しめます。「迷ったらカスタムXを選ぶ」のが失敗しない選択です。
カスタムRSグレード(ターボモデル)
- 価格:186万7,900円
- エンジン:ターボエンジン(最高出力64PS)
- 装備:カスタムXの装備に加え、専用15インチアルミホイール、パドルシフト、RSエンブレム
- 向いている人:加速性能を重視、高速道路をよく利用、坂道が多い地域
カスタムRSは、ターボエンジンにより力強い加速が魅力です。
高速道路での追い越しや、坂道での加速時にストレスがありません。
カスタムXと比較して約7.5万円高いですが、走行性能を重視する方には価値があります。
ただし、燃費はカスタムXの21.9km/Lに対して、カスタムRSは21.1km/Lとやや悪化します。
ボディカラー選び(ダサく見えない色は?)
新型タントカスタムは、カラー選びによってダサさが軽減できます。
ダサく見えないおすすめカラー
ブラックマイカメタリック(定番・リセール◎)
シンプルで高級感があり、メッキパーツが目立ちにくいです。
リセールバリューも高い傾向にあります。
シャイニングホワイトパール(人気No.1・リセール◎)
清潔感があり、メッキパーツの派手さを中和してくれます。
リセールバリューが最も高いカラーです。
ブライトシルバーメタリック(落ち着いた印象)
シルバー系ですが、落ち着いた色合いで上品です。
メンテナンスもしやすく、実用性が高いです。
避けた方が良いカラー
派手な2トーンカラー(例:ホワイト×ブラック)
個性的ですが、派手すぎて恥ずかしいという声が多いです。
リセールバリューもモノトーンカラーより低い傾向にあります。
明るいメタリックカラー(ゴールド、レッド等)
メッキパーツと組み合わさると、「成金趣味」「品がない」という印象を与えることがあります。
おすすめオプション
必須オプション
ナビゲーション:約10〜15万円
スマートフォン連携(Apple CarPlay / Android Auto)対応のナビがおすすめです。
ドライブレコーダー:約3〜5万円
事故時の証拠として必須です。
フロント・リア両方を記録できるタイプがおすすめです。
フロアマット:約2〜3万円
車内を汚れから守ります。
あると便利なオプション
バックカメラ:約3万円
駐車時の安全性が向上します。
サイドバイザー:約2万円
雨の日の換気に便利です。
ETC2.0:約2万円
高速道路の渋滞情報を受信できます。
不要なオプション
サンルーフ:設定なし
レザーシート:設定なし
タントカスタムには、高級オプションの設定がほとんどないため、予算管理がしやすいです。
試乗で確認すべきポイント
新型タントカスタムを購入する前に、必ず試乗して以下のポイントを確認してください。
ポイント1:デザインの印象
実車を見て、メッキグリルの派手さが許容できるか確認する
標準タントと並べて比較し、どちらが好みか確認する
家族や友人の意見も聞く
様々なカラーを見て、ダサく見えない色を選ぶ
ポイント2:ミラクルオープンドアの使い勝手
Bピラーレス構造の開口幅を体験する
子供やお年寄りの乗降のしやすさを確認する
ベビーカーや大きな荷物の積み込みやすさを確認する
ポイント3:視界と運転のしやすさ
極細Aピラーによる視界の良さを確認する
最小回転半径4.4mでの取り回しを体験する
狭い道や駐車場での運転のしやすさを確認する
ポイント4:加速性能(カスタムRSのみ)
ターボエンジンの加速力を体験する
高速道路での追い越し加速を確認する
坂道での加速性能を確認する
カスタムXとの違いを比較する
ポイント5:内装の質感
シルバー加飾の安っぽさが許容できるか確認する
シートの座り心地を確認する
収納スペースの使い勝手を確認する
試乗は、平日の空いている時間帯にゆっくりと行うことをおすすめします。
ディーラーに事前予約し、できれば1時間以上の試乗時間を確保してください。
値引き交渉のコツ
新型タントカスタムの値引き交渉では、以下のポイントを押さえてください。
目標値引き額
車両本体価格から:10〜15万円
オプション込み:15〜20万円
新型タントカスタムは人気車種のため、値引きはやや渋い傾向にありますが、交渉次第で上記の値引きは可能です。
値引き交渉の流れ
競合車(N-BOX、スペーシア)の見積もりを取る
複数のダイハツディーラーで見積もりを取る
標準タントとカスタムで迷っていることをアピールする
決算期(3月、9月)や年末年始は値引きが拡大しやすい
下取り車がある場合は、買取店の査定額も確認する
値引き交渉の注意点
無理な値引き要求は、販売店との関係を悪化させる
値引きよりも、オプションサービスやメンテナンスパックの方が得な場合もある
最終的には「総額」で判断する
関連記事:【2025年】軽自動車購入ガイド|後悔しない選び方と維持費対策
新型タントカスタムの維持費と年収の目安【シミュレーション付き】
購入後に後悔しないためには、維持費の実態を正確に把握することが重要です。
年間維持費の内訳
| 費用項目 | 金額(年間) | 備考 |
|---|---|---|
| 自動車税 | 10,800円 | 軽自動車税(2015年4月以降登録車) |
| 自動車重量税 | 3,300円 | 車検時6,600円を年間換算 |
| 自賠責保険 | 8,560円 | 24ヶ月契約17,120円を年間換算 |
| 任意保険 | 40,000〜60,000円 | 年齢・等級により変動 |
| ガソリン代 | 116,000円 | 年間1万km、実燃費17km/L、レギュラー170円/L |
| 車検費用 | 30,000円 | 2年で約6万円を年間換算、ディーラー車検 |
| メンテナンス費 | 20,000〜30,000円 | オイル交換、タイヤ交換、消耗品交換等 |
| 合計(駐車場代除く) | 約23〜27万円 |
駐車場代は地域によって大きく異なります。
都市部では月1万円(年12万円)、地方では無料の場合もあります。
駐車場代を含めると、年間維持費は23〜39万円になります。
グレード別の維持費シミュレーション
| グレード | 自動車税 | ガソリン代(年1万km) | 車検費用(年間換算) | 年間維持費合計(駐車場代除く) |
|---|---|---|---|---|
| カスタムX | 10,800円 | 116,000円(実燃費17km/L想定) | 30,000円 | 約23万円 |
| カスタムRS | 10,800円 | 119,000円(実燃費16.5km/L想定) | 30,000円 | 約24万円 |
カスタムRSは、ターボエンジンのため、カスタムXと比較して年間約3,000円燃料費が高くなります。
推奨年収の目安
一般的に、車両価格は年収の半分以下、月々の支払い(ローン+維持費)は手取り月収の30%以内が目安とされています。
新車購入の場合(カスタムX)
新車価格:179万3,000円
諸費用込み:約195万円
推奨年収:250万円以上
月々のローン支払い例:頭金40万円、5年ローン、金利3%で月々約2.8万円
月々の維持費:約1.9万円(年間23万円÷12ヶ月)
月々の合計支払い:約4.7万円
手取り月収17万円(年収250万円相当)であれば、月々4.7万円の支払いは28%となり、許容範囲内です。
新車購入の場合(カスタムRS)
新車価格:186万7,900円
諸費用込み:約203万円
推奨年収:280万円以上
月々のローン支払い例:頭金40万円、5年ローン、金利3%で月々約3.0万円
月々の維持費:約2.0万円(年間24万円÷12ヶ月)
月々の合計支払い:約5.0万円
手取り月収18万円(年収280万円相当)であれば、月々5.0万円の支払いは28%となり、許容範囲内です。
維持費を抑えるコツ3選
コツ1:燃費を良くする運転を心がける
急加速・急ブレーキを避け、エコ運転を心がけることで、実燃費を1〜2km/L向上できます。
アイドリングストップ機能を活用し、無駄な燃料消費を減らしましょう。
高速道路では、速度を一定に保つことも燃費向上に効果的です。
コツ2:任意保険を見直す
ネット型自動車保険(SBI損保、ソニー損保、イーデザイン損保など)に切り替えることで、年間1〜2万円節約できる可能性があります。
複数社で見積もりを取り、補償内容と価格を比較しましょう。
コツ3:定期メンテナンスを怠らない
オイル交換(半年または5,000km毎)やタイヤローテーション(1年または1万km毎)を適切に行うことで、大きな故障を防ぎ、長期的な維持費を抑えられます。
ディーラーでの定期点検パックに加入すると、費用を平準化できます。
新型タントカスタム購入でよくある質問(FAQ)
購入を検討している方から、よく聞かれる疑問にお答えしていきます。
Q1:タントカスタムはダサいですか?
A: これは正直、人によって評価が真っ二つに分かれる質問ですね。
メッキグリルの派手さを「ダサい」と感じる方もいれば、「迫力があってカッコいい」と評価する方もいます。
特に、シンプル好きな方からは「やりすぎ」という声が出やすいのも事実。
購入前に必ず実車を見て、自分の目で判断することをおすすめします。
標準タントと並べて比較すれば、自分の好みがはっきりするはずです。
Q2:タントカスタムと標準タントはどちらがおすすめですか?
A: 使い方と好みで決めるのが一番でしょう。
「個性を出したい」「装備を充実させたい」「リセールを重視」という方なら、カスタム一択。
逆に「シンプルなデザインが好き」「価格を抑えたい(約25〜30万円の差)」という方には、標準タントが向いています。
どちらも基本性能は同じなので、デザインと装備、価格のバランスで選べば後悔は少ないでしょう。
Q3:タントカスタムで一番人気のカラーは?
A: 圧倒的に「シャイニングホワイトパール」と「ブラックマイカメタリック」の2色ですね。
この2色は、メッキパーツの派手さを程よく抑えてくれる効果があり、リセールバリューも高い傾向にあります。
2トーンカラーは個性的で魅力的ですが、「派手すぎた」と後悔する声も聞くので、慎重に選んだ方が良さそうです。
実車を見て、駐車場に並べたときの印象を想像してみることをおすすめします。
Q4:タントカスタムの実燃費はどのくらいですか?
A: 実燃費は16〜17km/L程度が平均的なラインです。
カタログ燃費は21.9km/Lですが、実際はこれより約20〜25%下回ることが多いですね。
街乗りメインだと15km/L前後、高速道路が多ければ18km/L程度まで伸びることもあります。
ターボモデル(カスタムRS)だと、さらに1km/L程度悪化する傾向にあります。
Q5:タントカスタムとN-BOXカスタムはどちらがおすすめですか?
A: これも悩ましい選択ですね。
室内空間の広さならN-BOXが有利(室内長で60mm、室内高で30mm上回る)。
ただし、タントカスタムには「ミラクルオープンドア」という唯一無二の武器があります。
Bピラーレス構造の開口幅の広さは、子育て世代には本当に便利です。
価格はタントカスタムが約6万円安いので、コスパを考えるとタントに軍配が上がるかもしれません。
両方試乗して、使い勝手を比べてみることを強くおすすめします。
Q6:タントカスタムのリセールバリューはどうですか?
A: 標準タントよりは高めですが、軽自動車全体で見ると中間くらいの位置でしょうか。
3年後のリセール率は約50〜55%程度が目安。
N-BOXやスペーシアと比べると、若干劣る印象もありますが、人気色(ホワイト、ブラック)を選べば大きな下落は避けられそうです。
長く乗るつもりなら、リセールよりも「自分が気に入るかどうか」を優先した方が満足度は高いでしょう。
Q7:タントカスタムの納期はどのくらいですか?
A: 2025年10月時点で、約2〜3ヶ月が標準的な納期です。
在庫車があれば1〜2ヶ月で納車されることもありますが、人気カラーやグレードは少し長めに見ておいた方が良いでしょう。
納期を早めたいなら、ディーラーに在庫車を確認するか、人気色以外を選ぶのも一つの方法です。
Q8:タントカスタムは女性でも運転しやすいですか?
A: これは間違いなく運転しやすい部類に入ります。
最小回転半径4.4mという小回りの良さと、極細Aピラーによる視界の良さが大きな魅力。
両側パワースライドドアも、狭い駐車場での乗降には本当に便利です。
見た目は迫力がありますが、運転のしやすさは軽自動車トップクラスと言っても過言ではないでしょう。
まとめ:タントカスタムは「デザインの好み」が全てを決める
新型タントカスタムの購入で後悔しないために、最も重要なのは「デザインを本当に気に入れるか」という一点に尽きます。
メッキパーツの派手さ、力強いフロントマスク、威圧的な外観。
これらを「カッコいい」と感じられるなら、カスタムは最高の選択肢になるでしょう。
充実した装備(LEDヘッドライト、スマートキー、電動格納式ドアミラー標準装備)、ミラクルオープンドアの利便性、標準タントより高いリセールバリュー。
実用面でも、カスタムを選ぶメリットは十分にあります。
一方で、「派手すぎる」「ダサい」と感じるなら、無理に選ぶ必要はありません。
標準タントも、シンプルで親しみやすいデザイン、約25〜30万円安い価格、ファミリーカーらしい優しさという魅力があります。
後悔しないための最終チェック
- 実車を必ず見る:ディーラーで標準タントとカスタムを並べて比較し、デザインの違いを体感する
- 家族の意見を聞く:同乗者がどう感じるかも重要なポイント
- 価格差を納得できるか:約25〜30万円の差に見合う価値があるか、冷静に判断する
デザインの好みは人それぞれ。
周りの評価に流されず、自分が「これだ!」と思える方を選ぶことが、一番の正解です。
【参考サイト】
