マツダCX-8の購入を検討している方の中には、「CX-8は故障が多いのではないか」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
CX-8は、2017年12月から2023年まで生産されたマツダの3列シートSUVで、ディーゼルエンジンを搭載したモデルが人気です。
しかし、ディーゼル車特有のDPF詰まりやセンサー類の不具合など、いくつかの故障事例が報告されています。
この記事では、CX-8の故障が多いと言われる7つの事例、ディーゼルエンジン特有のトラブル、修理費用、リコール情報、中古車選びの注意点まで徹底解説します。
私も過去にCX-8を3年間所有(2019~2022年)していましたが、実際にいくつかの故障や不具合を経験しました。
その経験をもとに、後悔しない中古車選びのポイントもご紹介します。
CX-8の購入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
📋 【この記事で分かること】
🚗 マツダCX-8とは?
✅ CX-8の概要
マツダCX-8は、2017年12月に発売された3列シートSUVです。
マツダのフラッグシップSUVとして、7人乗り(3列シート)の広い室内空間と、ディーゼルエンジンの力強い走りが特徴です。
2023年に生産終了となりましたが、中古車市場では依然として人気のあるモデルです。
📊 CX-8の基本スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 🚗 生産期間 | 2017年12月~2023年(生産終了) |
| 🔧 エンジン種類 | 2.2L SKYACTIV-Dディーゼルターボ、2.5L SKYACTIV-Gガソリン、2.5L SKYACTIV-Gターボ |
| 💪 最高出力 | ディーゼル:190PS、ガソリン:190PS、ターボ:230PS |
| 🚙 駆動方式 | FF(前輪駆動)、4WD(四輪駆動) |
| ⚙️ トランスミッション | 6速AT |
| ⛽ 燃費(WLTCモード) | ディーゼル:15.4~15.8km/L、ガソリン:12.2~12.4km/L |
| 👨👩👧👦 乗車定員 | 7人乗り(6人乗りもあり) |
| 💰 新車価格 | 約300万~550万円 |
✨ CX-8の特徴
CX-8には、以下のような特徴があります。
- ✅ 3列シート7人乗り(6人乗りもあり)で、ファミリー向けに最適
- ✅ ディーゼルエンジン(2.2L SKYACTIV-D)で、力強い走りと経済性を両立
- ✅ マツダデザイン(魂動デザイン)で、スタイリッシュな外観
- ✅ 安全装備(i-ACTIVSENSE)で、先進的な運転支援機能
- ✅ 広い室内空間で、3列目まで快適に乗車可能
📅 CX-8の生産終了
CX-8は、2023年に生産終了となりました。
理由は、マツダが新型SUV「CX-60」「CX-90」を投入したためです。
生産終了により、中古車市場での需要が高まっており、後期型(2021年~2023年)の価格は高止まりしています。
💰 CX-8の故障が多いと言われる7つの事例
❌ 故障事例1:ディーゼルのDPF詰まり
CX-8のディーゼルモデル(XD)で最も多い故障が、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)の詰まりです。
DPFは、排ガス中の微粒子(煤)を捕集するフィルターですが、短距離走行が多いと詰まりやすくなります。
DPFが詰まると、DPF警告灯が点灯し、エンジン不調やパワー不足を引き起こします。
📊 DPF詰まりの修理費用
| 症状 | 原因 | 修理内容 | 修理費用 |
|---|---|---|---|
| ⚠️ DPF警告灯点灯 | 短距離走行でDPF再生不足 | DPFクリーニング | 6万~10万円 |
| ⚠️ エンジン不調 | DPF詰まりで排気抵抗増加 | DPF交換 | 15万~30万円 |
| ⚠️ パワー不足 | 煤の蓄積でエンジン性能低下 | 煤除去+DPFクリーニング | 10万~18万円 |
| ⚠️ 燃費悪化 | DPF再生頻発で燃料消費増加 | DPF再生プログラム更新 | 1万~3万円 |
💡 ポイント:DPF詰まりは、短距離走行(5km未満)を繰り返すと発生しやすくなります。
❌ 故障事例2:センサー類の不具合
CX-8には、先進安全装備(i-ACTIVSENSE)が搭載されていますが、センサー類の不具合が報告されています。
特に、フロントグリル内のミリ波レーダーやフロントガラスのカメラセンサーが故障すると、運転支援機能が停止します。
📊 センサー不具合の種類と修理費用
| センサー種類 | 症状 | 修理費用 |
|---|---|---|
| 📷 カメラセンサー | レーンキープアシスト停止、警告灯点灯 | 5万~10万円 |
| 📡 ミリ波レーダー | クルーズコントロール停止、警告灯点灯 | 8万~15万円 |
| 📸 バックカメラ | 映像が映らない、画面にノイズ | 3万~8万円 |
| 📊 センターディスプレイ | カメラ映像が表示されない(2024年リコール対象) | 無償交換(リコール対応) |
💡 ポイント:2024年のリコール対象車両は、無償でセンターディスプレイを交換できます。
❌ 故障事例3:エアコンの故障
CX-8で報告されている故障の一つが、エアコンの故障です。
特に、エアコンコンプレッサーの劣化が原因で、エアコンが効かなくなることがあります。
修理費用は、10万~20万円と高額になる可能性があります。
- ⚠️ 症状:エアコンが冷えない、異音がする、エアコンが止まる
- ⚠️ 原因:コンプレッサーの劣化、ガス漏れ、配管の詰まり
- ⚠️ 修理費用:コンプレッサー交換10万~20万円、ガス補充1万~3万円
❌ 故障事例4:オルタネーター(発電機)の故障
CX-8の中古車で注意したいのが、オルタネーター(発電機)の故障です。
オルタネーターが故障すると、バッテリーが充電されず、走行不能になります。
修理費用は、5万~10万円程度です。
- ⚠️ 症状:バッテリー警告灯点灯、エンジンが始動しない、電装品が動かない
- ⚠️ 原因:オルタネーターの劣化、ベルトの緩み
- ⚠️ 修理費用:オルタネーター交換5万~10万円、ベルト交換1万~2万円
❌ 故障事例5:ラジエーターからの水漏れ
CX-8の経年劣化で発生しやすいのが、ラジエーターからの水漏れです。
ラジエーター本体やホース類が劣化すると、冷却水が漏れ、オーバーヒートの原因となります。
修理費用は、3万~8万円程度です。
- ⚠️ 症状:水温計の異常、エンジンルームから白煙、冷却水の減少
- ⚠️ 原因:ラジエーターの劣化、ホースの亀裂
- ⚠️ 修理費用:ラジエーター交換3万~8万円、ホース交換1万~3万円
❌ 故障事例6:セルモーターの劣化
CX-8には、アイドリングストップ機能が装備されていますが、この機能によりセルモーターの負担が増加します。
セルモーターが劣化すると、エンジンが始動しない、または始動時に異音がするようになります。
修理費用は、5万~8万円程度です。
- ⚠️ 症状:エンジンが始動しない、始動時に「ガリガリ」と異音
- ⚠️ 原因:セルモーターの劣化、アイドリングストップ機能の多用
- ⚠️ 修理費用:セルモーター交換5万~8万円
❌ 故障事例7:ドアミラーの故障
CX-8では、ドアミラーの故障も報告されています。
電動格納機能が動かなくなったり、ミラーの角度調整ができなくなることがあります。
修理費用は、2万~5万円程度です。
- ⚠️ 症状:ミラーが格納しない、角度調整ができない、異音がする
- ⚠️ 原因:モーターの劣化、配線の断線
- ⚠️ 修理費用:ミラー交換2万~5万円
📊 CX-8でよくある故障箇所一覧
| 故障箇所 | 発生頻度 | 修理費用目安 |
|---|---|---|
| ⚠️ DPF詰まり(ディーゼル) | 高い | 6万~30万円 |
| ⚠️ センサー類(カメラ、レーダー) | 中程度 | 5万~15万円 |
| ⚠️ エアコン(コンプレッサー) | 中程度 | 10万~20万円 |
| ⚠️ オルタネーター | 中程度 | 5万~10万円 |
| ⚠️ ラジエーター | 低い | 3万~8万円 |
| ⚠️ セルモーター | 中程度 | 5万~8万円 |
| ⚠️ ドアミラー | 低い | 2万~5万円 |
💡 ポイント:ディーゼルモデル(XD)は、DPF詰まりのリスクが高いです。
💬 実際のオーナー5人の体験談
😊 体験談1:CX-8を3年間所有(著者)
42歳・男性・東京都在住
私は2019年から2022年まで、CX-8のディーゼルモデル(XD)を3年間所有していました。
購入時は新車で、3年間で約5万km走行しました。
大きな故障はありませんでしたが、DPF警告灯が1回点灯し、ディーラーでDPF強制再生を行いました(費用は保証内で無料)。
また、2年目にバックカメラの映像が乱れる症状が発生し、カメラを交換しました(費用は約5万円)。
それ以外は、定期的なオイル交換とメンテナンスのみで、快適に乗ることができました。
💡 学んだこと:ディーゼルモデルは、週1回以上の長距離走行が必要です。
😊 体験談2:DPF詰まりを2回経験
38歳・男性・大阪府在住
私は2018年式のCX-8ディーゼルを中古で購入しましたが、DPF詰まりを2回経験しました。
1回目は購入後1年で、DPF警告灯が点灯し、DPFクリーニングで8万円かかりました。
2回目は購入後2年半で、再びDPF警告灯が点灯し、今度はDPF交換で25万円の出費となりました。
原因は、短距離走行(毎日5km未満)が多かったためです。
今では、週1回は高速道路を20km以上走るようにしています。
💡 学んだこと:短距離走行が多い方は、ディーゼルを避けるべきです。
😞 体験談3:センサー故障で10万円超
45歳・女性・神奈川県在住
私は2020年式のCX-8ガソリンモデルを所有していますが、購入後2年でフロントカメラセンサーが故障しました。
レーンキープアシストが突然停止し、警告灯が点灯しました。
ディーラーで診断してもらったところ、カメラセンサーの交換が必要とのことで、修理費用は12万円でした。
保証期間を過ぎていたため、全額自己負担となりました。
💡 学んだこと:保証期間内に異常があれば、すぐにディーラーで点検すべきです。
😊 体験談4:大きな故障なく5年間乗車
50歳・男性・福岡県在住
私は2018年式のCX-8ディーゼルを5年間所有していますが、大きな故障は一度もありません。
走行距離は約8万kmで、定期的なメンテナンスを欠かさず行っています。
DPF警告灯も一度も点灯したことがなく、非常に満足しています。
私の場合、週3回以上、片道20km以上の通勤をしているため、DPF再生が正常に行われているようです。
💡 学んだこと:長距離走行が多い方には、ディーゼルモデルが最適です。
😞 体験談5:エアコン故障で15万円の出費
35歳・女性・愛知県在住
私は2019年式のCX-8ガソリンモデルを所有していますが、購入後3年でエアコンが効かなくなりました。
夏場にエアコンをつけても冷たい風が出ず、ディーラーで診断してもらったところ、コンプレッサーの故障とのことでした。
修理費用は15万円で、予想外の出費に驚きました。
保証期間を過ぎていたため、全額自己負担でした。
💡 学んだこと:中古車を購入する際は、保証内容をしっかり確認すべきです。
💡 著者コメント
私も過去にCX-8のディーゼルモデル(XD)を3年間所有していましたが、故障に関しては可もなく不可もなくという印象です。
大きな故障はありませんでしたが、DPF警告灯の点灯やバックカメラの不具合など、小さなトラブルはいくつか経験しました。
特にディーゼルモデルは、DPF詰まりのリスクを常に意識する必要があります。
短距離走行が多い方は、ガソリンモデル(25S、25T)を選ぶことを強くおすすめします。
CX-8を購入する際は、以下のポイントを確認してください。
- ✅ 整備記録を必ず確認(DPF再生履歴、オイル交換履歴)
- ✅ センサー類の動作確認(レーンキープアシスト、クルーズコントロール)
- ✅ 保証内容を比較(保証期間、保証範囲)
- ✅ 走行距離と年式のバランス(年間1万km以下は要注意)
- ✅ 前オーナーの使用環境(短距離走行が多かったかどうか)
CX-8は、適切なメンテナンスを行えば、長く乗れる良い車です。
故障が多いという噂もありますが、それはディーゼル車の特性を理解せずに短距離走行を繰り返した結果です。
長距離走行が多い方には、CX-8のディーゼルモデルは最適です。
🛡️ 中古車選びのチェックポイント5つ
💡 チェック1:整備記録を必ず確認する
CX-8の中古車を購入する際は、整備記録簿を必ず確認してください。
特に、以下の項目をチェックしましょう。
- ✅ 定期点検の実施履歴(12ヶ月点検、24ヶ月点検)
- ✅ オイル交換履歴(ディーゼルは年2回以上が理想)
- ✅ DPF再生履歴(ディーゼルのみ、頻繁に再生していないか)
- ✅ リコール対応履歴(未対応のリコールがないか)
- ✅ 修理履歴(大きな故障や事故がないか)
整備記録簿がない車両は、避けるべきです。
💡 チェック2:DPF再生履歴をチェック
ディーゼルモデル(XD)を購入する場合は、DPF再生履歴を必ず確認してください。
DPF再生が頻繁に行われている車両は、短距離走行が多かった可能性があります。
DPF再生が頻繁な車両は、DPF詰まりのリスクが高いため、避けた方が良いでしょう。
- ✅ DPF再生頻度:500km~800kmごとが正常
- ⚠️ DPF再生頻度が高い:300km~500kmごとは要注意
- ❌ DPF再生失敗履歴:複数回ある場合は購入を避ける
💡 チェック3:センサー類の動作確認
CX-8には、先進安全装備(i-ACTIVSENSE)が搭載されていますが、センサー類の動作確認を必ず行ってください。
試乗時に、以下の機能が正常に動作するか確認しましょう。
- ✅ レーンキープアシスト(車線維持支援)
- ✅ アダプティブクルーズコントロール(自動速度調整)
- ✅ 衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)
- ✅ バックカメラ(映像の乱れがないか)
- ✅ 警告灯(センサー警告灯が点灯していないか)
センサー類の修理費用は高額(5万~15万円)なので、購入前に必ず確認してください。
💡 チェック4:エンジンオイルの状態確認
中古車購入時は、エンジンオイルの状態を確認してください。
特にディーゼルモデルは、オイルが汚れやすいため、注意が必要です。
- ✅ オイル量:適正範囲内にあるか
- ✅ オイルの色:真っ黒すぎる場合は要注意(交換していない可能性)
- ✅ オイルの匂い:焦げた匂いがする場合は要注意
- ✅ オイル交換履歴:定期的に交換されているか
オイルの状態が悪い車両は、エンジン内部が汚れている可能性があります。
💡 チェック5:保証内容を比較する
中古車を購入する際は、保証内容を必ず比較してください。
販売店によって、保証内容が大きく異なります。
📊 中古車購入時のチェックリスト
| チェック項目 | 確認方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| 📋 整備記録簿 | 定期点検、オイル交換の履歴を確認 | 記録簿がない車両は避ける |
| 🔧 DPF再生履歴 | ディーラーで履歴を確認(ディーゼルのみ) | 再生頻度が高い車両は要注意 |
| 📸 センサー類 | 試乗時に全ての運転支援機能を確認 | 警告灯点灯は修理費用高額 |
| 🔧 エンジンオイル | オイルレベルゲージで量と色を確認 | 真っ黒すぎるオイルは要注意 |
| 🛡️ 保証内容 | 保証期間、保証範囲、免責事項を確認 | 保証なしは避ける |
| 🚗 走行距離 | 年式と走行距離のバランスを確認 | 年間1万km以下は短距離走行の可能性 |
| 📝 リコール対応 | 国土交通省のリコールサイトで確認 | 未対応リコールは購入前に対応 |
| 🔍 修復歴 | 修復歴の有無を確認 | 修復歴ありは避けるべき |
📊 CX-5との故障率比較
✅ CX-5とCX-8の違い
CX-5とCX-8は、同じプラットフォームを使用していますが、いくつかの違いがあります。
最大の違いは、乗車定員です。
- 🚗 CX-5:2列シート5人乗り
- 🚗 CX-8:3列シート7人乗り(6人乗りもあり)
エンジンは、両方とも2.2L SKYACTIV-Dディーゼルターボを搭載しています。
📊 CX-5とCX-8の基本スペック比較
| 項目 | CX-5 | CX-8 |
|---|---|---|
| 🚗 サイズ | 全長4,575mm、全幅1,845mm、全高1,690mm | 全長4,900mm、全幅1,840mm、全高1,730mm |
| 🔧 エンジン | 2.2L SKYACTIV-Dディーゼルターボ、2.5Lガソリン | 2.2L SKYACTIV-Dディーゼルターボ、2.5Lガソリン、2.5Lターボ |
| 👨👩👧👦 乗車定員 | 5人乗り(2列シート) | 7人乗り(3列シート、6人乗りもあり) |
| 💰 新車価格 | 約280万~430万円 | 約300万~550万円 |
| 📊 故障率 | 中程度(CX-8と同等) | 中程度 |
🤔 CX-5とCX-8、どちらがおすすめ?
CX-5とCX-8のどちらを選ぶかは、使用目的によります。
- ✅ 5人家族以下で、3列目シートが不要な方はCX-5
- ✅ 6人以上で、3列目シートが必要な方はCX-8
- ✅ 価格重視の方はCX-5(CX-8より20万~50万円安い)
- ✅ 広い室内空間を求める方はCX-8
故障率はほぼ同じなので、使用目的で選ぶことをおすすめします。
🛡️ CX-8の故障を防ぐ5つの方法
✅ 方法1:定期的なメンテナンスを徹底
CX-8の故障を防ぐには、定期的なメンテナンスが最も重要です。
- ✅ オイル交換:ディーゼルは年2回、ガソリンは年1回
- ✅ 12ヶ月点検:毎年必ず実施
- ✅ 24ヶ月点検(車検):2年ごとに実施
- ✅ エアコンフィルター交換:年1回
- ✅ ブレーキパッド点検:車検時に確認
✅ 方法2:短距離走行を避ける
💡 学んだこと:長距離走行が多い方には、ディーゼルモデルが最適です。
❓ よくある質問(FAQ)5問
Q1:CX-8は本当に故障が多いのですか?
A1:いいえ、適切なメンテナンスを行えば、故障は少ないです。
CX-8の故障率は、マツダの平均レベルで、国産車の中では中程度です。
特にディーゼルモデル(XD)は、DPF詰まりのリスクがありますが、週1回以上の長距離走行を心がければ、大きな問題はありません。
ガソリンモデル(25S、25T)は、ディーゼルよりも故障リスクが低いです。
💡 ポイント:「故障が多い」というのは、短距離走行を繰り返した場合の話です。
Q2:ディーゼルとガソリン、どちらが故障しにくいですか?
A2:ガソリンモデルの方が故障リスクは低いです。
理由は、ガソリンモデルにはDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)がないためです。
ディーゼルモデルのDPF詰まりは、修理費用が6万~30万円と高額になる可能性があります。
短距離走行が多い方は、ガソリンモデルを選ぶことをおすすめします。
📊 ディーゼルとガソリンの比較
| 項目 | ディーゼル(XD) | ガソリン(25S、25T) |
|---|---|---|
| ⚠️ 故障リスク | 中~高(DPF詰まり) | 低~中 |
| 💰 修理費用 | 高い(DPF交換15万~30万円) | 低い |
| 🚗 適した走行 | 長距離走行(週1回以上、20km以上) | 短距離・長距離どちらもOK |
| ⛽ 燃費 | 15.4~15.8km/L(WLTCモード) | 12.2~12.4km/L(WLTCモード) |
| 💪 トルク | 力強い(450N・m) | やや弱い(252N・m) |
Q3:CX-8の中古車を買っても大丈夫ですか?
A3:はい、ただし以下の点を確認してください。
- ✅ 整備記録簿がある(定期点検、オイル交換の履歴)
- ✅ 年式は2019年11月以降(中期型以降がおすすめ)
- ✅ 走行距離は5万km未満(年式とのバランスを確認)
- ✅ 保証が付いている(最低6ヶ月以上)
- ✅ センサー類の動作確認(試乗時に全て確認)
- ✅ DPF再生履歴をチェック(ディーゼルのみ)
これらの条件を満たしていれば、中古車でも安心して購入できます。
💡 ポイント:前期型(2017年12月~2019年10月)は、初期不具合が多いため避けた方が良いでしょう。
Q4:DPF詰まりはどうすれば防げますか?
A4:以下の方法でDPF詰まりを防げます。
- ✅ 週1回以上、20km以上走行する
- ✅ 高速道路を定期的に走行(60km/h以上で10分~20分)
- ✅ 短距離走行(5km未満)を毎日繰り返さない
- ✅ アイドリング時間を短くする
- ✅ DPF再生中はエンジンを停止しない
- ✅ 定期的なエンジン洗浄(カーボンクリーニング)を行う
これらを守れば、DPF詰まりのリスクは大幅に低減できます。
💡 ポイント:DPF再生中は、メーター内に「DPF再生中」と表示されます。この間はエンジンを停止しないでください。
Q5:CX-8の修理費用は高いですか?
A5:故障箇所によります。
一般的なメンテナンス費用(オイル交換、タイヤ交換等)は、他の国産SUVと同程度です。
しかし、以下のような故障は高額になります。
- ❌ DPF交換:15万~30万円(ディーゼルのみ)
- ❌ エアコンコンプレッサー交換:10万~20万円
- ❌ ターボチャージャー交換:20万~40万円
- ❌ センサー類交換:5万~15万円
これらの故障を避けるためには、定期的なメンテナンスが重要です。
💡 ポイント:中古車購入時は、保証内容を必ず確認しましょう。
【関連記事】
- 中古車購入完全ガイド|失敗しない選び方と7つのチェックポイント
- マツダ デミオは「やばい」のか?実際のオーナー50人が語る真実と故障率データ
- アクア 中古バッテリー交換時期はいつ?実際のオーナー50人が語る真実と交換費用データ
- パッソの中古は「やめとけ」なのか?実際のオーナーが語る真実と安全な選び方
- CX-5ディーゼルは10万キロ超えても大丈夫?実際のオーナーが語る真実と中古車選びの注意点
- ゴルフヴァリアント 中古なぜ安い?失敗しない購入ガイド
- Z33が安い理由7選と今後の価格動向【2025年最新版】
- Z32が安かった理由7選と今後の価格動向【2025年最新版】
📝 まとめ
CX-8は、「故障が多い」と言われることがありますが、それはディーゼル車の特性を理解せずに短距離走行を繰り返した結果です。
✅ CX-8の故障事例まとめ
- ❌ DPF詰まり(ディーゼル特有、修理費用6万~30万円)
- ❌ センサー類の不具合(修理費用5万~15万円)
- ❌ エアコンの故障(修理費用10万~20万円)
- ❌ オルタネーターの故障(修理費用5万~10万円)
- ❌ ラジエーターからの水漏れ(修理費用3万~8万円)
- ❌ セルモーターの劣化(修理費用5万~8万円)
- ❌ ドアミラーの故障(修理費用2万~5万円)
✅ 後悔しない購入のポイント
- ✅ 短距離走行が多い方は、ガソリンモデルを選ぶ
- ✅ 長距離走行が多い方は、ディーゼルモデルがおすすめ
- ✅ 中古車は、2019年11月以降(中期型以降)を選ぶ
- ✅ 整備記録簿を必ず確認する
- ✅ センサー類の動作確認を徹底する
- ✅ 保証内容を比較する(最低6ヶ月以上)
- ✅ 定期的なメンテナンスを怠らない
- ✅ 週1回以上、20km以上走行する(ディーゼルのみ)
CX-8は、適切なメンテナンスを行えば、長く乗れる良い車です。
特にディーゼルモデルは、力強い走りと経済性を両立した魅力的な選択肢です。
しかし、短距離走行が多い方には不向きなので、その点は注意が必要です。
✨ 最後に
CX-8は、マツダの3列シートSUVとして、多くのファミリーに支持されてきた車です。
2023年に生産終了となりましたが、中古車市場では依然として人気があります。
私自身、3年間CX-8を所有していましたが、故障に関しては可もなく不可もなくという印象です。
ディーゼル車の特性を理解し、適切なメンテナンスを行えば、大きな故障のリスクは低いです。
CX-8の購入を検討している方は、以下のポイントを再確認してください。
✅ 最終チェックリスト
- ✅ 自分の走行パターンを確認(短距離が多いか、長距離が多いか)
- ✅ ディーゼルとガソリンを比較(走行パターンに合う方を選ぶ)
- ✅ 中古車は中期型以降を選ぶ(2019年11月以降)
- ✅ 整備記録簿を必ず確認(定期点検、オイル交換の履歴)
- ✅ センサー類の動作確認を徹底(試乗時に全て確認)
- ✅ 保証内容を比較(保証期間、保証範囲)
- ✅ リコール対応を確認(未対応リコールがないか)
- ✅ 定期的なメンテナンスを計画(年間10万~15万円を予算化)
あなたにとって最高の選択ができることを願っています。
マツダCX-8との素晴らしいカーライフを楽しんでください。
🔗 【参考リンク】
