てんちむさんが『ADHDが酷すぎて病院行ったら色々発覚したんですが』と題する動画を公開しました。
この動画では、てんちむさんが自身の病気やメンタルについて詳細に語ります。
てんちむさんが患うADHDとうつ病。
てんちむさんは、SNS上で躁うつやADHDに悩む人を多く目にし、そうした病気に悩む人の力になれればとの思いで、この動画の撮影を決めたと語っています。
彼女はメンタルの病気は完治するよりも「一生付き合っていくもの」であると認識しています。
中学時代には家庭裁判所から保護観察の通達を受け、週に1~2回カウンセラーと面談を行っていました。
カウンセラーの指示で病院を受診したところ、うつ病が発覚しました。
当時の彼女は「ただの反抗期だと思っていた」「えっ、うつなのこれが」と、自身がうつ病と気づけなかったと振り返っています。
症状は時期によって様々だとしつつ、彼女は「自分が暴れちゃう」「破壊衝動とか自殺願望」が湧いてくることを語っています。
中学生の頃、彼女はベッドから起き上がれなくなることもあり、友人や母親は彼女が生きているか確認していたそうです。
また、彼女が18歳の頃、ギャルモデルをしていた時にもうつ病の波が押し寄せました。
撮影中、彼女は目を開けることができないほどの眠気に襲われ、スタッフに「3・2・1」と合図を出してもらい、シャッターを切る一瞬だけ頑張って目を開けたこともあるそうです。
視聴者からADHDを指摘された、てんちむ。
てんちむさんは、年齢を重ねるごとにADHDの症状が悪化していることを認識しています。
YouTube活動を始めてからは、視聴者からADHDを疑われるようになり、病院でADHDの診断を受けることとなりました。
当初は私生活には支障はないと考えていたものの、海外での活動が増えると、ワクチンパスポートや高級ブランドの服をなくしたり、仕事で使うパソコンを紛失したりと、物忘れが激しくなりました。
これを受けててんちむさんは、医師に薬の服用について相談しました。
医師はてんちむさんの動画をよく見ていたようで、ADHDは薬で抑えることもできるが、同時に1つの「個性」とも捉えられると説明しました。
そのため、薬の服用が必ずしも正しい選択とは限らないとも述べています。
てんちむさんは、医師の言葉によって自分自身を肯定し始め、考え方が大きく変わったと振り返っています。
(ADHDの)自分を肯定し始めることができたっていうか、自分の中で考えが変わったとのこと。
『ストレスがたまるから薬を飲もうと思っていたけど、「天才って何か欠けてる」と言われるし!?普通じゃないことがコンプレックスだったけど、今は逆に(薬を飲んで)普通になることが怖い』
と語られています。
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ADHDが年齢と共に悪化していると告白するてんちむさん。
年齢を重ねるにつれて、てんちむさんのADHDの症状は悪化していることが明らかとなりました。
彼女の経験は、ADHDがどれほど深刻なものであるかを示しています。
ADHDは一般的に子供や若者の年に発症するとされていますが、てんちむさんのように大人になってからも症状が進行するケースもあります。
ADHDは注意力や集中力の欠如、衝動性、多動性などの症状を特徴としており、これらが日常生活や仕事に悪影響を及ぼすことがあります。
てんちむもADHDによって物忘れやミスが増え、生活や仕事に支障をきたしていました。
しかし、彼女は医師からのアドバイスを受けて、ADHDを単なる弱点や欠点ではなく、自身の個性として受け入れることができるようになったとのこと。
彼女は動画の最後で、同じ病気を抱える人々に向けて、うつ病や物忘れなどが起こることは「それも自分」であると受け入れ、自分自身を大切にするように訴えました。
てんちむの明るい話し方や勇気あるメッセージは、多くの人々に勇気を与え、理解を得ることにつながっています。
コメント欄には、「こうやって有名人が明るく話してくれると、一般の人々からもより理解されやすくなるので本当にありがたいです」
「てんちむさんのような有名人が情報を発信してくれると、とても勇気づけられます。応援しています!」
など、てんちむのメッセージに感動し、励まされたという声が多く寄せられています。
てんちむの率直な告白とメンタルヘルスへの取り組みは、多くの人々に希望と勇気を与えるものとなりました。
彼女の経験を通じて、ADHDやメンタルヘルスについての理解が深まり、社会全体での支援や対策が進んでいくことを願うばかりです。