『美味しんぼ』は飛沢周一が登場した頃から読まなくなってしまったという話。

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美味しんぼ 鼻血

美味しそうな料理をテーマをメインに、傲慢な料理人をバッサバッサ切り捨てるストーリーが持ち味だった人気料理漫画『美味しんぼ』ですが、主人公である山岡士郎の部下の飛沢周一が登場した頃から、読むのを止めました。

福島の件で『美味しんぼ』がエラく槍玉にあげられていますね。わたしもチラッと問題話を読んだのですが、コレはヤバイな…と率直に思いました。

わたしは『美味しんぼ』は途中までは、全部読んでいたと思います。

勧善懲悪ネタを盛り込んだ話から徐々に社会問題も扱い始めて、それ以降、読まなくまりました。

まず、古き良き『美味しんぼ』はどういう漫画だったのかという事を簡単に説明してみます。

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キャラが違う!初期の山岡士郎は傲慢で粗暴!

初期の『美味しんぼ』の特徴は、なんといっても主人公の山岡士郎のキャラが現在とはまったく違う事でしょうね。

無愛想でギャンブル狂…無精ひげを生やして人を寄せ付けない雰囲気を漂わせていました。遅刻無断欠勤は当たり前、勤務中でも酒を飲むし、競馬新聞片手に外をウロウロ…。

東西新聞史上、最悪の不良社員とレッテルを貼られています。

気に入らない事があれば、怒鳴り散らすし、よくもまあ、こんな人が一流新聞社に入社出来たのか?漫画ですけれども気になって仕方がありませんでした。

握った寿司をCTスキャンに!

寿司 CTスキャン

ただ、料理に関する知識と舌の確かさは現在とも変わってはいません。

ただ、その特技は、傍若無人な料理人や評論家に対して、重箱の隅をつつくようなイヤラシイスキルとして発揮されていました。

銀座で寿司屋を経営する傲慢な寿司職人が栗田ゆうこさんに対して  『お嬢ちゃんにはうちの寿司を食うのはまだ早い。スーパーの寿司で十分じゃなえのか?

こんな寿司職人が本当にいるの?と思ってしまいますが、まあ漫画ですのでしょうがないでしょう。さて、侮辱された栗田さんに対して山岡士郎は?

『確かにおやじの言う通り、スーパーの寿司で十分。こんな店の寿司なんかよりも、よっぽど美味いからな

と強烈な皮肉で寿司屋の職人を罵倒!包丁を持って飛び出してくる寿司職人!富井副部長、谷村部長の仲裁!

こんな刃傷沙汰に発展しかねない状況の後、後日、本物の寿司を教えてやる!と山岡士郎は寿司職人を挑発します。

そして、山岡士郎はその寿司屋の料理人を伝説の寿司職人と勝負させたり、握らせた寿司をなんとCTスキャンに掛けたり手の込んだマネをしでかします。

その結果を元に何故、その寿司がマズいのか?理屈と科学的根拠を突き付けます。

そして決めゼリフ!『傲り高ぶった心で握った寿司はガチガチで美味くねえッ!てめえの寿司がそれなんだよ!

スカッ!とするベッタベタな勧善懲悪な展開です!ただ、山岡士郎にこてんぱんにされた寿司職人の捨て台詞もなかなかです。

そんな事をわざわざ俺に言う為に、今日一日、色んなとこに連れまわして挙句、こんな大学来させたのかよ…

この言葉には強面の山岡士郎も、ちょっと面喰ったのか『いや、ただそれが俺が言いたかっただけで…と言葉を濁します。

このように自分本位ですが、傲慢なヤツはたとえ親(海原雄山)でも絶対に許さない!

という自分を完全に棚に上げた持論を展開していきますが、持ち前の料理に関する知識と舌で料理人や評論家をやり込める勧善懲悪な展開が、初期の美味しんぼの特徴でした。

丸くなった山岡士郎と激化する海原雄山との料理対決!

海原雄山 激昂

『美味しんぼ』の中期はちょっと初期と展開が変わります。まず、山岡士郎のキャラが極端に変わります。

一言でいうと、かなり丸くなります。そして、徐々に東西新聞でのいじられキャラにまで変化しちゃうんですね。

理不尽な女性社員と上司から、パワハラに近い接し方をされるようになっていきます。

そして、勧善懲悪な展開は鳴りを潜め、父親である海原雄山との料理対決がメインテーマになっていきます。

初期と展開は変わりましたが、中期もなかなか面白いです。言い忘れましたが、海原雄山も初期とキャラが変化していて、傲慢な老人から泰然自若な人格者に変わっています。

また、山岡士郎と栗田ゆう子のラブストーリーも展開されて、単なる料理漫画の域を越えた深い話も出てくるようになります。

特に、山岡士郎と栗田ゆう子が結婚する間際、山岡士郎と父親の海原雄山との決別が決定的になった、山岡の母親の死に関する話は『美味しんぼ』のハイライトでしょうね。

海原雄山の過去と母親の死に対する真相を知った山岡士郎の心情は、非常に共感できます。

※上記の話は下記の巻に収録されています。この話だけでも、2時間枠でかなり視聴率が取れると思うですが…

このように中期までの『美味しんぼ』はわたしは好きでした。話が料理だけに留まらず、人の生き方や苦悩を描いていて、それが共感出来たから、欠かさずに読んでいました。

政治や社会問題を扱う形に徐々にシフト…鼻血はマズイ…

美味しんぼ 鼻血

飛沢周一が登場する頃から徐々に話の展開が、現在の社会問題を扱う流れになってきて、面白くなくなったんですよね…。

ただ、飛沢周一があまり関係はないんですけどね…

今までの人間の心情をテーマにしたテーマが鳴りを潜めて、社会問題について掘り下げて、原作者の雁屋哲さんの持論を展開するような漫画になってしまったようです。

この原作者の雁屋哲さんは、結構、アグレッシブな考えを持っているようで、傾向は『美味しんぼ』の初期、中期にも度々、表れていました。

サントリーのドライビールに対する非難、化学調味料に対する非難、日米の米輸入論争、などなど、現在で展開していたら、また話題になったと思うちょっと偏ったテーマの話もあったんです。

ですが、あの鼻血に関するくだりはマズイですよね…。ちょっと誇張しすぎてしまったのではないかとも思います。

そして『美味しんぼ』は今後、キチンと連載出来るのでしょうか?

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