香川真司のプレースタイルについて!安定した評価が受けられなかった理由とは?

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香川真司

『香川真司のプレースタイルの特長は、パスに対するファーストタッチがもの凄く上手いところです!』

香川真司がスペイン2部のレアル・サラゴサに移籍しました。香川真司も30歳になり、そろそろ選手としてのピークは過ぎた感はあります。

色々と悪い状況が重なり、悪評を囁かれるようになりましたが、サッカープレイヤーとしては、間違いなくトップレベルのクラブでレギュラーを獲得できる実力は持っている筈です。

さて、今回はそんな香川選手のプレースタイル、特徴などを公開してみます。

香川真司の圧巻させられる技術はトラップ後のボールの置き方!

香川真司の最も優れた技術はトラップです。

全盛時の香川真司はボールを受けるときのトラップが巧みで、激しいマークを受けても簡単にボールを奪われなかったことが印象に残っています。

ボルシア・ドルトムントで絶頂期の香川真司は、ペナルティエリア付近でトラップしたボールを絶妙な位置に置き、相手を寄せ付けずにゴールを量産していました。

この一連の動きだけは、本当に香川選手は世界でトップクラスだった思います。

ペナルティーエリア付近での絶妙なトラップからのドリブル、もしくはワンツーパスで相手の最終ラインを突破して、ゴールを量産していたのが印象的でした。

ドルトムント時代にMFながら、シーズン最多で13得点も獲得しています。

この一連の活躍で2011-2012シーズンは後一歩で、ブンデスリーグのMVPに選出されるところでした。(香川選手は次点で、MVPは同チームのレヴァドンフスキ選手)

ロッベン、リベリー、シュバインシュタイガー選手など名だたる選手が在籍するバイエルン・ミュンヘンを抑えての選出でした。

当時の香川選手はブンデスリーグに所属する全チームに脅威を与えた素晴らしい選手だったんです。

それは、あの名門バイエルン・ミュンヘンも例外ではなく、香川真司にゴールを許し、重要な場面で彼に試合を決められたことが何度もありました。

当時、マンチェスターユナイテッドを率いていた、アレックス・ファーガソン監督はスポンサー枠ではなく、本気で実力を評価した上で香川真司選手を獲得した筈です。

それだけ、香川選手のドルトムント時代に築いた実績は驚異的でした。

セレッソ大阪から育成枠という形で、移籍金1億円にも満たない選手が、たった2年間でブンデスリーグを代表する選手までに昇り積めた功績は凄まじい話です。

香川真司選手の短所は好不調の波が激しいこと…

素晴らしい実力を持ちながら、キャリアを通してイマイチ、安定した評価が香川真司は得られませんでした。

不調の時の香川真司は全然、ボールに絡めず、存在感が薄くなることがしばしばありました。

考え過ぎる性格が災いしているのか?上手くいかないと色々と焦りでして、空回りするタイプの人の様にみえます。

移籍したマンチェスターユナイテッドで満足した結果を出せなかったのは、この性格にも由来しているような気がします。

運が悪いことに香川真司をマンチェスターユナイテッドに連れてきたファーガソン監督は、彼が移籍して1年目の翌年に引退。

後任のモイーズ監督は、時代遅れの典型的なイングランド式キック&ラッシュの戦術の信奉者でした。

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古臭いキック&ラッシュを脱却する為にマンチェスターユナイテッド連れて来られた香川真司が、それを肯定するデイヴィッド・モイーズが就任することで彼のキャリアに影を落としました。

イングランド式キック&ラッシュという戦術は、個人技と体格がモノをいう単調な攻撃方法です。

守備は自陣深くに引きこもり、攻撃サイドの選手からのセンタリング、もしくは後方からのロングボールが中心という単純明快な戦術です。

仮にセンタリングが跳ね返されても、こぼれ球をミドルシュートでゴールに押し込むという事を基本としています。

この戦術は強力なウインガーとセンターフォワードがチームに存在すれば、非常に効果を発揮します。

加えて、センターハーフにミドルシュートが上手い選手が要れば完璧ですね。

マンチェスターユナイテッドには、戦術理解度は著しく低いですが、ヤング、バレンシアというサイドのドリブル突破が優れた選手は揃っていました。

センターフォワードにはファン・ペルシー、ルーニーという強力なフォワードが在籍していたので、モイーズは迷わずにこの戦術を重宝しました。

一方、香川選手は攻撃面でサイドをドリブルで切り崩せる選手でもなく、体格に優れたセンターフォワードでもありません。更にミドルシュートも得意ではありません。

また、独力ではなく、連携して相手を崩す事を得意としているので、このキック&ラッシュの戦術にはまるでフィットしない選手でした。

結果、モイーズ監督就任後、香川選手は干されていきます。

サッカープレイヤーとしての技術は超一流!

香川真司は戦術によって左右される使い勝手は悪い選手ですが、サッカープレイヤーとしての技術は超一流です。

日本代表の試合をご覧になっていた方はお分かりになるかと思うんですけど、香川選手の浮き球のトラップなどの些細なプレーだけで、他の選手とは「モノが違う」と理解出来ると思います。

モイーズは当初は、香川真司の出場機会を作りませんでしたが、得意のキックアンドラッシュが通用しなくなると、彼の出場機会が徐々に増やしました。

これは、香川真司が得点力だけでなく、高い技術力をベースにしたボールキープとプレーメイクも持ち合わせている選手だという事に気が付いたからだと思います。

モイーズ監督率いるマンチェスターユナイテッドは、シーズンが進むにつれ調子を落し、敗戦を重ねていきました。

理由はチームの要であるファン・ペルシー選手の故障。古臭いキック&ラッシュの戦術は上位チームには通用しなかった事が原因です。

さすがにモイーズ監督も戦い方に変化を付けなければ下位チームにも勝てないと気づいたのか、徐々に香川真司を起用し始めます。

結果、チームの調子は上がるんですけど、香川選手の評価がイングランド人からは上がる事はなかったと思います。

イングランド&スコットランド人はどうも、猪突猛進にサッカーを行う選手を好み、良い選手と思う傾向があるようです。

何故、シュートを打たない?」「何でそこでドリブルで勝負しない?」「ドルトムント時代がピークで香川は期待外れだった

報われないですね…彼はチームのバランスを考えて、無難なプレーをしていたのに、それが全く評価されていないようでした。

サッカープレイヤーとしてバランス感覚に優れているから、チームの黒子となるようなプレーもできるんですけど、これがイングランド人には受けなかった模様です。

同僚だったマリオ・ゲッツェよりも、劣ってはいない香川真司!

ボルシア・ドルトムント時代に同僚だった、ドイツ代表のマリオ・ゲッツェと香川真司はポジションも重なるので、よく比較されます。

そして、その実力差は実績ほど開いてはいません。マリオ・ゲッツェは、ブンデスリーグのバイエルン・ミュンヘンに移籍し、ドイツ代表でも活躍しています。

ゲッツェの評価は彼自身のプレーだけでなく、ドイツ代表、バイエルン・ミュンヘンというチームに所属する背景があっての事です。

仮に香川真司が同じ立場であったならば、ゲッツェと勝るとも劣らない評価を受けていた筈です。

その証拠に現在は多分、世界最強クラブかもしれない、バイエルン・ミュンヘンとの試合でも、香川真司は決定的な仕事をしています。

たられば話ですが、2シーズン前のチャンピオンズリーグの決勝で、香川真司がマンチェスターユナイテッドに移籍していなかったら、ドルトムントは優勝していたかもしれません。

以上の様に、香川真司はメンタル的には欠点を抱えていますが、サッカー選手としては世界最高レベルの選手です。

復帰したドルトムントでは、チームの事情で以前の様なセカンドストライカーではなく、チームの為にバイプレイヤーを務めています。

ただ、バイプレイヤーとしても一流の活躍をしているので、今後も楽しみですね。

サッカー
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