宇佐美貴史のドリブルの特徴について。

2019年7月1日

ガンバ大阪の宇佐美貴史は、海外の選手相手にドリブルで勝負出来る選手であると思います。

香川真司、岡崎慎司、本田圭佑など、海外で成功した攻撃の選手達ですが、彼らはドリブルで海外の選手相手に勝負出来る選手ではないでしょう。

キープをするドリブルは出来ますが、相手を抜き去るドリブルは得意ではない筈。

宇佐美貴史はこれという日本代表での実績は残していないが、間違いなくドリブルという個人技を海外クラブで強みに出せる選手であると思われます。

海外再移籍は失敗したかもしれませんが、ドリブルスキルは日本人離れしているのは間違いありません。

関連記事:宇佐美貴史の海外移籍は失敗だったのか?低迷する天才の今後は?

今回は宇佐美貴史が繰り出す、ドリブルの特徴について公開してみます。

実は、殆どの場面で利き足しか使っていないドリブル。

宇佐美貴史はサッカー選手としてテクニックが高いと認識されていますが、ドリブル時は殆ど利き足である右足しか使っていません。

ドリブルの加速も、ボールタッチも殆どは右足です。

左足でのボールタッチは苦手ではない様ですが、態勢を保つ程度で、左足を宇佐美貴史は使いません。

ドリブルの切り返し、細かいボールタッチを披露していますが、それは右足アウトサイドの使い方が上手いので両足で巧みに相手をかわしている様に見えるのです。

バランスよく両足を使うのではなく、利き足に偏っているのは、何か宇佐美貴史の性格を反映しているみたいで面白ですね。

意外にも当たり負けせず、体幹筋が強いと思われるドリブル。

宇佐美貴史はテクニックがあるイメージから、線が細く、競り合いなどに弱そうに見えます。

ところが、以外にも宇佐美貴史は体幹筋が強いんです。

ドリブル時に複数人からのプレッシャーを掛けられても、バランスを殆ど崩しません。

宇佐美貴史のドリブルが際立つのは、高いテクニックにフィジカルの強さが上乗せられているからです。

スピードはそれほど速い訳ではないですが、緩急を上手く利用して相手をかわす技術が宇佐美貴史は秀でています。

海外の選手をドリブルで勝負するには、テクニック以外にフィジカルの強さも必須です。

もし、ドリブルにフィジカルの強さが要求されないのであれば、フットサルでプレーする選手が、何人も高給を獲得出来るプロサッカー選手としてデビューしているでしょう。

同じ天才といわれた柿谷曜一朗もボールテクニックは高い様であるが、彼には宇佐美貴史ほどの競り合いに対する強さがありません。

柿谷曜一朗がバーゼルで不遇の時を過ごしているのは、その辺りも関係があると思われます。

関連記事:柿谷曜一朗は何故?バーゼルで通用しなかったのか?

前傾姿勢から巧みに使う、宇佐美貴史のドリブルフェイント。

宇佐美貴史のドリブルが厄介なのは、利き足しか殆ど使わないのに、上半身の使い方が上手くてボールを奪うタイミングが掴めないのです。

彼と相対する選手は右足に注意を払えばいいので、ボールを奪うタイミングが掴み易い様に見えるのですが、実際はそう簡単にはいきません。

右足に注意を払い間合いを図ったとしても、急に宇佐美貴史は前傾姿勢になり、ドリブルを加速する態勢を見せたりします。

ただ、それは彼のドリブルフェイントであり、下手に足元に飛び込めば、フェイントではなく本当に加速するので迂闊には間合いに入る事は出来ません。

更に上体を前へ倒した前傾姿勢から、右足のインサイド、アウトサイドを細かく用いて、ドリブルコースを切り替えてきます。

この一連の動きで相対する選手は重心の逆を突かれて、宇佐美貴史にドリブルで抜かれてしまうのです。

下手に飛び込むことが出来ない上、ひたすら相手の重心を崩すドリブルを行ってくるので、宇佐美貴史のドリブルを止める事は相当に苦労すると思われます。

普通、ドリブルは前傾姿勢はダメと言われているのですが、不思議なものです。

そして彼のもう一つの脅威なのですが、シュートモーションがものすごく速いです。

膝下の振りだけで、強力なシュートをペナルティエリア外からいきなり打ってくるので、止める側としては本当に厄介なのが宇佐美貴史です。

日本人離れしたシュート力と変則的なドリブル。宇佐美貴史のサッカー選手としての怖さはこのあたりにあると思います。

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