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空飛ぶタイヤが映画化決定!あらすじ・実話との違いを簡単に紹介します!

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池井戸潤さん原作の映画『空飛ぶタイヤ』が2018年6月18に公開されます。

『空飛ぶタイヤ』は以前、テレビドラマでも放送されていましたね。

こちらは仲村トオルさんが主演で、見ごたえがあるドラマに仕上がっていました。

正直、演技はあまり上手いとは言えない仲村トオルさんですが、迫力があり熱演が伝わってきました。

映画版ではTOKIOの長瀬智也さんが主演です。長瀬智也さんはドラマ『東京ウエストゲートパーク』以来、個人的にファンなので期待しています!

さて、『空飛ぶタイヤ』は他の池井戸潤さんの作品と違い、テーマである事件に死傷者が出てしまうという悲惨な作品です。

内容もちょっと重めですが、それはこの作品が現実に起こった話をモデルにしているからかもしれません。

今回は映画『空飛ぶタイヤ』の背景について紹介してみたいと思います。

空飛ぶタイヤは実話?違いはあるのでしょうか?

結論から言うと、空飛ぶタイヤの話が実話に近いものがあります。

この話のモデルは三菱自動車のリコール隠し事件が元になっています。

三菱自動車は車に欠陥があるのを知りながらそれを公表せずに隠していました。

この欠陥が発覚したのは内部告発からです。しかも現実の話は、2回も欠陥を隠していました。

※ここでいうリコールとは、自動車に構造的欠陥が発見された場合は、メーカー側はその事実をすみやかに公表し、該当する自動車をすべて無料で交換、もしくは修理する制度のことです。

三菱自動車は経済的損失と社会史的信用の低下を恐れリコールを隠してしまいました。

ドラマでは数年間の間に起こったリコール隠蔽事件だったのですが、現実では『23年間にもわたり』隠蔽されてきた話だったんです。

自動車の欠陥により事故が発生したのは、現実でもドラマでも一緒です。

ただ、ドラマの場合は被害者が一人だったのに対し、現実では様々な被害が起こったとされています。

映画『空飛ぶタイヤ』は、上述した通り、三菱自動車のリコール事件を元にしたドラマです。

多少、現実の話とは違うところがありますが、大まかな流れはほとんど同じです。

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空飛ぶタイヤは三菱自動車のリコールの話とは?

少し、三菱自動車のリコール事件について詳しく書いていきたいと思います。

三菱自動車は、1977年から23年間にわたり自社が扱う車両の欠陥を把握していながら、それを隠蔽してきました。

自動車メーカーの責任として、自社が扱う車両の欠陥を博した場合、国土交通省に速やかに届け出さなければなりません。

それを社会的信用と経済的損失を恐れるがあまり、会社ぐるみで隠蔽してしまったというのが事件の本質です。

その車の中には、TBSで放送していた「東京フレンドパーク」でよく登場していた車、あの有名なパジェロも含まれていました。

その後、この事件は内部告発により世間に発覚し、最初は当時の社長が引責辞任するという形で終結。

ただ、この事件の調査期間が過去2年間だけという期間に限定された為、全貌は明らかになりませんでした。

その後、三菱自動車のトラックバス部門である「三菱ふそう」にもトラックの欠陥が発見され、三菱自動車は2度目のリコール隠しが発覚。

今回は、辞任した前社長を含む上層部の経営陣が逮捕起訴されるという事態に。

この事件の結果、三菱自動車の社会的信用は著しく低下し、廃業の危機にまで追い込まれました。

参考記事: 三菱自動車の不祥事は、池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」を読むとよく理解できる

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映画『空飛ぶタイヤ』のあらすじや見所は?

映画『空飛ぶタイヤ』の話は、上述した三菱自動車による車両欠陥のリコール隠蔽事件が元になっています。

本作品では「ホープ自動車」という大手企業が三菱自動車のモデルとなっています。

物語の発端は、ある運送会社のトラックのタイヤが運転中に外れて、1人の若い女性にぶつかり死亡させてしまうという事故から始まります。

トラックを販売しているホープ自動車が事故調査をした結果、この事故はトラックを使用していた運送会社である「赤松運送」の整備不良が原因だと結論付けました。

事故により死傷者を出してしまった赤松運送はたちまち経営難に陥り、社会的信用も失った上、警察から執拗に取り調べを受けることになります。

赤松運送の社長である赤松徳郎は事故原因は整備不良ではなく、トラックの構造に欠陥があったのではないか?と疑い始めます。

真実を求めて赤松徳郎は奔走し、自社や社員の無実を信じて、大手企業であるホープ自動車を相手に戦いを挑みます。

この作品の序盤は、とにかく見るのがきついです!

赤松徳郎は取引先からは仕事を断られ、人殺しと被害者家族に罵られ、警察にも言われなき罪で執拗に問い詰められます。

これでもか!という程に四方八方から、赤松運送、赤松徳郎と社員、そして家族が容赦なく追い込まれていくのです…

赤松運送と社員、そして家族を救う為に、赤松徳郎は体を壊しながらも証拠と真相を突き止める為に、事件の経緯を知る関係者の証言を求めて全国を飛び回ります。

その努力の甲斐もあり、赤松徳郎はとうとう事件の真相を突き止めることになるのですが…

本記事のまとめ!

・映画『空飛ぶタイヤ』は三菱自動車のリコール隠し事件がモデル。

・三菱自動車は自動車の欠陥を把握しながら、信用問題を恐れ隠していた。

・『空飛ぶタイヤ』は事故責任を負わされた運送会社が、無実を明らかにする物語。

この映画は『半沢直樹』『下町ロケット』でおなじみの池井戸潤さんの作品です。

零細企業が大手企業に挑むという形式はマンネリの様に感じますが、非常に見ごたえがあるドラマです。

池井戸潤さんの作品が好きという方は、是非、見ることをおすすめします!

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