時事ネタ

フジテレビ放送のドラマ「すべてがFになる」は視聴率一桁で終了でしょう。

投稿日:2014年10月24日 更新日:

「すべてがFになる」って実写化されたんじゃなかったっけ?と誰かが囁く頃には、すでに放送終了している可能性もあるでしょうね。

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しかし…節操もなく、ドラマや映画などのコンテンツの実写化が増えましたよね。

最近、わたしの大嫌いな森博嗣の小説「すべてがFになる」が実写化されると聞き、調べたところドラマ化するとの事ですね。

しかも、放送はフジテレビで、主演が綾野剛と武井咲ですか…。うぁ~ヒドイですねコレ…

フジテレビ、綾野剛、オスカー俳優ときたら、駄作要素!三種の神器じゃないですか!

ナオト・インティライミの様に、世間の誰に支持されているのか?何故、スポンサーが付くのか?この世の七不思議に数えられる現象だと思います。

全てがFになるの初回視聴率は案の定、11.8%と、初回なのに幸先が思いやられるスタートになりました。

今回はフジテレビの実写化ドラマ「全てがFになる」について、思う所をぞんぶんに公開してみます。

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何故…綾野剛が主演…意味が分かりません。

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芸能界はよく分からない、摩訶不思議な世界ですが、その中で綾野剛という俳優が妙に推されている理由が全く分かりません。

大体、彼が関わった作品で大ヒット作品はあるんですか?

まあ、ガッチャマン、ルパン三世などの予算をドブに捨てるような話題作には、必ずと言っても顔を出してきますよね?

過去にも、ちょい役で色々な作品で彼を見るんのですが、全然、いい俳優とは思えません。

取り立てて演技が上手い訳では無く、何か魅力があるのかといわれても、糸目のお兄さんという印象しか残りませんでした。

脇役なら脇役らしく、雰囲気のある俳優さんは数多くいるのですが、綾野剛は全く雰囲気がありません。

流行の顔?なんでしょうかね?それとも強いコネクションでも持っているのでしょうか?

とにかく、映画やドラマに引っ張りだこの綾野剛には、主役を張れる力量について疑問符が付きます。

家賃が高いんじゃないの?綾野剛。

そもそも実写化などしなくても「すべてはFになる」は好きではない!

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「すべてはFになる」の作者である森博嗣は、本格推理小説作家として人気があるようですね。

ただね。わたし、こういう本格推理小説作家とか嫌いな人ばかりなんですよ。ですが、わたしは矛盾するようですが、本格推理小説は大好きなんです。

しかし、森博嗣みたいな、トリックがどうこう、密室がどうこう、アリバイがどうこう…こういうパズル要素がメインになる、理系ミステリーが嫌いなんです。

真のミステリーとは、物質トリックの仕掛けを見破るパズル小説などではなく、人が人を殺めるという重大事件の背景、そして、その動機が真のミステリーなんですよ。

パズル小説を本格推理小説などと定義をはき違えた、いわゆる理系ミステリーなど全然、魅力を感じません。

本格推理小説作家なら、綾辻行人、二階堂黎人、少し範囲が違うかもしれませんが、京極夏彦が好きです。

綾辻行人も二階堂黎人も、コッテコテにトリック、密室、アリバイなどの推理小説俗物三種の神器を使いこなしますが、彼らはそれ以上に事件の背景と動機を重視するところがいいですね。

特にオススメな作品が京極夏彦の「魍魎の匣」この作品に猟奇性を見出すか?科学性を見出すか?個人の趣向が問われます。

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グロい描写は無いのですが、語られる物語は非常に猟奇的にも捉えられ、また、科学的にも捉えられる事も出来る傑作です。

京極夏彦は正直、小説家としては希代の天才です。彼の作品が「小説」なら、森博嗣も含め、上記に列挙した作家達の作品は、申し訳ないですが「小学生の作文」です。その位にレベルが違います。

自分に酔って、斬新なトリックなどとかにうつつをヌカす、エセ推理小説家は繰り返しますが、嫌いです。森博嗣もその一人です。

オスカープロモーションのゴリ押し商法には、もう飽きた…

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武井咲は最近、映画にドラマに出ずっぱりではないですか?

ドラマでは、2014年の出演作は「戦力外捜査官」「ゼロの真実~監察医・松本真央」そして「すべてがFになる」です。

映画では、2014年の出演作は「クローバー」「るろうに剣心」ですか…他にも番宣の為にバラエティなどにも多数、出演していましたよね。

いつ休みとっているのでしょう?相当なスケジュールだと思いますよ?

そもそも、武井咲さんが所属するオスカープロモーションは、出演料を格安に設定して、色々なCM、ドラマ、映画に所属する女優、タレントを出演させるやり方を得意としています。

同じオスカープロモーションに所属する剛力彩芽さんも、不自然な位にドラマ、映画に立て続けに出演していた時がありました。

とにかく、話題作には出来る限り、出演させるゴリ押し商法が功を奏しているのか、剛力彩芽さんも武井咲さんも、知名度は非常に高いです。

CM出演回数もオスカープロモーションがぶっちぎりに多いですが、反面、出演料が低い為、あんまり儲かってはいないようです。

ですが、このゴリ押し路線は継続させているようで、その結果、「すべてがFになる」のヒロインに武井咲がゴリ押し抜擢させられたという印象を受けました。

わたしはどうでもいいのですが、小説が好きだったファンは、西之園萌絵役に武井咲が起用された事に対して、賛否両論のようですね。

また、武井咲か…。と思う方も多いでしょう。ただ、武井咲は剛力彩芽よりも、女優としての演技力があります。ダンスは剛力さんに軍配が上るでしょうが…

演技力もそこそこ、主演回数も多い、よって民放のゴールデンドラマのヒロイン役に抜擢される資格は充分だと思います。

ですが、流石にちょっと出過ぎです…武井咲という女優の影に、オスカープロモーションのゴリ押し商法がチラついて、嫌悪感が湧いてきます。

武井咲にとって、オスカープロモーションのやり方はマイナスに影響する可能性もありますね。ただ、彼女が他の事務所に所属していたら?

うーん。ここまで、有名になっていなかったのかもしれませんね。

是非、観たい!という要素が全くない「すべてがFになる」…

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フジテレビ、綾野剛、オスカープロモーションのゴリ押し女優という、世間の反感を一身に買ってしまうであろう作品「すべてがFになる」なのですが、やっぱり、初回からズッコケました。

そりゃあ、そうですよね。上記の三種の神器はわたしだけでなく、世間の大多数の方も嫌悪感を抱いていますから。

実際にドラマを観る前から、全然、見る気にならない…という方が非常に多く、その結果、初回視聴率が一桁寸前の11.8%だったんじゃないですか?

2話目以降から、視聴率は一桁台に落ちるんじゃないですか?だって、視聴率が上がる要素が全然ないでしょう。それとも、フジテレビのお家芸である、サプライズゲスト!とか、みっともないマネをして視聴率回復を目論むのでしょうか?

まあ、フジテレビにとっては、そんなにイチ押しのドラマではないでしょうし、浅はかなテコ入れはしてこないでしょう。

そうなると「すべてがFになる」は、緩やかに視聴率を下落させて、一桁台に突入し、上がる要素は一向に見られず、そのまま最終回を迎えるでしょう。

あれっ?「すべてがFになる」って実写化されたんじゃなかったっけ?と誰かが囁く頃には、すでに放送終了している可能性もあるでしょうね。

-時事ネタ

執筆者:


  1. アヴェスター より:

    確かに、動機重視というロジックは理解出来ます。事実、動機重視のミステリー小説は心を揺さぶる何かがあります。ですが、森博嗣さんの小説をただ単にパズルミステリーと断じるのは早計です。ましてやあなたが京極夏彦さんが好きならなおさらです。「冷たい密室と博士たち」に寄せられた西澤保彦さんの解説をお読みになってはいかがでしょうか?
    そうすれば、あなたがいかに早計だったがよくお分かりになるでしょう。

    • pokapoka より:

      アヴェスターさん。コメントありがとうございます。了解です^^「冷たい密室と博士たち」に寄せられた西澤保彦さんの解説はまだ、読んだ事が無いので目を通してみます。

      それを読んでから、また考えてみます。

  2. アヴェスター より:

    S&Mシリーズ「詩的私的ジャック」から犀川先生の台詞。
    「動機なんて、本当のところ、僕は聞きたくもないし、聞いても理解できないでしょう。それに、本人にだって説明できるかどうか…。こんな欲望が、言葉に還元できるものでしょうか?他人に説明できて、理解してもらえるくらいなら、人を殺したりしない。そうではありませんか?」
    これもまた一面の真実だと思いませんか?

    • pokapoka より:

      コメントありがとうございます^^。確かにわたしもそう思います。ただ、「リアルと読み物」を混同してはいけません。「読み物」は娯楽なので読者を楽しませる論理的な「動機」を選び取り、物語にしなければなりません。

      動機などに意味づけをする自体、ナンセンスという事は理解出来ます。ただ「読み物」としては、歪な動機が殺人という行為に走らせるという事を言葉に還元させ、物語にしなければならないとわたしは思います。

      それを放棄するという事はパズルミステリーこそ本格と定義し、人間の深層心理を描けない、もしくは物語に出来ない作家としての力量が無い。と吐露している様なものです。

      アヴェスターさん。追記ですが、年末にかけて体調が思わしくなく「冷たい密室と博士たち」に寄せられた西澤保彦さんの解説をまだ読めてはいません。目を通したらまたコメントします。

  3. psss より:

    小説に目を通していないのでこんなコメントしてもなんとも説得力がないのですが…。
    とりあえず最終話までいきましたね。(視聴率はアレだったけれど)
    毎週見てみましたが、なかなか面白かったと思います。(もちろん私個人の意見なので、pokapokaさんのような意見もあると思います)
    原作の作者が好きではない、出ている女優俳優が好きではない、ばかりで、アヴェスターさんとの会話の中でもそんなに小説を読んでいるとは思いません。
    もちろん自分の意見を一方的に押し付ける気はさらさらないのですが、少し視野を広げてみませんか?「あぁ、こういう動機の小説もありだな」と思えるような気がします。
    最後に、アヴェスター様、割り込みをして申し訳ありませんでした。失礼致します。

    • pokapoka より:

      psssさん。コメントありがとうございます。passさんが仰る視野を広げるという意味は『側面だけでなく、正面、裏面も観て判断すべき』という事とわたしは解釈しました。

      事に何かの議論であるならば、多面的に物事を理解し、仰る様に相手の意見の汲むべき所を意識しなければならないでしょう。ただし、わたしは『娯楽の個人的な好き、嫌い』を言及しているので、その点については視野を広く持つ必要はないと考えています。

      視野を広げましょう。と言われても、個人の趣味・嗜好にご意見されるのは少し乱暴ではないでしょうか?

      最後にpsssさんがご自身の意見で主張をなされるのであれば、アヴェスターさんにお気を使われる必要はありません。

  4. pokapoka より:

    psssさん。ちょっと言葉がきつかったかもしれませんが、悪意はありません。出来れば、お気に成されずに御願い致します。

    コメントを頂ける事は非常に嬉しいので、今後ももし宜しければ忌憚の無いご意見をお持ちしております。何卒、今後ともご愛顧の程を。

    • psss より:

      pokapokaさん
      返信ありがとうございます。
      申し訳ありません。私も少し主張が乱暴でした。反省します。かっこ内の言葉では足りませんね……。
      大丈夫です。少し場違いな発言をした私が悪かったので……。
      またいつかコメントさせていただきます。

  5. アヴェスター より:

    「すべてがFになる」最終回まで見ました。しかし、森ファンのひとりとしては残念な所もありましたが、それよりも、放送界のタブーに挑んだ意欲作としてはすばらしいと思います。
    話は変わりますが、貴方の記事を再度読み直してみたところ実に気に触る部分がありました。
    森氏や二階堂氏の作品を小学生の作文と例えるとは何事でしょうか。
    貴方はそもそも理系とは何かを理解していないのではないでしょうか?
    先述した通り、私は動機重視のミステリーがお気に入りですが、森氏の書くものは他と一線を画しています。私は所謂理系の学部にいる人間ですが、これ程までに理系人間を生き生きと書いた作家を見たことがありません。さらに森氏の作品を読むには高度な知性と読解力が必要です。私も森氏の作品を完全に理解してはいませんが、先述の事は確かです。それを小学生の作文だなんて、貴方の知性の底が見えますね。試しにS&Mシリーズの「数奇にして模型」をお読みになってはいかがでしょうか?あれを完全に理解できるほどの方は少なくとも、森氏の作品を小学生の作文とは言わないでしょうけど。
    追伸:上記の事に加えて、貴方に読んで欲しい解説があります。「すべてがFになる」の解説(著 瀬名秀明氏)
    「冷たい密室と博士たち」の解説(著 太田忠治氏)です。

  6. pokapoka より:

    アヴェスターさん。コメントありがとうございます。

    「小学生の作文」と例えたのは言葉選びに問題があったのかどうかは、アヴェスターさんがオススメされる「数奇にして模型」を読んでからにします。

    ちょっと興味が湧いてきました。「冷たい密室と博士たち」はまだ目が通せていなくて申し訳ありません。

    まず、読んでからまたコメント致します。しばらく、お待ちください。

  7. pokapoka より:

    アヴェスターさん。「数奇にして模型」を読んできました。わたしの結論はこの作品は「駄作」です。

    要はこの作品。寺林高司が筒美紀世都の実物大の型を取りたかったという動機から生まれた事件という事でしょう。

    正直、作中でも動機は理解に苦しむと記載されていますし、わたしもこんな動機は理解に苦しみます。

    でもね、「数奇にして模型」のダメなところは、読者に寺林高司の動機を理解し難くさせている、また、作中でも、そう記載しているからダメなんですよ。

    寺林高司が何故?実物大の生きた人間の型を欲しがったのか?それを誰でも共感出来る様に、娯楽小説として、森博嗣が物語として展開出来ないから、彼の作品は「小学生レベルの作文」なんです。

    惜しいところまでは書けていました。犀川が作中で「形のコピーに関する見解」を述べていましたが、アレが寺林高司の動機そのものなんですよ。

    それなのに、犀川は述べた考察を「事件とは関係ない」などと切り離してしまいましたが、森博嗣の意図に理解が苦しみます。事件の本質なのに…

    「形のコピーに関する見解」は要約すると、創作者の作品(コピー)の意図は他者には正確に伝わらない。苦肉の策として、抽象技法が用いられたが、それでもダメだったというものです。

    創作者の作品の意図は他者に伝わらないと記載しましたが、作中では創作者自身の寺林高司も、自分の模型は、対象物を満足に表現出来ていないと言及しています。

    結局、対象物の表現する為のコピーを制作しても、制作者の背景、鑑賞する他者の「技量・時代」に左右されてしまう。

    対象物の魅力を100%伝えるには「創作では無理」要は、人の手で創作したものは対象物にはなり得ないという事です。では、どうするのか?

    「創作」ではなく対象物そのものを作品にしてしまえば良い。これが寺林高司が犯行に至った動機でしょう。

    この様に動機を中心に物語の構成を進めていけば、寺林高司の科学的、或いは猟奇的な動機が共感出来るんですよ。もっと言えば、寺林高司の幼少期や影響を受けた物、嗜好などを綿密に書ききれば、良かったんです。

    「数奇にして模型」は寺林高司の動機の背景を物語の中心として突き詰めれば、非常に面白い作品だったと思います。なのに森博嗣は密室とかトリックに焦点を持っていくので、単なる「自己満足のパスルミステリー」に堕しています。

    後、「形のコピーに関する見解」もワザと難解に記載しているので、あれは読者に対して不親切です。

    もう少し、具体例を入れないとだめです。大体、抽象技法の話を持ち出すのならば、ピカソが写実画から抽象画を描いた経緯などの具体例を出さないのは不親切。いや、論旨を説明できる具体的な知識を持ち合わせていないのかも。

    森博嗣の作品は高度な知性と読解力が必要とするという事はアヴェスターさんに共感します。

    森博嗣は文章が下手で、知性派気取りの虚飾に溢れているので、理解するには高度な読解力が必要ですから。

    本当に知性溢れる文章というものは、誰が読んでも理解出来る様に「簡潔」に記載されているものです。

    「冷たい密室と博士たち」はまだ読んでいませんが、もうお腹いっぱいですね…ですが、こちらも必ず目を通します。

  8. アヴェスター より:

    ただいま貴方の書かれた書評文を読ませていただきました。正直な感想は大変素晴らしい「要約文」であるということです。なぜ「要約文」としたか理由は主に二つほどあります。まず、一つは時間です。私がここに意見を寄稿してから約一日と経たずにこちらに書評を書かれました。この事を考えると随分とまあ流しで読まれたのでしょうね。因みに、私がこれを読んでかかった時間は2日ないし3日です。比較の為にダン・ブラウン著:天使と悪魔は6時間ちょっとで読了しました。少し、解説文から引用を致します。
    「ミステリは知的な読み物、なんて台詞は、じつはとんでもない間違いなのかもしれない。全く知恵をはたらかせなくても、中身を楽しむことが可能なのだから。(中略)もちろん、そうした流される読み方をせず、提示された謎と真剣に対決する読者も多いはずだ(と、信じたい)。したしそのような読者であってもせいぜいが割り算程度の計算を使うだけで、最後に謎が綺麗に算出されることを望んでいる。そうなっていなければ、たちまち失敗作ないしはアンフェアというレッテルを貼り付けてしまうだろう。しかし「F」は違った。読者が解決を自分のものとするためには、まず自分自身で数式を立て、条件を挿入し、計算をしなければならない。そうして初めて、いささかの曇りもない解答を手に入れることができるのだ」著:太田忠司「冷たい密室と博士たち」所収
    これをなさりましたか?これをやっていたら1日ちょっとで読了するはずないでしょう。因みに私は森氏の作品を読む際には紙とペンを用意して謎を解くのに挑みます。それをなさってから書評を書いて下さい。

    • pokapoka より:

      アヴェスターさん。コメントありがとうございます。書評に目を通して頂き、ありがとうございます。

      うーん。困りましたね…。アヴェスターさんが仰る通り、確かに流し読み感は否めません。そして、これはもう『優劣』の問題ではなく、アヴェスターさんとわたしの『好みの違い』の問題かもしれません。

      わたしのミステリーに対する読み方は、『謎解き』ではなく『事件の背景と動機』を焦点に見ています。確かに森博嗣の『式』は素晴らしいのかもしれません。

      それを評価する為に、再読する…どうしようかな。わたしも上記の解説文を引用させて頂き説明します「(上略)読者が解決を自分のものとするためには、まず自分自身で数式を立て、条件を挿入し、計算をしなければならない。そうして初めて、いささかの曇りもない解答を手に入れることができるのだ」

      「数奇にして模型」に対する解答は、わたしなりに手に入れています。

      寺林高司は造形作家として、対象物を自身の意図通りに創作し、表現しきれない事に不満を抱いており、結局、対象物を自体を作品にする為に、筒美紀世都の実物大の型を取りたかった。

      その欲望を実行したが為に、事件は発生した。と、わたしは解答を得ています。事件の経緯、犯行状況の謎には興味がないんです。

      『謎解きの式』は素晴らしいのかもしれません。ただ『物語』としてはどうか?わたしの視点はそこなんです。それをまとめたのが、先日の書評です。

      とりあえず「冷たい密室と博士たち」を読んでみます。

      アヴェスターさん。改めて書評に目を通して頂き、誠にありがとうございます。また、本コメントでわたしが批評しているのは「森博嗣」で、アヴェスターさんには、何ら含む事はありませんし、むしろ楽しい時間を過ごさせて頂き感謝しております。

      もし、何か他のオススメの作品がおありでしたら、ご紹介して頂けると嬉しいです。好き嫌いは抜きにして、わたしはミステリーを読むのは好きですので。

      また、コメントします。今後ともご愛顧の程を。

  9. アヴェスター より:

    コメント拝読させて頂きました。確かに好みの違いは言えますね。しかし、京極氏と森氏の類似点を書いた解説文がございます。是非ご一読を。
    「では森博嗣の本質はどこにあるのか。何が森博嗣の小説を「理系」たらしめているのか。
     それは認識やリアリティに対するアプローチの仕方なのである。
     森博嗣の作品はほとんどすべて、個人の認識や個人が感じるリアリティへの懐疑の視点が立脚点となって成立している。皆が正しいと思っているものを私たちは盲目的に正しいと信じ、それを己の規範にしてしまいがちだ。だがそういった「常識」すらもいったん己の頭を使って検証してみる事。目の前に与えられたデータを客観的に見つめる事。これらの行為は極めて真っ当であるはずだが、私たちは往々にしてそのことを忘れてしまう。しかし森は常にこのアプローチを忘れない。このアプローチが存在するからこそ、森の作品は理系として位置づけられているのである。
     結果的に、そういった理系の手法を持つ者たちが書く小説は通常の小説的な「お約束」に縛られることがない。私たちは小説を読むとき、無意識のうちにわかりやすい理屈を求めようとする。これは森自身が私に語ってくれた例だが、私たちは殺人者が登場する物語を読むとき、その者が過去に残酷な仕打ちを受けたために殺人の心が芽生えたなどという「お約束」を無意識のうちに求めてしまう。そしてそれが作品中に書いてあれば安心し、逆にそのようなエクスキューズがなければ落ち着かなくなる。従来の小説作法では、このようなエクスキューズをうまく作品内で展開することがすぐれた小説の条件であり、また「人間を描くこと」だとされてきた。これは一見もっともらしいが、よく考えてみると、読者の健全な思考を封じる非常に非論理的な手法なのである。発生した事象の原因を画一的な枠で封じ、それによってすべてを理解した気分にさせ、異なった思考を停止させる、恐ろしく情緒的なやり方なのだ。森博嗣の作品にはこのような「お約束」に決して囚われることがない。
     だが、森博嗣の真の凄さはここから先にある。森の作品では、極めて興味深いことに、認識やリアリティを問われるのは作中の名探偵ではなく私たち読者の方なのだ。つまり読者がそれまで抱いてきたリアリティという名の幻想こそが、物語を生み出す基盤となっているのである。この意味で私は森博嗣と京極夏彦の強い類似性を感じる。小説の中に謎は存在しない。読者のリアリティの中にこそ謎が存在する。このことを自覚的に私たちに提示したのが森博嗣であり京極夏彦なのだ」著:瀬名秀明氏「すべてがFになる」所収

  10. サリギア より:

    pokapoka様
    アヴェスター様引用の瀬名秀明氏の解説に対するご意見をお聞かせください

  11. アヴェスター より:

    pokapoka様
    私が引用した瀬名秀明氏の解説に対するご意見をお聞かせください

    • pokapoka より:

      アヴェスターさん。返信遅れまして申し訳ございません。瀬名秀明氏の解説。拝読させて頂きました。

      非常に共感できる内容です。興味を覚えた事として、わたしが対局の作家として勝手に位置付けていた森博嗣と京極夏彦が記す小説は、読者の認識やリアリティを否定し、再構築させる手法で作品を完成させているという事です。

      意外な所で共通点があった。というのが率直な感想です。ただ、上述した2名の作家の作品内容のベクトルは、多分に違っています。

      森博嗣のベクトルは事件のトリック。京極夏彦は人の価値観。どちらかを好むかは、個人の嗜好に関わってくるところであると思います。

      その点で、わたしは京極夏彦が好みなので、本ブログにおいて持論を展開させた次第です。一つだけ、瀬名秀明氏の解説に異を唱えるとすれば、小説内容が『お約束』『予定調和』で構成されている事に対して、読者の思考停止を促す事を否定していますが、それは違うと思います。

      更に過去にも未来にも、当然、現在にも『小説の作法』などありません。作法を求める程、小説は高尚なものではなく、小説は『単なる娯楽』です。要は単純に『面白い作品』が優れた小説です。『お約束』『予定調和』で読者に思考停止を促す内容だって面白ければ、それはそれでいいんです。

      『小説の作法』などという単語を持ち出す時点で、少し傲りを感じた次第です。

      以上が瀬名秀明氏の解説に対する、わたしの感想です。アヴェスターさん今後とも宜しく御願い致します。もし、誤字脱字がございましたら、ご容赦下さい。

  12. あずき より:

    コメントします。
    それは、現在私が、S&Mシリーズを楽しく読破中であることと(ドラマは見ていません)、たいていこのような場合、ブログ主人が理路整然としており、コメント者が「わからずや」である事が多分にありますが、本件に関してはその逆である為、目を止めました。

    まあ、結論は既に出ていますね。『好みの違い』これに尽きます。
    pokapokaさんは当初この記事を書くとき『好みの違い』はあまり意識していなかったでしょう?
    真のミステリーはこうである!その定義に外れるものは小学生の作文である!と。・・・物凄い勢いで書いてますもんね。

    しかし、アヴェスターさんの説明により、『好みの違い』に辿り着きました。
    そう、はじめから『好みの違い』なだけなんですよ。
    まあ、あなたがこのブログの王様だから何書いてもいいんですけどね。

    でもなんでこんな展開になったのでしょう?以下のような”決めつけ”が原因じゃないでしょうか?

     【真のミステリーとは、物質トリックの仕掛けを見破るパズル小説など
      ではなく、人が人を殺めるという重大事件の背景、そして、その動機
      が真のミステリーなんですよ。】
      →すごい”決めつけ”ですね・・・。
       背景、動機、トリックどれもミステリーですよ。
       ”真のミステリー”・・・大変ナンセンスな”ことば”ですね。
       それこそ安っぽいミステリー小説に出てきそうな。

     【・・・申し訳ないですが「小学生の作文」です】
      →どうやらpokapokaさんは、『娯楽』なんだからわかりやすい文章で
      伝えなさいという”決めつけ”があるようです。
      でもね、これも『好みの違い』なんです。すべて説明してしまう文章を嫌い、
      すこしは読み手が考えるくらいの方がちょうど良いという人もいます。

      遠回りで、わかりにく表現を「この作者のこの独特な感じが好きだなあ」
      という人もいます。
      また作者側も、あえて文章に”スキ”を作ったり、あえて万人が共感できな
      いものにしようとしているかもしれません。
      読み手もそれを感じ取り、「この万人受けしない感じが心地良い」と感じ
      る人だっているでしょう。
      つまり『好みの違い』であり、「小学生の作文」ではありません。

     【「リアルと読み物」を混同してはいけません。】
      →なぜでしょう?読み物にリアルを求め、それを優劣の基準にする人もい
       るでしょう。
       ご自身で言っているように『娯楽』ですから、どこに”面白さ”を見出す
       かは人それぞれなんです。

     【パズルミステリーこそ本格と定義し、人間の深層心理を描けない、・・・
      と吐露している様なものです。】
      →落ち着いてください?だれもそんな定義してませんよ。
       ん~、pokapokaさんはすこし突っ走ってしまう傾向があるようですね。
       そこに今回の、このような展開になってしまった理由があるようですね。

       私個人的には、S&Mシリーズは、トリック控えめだと思うんですけどね。
       どうだ!すごいだろう?このトリックは!計算されたトリックさえ与え
       ればおまえら満足なんだろ!という印象は受けません。

       S&Mシリーズにはよく、西之園萌絵がドラマチックなトリックを想像し、
       犀川が不自然であると指摘するやりとりがあります。
       犀川は、トリックをせざるおえなかった物理的、状況的または心情的な
       理由があったはずであるというアプローチをし、物語自体もそのように
       展開していきます。
       トリックを振りかざし、完全犯罪だ!などと吐く、猟奇的な犯人も登場
       せず、理解に苦しむも、どこか人間味が見え隠れする犯人が登場します。

       また、”トリック”についても、紐や鏡、特殊な道具を駆使するという
       ような事はあまりなく、結構シンプルだなという印象ですけどね。
       真相にたどり着く過程で、理系な説明が多分にありますが、真相として
       は”必然”があり、シンプルというか。
       わたしには、背景に重点を置いているように思えます。

     きっとpokapokaさんはミステリー小説を読む際『事件の背景と動機』が『好み』の文章で出てくる事を、期待しながら、進めていくのでしょうね。
    活字のジャングルを突き進んだあとの”ご褒美”のように。
    そして最終章に”ご褒美”が出てくると、すっきりと納得し活字のジャングルを抜けれる。
    その”ご褒美”は人それぞれ・・・『好みの違い』です。

  13. pokapoka より:

    あずきさん。コメントありがとうございます。仰る通り、結論は『好みの違い』です。頂いたご意見に対し反論はありません。いや、する気がありません。

    アヴェスターさんの様に、具体的な意見を出して頂かないと何も言う気は起きません。あしからず。

  14. あずき より:

    pokapoka様
    返信ありがとうございます。

    “意見”は述べているつもりですけどね。
    “具体的な意見”というのがよくわかりませんでした。

    小説の具体的な文章を引用して、感想を求めるような”具体的な宿題”を出しなさい、でないと回答ができません、という事でしょうかね。

    どちらにしても、問題ありません。なにかを言って頂きたいわけではないので。
    どうもお邪魔しました。

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Contents1 闇金ウシジマくんでこのテーマが扱われだしてから、与沢翼さんのギブアップ宣告…何か出来すぎているような気もしますね。1.0.1 与沢翼さんが破綻したのは税金の未払いが原因とされていま …

セウォル号沈没事件!不手際対応の矛先を変えようとする韓国政府!

Contents1 韓国の国民の方々も現在の韓国政権に対して、愛想を尽かしかけているのではないですか?1.0.1 セウォル号の船長を「殺人者」と厳しい叱責をするパク・クネ大統領…1.0.2 沈没事件後 …

韓国の恥部を晒した旅客船セウォル号の沈没事故。

Contents1 パク・クネ大統領はセウォル沈没事故の原因と責任の所在を徹底的に究明すると発言していましたが、それは自分の首を絞める発言じゃないの?とも思ってしまいました。1.0.1 選挙活動の為に …

フジテレビ27時間テレビ!今年も大失敗!SMAPもそろそろ限界か?

Contents1 SMAPブランドもいよいよ限界という事になり、ジャニーズの看板は「嵐」という事になるのでしょうか?1.0.1 いきなりオープニングでSMAPの生前葬?物議を醸しだしたすべり出し!1 …