体脂肪

体脂肪はどのように燃焼していくのか?

投稿日:2015年7月20日 更新日:

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『体脂肪は代謝され、ミトコンドリア内のTCAサイクルでATPを合成します』

薄着になった。身体のラインが浮き彫りになる!余分な体脂肪が目立つ!

そんな季節になりました。体脂肪が目立つのが嫌なら、運動すればいいんですよ。その方法は、メッチャキツイですが、下記の方法が最適です。

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まあ、それはさておき、今回は運動によって身体の『体脂肪はどのように燃焼していくのか?』その辺りについて公開してみます。

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基礎代謝により消費されていく。

当たり前の話ですが、人間が生命活動を行うには、エネルギーが必要になります。心臓の鼓動、食物の消化活動、恒常性機能の維持等は全てエネルギーが必要になります。

そのエネルギーは食物から摂取して得るのですが、必要とするエネルギーが足りなければ、筋肉、体脂肪を分解してエネルギーを産生します。

簡単に言うと、食事量を減らせば摂取カロリーが減り、必要なカロリーが足らなくなるから、身体に蓄えた体脂肪をエネルギーに変えていこうよ。という話です。非常食みたいものですね。

体脂肪は優れた非常食で、軽量で高カロリーな物質です。1gにつき9kcalもあります。ただ…だからこそ、痩せにくいというか、体脂肪が落ちづらいんですよね。

体脂肪を1kg落とそうと考えた場合、9000kcalも消費しなくてはならない…ではなく、少し気休めですが、約7200kcalを燃焼させればいいのです。

体脂肪1kgに付き、純粋な脂肪は約8割りです。ですので、800×9kcal=7200kcal という事なんです。

話を戻しますが、体脂肪は基礎代謝によりエネルギーとして燃焼させられていきます。そして、この基礎代謝は運動をしていなくても、勝手に消費されるエネルギーです。

人間が消費するカロリーは、基礎代謝が6~7割。運動や生活活動で消費されるエネルギーは3~4割。つまり、人間の消費カロリーは運動して消費するカロリーよりも、じっと、寝っころがってる方が消費カロリーは大きいんですね。

関連記事:人間の3つのエネルギー代謝とダイエットについて!

だから言って、運動しても意味ないじゃん。という話ではないんですよ。寝っ転がってもいても消費されるエネルギーに対して、より多く運動して消費カロリーを上乗せさせて、食事から摂取した総エネルギーを上回れば、痩せていくという事です。

ここまで説明すれば、お気づきになる方は多いと思います。実は運動を頑張るより、如何に基礎代謝をコントロールするかが、ダイエットの鍵。つまり体脂肪の燃焼に大切な事であるかという事です。

ただ、基礎代謝というのはダイエットをするほど『下がります』ダイエットにより、体脂肪が減れば当然、基礎代謝も下がってしまうんですよ。

筋肉を付ければ、基礎代謝が上がるように、体脂肪も付けばつく程、基礎代謝は上がっていくんです。

だからこそ、ダイエット中に基礎代謝を上げるというのは矛盾しているのです。

ダイエット中に最も注意すべき事は基礎代謝を上げる事よりも、如何にして基礎代謝を下げないか?これがポイントになります。詳細は下記カテゴリーをご覧ください。

関連記事:「 基礎代謝 」 一覧

生活、運動消費により燃焼されていく。

こっちの方がお馴染みの話かもしれません。運動によって体脂肪はどの様に燃焼されていくのか?

※結局、基礎代謝も同じ方法で燃焼されるのですが…

このテーマで疑問に浮かびやすいのは『有酸素運動』と『無酸素運動』の話ですよね?

一般的に体脂肪をエネルギー源として燃焼させる、有酸素運動がダイエットには効果的です。という話をよく聞きませんか?

これは疑う余地のない話です。実際、長時間行う有酸素運動は脂肪を主なエネルギー源としています。

反対に無酸素運動の方はどうか?まず、厳密に無酸素運動って何?と思う方はいないでしょうか?無酸素運動とは、その名の通り、酸素を必要としない運動の事です。

酸素を必要とせず、エネルギー源のATPを産生して、筋肉の収縮と弛緩を行います。

※ ATPというのは、簡単に言うと筋肉を動かすエネルギーです。他にも作用がありますが割愛します。

では?酸素を必要としない運動とは?それは、必要以上に運動強度が高く、クエン酸経路でのATP合成が間に合わない運動の事です。

※ クエン酸経路or回路(TCAサイクル)とは、細胞内のミトコンドリアというものの中にある、ATPを合成するシステムです。

キッツイ運動の場合、大量のATPを急いで作り出さねばなりません。その場合、迅速にATPを合成させる手段として『糖質』を利用します。実際には糖質を代謝したグルコースというものを利用しATPを合成します。この一連の流れを『解糖系』と言います。

グルコースを解糖系で代謝させるとピルビン酸と乳酸というものを生成します。解糖系でATPを合成させる様なキツイ運動をすると筋肉痛になりやすいのは、乳酸が溜まるからですね。

解糖系でのATP合成は早いですが、短時間の運動しか持続出来ません。酸素を必要としない、強度の高い運動を『無酸素運動』と言います。

反面、クエン酸経路でのATP合成は遅いです。長時間に渡り、継続出来る有酸素運動は、最初は解糖系からATPを合成しますが、運動強度が低い為、解糖系でATPを合成する間にクエン酸経路でのATP合成に徐々に移っていきます。

クエン酸経路でのATP合成は主に、脂肪と酸素を用います。厳密に言えば、糖質、筋肉を分解したアミノ酸も使用するのですが、いわゆる『体脂肪』と『酸素』がクエン酸経路でのATP合成材料になります。

有酸素運動はクエン酸経路で合成したATPをエネルギーとする運動です。ですので、体脂肪を多く使用する有酸素運動がダイエットには最適と言われるているのです。

ただし、上述したのですが、いくら運動を行っても、基礎代謝で消費するカロリーには及ばないと言いました(長時間、激しい運動をすれば別ですが、それが出来る方はそもそもダイエットには無縁です)

だから、有酸素運動もホントに長く継続していかなければ、殆どダイエットに関しては意味がありません。体脂肪を多く利用するといっても、少ない消費カロリーの中で、糖質、アミノ酸より脂肪を利用する割合が高いというだけです。

出来るだけ、短期間で痩せたいのであれば、脂肪よりも基礎代謝量が僅かに多い筋肉を増やす為に、無酸素運動を組み込んでいかなければなりません。

関連記事:ダイエットの誤解…最短で体脂肪率を下げるには有酸素運動だけではダメ!

ダイエットを進行させる過程で、落ちていく体脂肪により、下がっていく基礎代謝量を少しでも維持させる必要があります。

長期でダイエットを行うのであれば、あまり気にする必要がないんですけれども、短期で行うには考えなければなりません。

方法を問わず、急激なダイエットを進行させれば、身体の恒常性機能がダイエット前の身体に戻そうと頑張ります。つまり、リバウンドです。

この時に、下がった基礎代謝量に加え、身体が摂取した食物から精一杯、カロリーを吸収しようとしますので、あっという間にダイエット前の身体に戻ってしまうんです。

厳しい食事制限は劇的に効果が出ますが、最もリバウンドの危険が高いです。食事制限により、体脂肪だけでなく、筋肉もおちてしまった結果、基礎代謝量は大幅に下がっている筈ですから。

話は脱線しましたが、身体の体脂肪は以上の様に燃焼されていきます。

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