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大森南朋の演技がドラマを引き締めた!フジテレビのリーガルハイ・スペシャル!

投稿日:2014年11月24日 更新日:

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もう、放映から3日程、経過していますが誰もこのリーガルハイ・スペシャルの感想を公開していなので、本ブログのテーマからは外れますが、感想を公開したいと思います。

結論として、大森南朋の演技、存在感が抜群に良かったです。

結果、良作だったリーガル・ハイの原点回帰が実現したと思いました。

リーガルハイ(2期)は主演の堺雅人が演じる古美門研介のライバル弁護士として、生瀬勝久が演じる三木長一郎に代わり、岡田将生が演じる羽生晴樹になりました。

これがもう最悪…リーガルハイ(2期)は演出もふざけ過ぎでしたが、岡田将生では堺雅人の共演者として役不足でした。

正直、リーガルハイ(2期)はつまんなかったです。良かったのは堺雅人の長時間に渡る独白だけ…というのが感想です。

ただ、リーガルハイ・スペシャルで堺雅人の共演者として、大森南朋が配役されましたが、これは大当たりだったと思います。

やっぱり、ドラマの出来栄えは役者の力量に大きく依存しているという事を実感した次第です。

さて、今回のリーガルハイ・スペシャルについて、細かく振り返ってみたいと思います。

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変なのが出ておらず、哀愁漂うタカり弁護士を好演した大森南朋と薄幸さが漂う吉瀬美智子が良かった!

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変なの(岡田将生、広末涼子)を出演させず、大森南朋と吉瀬美智子を出演させたのはよかったと思います。

雰囲気出ていましたよね。大森南朋と吉瀬美智子。この2人をメインとしたリーガルハイのスピンオフを制作しても良いのでは?

と本心から思いました。節操の無さでは民放のトップをひた走るフジテレビなんですから、思い切って、大森南朋と吉瀬美智子を主演に据えたスピンオフを特番で放映したもいいんじゃないんですか?

まあ、脚本の古沢良太が了承するかどうかだと思いますが、わたしは是非、観たいです。それ位に大森南朋と吉瀬美智子のコンビは魅力的でした。

しかし、リーガルハイの制作陣は他局のオマージュが本当に好きなんですね。

大森南朋の「タカり弁護士」。思いっきり「ハゲタカ」の鷲津政彦を意識していますよね。また、エンディングでアメージング・グレイスを流したのは、フジテレビの伝説ドラマ「白い巨塔」を意識した流れだと思います。

医療訴訟という難解なテーマに挑んだリーガルハイ・スペシャル!

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元々、コミカルなドラマなので、あまり感じさせませんが、今回のテーマである「医療訴訟」の扱い方は難解だったと思いました。

患者、親族同意のもと、行われた治療に対して「医療過誤」で訴えるという無謀なテーマをどのように物語にしていくのか?

元々、難癖を付けて示談に持ち込む事を主義にしている大森南朋が演じる九条和馬が、土俵が全く違う法廷闘争で、無敗を誇る化け物(ある意味)弁護士、古美門研介にどの様に挑んでいくのか?

医療訴訟、相手の弁護士が古美門研介という事で9分9厘、九条和馬に勝ち目はありません。ましてや、九条和馬は紛争を法廷に持ち込ませず、示談で決着を付ける事を得意としているという設定なので、展開が非常に見物でした。

依頼者の吉瀬美智子が演じる中原さやかの境遇に、自身の「過去の傷」に触れる共感を覚えた為か、九条和馬は意外にも食い下がり、古美門研介と泥沼の法廷闘争を演じていく事になります。

争点が次第に医療訴訟から外れ、法廷は依頼者、原告の過去の醜聞までもが暴かれて、マスコミを大きく巻き込み、世間が大注目する闘争に発展していきます。

話がどんどん広がっていくので、これをどう収束させるのか?その過程も目が離せず観る事が出来ました。

少し不謹慎ですが、ドラマ放映中に長野の地震のテロップが流れた時は怖かったです。かなり揺れました。

医療の理想と現実の真実を明確にさせた古美門研介の主張!

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不覚にも、終盤、古美門研介の医療に対する考え方には涙を流してしまいました。

世間で認識されている医療の格言に『医は仁術』というものがあります。しかし、古美門研介は『医は科学』という解釈を主張しました。

科学という言葉はメカチックなイメージを想起させますが、本来の意味は膨大な経験、知識から最適な共通項を見出す行為。という意味なんです。

医療は常に進化しています。ただ、その進化を担ってきたのは科学的行為によるものです。では、医療における科学的行為とは?

新たな医療を施す医者と患者の関係性により生じた結果から、導き出されるものなんです。(医者に対して、好意的に書いています。詳細はご想像下さい。)

科学的行為は必ずしも『最適解』を見出す事は出来ません。ただ、最適解ではなかった結果自体が最適解を導き出す、科学的行為の一環でもあるのです。

今回の医療訴訟における『医療過誤』と依頼人に見なされた事故は、医療の科学的行為を行う上で生じた、最適解ではなかった結果に過ぎない。

これが古美門研介の主張です。そして、人の生命を左右する医療に科学的行為を見出そうとする原告被告を『狂人』とも表現しました。

まさしく『狂人』ですね。まともな神経では務まる仕事ではありません。ただ、現実は犠牲になった患者には気の毒ですが、その科学的行為により、医療は絶え間なく進化してきました。

そして、古美門研介は依頼人の中原さやかに対し、夫が死亡したのは原告被告の責任ではなく、医療という科学の未熟さの責任である。医療の最適解を追及する狂人の邪魔をするな。と糾弾したんです。

一応、判決は訴訟を起こした中原さやかが、患者に対する医療行為にリスクを伴うという事を了承した上で発生した事故なので、「医療過誤」には該当しないという事で訴えを棄却されました。

古美門研介の主張が無くても分かり切った結末です。ですが、「死は希望」「一日一日、生きている事が奇跡」「これからの生を大切にする事」と中原さやかを古美門研介は説き伏せました。

実は、依頼人の中原さやかが訴訟を起こしたのは、勝訴を勝ち取る為ではなく、原告被告に対する私怨を晴らす為だったんですね。

それに対して、判決は分かり切った裁判なのに、中原さやかの心情を読み取り、原告被告の医療に対する姿勢、夫を医療行為で失った意味を明確にした古美門研介の主張は、見事過ぎて泣いてしまいました。

古沢良太は素晴らしい脚本を手がけましたね。

続編を特番でもいいので、放映して欲しいリーガルハイ!

是非、リーガルハイの続編を放映して欲しいです。特番で充分ですので。フジテレビは嫌いですが、リーガルハイの続編放送は何とか放映して貰いたいですね。

また、本記事は放送後、数日間、経過していますので文章と内容に多少の齟齬がある可能性もあります。

何卒、ご了承ください。以上、リーガルハイ・スペシャルの感想でした。

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