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美味しんぼは飛沢周一が登場した頃から読まなくなってしまったという話。

投稿日:2014年5月14日 更新日:

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美味しそうな料理をテーマをメインに傲慢な料理人をバッサリ切り捨てるストーリーを展開が持ち味だった人気漫画『美味しんぼ』

ただ、主人公である山岡士郎の部下の飛沢周一』が登場した頃から、読むのを止めました。

福島の件で『美味しんぼ』がエラく槍玉にあげられていますね。わたしもチラッと問題話を読んだのですが、コレはヤバイな…と率直に思いました。

わたしは『美味しんぼ』は途中までは、全部読んでいたと思います。

勧善懲悪ネタを盛り込んだ話から徐々に社会問題も扱い始めて、それ以降、読まなくまりましたね。

古き良き『美味しんぼ』はどういう漫画だったのかという事を簡単に説明してみます。

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初期は、凶暴な山岡士郎が傲慢な料理人や評論家をバッサリとこき下ろす!

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初期の『美味しんぼ』の特徴は、なんといっても主人公の山岡士郎のキャラが現在とはまったく違う事でしょうね。

無愛想でギャンブル狂…無精ひげを生やして人を寄せ付けない雰囲気を漂わせていました。遅刻無断欠勤は当たり前、勤務中でも酒を飲むし、競馬新聞片手に外をウロウロ…。

東西新聞史上、最悪の不良社員とレッテルを貼られています。

気に入らない事があれば、怒鳴り散らすし、よくもまあ、こんな人が一流新聞社に入社出来たのか?漫画ですけれども気になって仕方がありませんでした。

ただ、料理に関する知識と舌の確かさは現在とも変わってはいません。

ただ、その特技は傍若無人な料理人や評論家に対して、重箱の隅をつつくようなイヤラシイスキルとして発揮されていました。

例えば、銀座で寿司屋を経営する傲慢な料理人が準主人公の栗田 ゆうこさんに対して  「お嬢ちゃんにはうちの寿司を食うのはまだ早い。スーパーの寿司で十分じゃなえのか?」と栗田さんを侮辱します。

こんな料理人が本当にいるの?と思ってしまいますが、まあ漫画ですのでしょうがないでしょう。さて、侮辱された栗田さんを尻目に山岡士郎も畳み掛けます。

「確かにおやじの言う通り、スーパーの寿司で十分。こんな店の寿司なんかよりも、よっぽど美味いからな。

と寿司屋の料理人に因縁を付けます。

そして、山岡士郎はその寿司屋の料理人を伝説の寿司職人と勝負させたり、大学で傲慢な料理人が握った寿司をなんとCTスキャンに!

その結果を元に何故、その寿司がマズいのか?理屈と科学的根拠を突き付けます。

そして決めゼリフ!『傲り高ぶった心で握った寿司はガチガチで美味くねえッ!てめえの寿司がそれなんだよ!

スカッ!とするベッタベタな勧善懲悪な展開です!ただ、山岡士郎にこてんぱんにされた料理人の捨て台詞もなかなかです。

そんな事をわざわざ俺に言う為に、今日一日、色んなとこに連れまわして挙句、こんな大学来させたのかよ…

まったくですね…。

この言葉には強面の山岡士郎も、ちょっと面喰ったのか「いや、ただそれが俺が言いたかっただけで…」と言葉を濁します。

なんだか、ツッコミどころが満載で終了…という話がありました。

このように自分本位ですが、傲慢なヤツは例え親(海原雄山)でも許さない!

という自分を完全に棚に上げた持論を展開していきますが、持ち前の料理に関する知識と舌で料理人や評論家をやり込める勧善懲悪な展開が、初期の美味しんぼの特徴でした。

丸くなった山岡士郎と激化する海原雄山との料理対決!

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『美味しんぼ』の中期はちょっと初期と展開が変わります。まず、山岡士郎のキャラが極端に変わります。

一言でいうと、かなり丸くなります。そして、徐々に東西新聞でのいじられキャラにまで変化しちゃうんですね。

理不尽な女性社員と上司から、パワハラに近い接し方をされるようになっていきます。

そして、勧善懲悪な展開は鳴りを潜め、父親である海原雄山との料理対決がメインテーマになっていきます。

初期と展開は変わりましたが、中期もなかなか面白いです。言い忘れましたが、海原雄山も初期とキャラが変化していて、傲慢な老人から泰然自若な人格者に変わっています。

また、山岡士郎と栗田ゆう子のラブストーリーも展開されて、単なる料理漫画の域を越えた深い話も出てくるようになります。

特に、山岡士郎と栗田ゆう子が結婚する間際、山岡士郎と父親の海原雄山との決別が決定的になった、山岡の母親の死に関する話は『美味しんぼ』のハイライトでしょうね。

海原雄山の過去と母親の死に対する真相を知った山岡士郎の心情は、非常に共感できます。

※上記の話は下記の巻に収録されています。この話だけでも、2時間枠でかなり視聴率が取れると思うですが…

このように中期までの『美味しんぼ』はわたしは好きでした。話が料理だけに留まらず、人の生き方や苦悩を描いていて、それが共感出来たから、欠かさずに読んでいました。

飛沢周一が登場してから政治や社会問題を扱う形に徐々にシフト…

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飛沢周一が登場する頃から徐々に話の展開が、現在の社会問題を扱う流れになってきて、面白くなくなったんですよね…。

ただ、飛沢周一があまり関係はないんですけどね…

今までの人間の心情をテーマにしたテーマが鳴りを潜めて、社会問題について掘り下げて、原作者の雁屋哲さんの持論を展開するような漫画になってしまったようです。

この原作者の雁屋哲さんは、結構、アグレッシブな考えを持っているようで、傾向は『美味しんぼ』の初期、中期にも度々、表れていました。

サントリーのドライビールに対する非難、化学調味料に対する非難、日米の米輸入論争、などなど、現在で展開していたら、また話題になったと思うちょっと偏ったテーマの話もあったんです。

ですが、あの鼻血に関するくだりはマズイですよね…。ちょっと誇張しすぎてしまったのではないかとも思います。

そして『美味しんぼ』は今後、キチンと連載出来るのでしょうか?

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