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中田英寿の様なフィジカルの強さがないから、最近の日本人選手は海外で通用しない…

投稿日:2015年1月19日 更新日:

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『中田英寿の様なサッカー選手を日本サッカー界はモデルにして、育成して貰いたいですね』

現在は引退していますが、元日本代表である中田英寿は、歴代の代表選手の中でも、1.2位を争う程にフィジカルコンタクトが強かったと思います。

記載するフィジカルコンタクトとは、ボールを巡る相手選手とのぶつかり合いの強さです。以降、フィジカルコンタクト=フィジカルと略します。

そのフィジカルの強さは、日本人という枠を越えて、屈強な外人選手に対してもフィジカルの強さを発揮していました。

中田英寿よりも、体格が優れた黒人選手を何度も跳ね飛ばすシーンを目の当たりにした方は多い筈です。

今回は元日本代表の中田英寿は何故、あれほどフィジカルが強かったのか?そして、彼から日本人選手が学ぶべき事について、公開してみたいと思います。

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現在の日本代表でも、中田英寿よりフィジカルの強さを感じさせられる選手は存在しない!

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中田英寿が活躍していた10数年前よりも、サッカー対する理論、育成方法が進化していると思われる日本サッカー界で、彼よりフィジカルが強いと感じられる選手はいません。

それは海外で活躍する日本人選手を含めてもです。唯一、中田英寿に近いフィジカルを持ち合わせているのは本田圭佑ですが、彼もフィジカルでは中田英寿には及ばないと思います。

ただ、本田圭佑は中田英寿よりもフィジカルは劣りますが、他の面で中田英寿よりも優れている面を持ち合わせていますが…

関連記事:本田圭佑と中田英寿の違いって、何なのでしょうか?

残念なのは、若手のサッカー選手でしばらくは、中田英寿と同じくらいにフィジカルを持ち合わせた日本代表選手が出てこなさそうな事です。

現在、香川真司より下の世代で、海外で大活躍する選手が存在しなくなりました。

テクニックの面で言えば、中田英寿よりも優れた若手の日本人選手はたくさん存在しますが、彼よりもフィジカルに優れている選手はいないと言っていいでしょう。

日本人の若手サッカー選手が海外で活躍出来ないのは、中田英寿の様なフィジカルを持ち合わせていない、もしくは、フィジカルに強くなる事を軽視しているからではないでしょうか?

海外で活躍する為には、フィジカルが強い事が絶対条件!

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わたしの個人的見解ですが、日本人選手は個人での局面打開力が、外国人選手に比べて劣っている様に思えます。ただ、テクニックは優秀な選手は多いです。

特に対人プレーがダメですね。ドリブルで相手選手と勝負出来る。もしくは、強烈なチャージ、タックルでボールを奪取出来る選手は殆どいません。

ただ、内田篤人だけは別です。彼がおそらく日本人選手で唯一、対人プレーが強い選手と海外基準で評価出来る選手だと思います。

内田篤人の対人守備の上手さは、あのネイマールを一人で抑え込む事が出来る程、優れています。

関連記事:内田篤人は彼女もいないし結婚もしない?そして彼のプレースタイルについて!

守備に関しては、内田篤人が唯一、対人プレーに強い選手と海外基準で言えますが、攻撃に関しては本当に海外基準で対人プレーを評価できる選手がいません。

本田圭佑、岡崎慎司、香川真司は海外で大活躍をしている日本人選手ですが、彼等も残念ながら、独力で局面を打開できる対人プレーの強さを持っていません。

しかし、中田英寿だけは海外の選手相手でも、独力で攻撃の局面を打開する対人プレーの強さを持っていました。

カウンターの場面で、一人でドリブルで攻め込み、群がる外国人選手の激しいチャージに対し、体勢を崩すどころか逆に弾き飛ばす、重戦車の様なフィジカルを披露しています。

中盤でスピードに乗せると中田英寿は手が付けられなくなります。ですので、複数の選手で抑えに懸ると、中田英寿はマークが外れた味方に鋭いスルーパスを配球します。

ある意味、『一人で試合を決めてしまう』圧倒的なプレースタイルを持っていたのが、中田英寿でした。そして、そのプレースタイルの根幹は強靭なフィジカルです。

言い換えれば、中田英寿は強靭なフィジカルを持っていたので、海外選手相手でも独力で局面を打開できる選手だったとも言えます。

現在、日本人選手の若手が大勢、海外クラブに所属する様になりましたが、思う様に活躍出来ていない選手が大半です。

柿谷曜一朗、原口元気、宇佐美貴史などのテクニシャンが海外で成功出来ていないのは、サッカーの技量以外の要素も多いと思いますが、独力で相手を圧倒するフィジカルが無い。

少し偏った見方ですが、その点も活躍出来ない要素に含まれていると思います。

関連記事:バーゼル移籍の柿谷曜一朗は多分、通用しないでしょう…

中田英寿のボールキープの強さは『腕』の使い方が上手かった事。

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中田英寿が外国人選手を相手にしても、球際の強さで圧倒していたのは、体幹が強い事もあるのですが『腕』の使い方が上手かったからです。

中田英寿がドリブルでボールをキープする時、重視していたのは、足先を意識する事よりも上半身、特に『腕』の使い方を重視していました。

相手選手が寄せてくる時、ボールをキープする為に『腕』を使って相手選手を寄せない様にしていたんですね。

真横や後方から寄せてくる相手には、肘や手のひらを使い、相手選手を押しのける。一見、ファウルに見られがちなプレーですが、海外の優秀な選手は皆、よく用いるプレーです。

テクニシャンで有名なイニエスタ、メッシも『腕』の使い方は上手いです。彼等は、足先が上手いのは確かですが、それだけでなく、『腕』の使い方も巧みですね。

関連記事:驚愕のドリブルテクニック!何故?メッシは凄いのか?

ボールに寄せてくる選手は『腕』でブロックし、『手のひら』で相手選手を押す勢いを利用して、相手選手のマークを剥がす。この一連の対人プレーが外国人選手は本当に上手いです。

反面、日本人選手は足先のテクニックはあるのですが、この『腕』を使った対人プレーは上述した様にまるでダメです。

この間、シンガポールでの親善試合でJリーガーを中心とした日本代表が、ブラジル代表に惨敗したのは、ネイマールも凄かったですが、中盤でブラジル代表の圧力に負けたからです。

柴崎岳、森岡亮太、田口泰士が、完全に対人プレーでブラジル代表のフィジカルに攻守共に苦しめられていました。体格差はそれほどない筈なのに、悉く球際で競り負けています。

テクニック、戦術眼、体格でもそれほど差はない筈なのに、ブラジル代表にゴリゴリに押し込まれたのは、フィジカルを基本とした対人プレーの技術が劣っているからです。

中田英寿の様にフィジカルを根幹とした対人プレーに強くなるには?

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わたしの見解では、単なる筋トレだけでは強くなる事は出来ないでしょう。

下手に筋肉を付けてしまうと身体全体を連動させる動きに支障をきたし、逆にボールを奪い合う対人プレーが弱くなる可能性もあります。

では、どのようにして、中田英寿の様にフィジカルを根幹とした対人プレーに強くなるのか?それは、やはり実戦を通してしか強くなる事は出来ません。

以前の記事でもサッカーの初心者対象に記載したのですが、上手くなるのは、とりあえず、試合中で『ボールキープを強く意識する事』と公開しました。

関連記事:サッカーで素人の方が最短で上手いドリブルを身に付けるコツ!

この方法は『足技とかボールテクニックとか関係なしに、身体を張って相手からボールを守る!』という事が主旨です。

練習でひたすら、1対1のボールキープを繰り返し、試合でも通用するまで徹底的に身体を張ったボールキープを意識します。

当然、実戦で粘り強いボールキープが通用するようになれば、自然に相手を制する技術と身体の使い方が身に付くでしょう。

日本人は多分、育成の段階でこのボールをキープする為の技術が十分に身に付いていないのでは?とわたしは思っています。

甥っ子のサッカークラブの練習で、スペースに放り込まれたボールを奪い合うプレーを見たのですが、どの子も、とにかくボールに先に触ろうと必死なんですよね。

そうではなくて、まず、『相手の身体を制する事が先で、ボールを触るのは後でいいんです』そして、指導する方々は誰もそれを指摘しません。

たまたま、見た育成現場だけで言及するのは良くないのですけれども、ボールテクニックだけなく、ボール抜きの対人プレーの指導も重視していかなければいけないと思います。

サッカーというスポーツは相手ありきの競技ですので、テクニックを身につけるのも重要ですが、突き詰めると『対人勝負』に勝てなければ、何の意味もありません。

現在の日本サッカー界はテクニック重視で、この『対人勝負』に関しては軽視されている様に思えます。

中田英寿はフィジカルを根幹とした『対人勝負』が圧倒的に強く、外国人選手に対しても、その強さは驚異的なものでした。

彼の様なサッカー選手を日本サッカー界はモデルにして、育成して貰いたいですね。

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