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武藤嘉紀はプレミア名門チームのチェルシーで通用するのか?

投稿日:2015年4月9日 更新日:

MutoVenezuela140910

『武藤嘉紀はチェルシーのオファーに対して、現状は明確な回答はしていません。ただ、わたしが思うに彼はチェルシーのオファーを受けるべきです』

とんでもないニュースが舞い込んで来ました。

サッカー日本代表でFC東京に所属する武藤嘉紀が、正式にプレミアリーグの屈指の名門チームであり、あのジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーから、正式オファーを受けているとの事。移籍金は約7億円。

実は、数週間前から噂レベルでチェルシーが武藤嘉紀の獲得に乗り出しているという情報は流れていました。

ただ、わたしを含めて、あのチェルシーが武藤を獲得する訳がない…と思っていた矢先にこの報道です。正直、かなり驚かされたというのが本心です。

さて、現在22歳で日本代表にも選出されている武藤嘉紀が仮にオファーを受諾したら、チェルシーで通用するのでしょうか?今回はその辺りを公開してみたいと思います。

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そもそも、何故?チェルシーは武藤嘉紀にオファーを出したのか?

11847cef590dfff5489db7c58636bc1c_s そこそこ、サッカーに興味がある方ならお分かりと思いますが、プレミアリーグに所属するチェルシーは世界屈指の名門クラブです。

このレベルのクラブに、レギュラーで試合に出場する事がどれほど熾烈な事なのかもご理解頂けると思います。ベンチ入りメンバーも各国の代表選手。レギュラーともなれば、強豪国の中心選手しか存在しません。

スペイン代表のファン・マタ。ベルギー代表のケヴィン・デ・ブルイネ。ドイツ代表のアンドレ・シュールレ。

ファン・マタ以外、デ・ブルイネ、アンドレ・シュールレも代表では中心選手です。(ファン・マタも凄い選手ですが…)年齢もポジションも武藤嘉紀と近いですよね。

上記の名選手達が監督であるジョゼ・モウリーニョの構想から外れ、他チームに移籍させられています。

そんなレベルのクラブに代表では確固たる地位を築いておらず、実績も殆どない武藤嘉紀を何故、チェルシーは欲しがったのでしょうか?

更に言うと、武藤嘉紀が担当する2列目のミッドフィルダーのポジションには、エデン・アザール、オスカル、ウィリアン、クアドラードなどの選手が存在しており、層は非常に厚いです。

これは推測ですが、おそらくビジネス絡みの案件であると、わたしは予想しています。チェルシーは武藤嘉紀を獲得する事により、クラブ強化以外にメリットがあるのです。

先ず、金銭面でのメリットが大きいですよね。アジアツアーに関連する収益、武藤嘉紀に関連するユニフォームなどのグッズの収益、放映権関連の収益が多く見込めます。

獲得に要した移籍金7億円程度など、簡単に償却出来るでしょう。

また、チェルシーは平成27年の2月26日に日本のタイヤメーカー『横浜ゴム』とスポンサー契約を結んでいます。その金額は年間4000ポンド(約73億6000円)と、その契約料はプレミアリーグで第2位に位置する巨額契約との事。

ひょっとしたら、チェルシーは『横浜ゴム』とのスポンサー契約条項に「日本代表選手を獲得する事」という条件が間接的に盛り込まれていたかもしれません。

いずれにせよ、チェルシーが武藤嘉紀に正式オファーを出した背景には、クラブ強化以外の思惑がチラついている。というのが大方の予想でもあり、わたしの予想でもあります。

このように書いてしまうと武藤選手に失礼かもしれません。しかし、彼は今後の日本代表の中心を担う事が出来る実力を持った選手であるのは確かな事です。

ですが、オファーを出したクラブレベルが高すぎる為、このような憶測を抱かせているのだと思います。

今更ですが、武藤嘉紀は現状のチェルシーで通用するのか?

146c7547 チャンピオンズリーグではパリ・サンジェルマンに敗れ、ベスト16で参加を終えましたが、プレミアリーグでは首位を独走中です。

選手層も厚く、特に薄いポジションも見当たりません。武藤嘉紀が仮にチェルシーに移籍し、出場機会を得るのであれば、2列目のサイドのポジションになると思います。

そうなるとエデン・アザール、ウィリアン、クアドラードとのポジション争いが待っています。現状の武藤嘉紀では彼等を押しのけて、スターティングメンバーの名を連ねるのは不可能に近いでしょう。

ターンオーバー要員としても、デ・ブルイネ、アンドレ・シュールレも見限られたレベルで通用するプレーを披露出来るのか?大いに懸念を抱きます。

ただ、武藤嘉紀には1対1に非常に強く、日本人離れしたコンタクトプレーの強さを持っています。

昨年、シンガポールで行われたキリンチャレンジカップで日本代表はブラジル代表にボロ負けをしましたが、武藤嘉紀だけは、激しいブラジル代表のプレスに臆する事なく、単独でボールをバイタルエリアまで持ち込んでいました。

世界レベルで通用しそうな『素材』を持っている雰囲気を感じ取った方もいると思います。ジョゼ・モウリーニョの下で適切に育成されれば、大化けする可能性もある?それが、わたしが感じている武藤嘉紀の印象です。

上手く大化けすれば、チェルシーのサブメンバーとしては通用すると思います。

武藤嘉紀はチェルシ移籍を決断すべきかどうか?

soccer111019_1_title 武藤嘉紀はチェルシーのオファーに対して、現状は明確な回答はしていません。ただ、わたしが思うに彼はチェルシーのオファーを受けるべきです。

スターティングメンバーはおろか、サブメンバーにも選出されるかどうかも分かりませんが、あのジョゼ・モウリーニョの指導を受けられる事。

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仮にレンタルとして他のクラブに出されても、チェルシー所属というブランドのアドバンテージは大きい事。そして何より、年俸が劇的に上がる筈です。

プロサッカー選手といえども、基本的には『生活費』を稼ぐために職業としてサッカーを選択した筈ですから、試合出場の有無は抜きに年俸は貰えれば貰える程、嬉しい筈です。

生臭い話も出ましたが、以上の事により武藤嘉紀はチェルシーのオファーを受けるべきだとわたしは思います。彼のキャリアを考えても、年齢的にビッグクラブに移籍出来る最後のチャンスかもしれませんし。

…しかし、凄い話ですよね。宇佐美貴史がオファーを受けるならまだ理解が及んだのですが、武藤嘉紀がチェルシーですか…未だに信じられない話ですね。

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