サッカー

マンチェスターユナイテッド守備崩壊…昇格組のレスターに大逆転負け…

投稿日:2014年9月22日 更新日:

マンチェスターユナイテッドの守備を立て直すには、中盤を見直す事が先決です。

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総額約250億円の常軌を逸した補強を敢行したマンチェスターユナイテッドが、今季、1部に昇格したレスターシティに5-3と大逆転負けをしました。

マンチェスターユナイテッドの前半は好調な滑り出しで、新加入のファルカオが発スタメンでいきなり、華麗な裏抜けから、ファン・ペルシーに絶妙なアシストを送り、先制点を奪います。

その後も、ディマリアの芸術的なループシュートで加点をします。

ただ、その直後、あっさりと右サイドをレスターに破られ、棒立ちのセンタバックーエバンスとサイドバックのラファエウの間にセンタリングを放り込まれ失点…。

ここから、マンチェスターユナイテッドのリズムが狂い、終わってみれば、5-3の大逆転負けでした。

ホームのレスターシティは大喜び、そして、あのインテルの中盤の底を長年、支え続けたエステバン・カンビッアッソがなんとレスターでプレーしていた!

というオマケつきで日本のサッカーファンにとっても、衝撃的な試合結果となりました。

さて、今回の試合に関するわたしの感想を下記に述べます。

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深刻なマンチェスターユナイテッドのDF陣…

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いや…酷いですね。マンチェスターユナイテッドのDF陣は。これは、サイドバック込みの感想です。

右サイドバックのラファエウは、ファーガソン時代からの右サイドバックですが、久しぶりの先発で試合勘が鈍っていたんでしょうか?

PKを与えてしまったファウルも酷いですが、それ以上に、その直前のロングボールの競り合いに負けて、サイドを破られるシーンが最悪…。

あれはDFとして、絶対にやらせてはいけないプレーです。

また、左サイドバックの新加入ロホも、そんなにいい選手とは思えませんでした。

チーム加入がまもないから、という理由では通用しないポジショニングの悪さ…。要はサイドバックとして、上りすぎなんですよ。

センターバックのエバンスとブラケットも2部レベルのプレーを披露してしまいました。

本当にマンチェスターユナイテッドはセンターバックがいないんですね。若くて試合経験の少ないブラケットが先発とは…プレーに若さが表れ、後半には一発退場…

エバンスも相手センターフォワードのマーキングが甘く、簡単にセンタリングからの失点を許しています。

勝ちこされた失点は、途中交代のマタの責任はだけではない…

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とうとうベンチ要員になってしまいましたね。マタ選手…わたしが以前、記事に記載した通りになりました。

関連記事:マンチェスターユナイテッドのスタメンはどうするの?60億移籍のマタはベンチに?

必要性に疑問符が付く、ファルカオの加入でベンチに追いやられたファン・マタ。ファンペルシよりも高い移籍金60億で加入した選手をベンチとは…

無茶苦茶な話です。ただ、レスターに追い上げられ、勝ち越しを狙ったファンファールがマタをピッチに送り出しました。

ただ、これが裏目に出て、マタの不用意なトラップでボールを奪われ、レスターのダイナミックなカウンターの起点にされ、あえなく失点…

勝ち越し点を献上する形になり、マタに非難が集中していますが、あのシーンはマタも悪いですが、ボランチとDF陣の責任が大きいと思います。

先ず、責任を負うべきなのがロホ。マタに精度の悪いパスを預けて、自分はマタを追い越して、上がってしまいました。

彼が上った為、左サイドは誰もいない状況に…。当然、レスターもマタからボールを奪い、ロホがいない左スペースを突いてきました。

ここでおバカなのが、ブラケット…。最終ラインでマークすべき、ジェイミー・バーディがいるのに、彼のマークを捨てて、ロホのいない左スペースに釣り出されます。

ロホのいない左サイドでボールを受けたレスターの選手は、ブラケットが飛び出してきたので、ドフリーのジェイミー・バーディにスルーパス。

あっさりとジャイミー・バーディはマンチェスターユナイテッドの最終ラインを破り、デ・ヘアとの一対一を制して、逆転ゴールを奪いました。

いや、レスターのカウンターは凄まじく、プレミアリーグらしいダイナミックな展開でした。サポーターは堪んないでしょうね。

チームとして守備連携が全くなっていないマンチェスターユナイテッド!

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DF陣の個々の能力の低さも、マンチェスターユナイテッドの問題ですが、同時にチームとして、守備連携が出来ていない事も問題です。

レスターに勝ち越し点を許したシーンが問題で、普通、マタがボールを奪われても、簡単に失点はする筈がないんですよ。

それなりのレベルのセンターバックならば、あのシーンでは、ロホのスペースを埋めに行きません。それよりも、ジェイミー・バーディを離さず、味方の戻りを待ちます。

若いのか、サッカーIQが低いのか?ブラケットは釣り出されちゃいましたが…。それでも、通常のチームならば、失点を抑える事が出来ます。

ブラケットがロホのスペースを埋めに行ったならば、本来、ボランチのブリント、もしくは、もう一人のセンターバックであるスモーリングがブラケットの位置に戻ります。

セオリーとしては、スモーリングがブラケットのマークを引き継ぐ事が普通なんですけどね。ただ、スモーリングも何をやっていたのか、あさってのポジションにいたんですよ…。

結局、釣り出されたブラケットのスペースを誰が埋めに来たと思います?

「ルーニーですよ?」彼が全速力で前線から最終ラインまで、追いつきませんでしたが、スペースを埋めに戻ってきました。

失点後、ルーニーがブリントかスモーリングに対して、烈火の如く、怒っていましたね。

負傷したエバンスと交代したスモーリングとブリントは何をしていたんでしょうか?

確かに、勝ち越し点を狙いたいから、前がかりにならざるを得ない事は理解出来ますが、中盤とDF陣のカバーリングが全然、出来ていません。

ファンファールはこれまで、3バックをメインにチームを組織してきました。ところが、プレミアリーグが開幕してから、4バックを導入するなど、後手後手の印象も受けます。

そういう意味で4バックの守備連携が浸透していないのでしょうか?あまり質が良いとはいえない新加入の選手も存在しますし…

ラインを下げれば、守備は安定すると思いますが…

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マンチェスターユナイテッドの攻撃陣は、確かに補強の効果により強力です。

ただ、守備があまりにもお粗末。こんな調子では、今後、チェルシー、マンチェスターシティなどの強豪にボロボロにやられるでしょう。

DF陣の能力が低さをごまかす方法は、思いっきり最終ラインを下げて、引きこもる事です。そうすれば、簡単には失点はしません。

しかし、そんな戦術を今のマンチェスターユナイテッドが採用すると、とんでもない事になるでしょう。

マンチェスターユナイテッドの攻撃陣は強力ですが、基本的に守備をしません。

唯一、献身的に守備を行うのはルーニーだけです。ルーニーは点取り屋として超一流ですが、献身的に守備も行い、ゲームメイクも出来る、オールラウンダーなんです。

関連記事:ウェイン・ルーニーのプレースタイルについて!

ルーニーは守備に参加しますが、他の選手、マタ、ファン・ペルシ、ファルカオ、ヤヌザイなどは、殆ど献身的な守備はしません。

ですので、最終ラインは低いですが、攻撃陣は守備に戻って来ないので、中央のスペースがスカスカになるでしょう。

そうなると、完全に中盤は相手に支配され、一方的に押し込まれる展開に持ち込まれてしまいます。

守備意識が高く、ゲームメイクも出来るルーニーを思い切って、ボランチに起用はしてはどうか?

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マンチェスターユナイテッドの守備を立て直すには、最初に中盤の守備を見直す事が先決です。

中盤の守備が整えば、攻撃を遅らせる事で、最終ラインの位置を上げる事が出来るでしょう。

また、中盤の底で効果的にボール受け、配球が出来る選手がいれば、最終ラインのボール回しもラクになります。

中盤の底でパスコースを作ってくれる選手がいれば、最終ラインのDF陣が相手の激しいプレスに遭っても、簡単にその選手にパスを出す事でプレスを回避出来ます。

結果、攻守において、最終ラインを必要以上に下げずに済みます。

エレーラ、キャリック、アフロ、フレッチャー、いずれかの選手の組み合わせでは、どうも攻守の面で考えると、弱いですね。

エレーラは、上手く受け手と配球をこなせそうですが、守備の面を考慮すると懸念が出てきます。

そう考えると、キャプテンのウェイン・ルーニーを思い切って、中盤の底に起用しても、いいんじゃないでしょうか?

前線の攻撃陣は人数が揃っていますし、ルーニーは守備意識は高く、ゲームメイクも上手く、ボールキープも得意です。

激しいプレスに遭っても、ボールキープが出来るのが、ルーニーの魅力の一つですよね。そして意外にも、サッカーIQは高いですし。

ですので、本人は嫌がるかもしれませんが、マンチェスターユナイテッドの守備を立て直す為に、中盤の底にルーニーを起用するにもアリだと思います。

もしくは、4-4-2のセンターハーフとして起用して、エレーラorディマリアと組ませて、サイドは右はバレンシア、左はディマリアorヤヌザイ。

また、右サイドはバレンシアとラファエウの位置を入れ替えても、面白いですよね。ラファエウは、バレンシアよりも精度のあるセンタリングが出来ます。

ドリブルも巧みですが、フィジカルに難があります。偶に彼が守備の穴になります。

バレンシアはセンタリングの精度も低く、サイド一辺倒のドリブルしか出来ませんが、フィジカルが強く、守備に回ると意外に効いているんですよ。

このフォーメーションで、結構、上手く回ると思うんですけどね。

マンチェスターユナイテッドは4位以内に入る事が出来るのか?

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マンチェスターユナイテッドは欧州チャンピオンズ・リーグの出場権利がある4位以内に入る事が出来るのでしょうか?

ここまで、下位クラブとに対戦で1勝しかしていませんが、実は、他の上位チームも現在、苦戦しています。

特にリバプールは苦しんでいますね。ただ、リバプールは上位のマンチェスターシティとの対戦による敗戦も含まれていますので、まだ、マンチェスターユナイテッドよりも優位でしょう。

今季のプレミアリーグは中堅・下位チームが奮闘していて、日本代表の吉田麻也が所属するサウサンプトンが現在2位と上位につけています。

まだ5節を消化したばかりですので、多分、地力通りの順位に落ち着くでしょうが、マンチェスターユナイテッドは苦しいシーズンになると思います。

約250億円も補強費に回したのならば、目標は普通に考えてプレミアリーグ優勝なんですが、当初は謙遜を含めて、チャンピオンズ・リーグ出場権確保でした。

ところが、こんな状況になってしまい、マンチェスターユナイテッドの今季目標は、本当にチャンピオンズ・リーグ出場権確保が現実です。

しかも、結構、難しいミッションになりつつあります。

この調子では、また、冬に補強をするのでしょうけど、今度こそ、マトモなDFを補強しないと大変な事になりますよね。

しかし…何でマンチェスターユナイテッドのフロントはファルカオを獲得したんでしょうね…。

マンチェスターシティに今季移籍した、フランス代表のマンガラを無理やりにでも、獲得すれば良かったのに…

それにブラケットを使うのならば、まだ、サウサンプトンの吉田麻也の方が若干、役に立ちそうですけど(笑)

冬の移籍期間に有力センターバックが誰も相手にしてくれなかったら、吉田麻也を検討するのはどうですか?

そういえば、約51億で獲得した19歳のルーク・ショーは、どこで起用するんですかね?

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