サッカー 香川真司

香川真司が所属する低迷中のドルトムント!徹底的に対策されたゲーゲンプレス!

投稿日:2014年11月28日 更新日:

Borussia Dortmund v Hamburger SV - Bundesliga

香川真司のドルトムントのゲーゲンプレスは、完全に対策されています!

ブンデスリーグで低迷中の香川真司が所属するドルトムントですが、欧州チャンピオンズリーグの予選では、無敗と絶好調を維持していました。

しかし、昨日に行われたアーセナルのホーム、エミレーツ・スタジアムでチャンピオンズリーグの予選。ついに黒星を付けられるという結果になりました。

アーセナルはセッカークラブとして、超一流です。選手、スタッフ、施設、どれをとっても近代サッカーの最先端を行くクラブの一つです。

そんなチームがみすみす、低迷中のドルトムント対策を怠る筈がありませんでした。

先日の試合では、アーセナルはドルトムントのゲーゲンプレス対策を完璧に遂行してきました。ポゼッションサッカーを好む、アーセン・ベンゲル監督は驚きべき戦術を採ってきましたね。

ホームであるにも関わらず、自陣に深く引きこもり、攻撃は中盤を省略したロングボール主体という戦術を採用しました。

アーセナル本来のサッカーとは程遠い戦術ですが、現在のドルトムント攻略には最善の策だったと思います。

結果、ドルトムントはアーセナルのサッカーに成す術がなく、0-2というスコアで敗れ去りました。

ドルトムントは既に欧州チャンピオンズリーグの予選突破を決めていますが、トーナメントでは苦しい展開が確実に待ち受けている筈です。

ブンデスリーグだけではなく、他国リーグもドルトムントのゲーゲンプレス対策を練って試合に臨んでくるのは確実です。

ドルトムントの監督、ユルゲン・クロップは早急に対策を考えなければならないでしょう。いや、既に考えているでしょうね。

そして、わたしが考える現在のドルトムントの立て直し案も、おこがましくも公開させて頂きたいと思います。

スポンサードリンク


最近のドルトムントの失点パターンについて!

reus-500x346

現在のドルトムントの1トップはオーバメヤンが務めています。ただ、申し訳ないですが、彼がチームに悪影響を及ぼしているのは間違いありません…(インモービレ、ラモスもですが…)

関連記事:香川真司が交代すると何故?ドルトムントは失点が増えるのか?その理由について

理由はオーバメヤンという選手は、脚は抜群に速いですが、それだけの選手…なんですよ。ポストプレイは殆どしない、味方にスペースを作る動きはしない、ゲーゲンプレスの起点として機能しない、独力で打開できる技術も決定力もない…

モロに悪し様に書いていますが事実です。特に痛いのが、攻撃にタメを作る事が出来ないという所ですね。

全盛時のドルトムントのフォワードを務めたバリオス、レヴァドンフスキという選手達は、攻撃にタメを作る、味方の動きを引き出すというプレーは抜群に上手かったです。

彼等が最前線でボールをキープし、2列目の選手が上って来るまで、踏ん張ってくれていたから、ゲーゲンプレスからショートカウンターという厚みのある攻撃が、スムーズに機能していたんです。

ところがオーバメヤンの場合、ゲーゲンプレスが成功してショートカウンターに移る際、彼にボールを預けたら味方の上がりを待たずに、単独で仕掛けるプレー選択を優先させています。

前線の起点として、ボールを受ける動きをするよりも、裏抜けを真っ先に選択するんですね。連携で相手を崩すという意識が殆どなく、独力でゴールを目指す意識が強すぎるんです。

結果、チームも彼の為にロングボール、スルーパスを放つのですが、そんな難易度が高いパスが簡単に通る筈もなく、殆どがカットされます。

そして、ゲーゲンプレスが成功→素早いショートカウンターという一連の動作の為に、前線にドルトムントの2列目の選手が上がってしまうので、自陣には選手が殆ど残っていません。完全にチームが前懸りになっている状態です。

そんな状況でボールを奪われたら、逆に致命的なカウンターを仕掛けられます。ただでさえ、ドルトムントの最終ラインの高さは、欧州でもトップクラスなのに…

ゲーゲンプレス後、単発的なショートカウンター失敗→逆に相手チームのカウンターを許して失点…これが最近の典型的なドルトムントの失点パターンです。

1トップにオーバメヤンを起用するなら、ゲーゲンプレスを捨てるべきでは?

Borussia Dortmund v Arsenal: UEFA Champions League

ドルトムントの悪循環は上述した通りです。しかも、現在のチームには前線でタメを作れる選手が存在しません…(インモービレ、ラモスもダメ)

ただ、上述した選手達は身体能力だけでいったら、強みを発揮できる選手達です。特に脚は早い選手達なんですよ。

しばらくは、既存の前線の選手達でドルトムントはやりくりするしかありません。でも、ゲーゲンプレスは対策されて使えない…では、どうするのか?

思い切って、「ゲーゲンプレス」を捨てたらどうでしょうか?そして、チームの「重心」をもう少し下げる事です。

ただ、チームの「重心」を下げるといっても、最終ラインと前線の距離を間延びさせるのではなく、前線の選手もキッチリ引かせます。

チームの「重心」を下げつつも、コンパクトに陣形を保ち、ボールを奪取したら、フンメルス、ギュンドアンのロングフィードを活かして、脚の速いオーバメヤンの裏抜けを中心に攻撃を組み立てます。

オーバメヤンをなどの脚の速い選手を活かす方法としては最適だと思います。仮に失敗しても、チームの「重心」が下がっているので、カウンター対策にも効果を発揮します。

また、カウンターが成功しなくても、香川真司、ギュンドアンなど遅攻でも相手を崩す事が出来る選手もいるので、悪くはない戦術だと思います。

モデルは昨シーズンのディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードですかね。

チームの「重心」を下げつつも、フォワードもプレスに参加し、ボールを奪取するという戦術です。

今のドルトムントには、この戦術が最適だと思うのですが…。

ゲーゲンプレスを採用し続けるのであれば、マインツの岡崎慎司を本気で獲得しては?

FBL-GER-BUNDESLIGA-FSV MAINZ 05-HAMBURGER SV

ゲーゲンプレスは各チームに攻略されていると公開しましたが、本当は攻略されているのではなく、昨シーズン以前よりも「機能していない」というのが、わたしの見解です。

関連記事:ゲーゲンプレスが不完全…香川真司は好調だけど、ドルトムントが絶不調…

特に対戦相手の最終ラインにいる選手に簡単にロングボールを蹴らせ過ぎです。

ゲーゲンプレスはポゼッションを中心とするチームだけではなく、ロングボールを多用するダイレクトフットボールを採用するチームにも効果を発揮していました。

それは、ゲーゲンプレスのコンセプトとして「プレスを避ける為の正確なロングボールを蹴らせない」という事もコンセプトに入っているからなんです。

関連記事:香川真司が所属するドルトムントのゲーゲンプレスって何?

ところが、現チームのオーバメヤン、ラモス、インモービレが十分にゲーゲンプレスを理解していないのか、対戦相手に簡単にロングボールを蹴らせているのが現状です。

シーズン序盤ではなく、中盤に差し掛かってもこの状態では、彼等にゲーゲンプレスを機能させる能力はないと見限るしかないでしょう。

しかし、代わりになる選手がいないとなると、選手を補強するしかありません。

これは思いっきり日本人として肩入れする感情が入っていますが、冬の移籍期間にマインツの岡崎慎司の獲得をドルトムントは目指してはどうでしょうか?

前線から積極的に守備に貢献する姿勢、チームにタメを作る、裏抜けも出来る、決定力もある。

オーバメヤン、インモービレ、ラモスよりも確実にドルトムントの戦力の上乗せが期待できると同時に本来のゲーゲンプレスが機能する可能性が高いです。

どうでしょうかね?

決断を迫られているのは確実!ユルゲン・クロップの苦悩…

ed859d93-s

ドルトムントのユルゲン・クロップはアーセナルの敗戦を受け、確実にチームコンセプトを変化させる「決断」を迫られているでしょう。

何故かというと、他国リーグのアーセナルが明確な対策を持ってドルトムントを破り、結果を出してしまったからです。

ブンデスリーグだけではなく、他国リーグでも「現在のドルトムント攻略の方程式は簡単である。」とバレてしまいましたからね。

ユルゲン・クロップはドルトムントを率いてから、最大の決断と苦悩を抱えているのだと思います。

ゲーゲンプレスという革新的な戦術でブンデスリーグを制するだけではなく、欧州の強豪を震撼させた戦術が、確実に中堅、下位チームにも通用しなくなっている…

ゲーゲンプレスを捨てるか、それとも改善させるのか?苦しい「決断」を迫られている筈です。

しかも、悪い事は重なるもので、チームのエースであるマルコ・ロイスが怪我で長期離脱…彼の個人技でなんとか凌いだ試合も多かった筈ですし、今後も頼りにしていた筈です。

関連記事:移籍話が殺到!ドルトムントのマルコ・ロイスのプレースタイルについて!

香川真司に以前のシャドーストライカーとしての活躍を求めたいけれども、チーム事情でそれも出来ない…苦しいですよね。

関連記事:ドルトムントに復帰した香川真司のプレースタイルについて!

それでも、早急に決断を下さなければ、このままドルトムントは最悪、降格圏に位置したままの状態に陥る可能性もあります。

ですので、上述した様な、わたしのドルトムントの改善策(素人の見解ですので…ご容赦を)をクロップも既に検討している筈です。

なんとか、最低でもブンデスリーグではチャンピオンズリーグを確保できる順位、チャンピオンズリーグでは健闘して貰いたいですね。

-サッカー, 香川真司

執筆者:


  1. 香川真司が所属する低迷中のドルトムント!徹底的に対策されたゲーゲンプレス! | 最新ニュース より:

    […] で、自陣には選手が殆ど残っていません。 完全にチームが前懸りになっている状態です。 [紹介元] 香川真司が所属する低迷中のドルトムント!徹底的に対策されたゲーゲンプレス! […]

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

アギーレは名将?見事なシステム変更で日本代表がオーストラリア代表に勝利!

Contents1 アギーレの名将か?と思わせる采配と今野泰幸が試合を決めました。1.0.1 日本代表をよく研究していたオーストラリア代表!そして、蒼ざめた長谷部誠!1.0.2 アギーレは、長谷部誠と …

モウリーニョ監督が率いるチェルシーの強さとは?徹底したチーム戦術について!

『上位チームには最低でも引分け、下位チームには絶対勝利。これがモウリーニョ率いるチェルシーのチーム戦術です』 強いですね。モウリーニョ監督が率いる、今シーズンのチェルシー。 現在、2014-2015シ …

中田英寿の様なフィジカルの強さがないから、最近の日本人選手は海外で通用しない…

『中田英寿の様なサッカー選手を日本サッカー界はモデルにして、育成して貰いたいですね』 現在は引退していますが、元日本代表である中田英寿は、歴代の代表選手の中でも、1.2位を争う程にフィジカルコンタクト …

ファンファールの誤算…プレミアリーグで3バックは無謀…

Contents1 ファンファール監督にとって、DF陣の補強が思う様に進まなかった事は大きな誤算だったと思います。1.0.1 サイドアタック中心のプレミアリーグで、3バックは絶好のカモ!1.0.2 想 …

サッカーで素人の方が最短で上手いドリブル技を身に付けるコツ!

サッカーのドリブルは実戦を通じて身に付けるものです。 今回はサッカーの個人技である「ドリブル」について触れていきたいと思います。 さて、社会人になったから、付き合いでサッカーを始める事になる方もいるで …