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伸び悩む二人の天才…柿谷曜一朗と宇佐美貴史。その原因は何なのか?

投稿日:2014年12月18日 更新日:

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柿谷曜一朗と宇佐美貴史は「天才」の意識が抜けないのが欠点です。

日本が誇るサッカー天才児と言われた、柿谷曜一朗と宇佐美貴史が伸び悩みを見せています。

柿谷曜一朗を飛躍を期待され、セレッソ大阪からスイスのバーゼルに移籍しました。ただ、加入後の状況は芳しくなく、現在はベンチを温めるどころか、スタンド観戦という「ベンチ外」という状態です。

また、宇佐美貴史は19歳でバイエルン・ミュンヘンにレンタル移籍という、サッカー天才児としての面目躍如となる移籍を実現させました。

しかし、移籍後はバイエルン・ミュンヘンでは殆ど試合に出場できず、そのホッヘンハイムに移籍しましたが、このクラブでも満足に出場機会を与えられず、結局は2年でJリーグのガンバ大阪に出戻りという結果に…

日本サッカー界の将来を大いに期待された2人の天才、柿谷曜一朗と宇佐美貴史。現在は2人共、サッカー日本代表にも召集されていないのが現状です。

何故、彼等は本田圭佑、香川真司、岡崎慎司、内田篤人の様に海外で成功する事が出来ず、伸び悩んでしまったのか?その辺りを公開してみたいと思います。

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小学生の時は、毎年、200点以上を獲得!ガンバ大阪ユースの史上最高傑作と言われた宇佐美貴史!

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学生時代の活躍を見れば、宇佐美貴史は正に「サッカー天才少年」です。

小学生時代の長岡京サッカースポーツ少年団では、飛び級の連続で、小学1年生の時には4年生のチームで活躍をする天才ぶりを発揮。

試合で獲得した得点は加入後、毎年200点以上という驚異の数字を叩き出しています。その後、ガンバ大阪ジュニアユースに加入。ここでもその実力を買われ、中学3年生で高校生カテゴリーに飛び級で編入します。

もう、そのカテゴリー以上はガンバ大阪のトップチームしか存在しないという場所で、彼は中学3年生の時点で既にレギュラーの位置を確保していました。

とんでもない逸材ですよね。その活躍は国内に留まらず、国際ユース大会では得点王、最優秀選手賞などのタイトルを総ナメにする大活躍します。

宇佐美貴史はその活躍から、ガンバ大阪ユースの史上最高傑作と言われ、彼が高校2年生の時にクラブ史上初となるトップチーム昇格を果たします。

トップチーム加入後は、ユース時代の様に間もなくレギュラーを確保する事は出来ませんでしたが、徐々に出場機会を掴み、ガンバ大阪では重要な戦力になりました。

そして、才能を見込まれ、若干、19歳でドイツの名門であるバイエルン・ミュンヘンが宇佐美貴史を期限付き加入のオファーを提示します。

あの世界的にビッククラブであるバイエルン・ミュンヘンからオファーを受ける日本人選手が出てきたという事で、当時は大いに宇佐美貴史というタレントに大いに期待を寄せたものでした。

セレッソ大阪でジーニアスと呼ばれた柿谷曜一朗!

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柿谷曜一朗は16歳の時に、クラブ史上最年少でセレッソ大阪のトップチームと仮契約を結びます。16歳でトップチームと契約するという事が、柿谷曜一朗のサッカー選手としての才能の片鱗が窺えます。

その後、AFC U-17選手権2006で柿谷曜一朗は大活躍を見せ、U-17日本代表の優勝に貢献する事になりました。

その活躍はあまりにも、周囲とレベルが違い過ぎた為に、柿谷曜一朗はその才能のジーニアス。と評価されるようになります。

その後、正式にセレッソ大阪と契約を結び入団。そして、同期入団の選手にあの香川真司がいました。二人の入団時の期待値は、多分、柿谷曜一朗の方が香川真司よりも上だったと思います。

入団後、柿谷曜一朗はJ2で史上最年少得点を記録しますが、出場機会をそれほど多くはなく、同期入団の香川真司は、逆に出場機会を増やし、チームでレギュラーとして活躍をし始めていきます。

柿谷曜一朗はサッカー技術で言えば、間違いなく一流なのですが、プロ選手としての姿勢に問題があるとされ、当時の監督、レビィークルピに見放され、徳島ヴォルティスに期限付きで放出されます。

その後、徳島ヴォルティスで自身の姿勢を見つめ直した結果なのか、問題とされていたプロとしての姿勢は改善され、再びセレッソ大阪に戻る事になります。

セレッソ大阪復帰後は、頭髪を丸め、再チャレンジに奮起しました。結果、セレッソ大阪の貴重な戦力となり、チームを牽引し、Jリーグ最優秀選手賞を受賞しました。

その後もJリーグで活躍を続け、スイスの名門、FCバーゼルに完全移籍という形で、チームを離れる事になります。

天才と言われたタレントが海外でとうとう開花し、同期の香川真司を追い越せるのか?と当時は期待が寄せられてたんです。

ただ、わたしはこの時点で柿谷曜一朗は多分、バーゼルで通用しないと予想していました。

関連記事:バーゼル移籍の柿谷曜一朗は多分、通用しないでしょう…

日本代表に招集されない宇佐美貴史。バーゼルでベンチにすら入れない柿谷曜一朗…

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宇佐美貴史は復帰したガンバ大阪でレギュラーを確保し、今シーズンはリーグ、天皇杯、ナビスコカップを全て制して、3冠優勝を成し遂げる原動力になりました。

ただ、それだけの活躍を見せた宇佐美貴史は未だに日本代表に招集されてはいません。開催が近づいているアジアカップの一員として、大多数のサッカーファンは宇佐美貴史は選されると思っていた筈です。

ですが、アギーレは宇佐美貴史を選出する事はありませんでした。その理由は「守備に貢献的ではない」「全然、走っていない」などと世間では考えられています。

わたしは正直、アギーレが何故、宇佐美貴史を選手しなかったのか?その理由は分かりません。

分かる事は、色々な思惑を捨ててでも、アギーレが日本代表に招集したくなるズバ抜けた実力が宇佐美貴史には無い。という事です。

本当にたられば話ですが、ガンバ大阪でメッシがプレーする事になり、同時に彼が日本に帰化したならば即、日本代表に招集されますよね?理由は簡単で実力があれば、日本代表に招集されます。

宇佐美貴史はまだ、それだけの実力がないという事。彼が日本代表に呼ばれないのはこれだけの事だと思います。それは柿谷曜一朗にも同じ事が言えます。

「天才」のプレーしかできない宇佐美貴史と柿谷曜一朗…

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宇佐美貴史と柿谷曜一朗が期待とは裏腹に伸び悩んでいるのは、下記の事に尽きると思います。

宇佐美貴史と柿谷曜一朗は、サッカーでは「天才」のプレーしか出来ない。

周囲の選手達のレベルは関係なしに、彼等には「天才」としてプレーする癖が付いている事とその意識に無自覚である事が、伸び悩んでいる原因とわたしは考えています。

彼等は国内だけに限定すれば、サッカーが「上手過ぎた」のでしょう。プロ入りするまでは、同世代に自分以上にサッカーが上手い選手は誰もいなかった。

コレが天才の彼等を苦しめている要因の一部になると思います。

学生時代は無条件にレギュラーを保障され、自分の思うがままにプレーし、誰もそのプレーを止める事も出来ず、壁となる存在もいなかった。

それが当たり前という状況に慣れたまま、プロ選手になったけれども、Jリーグでもなんとなく以前の様にプレーが出来なくなり、試合にも出られなくなった。

それでも、年齢と過去の実績が評価され、単身で海外クラブに入ったけれども、そこには自分以上にサッカーが上手い選手がゴロゴロいて、どの様に振る舞うべきか分からなくなった。

海外クラブでは、自分の様な「天才」が何人もいて、そんな連中が必死で自分をアピールし、泥臭く守備に奔走している。ここでは日本での実績、年齢など何の評価対象にならない。

それでも、懸命にプレーをしたけれども、言語も通じない、プレーを披露しようにもパスが回ってこない。自分の居場所の確保の仕方が次第に分からなくなった。

宇佐美貴史は上記のような心境に陥り、海外のクラブでは出場機会を掴めず、ガンバ大阪に戻ってきたのではないでしょうか?

柿谷曜一朗は現時点で、上記の心情を抱いているのかもしれません。

日本人で成功している本田圭佑、香川真司、岡崎慎司、内田篤人達はクラブでの「自分の居場所」を確保するという事に対して、彼等よりも危機感を持っている筈です。

世界中から集められたプロ選手の中で、11人しか座れない「椅子取りゲーム」に勝ち抜く為には、単なる「天才」のままでは、絶対に他の選手を押しのけて座る事など出来ません。

柿谷曜一朗、宇佐美貴史が伸び悩んでいるのは、その辺りの「意識」の差にあるのでは?とわたしは思っています。

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