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バーゼルに移籍した柿谷曜一朗は何故?試合にも出られずにベンチ外なのか?

投稿日:2014年11月21日 更新日:

バーゼルで柿谷曜一朗が試合に出られない理由を考えてみます。

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柿谷曜一朗はバーゼルで試合に出れないどころか、ベンチにも入れない時もあり、サッカー日本代表にも招集外です。色々と悪循環が重なっているのだと思われますね。

以前、公開した記事で柿谷曜一朗のバーゼル移籍ついて、見解を公開しました。

関連記事:バーゼル移籍の柿谷曜一朗は多分、通用しないでしょう…

彼が移籍した直後に公開した記事で、現在でも、この記事に対する多数のコメントが寄せられています。本日も柿谷曜一朗が試合に出場できない理由などを多分、「セレ女」の方からコメントで頂きました。

わたしが知らない理由なども寄せられており、色々と勉強をさせて頂いた次第です。

さて、ここまでコメントを寄せられたのであれば、柿谷曜一朗が何故?バーゼルで試合に出場出来ず、ベンチ外の扱いなのか?わたしの見解を公開したいと思います。

また、柿谷曜一朗とは違い、海外クラブで成功している内田篤人、岡崎慎司、香川真司を引き合いに出してみます。

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海外の一流チームで、レギュラーの居場所を確保するという事はハンパではない!

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海外のサッカークラブ、特に一流レベルになると当然ですが、レギュラーの居場所を確保するのは半端な事ではありません。

世界各地から人種も違う、一流のプレーヤーが集い、その連中を出し抜いてポジションを掴み取らねばならないんですよ。

その中には、もうサッカーで生計を立てる術しか残されていないという切実な状況を抱えて、プレーしている選手も多数、含まれています。

バイエルン・ミュンヘンに所属する、フランス代表のフランク・リベリーは20歳前後は生活が苦しくて、借金をしなければ生活が出来ない。という状況に追い込まれていたそうです。

そのような選手達を相手にまわして、クラブに自分の実力をアピールし、有名選手は皆、レギュラーの座を掴み取っているんです。

クラブの練習からして、Jリーグなどとは意気込みが違います。チームメイトを怪我に追い込むようなタックル、キーパーと1対1の状況でも全力シュート!

こんな光景は当たり前で、自分のミスも人のせいにするような罵り合いも日常茶飯事です。

何で、同じチームで練習なのにこんな殺伐とした雰囲気になるのかというと、自分の存在を監督やコーチにアピールする為です。

試合前の練習から、もう、個人個人の戦いは始まっているんですよね。言語も人種も文化も事情も違う連中と競争しなければならない。これが、海外サッカークラブの現状です。

内田篤人はブンデスリーグの名門。シャルケ移籍後、22歳で即レギュラーに抜擢!

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内田篤人は22歳でブンデスリーグの名門チーム、シャルケ04に鹿島アントラーズから移籍しました。

わたしは当時、あんまりサッカーに興味がなかったので経緯はよく知りませんが、とにかくJリーガーのサイドバックが、長谷部誠のヴォルフスブルクでの活躍から注目されていたのも影響していたと思います。

長谷部誠はヴォルフスブルクに移籍した時、サイドバックだったんですね。しかも、移籍直後にレギュラーを掴み、しかも、優勝(マイスターシャーレ)してしまうという経験もしています。

話を内田篤人に戻しまして、彼は移籍したシャルケで当時の監督、フェリックス・マガトの意向でドイツ語の通訳を付けてくれなかったんです。

基本的にやり取りは英語、ただ、それでも十分にコミュニケーションをチームメイトとも取れる筈がありません。

ですので、内田篤人は色々と考えた結果、ホワイトボードを用いたり、身振り手振りで必死にチームメイト、コーチ、監督と意思疎通を図る努力をしました。

内田篤人の運が良かったのは、シャルケが比較的、穏やかなチームメイトだった事。また、あのバイエルン・ミュンヘンのマヌエル・ノイアーが献身的に内田篤人に気を掛けてくれた事だと思います。

そして、内田篤人は元々ストイックな性格で夜遊びも殆どせず、休日を早く切り上げてサッカーに打ち込むタイプです。

そのサッカー選手としての姿勢を当時のシャルケの監督、フェリックス・マガトは高く評価し、結果、右サイドバックのレギュラーに抜擢されます。

元々、内田篤人は対人守備に優れた選手ですが、それだけではチームのレギュラー、ましてや、チャンピオンズリーグ常連チームの右サイドバックのポジションを任される筈がありません。

関連記事:容姿端麗!でも彼女の噂が殆ど立たない内田篤人のプレースタイルについて!

技術だけでなく、サッカー選手としての姿勢、コミュニケーション能力、献身性、全てを評価されたから、レギュラーの座を掴めたのだと思います。

砕けた言い方をすると、可愛らしい顔した若い東洋人が、身振り手振り一生懸命に努力していたら、何か面倒を見てやりたいし、上手ければ試合に使ってやりたい。ズルいですが、見た目も結構、大事ですよね。

育成枠として格安で獲得した選手がとんでもない逸材だった!ドルトムントの香川真司の場合。

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本田圭佑が大活躍した南アフリカワールドカップが終了した後で、ひっそりとドイツに旅立つ、若手Jリーガーがいました。

ブンデスリーグの中堅クラブ、ボルシアドルトムントというチームの移籍という事もあって、話題には殆どなりませんでした。

ただ、約半年後、サッカーに興味が殆どない日本人も、香川真司という後に日本代表の10番を背負う選手を知る事になります。

ドルトムントに育成枠という名目で、1億円も満たない移籍金でチームに加入した選手が、ブンデスリーグ全チームに脅威を与える選手になるなどと誰が予想したでしょうか?

その後の香川真司の活躍については、下記の記事をご覧ください。

関連記事:ドルトムントに復帰した香川真司のプレースタイルについて!

少し本記事のテーマとズレたので話を修正します。香川真司が何故?ドルトムントでレギュラーの座を掴めたのか?

それは、ユルゲン・クロップという監督に巡り合えたのが、香川真司のサッカー人生を大きく変えるのと同時に、幸運だったのだと思います。

クロップは練習で見せる香川真司のパフォーマンスに驚嘆したそうです。これ程の選手が代表のレギュラーに選ばれず、2部のリーグでプレーしていたという事に対してでした。

クロップはスグに香川真司の実力を見抜きました、しかも、リーグ開幕した時に香川真司とポジションが重ねる主力選手が怪我をした為、早々に香川真司に出場の機会がまわって来たんです。

そして、香川真司の名前をブンデスリーグに轟かせ、レギュラーの座を不動にしたのが、内田篤人が所属する、シャルケとのルールダービーでした。

この試合で香川真司は2得点を獲得し、チームの勝利に貢献しました。同時に熱狂的なドルトムントのファンの心も掴んでしまったんですね。

少しここで、わたしの意見を入れますが、この時の香川真司は化け物でした(笑)ドリブルの迫力は凄まじく、強引な突破でシュートまで持ち込み、得点を獲得するプレーは本当に日本人なの?と思った位です。

と…また脱線しましたが、香川真司がボルシア・ドルトムントでレギュラーの座を掴んだのは、ユルゲン・クロップという監督に巡り合えた事が大きいという事です。

スグにJリーグに出戻ると思っていた岡崎慎司が…レギュラーどころかチームのエースに!

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わたしは当初、岡崎慎司に対してはかなり低い評価をしていました。

重要な試合では得点が取れず、格下や重要ではない親善試合では得点を量産する「典型的なJリーガー」と決めつけていました。

そんな選手が、ブンデスリーグの酒井高徳も所属するシュトゥットガルトに移籍すると聞いた時は、どうせ試合にもマトモに出られずに、さっさと清水エスパルズに出戻るとも思っていました。

ただ、現在の岡崎慎司の近況は周知だと思います。わたしの予想を大きく越え、レギュラーどころかマインツのエースストライカーになってしまいましたね。

関連記事:岡崎慎司のプレースタイルと今後の選手生活について!移籍はするのか?

あのイングランドのリバプールが、活躍出来ないバロテッリの代わりになる選手として、岡崎慎司を視察に来たという話もびっくりです。

フォワードというポジションは、日本人選手が最も海外で通用するのが難しいポジションだと思います。過去にも多数、日本人フォワードが海外で挑戦をしましたが、誰も結果が芳しくありませんでした。

そういう意味では、岡崎慎司は日本サッカー史に海外で唯一、大成功したフォワードの第一人者として名前を残す事になる筈です。

フォワードとして、重要な試合での決定力の低かった岡崎慎司が、結果を特に重要視する海外クラブでレギュラーの座を掴めたのか?

その要因は、彼の守備に対する貢献性が評価されたからだと思います。

フォワードというポジションは役割の関係上、あんまり守備に貢献しない選手が非常に多いです。

一昔前ならば、守備に体力を使うよりも、決定的なゴール場面に持ち込む為に体力を使う。というやり方がトレンドで、最も成功する方法でした。

ただ、最近の攻守の切り替えが早く、コンパクトな近代サッカーでは、フォワードの積極的な守備が勝敗に影響を及ぼす事が増えてきました。

最終ラインを高く保ち、敵陣でボールを奪取して、素早く点を獲る。この一連の流れを各チームは取り入れてきています。

このトレンドに最もマッチするプレースタイルを持ち合わせているのが、岡崎慎司なんですよね。

彼はムダとも言える位に、執拗に前線からボールを追い回します。ただ、ムダとも言える献身性がチームを助ける事になるということも、サッカー関係者ならば、よく知っている筈です。

ちょっと観念論ですが、万国共通でチームの為にガムシャラに走りまわる選手は、使いたくなるのが人情ではないでしょうか?

しかも、そこそこ得点を取れるのであれば、尚更だと思いますよ。

さて、柿谷曜一朗の場合は…何故?試合に使って貰えないのでしょうか?

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内田篤人、香川真司、岡崎慎司を引き合いに出しましたが、ここで考えてみたいと思います。

何故?柿谷曜一朗はバーゼルでレギュラーを取れず、試合に出場させて貰えないのか?

  • 言語が違う為、コミュニケーションが取れないから?
  • 監督との相性が悪いから?
  • 守備に献身的な選手でないから?

わたしの見解は、上記に挙げた項目、全てが柿谷曜一朗に当てはまるから、試合に使って貰えないのです。

バーゼルの監督、パウロ・ソウザの起用法はちょっと理解に苦しむところがあり、用いる戦術も3-4-2-1というウイングバッグを攻撃的に機能させる、変わったシステムを採用しています。

ただ、バーゼルのパウロ・ソウザは監督としての力量は評価されており、欧州チャンピオンズリーグの予選でリバプールに勝利するなど、金星を上げています。

監督とチームの戦術による事情で相性が悪いという事であるならば、柿谷選手には気の毒ですが、言語の問題、守備の問題は彼の努力で改善できる筈です。

だって、上述した様に内田篤人も言語の問題にぶつかりましたが、自身の工夫と努力で乗り越えています。

また、岡崎慎司の様に不器用でも、ガムシャラに走り回れば、いつかはチャンスが巡ってくる筈なんですよ。

勿論、それ以外にも、自身の技術をチームにどのように貢献させるのか?必死に考えなければならないし、もっと練習で自分の存在をアピールする必要もあるでしょう。

柿谷曜一朗はサッカー選手としての技術は世界基準です。ただ、その恵まれた技術を海外の名門クラブで活かせる術が足りないし、プロ選手として「自分の居場所」を作るという意識も足りないんじゃないですか?

その辺りが改善されれば、バーゼルでレギュラーを掴めるかもしれませんし、それ以上のチームからオファが来る可能性もあると思いますよ。

なんとか頑張って貰いたいですね。やっぱり日本人選手が海外で活躍するという事は嬉しいですし、今後の日本サッカーの隆盛にも貢献すると思うんです。

以上、柿谷曜一朗が何故?バーゼルで試合に出れないのか?その見解でした。

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