サッカー 香川真司

香川真司のプレースタイルについて!

投稿日:2014年7月14日 更新日:

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香川真司のプレースタイルの特長は、パスに対するファーストタッチがもの凄く上手いところです!

ブラジルワールドカップが終了しました。さて、今後はサッカークラブ間の移籍話が活発になってくると思います。

ブラジルワールドカップでは何のインパクトを残せず、早々に帰国した香川真司選手はマンチェスターユナイテッドに残留するのかどうかも興味深いですね。

※ その後、ボルシア・ドルトムントに復帰しました。

元同僚でドイツ代表の優勝を決めた得点を獲得したゲッツェ選手とは、評価がかなり開いたと思います。いや、もう比較対象すらにもされないかもしれません。

香川真司選手がドルトムントで絶頂の時は、ゲッツェ選手と肩を並べられる選手だったと思います。それどころか、当時は香川選手の方がチームとして価値のある選手でした。

何だか、もの凄く落ちぶれた感が強い香川真司選手ですが、正直、ドルトムント時代よりも力量が落ちているとは思えません。

色々と悪い状況が重なり、悪評を囁かれるようになりましたが、サッカープレイヤーとしては、間違いなくトップレベルのクラブでレギュラーを獲得できる実力は持っている筈です。

さて、今回はそんな香川選手のプレースタイル、特徴などを公開してみます。

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香川真司の圧巻させられる技術はトラップ後のボールの置き方!

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香川真司の最も優れた技術は、パスを貰った後のワントラップ目が圧巻なんです。

パスを貰う時は、当然、相手選手がプレスに来るんですが、ボールを受けた時のトラップが見事なので、簡単に相手選手をかわすのが上手いです。

ボルシア・ドルトムントで絶頂期の香川慎司は、ペナルティエリア付近でフリーランニングでボールを貰い、その時のトラップしたボールを絶妙な位置に運ぶので、ゴールを量産していました。

この一連の動きだけは、本当に香川選手は世界でトップクラスだと思います。相手の最終ラインを守るDF陣をドリブル、もしくはワンツーパスで簡単にかわして、ペナルティエリアに侵入します。

ドルトムント時代にMFながら、シーズン最多で13得点も獲得しています。この一連の活躍で2011-2012シーズンは後一歩で、ブンデスリーグのMVPに選出されるところでした。(香川選手は次点で、MVPは同チームのレヴァドンフスキ選手)

ロッベン、リベリー、シュバインシュタイガー選手など在籍するバイエルン・ミュンヘンの連中を抑えての選出でした。

現在はケチョンケチョンに酷評されていますが、香川選手はブンデスリーグに所属する全チームに脅威を与えた素晴らしい選手だったんです。

それは、あのバイエルン・ミュンヘンも例外ではなく、香川真司選手には何度もやられています。

当時、マンチェスターユナイテッドを率いていた、アレックス・ファーガソン監督はスポンサー枠ではなく、本気で実力を評価した上で香川真司選手を獲得した筈です。

それだけ、香川選手のドルトムント時代に築いた実績は驚異的でした。セレッソ大阪から育成枠という形で、移籍金1億円にも満たない選手が、たった2年間でブンデスリーグを代表する選手までに昇り積めた功績は凄まじい話です。

香川真司選手の短所は好不調の波が激しい事…戦術によって使い辛い選手である事。

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素晴らしい実力を持ちながら、イマイチ、安定した評価が得られない香川選手…。それは、彼のプレーは好不調の並みが激しいからです。

不調の時の香川選手は全然、ボールに絡めません。香川選手が出場している試合で彼が目立たなかったら、不調の証だと思っていいです。

意外に考え過ぎる性格なんでしょうかね?上手くいかないと色々と焦りでして、自滅するタイプの人の様にみえます。

現在のマンチェスターユナイテッドで満足した結果を出せていないのは、この性格にも由来しているような気がします。

更に運が悪い事に香川選手をマンチェスターユナイテッドに連れてきたファーガソン監督はその年に引退。後任のモイーズ監督は時代遅れの典型的なイングランド式キック&ラッシュの戦術の信奉者でした。

この監督交代劇は、モロに香川選手に悪影響でした…。古臭いキック&ラッシュを脱却する為にマンチェスターユナイテッド連れて来られた香川選手が、それを肯定する監督がファーガソン監督の後任になってしまいました。

ちなみにイングランド式キック&ラッシュという戦術は、サイドから相手陣内に侵入して、中央にセンタリングしたボールをヘディングで押し込むという、個人技と体格がモノをいう単調な攻撃方法です。

守備は自陣深くに引きこもり、攻撃は中央をパスで崩すのではなく、サイドの選手に単独でドリブルで攻め上げさせ、中央のFWがサイドを突破した選手のセンタリングのボールをゴールに叩き込むという単純明快な戦術です。

仮にセンタリングが跳ね返されても、こぼれ球をミドルシュートでゴールに押し込むという事を基本としています。

この戦術は強力なウインガーとセンターフォワードがチームに存在すれば、非常に効果を発揮します。加えて、センターハーフにミドルシュートが上手い選手が要れば完璧ですね。

マンチェスターユナイテッドはウインガーの選手は揃っていましたし、センターフォワードにはファン・ペルシー選手、ミドルシューターにはルーニー選手がいますので、モイーズ監督は迷わずにこの戦術を重宝しました。

一方、香川選手は攻撃面でサイドをドリブルで切り崩せる選手でもなく、体格に優れたセンターフォワードでもありません。更にミドルシュートも得意ではありません。

また、独力ではなく、連携して相手を崩す事を得意としているので、このキック&ラッシュの戦術にはまるでフィットしない選手でした。結果、モイーズ監督就任後、香川選手は干されていきます。

とはいえ、サッカープレイヤーとしての技術は超一流!

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ただ、香川真司選手は使い勝手は悪い選手ですが、サッカープレイヤーとしての技術は超一流です。

日本代表の試合をご覧になっていた方はお分かりになるかと思うんですけど、香川選手の浮き球のトラップなどの些細なプレーだけで、他の選手とは「モノが違う」と理解出来ると思います。

それは日本代表だけの話ではなく、マンチェスターユナイテッドに限ってもそうなんですよ。だから、モイーズ監督は当初は香川選手の出場機会を作りませんでしたが、シーズン後半になると出場機会が徐々に増加しました。

これは、香川選手が得点力だけでなく、高い技術力をベースにしたボールキープとプレイメイク力も持ち合わせている選手だという事に気が付いたからだと思います。

モイーズ監督率いるマンチェスターユナイテッドは、シーズンが進むにつれ調子を落し、敗戦を重ねていきました。

理由はチームの要であるファン・ペルシー選手の故障。古臭いキック&ラッシュの戦術は上位チームには通用しなかった事が原因です。

さすがにモイーズ監督も戦い方に変化を付けなければ下位チームにも勝てないと気づいたのか、徐々に香川選手を起用し始めます。

そして、この起用が良い方向に向かいマンチェスターユナイテッドは勝利数を増やしていくのですが、何故かチームの調子が良くなると、また、古いキック&ラッシュの戦術にモイーズ監督という人は戻してしまったんですよね…

昨シーズンのマンチェスターユナイテッドは、古いスタイルに戻す→敗戦。変化を付ける→勝利。というサイクルを繰り返しました。

このモイーズ監督という人は多分、チームを良い方向に貢献している選手が誰であるか?あんまり理解出来ていなかったんでしょう。

イングランド&スコットランド人はどうも、猪突猛進にサッカーを行う選手を好み、良い選手と思う傾向があるようです。(モイーズ監督もスコットランド人です)

その反面、スペインやバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンが行うパスサッカーに否定的な方が多い気がします。

ここからは推測ですが、モイーズ監督は単純に香川選手を重宝していなかったんではないでしょうか?それよりも、自己的で無謀な攻めを繰り返す、若いヤヌザイ選手やアシュリーヤング選手の方を重宝していたのではないかと思います。

明らかに無謀とも言えるドリブルをサイドで繰り返し、挙句ボールを奪われて失点…。というパターンをヤヌザイ&ヤング選手が行っても、何故か?イングランド人のサポーターは手放しに称賛していました。

独りよがりな無謀な攻撃=勇敢でチャレンジスピリット溢れる選手…こういう図式らしいです。流石、ラグビーが盛んな国らしい考え方ですよね。

無理に一人で攻めないで、組織的にパスで崩すという姿勢を評価しないのはおかしいと思うのは、日本人とスペイン人だけなんでしょうかね?

話を戻しまして、昨シーズンの香川選手は、無謀で独りよがりなプレーを繰り返すチームメイトがいる中で、積極的に守備に貢献し、ボールを繋ぐというプレーを懸命にこなしていました。

結果、チームの調子は上がるんですけど、香川選手の評価がイングランド人からは上がる事はなかったと思います。

「何故、シュートを打たない?」「何でそこでドリブルで勝負しない?」「ドルトムント時代がピークで香川は期待外れだった」

報われないですね…彼はチームのバランスを考えて、無難なプレーをしていたのに、それが全く評価されていないようでした。

下手にテクニックを持っているから、こういうプレーが出来てしまったんでしょうけど、それが香川選手の評価を下げてしまったようです。

同僚だったマリオ・ゲッツェよりも、劣ってはいない香川真司!

ボルシア・ドルトムント時代に同僚だった、ドイツ代表のマリオ・ゲッツェと香川真司はポジションも重なるので、よく比較されます。

そして、その実力差は実績ほど開いてはいません。マリオ・ゲッツェは、ブンデスリーグのバイエルン・ミュンヘンに移籍し、ドイツ代表でも活躍しています。

ゲッツェの評価は彼自身のプレーだけでなく、ドイツ代表、バイエルン・ミュンヘンというチームに所属する背景があっての事です。

仮に香川真司が同じ立場であったならば、ゲッツェと勝るとも劣らない評価を受けていた筈です。

その証拠に現在は多分、世界最強クラブかもしれない、バイエルン・ミュンヘンとの試合でも、香川真司は決定的な仕事をしています。

たられば話ですが、2シーズン前のチャンピオンズリーグの決勝で、香川真司がマンチェスターユナイテッドに移籍していなかったら、ドルトムントは優勝していたかもしれません。

以上の様に、香川真司はメンタル的には欠点を抱えていますが、サッカー選手としては世界最高レベルの選手です。

復帰したドルトムントでは、チームの事情で以前の様なセカンドストライカーではなく、チームの為にバイプレイヤーを務めています。

ただ、バイプレイヤーとしても一流の活躍をしているので、今後も楽しみですね。

-サッカー, 香川真司

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