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懐深いドリブルが絶妙!バルセロナのイニエスタのプレースタイル!

投稿日:2014年11月27日 更新日:

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イニエスタの懐深いドリブルは絶妙の一言!玄人好みのプレーヤーです!

転換期を迎えているバルセロナで、絶頂期から現在も中心として活躍する選手がいます。

その選手は、アンドレス・イニエスタ。バルセロナの下部組織寮(ラ・マシア)組で、その後もバルセロナ一筋で活躍を続けています。

ただ、今年、30歳になり、そろそろサッカー選手として晩年を考慮に入れなければならなくなりました。

長年、共にバルセロナの中盤を支えてきたシャビ・エルナンデスは既にレギュラーではなくなり、ポジションを新加入のラキティッチに明け渡しています。

少し寂しい話ですが、イニエスタも数年後には、シャビと同じ様に若手にポジションを明け渡す事になるでしょう。

それはサッカー選手なら誰しもが通る運命なので、仕方がないですよね。

少し暗い話になりましたが、今回はバルセロナの黄金期を築いたアンドレス・イニエスタのプレースタイルについて公開します。

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一時期はジネディーヌ・ジダンと比肩される域にまで到達した素晴らしい選手!

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サッカーファンならば、ジネディーヌ・ジダンを知らない方はいないと思います。

イニエスタはジダンよりも世代が多少、後の選手ですが、中盤の選手としての力量はジネディーヌ・ジダンの域にまで達している。と数年前まで評価されていました。

イニエスタはジダンよりも得点力、パワーは劣りますが、フォワードとセンターバック以外は器用にこなす事が出来るユーティリティ性を持っています。

どんな狭い場所、多数の相手に対しても、懐深く滑り込むように抜き去る事が出来るドリブルテクニック。試合の状況を素早く察知するサッカーIQの高さ。

ショート・ロングでも決定的なパスが送れる精度と視野の広さ。そして、状況に応じて、ポジションを流動的に変化させ、相手マークを引き離すフリーランニングの引き出しの多さ。

そして、意外ですが、前線から的確に相手選手に寄せるプレッシング、アンカーまたはボランチのロングパスを妨害する対人守備なども上手い選手なんです。

イニエスタの残念な所は、中盤の選手としてフィジカルが弱かった事。また、攻撃の選手としては得点力が無かった事です。

この2つの欠点がなかったのであれば、チームの主役はリオネル・メッシではなく、アンドレス・イニエスタになっていた筈です。

ですが、その2つの短所を補って余りうる長所を併せ持っていたので、バルセロナ、スペイン代表では中心選手として大活躍しました。

ルイス・ファンファールに見出されて、バルセロナのトップチームでデビュー!

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2002年の10月にイニエスタは18歳の若さで、当時のバルセロナの監督を務めていたバルセロナでデビューを飾る事になります。

ただ、その時点ではレギュラーポジションを務める事は出来ず、デコ、シャビの控え、または、ウイングなどのバックアッパーという立場でした。

しかし、出場機会を得れば、必ず及第点以上の活躍を見せ、チーム関係者は近い将来、バルセロナの中心選手にイニエスタは成長すると確信していたようです。

案の定、チームからデコ、ロナウジーニョといった前世代の中心選手が、監督がライカールトからグアルディオラに交代した後に放出され、イニエスタがレギュラーポジションを務めるようになりました。

絶頂期のバルセロナを担った中心選手の一人である、イニエスタ!

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グアルディオラが率いた絶頂期のバルセロナでイニエスタは欠かす事が出来ない選手でした。

関連記事:グアルディオラが率いるバイエルンの戦術と哲学とは?

当時のバルセロナの代名詞である「ティキタカ」の繋ぎ手として、シャビと共に欧州の強豪チームをいい様に翻弄していたんです。

当時のバルセロナはやはり最強でした。リオネル・メッシは、退団したバルセロナのロナウジーニョの穴を埋めきるどころか、それ以上の選手に成長し、シャビはサッカー選手として円熟期を迎え、イニエスタも元々の高い技術がグアルディオラの下で完全に開花させました。

そんな印象をわたしは持っています。よく考えれば、メッシという世界No.1プレーヤーがいるチームにジネディーヌ・ジダンと比肩される選手がいて、それをシャビという世界屈指の司令塔が加わる攻撃陣は現在でも最強だったと思っています。

イニエスタの得意技!緩急を主軸に組み立てるダブルタッチドリブル!

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イニエスタの得意なプレーに緩急を交えた『ダブルタッチドリブル』というものがあります。

というか、彼のサッカーにおけるプレースタイルは、この『緩急』という言葉に集約されるのかもしれませんね。イニエスタのプレーは全て『緩急』で成立しているといっても過言ではないです。

まず、このダブルタッチドリブルというものですが、イニエスタは左サイドで相手DFと1対1に持ち込む時、このドリブルを多用します。いや、これしか行ってないですね。

やり方は、利き足の右インサイドで腰を落しながら相手と向かい合った姿勢で横移動します。

そして、緩やかに相手との間合いを詰めていき、相手がボールを奪おうと足を出してきた時に、右インサイドから左インサイドへ素早くボールを移動させて、相手の足をかわします。

この時、イニエスタからボールを奪えそうな間合いに相手選手がいたとしても、下手にボールを奪おうとすると簡単にかわされるので、中々、ボールを奪う事が出来ません。

では、ドリブルの隙を出させる為、イニエスタの出方を待っていると、逆にイニエスタの方からゆっくりと近づいてきます。

相対しているディフェンダーは何らかのアクションを取らないと、急にドリブルのスピードを上げられてイニエスタに抜かれてしまいます。

下手に足を出すと抜かれるので、激しくボールではなくイニエスタに体を当てて奪おうとする…コレもダメです。

とにかく、イニエスタは相手のアクションを待ち、そのアクションに合わせてドリブルで抜く事を得意としているんです。厄介な選手ですね。

イニエスタはボールを持つと、ワザとプレースピードを緩やかにし、相手を引き付け、そして相手が何らかのアクションを起こした瞬間、急激にプレースピードを上げます。

この一連の『緩急』のつけ方は自身のドリブルだけではなく、バルセロナのゲームメイクにも活かしていました。

ティキタカでボールポゼッションとプレースピードを落とし、相手を引き付けた時に、突然、鋭く長い縦パスを送ったりします。

イニエスタの『緩急』を付けるプレースタイルは個人だけではなく、チームレベルで対戦する相手が苦労させられるという、厄介な選手がイニエスタです。

香川真司と中盤でのプレースタイルが多少、似ている?

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よく香川真司の中盤でのプレースタイルがイニエスタに似ていると噂される事があります。

関連記事:ドルトムントに復帰した香川真司のプレースタイルについて!

正直、わたしもちょっと似ているかな?と印象を持っています。明らかに違うなと思うのは、香川真司はイニエスタ程、ドリブルは上手くありません。

反面、香川真司はイニエスタよりも得点力を持っています。ここが明確にプレースタイルが違うところでしょうかね?

プレースタイルが似ていると思うのは、中盤でのボール扱いです。二人ともプレーにムダが殆どありません。

速いパス、浮き球の処理なども簡単にボールを足元に収め、味方に捌けば、すぐにリターンパスを貰うか、スペースを作る為にパス&ムーブを絶え間なく行う選手達です。

話が飛躍しますが、香川真司はドルトムントからマンチェスターユナイテッドに移籍するよりも、バルセロナに移籍した方が良かったのではないでしょうか?

サッカーIQが高くて、チームプレイに貢献的でボールテクニックも水準以上。イニエスタ、シャビの控えでも、年齢を考えたら悪い選択肢ではなかったと思うのですが…

まあ、バルセロナから具体的なオファーがなかったから仕方ありません。

ただ、ちょっと興味深い話があるのですが、マンチェスターユナイテッドに移籍した香川真司が、プレシーズンマッチでバルセロナと対戦した時の話です。

試合後、イニエスタの方から香川真司にユニフォームの交換を持ち掛けていました。イニエスタは香川真司の選手の質を見抜き、評価したからこそ、交換を持ち掛けていたのではないでしょうか?

現在のバルセロナの中盤の質を考えると、本当に香川慎司を獲得していれば…とわたし個人はちょっと思う所はあります。

香川真司はルイス・エンリケが率いる、バルセロナの中盤の貴重な人材になっていたかもしれません。

関連記事:ルイス・エンリケとグアルディオラが率いたバルセロナのサッカーは何が違うのか?

FIFAバロンドールなどの個人タイトルは獲得出来なかったけれども、サッカー史に名を残す選手!

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イニエスタは何度もFIFAバロンドールにノミネートされてきましたが、同チームにリオネル・メッシという選手がいた為、獲得する事は出来ませんでした。

ただ、個人レベルではタイトルは獲れなかったんですけれども、チームとしてはクラブ、代表共に獲得出来るタイトルは全てをモノにしています。

惜しむらくはバロンドールを一度でも、獲得する事が出来れば、本当の意味でジネディーヌ・ジダンの域に達する、レジェンドクラスの選手になっていたであろうという事ですね。

ただ、それでもアンドレス・イニエスタの実力はサッカー界では広く、知れ渡っていますし、確実に伝説的な選手として名を残す事は間違いないでしょう。

引退後はどうするのでしょうね?趣味のワイン作りとその農場、レストランの経営に没頭するのか?サッカー界に残り指導者の道を目指すのか?

まだ、早い話ですが、気になるところですね。

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  1. 【サッカー】サッカー指導者からみたイニエスタのプレイスタイルの凄さについて | Kollect[コレクト] より:

    […] 出典:http://morotdice.asia/iniesutapure/ […]

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