サッカー 香川真司

香川真司が交代すると何故?ドルトムントは失点が増えるのか?その理由について

投稿日:2014年11月23日 更新日:

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今シーズン(2014年)のドルトムントの調子が中々、上向きません。

先日のパーダーボルン、バイエルン・ミュンヘンとの試合はリードをしながら、終盤に失点し、勝ち点を逃しているのも原因だと思います。

とにかく、ドルトムントは香川真司が交代した後に失点が増え、重要な試合で勝ち星を落しているのが気になります。

香川真司が交代すると何故?ドルトムントは失点が増えるのか?

その理由について、考えてみたいと思います。

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データで見る、香川真司  交代後のドルトムントの失点率!

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香川真司が交代後(試合から抜ける)、ドルトムントはどれだけ失点を重ねているのか?

少し見方と言葉を変えますと、香川真司がドルトムントの出場時、不出場時で失点率が分かるデータを見つけました。下記に公開します。

リーグ戦12節まで、ドルトムントの90分あたりの得失点

  • 香川出場時 658分  得点 1.23 / 失点 0.68 (+0.55)
  • 香川不出場 422分  得点 1.07 / 失点 2.99 (-1.92)

合計試合時間、1080分という数字から割り出せれたデータなので、充分に分析に値する試合時間です。

ご覧になって頂ければ、充分にお分かりだと思いますが、香川真司が交代後(不出場)に失点が増えるというのは、感覚的ではなく、数字としても事実でした。

香川真司が交代すると、ドルトムントは失点が増えるという事は事実です。

データ上では、失点率だけではなく、得点率も微妙に下がっているのも興味深いですね。ドルトムント復帰後、香川真司の評価は徐々に下がっていますが、彼がどれほどチームにとって不可欠な選手なのかが、よく分かります。

かつての香川真司のスタイルを期待しているファン、メディアの得点を獲得しない香川真司に対する評価は芳しくないですが、以前とは違うプレースタイルに変化したというだけで、衰えてしまったという事ではない筈です。

チームにタメを作る選手が香川真司しか存在しない…。レヴァンドンフスキの移籍は大きい…

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現在のドルトムントは、全盛期と比べて攻撃が淡白で縦に急ぎ過ぎています。

前線の主力メンバーは香川真司を含め、ムヒタリアン、ロイス、オーバメヤン、インモービレ、ラモスで構成されています。

上記の選手達は、得点力もあり、縦への推進力もあります。反面、攻撃を組み立てる、相手を崩して攻める意識、能力が足りない選手達でもあるんです。

以前、マリオ・ゲッツェ、レヴァドンフスキが存在した時は、彼等がチームの攻撃バランスを考えて、無理に縦に急がず、効果的に味方の動きを引き出し、チームで連携して相手を崩すサッカーを展開していました。

中盤の底に位置するギュンドアン、シャヒンの展開力も、彼等の動きにより引き出されていました。

特に、昨シーズンまでチームに在籍していたレヴァドンフスキの貢献は大き過ぎました。効果的なポストプレイ、味方にスペースを作るフリーラン、ゲーゲン・プレスの起点。

勿論、フォワードとして独力で局面を打開し、重要な試合で得点を獲得する決定力も持ち合わせていました。

チャンピオンズリーグでジョゼ・モウリーニョ率いる、レアルマドリードに対して勝敗を決定づける得点を獲得したのは凄かったですね。

そんなレヴァドンフスキ、ゲッツェも抜けたドルトムントは、現在も降格圏の順位に位置しています。

ゲーゲンプレスという戦術は体力の消耗が激しいので、ボール支配率を上げないと厳しい…

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ユルゲン・クロップという監督が率いるドルトムントの代名詞にゲーゲンプレスという戦術があります。

簡単に言うと、相手陣内でボールを複数人でプレスを掛け奪取し、守備の構築をさせる前に素早いショートカウンターで得点を奪う戦術です。詳細は下記をご覧ください。

関連記事:香川真司が所属するドルトムントのゲーゲンプレスって何?

ただ、ブンデスリーグ全チームが、このゲーゲンプレスを徹底的に研究し、ドルトムントを攻略している模様です。

ただ、その研究の成果により、ゲーゲンプレスが攻略され、ドルトムントは勝ち星を落しているのか?

それはちょっと違うとわたしは思っています。わたしの見解はドルトムントのゲーゲンプレスが昨シーズン以前よりも機能していないから、チームの調子が悪いのだと思っています。

何故?ゲーゲンプレスが十分に機能していないのか?この原因に、香川真司が交代後(不出場)に失点が増えるという事が深く関わっています。

ゲーゲンプレスが充分に機能しないのは、レヴァドンフスキ、ゲッツェの代わりに加入した選手が、この戦術をまだ理解しきれていない事。

そして、ここが重要なポイントですが、「試合時間の90分間、ゲーゲンプレスを機能させる体力が続いていない、続ける事が出来ない。」これが非常に重要なポイントです。

どうして、試合を通じてゲーゲンプレスを継続する体力(スタミナ)が無くなるのか?それは攻撃方法に問題があるからです。

ゲーゲンプレスは非常に優れた戦術ですが、複数人で素早くプレスを掛けるのは非常に体力を消耗します。

ですので、本当はゲーゲンプレスを仕掛ける回数を減らさないと選手達の体力が続かないんですね。

ゲーゲンプレスを仕掛ける回数を減らすにはどうすればよいのか?それは、チームの攻撃時間を増加させる。つまりボール支配率を上げる事です。

現在のドルトムントは、ボール支配率を上げる攻撃が出来ていない→ゲーゲンプレスの回数が増える→体力が劇的に消耗する→結果、終盤に失点を重ねる。

という悪循環に陥っています。全ては「ボール支配率を上げる攻撃が出来ていない」これが悪循環の起点になっています。

そして、この悪循環を断ち切る事に貢献しているのが、香川真司なんですよ。

バイプレイヤーに徹し、ドルトムントのゲームメイクに奮闘する香川真司!

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マンチェスターユナイテッドからドルトムントに復帰した香川真司は、明らかにプレースタイルが変化しています。

関連記事:ドルトムントに復帰した香川真司のプレースタイルについて!

移籍前はセカンドストライカーとして独力で局面を打開し、強引なドリブル突破で得点を重ねる脅威の選手でした。

ですが、復帰後は試合中でも存在感が薄れ、強引な仕掛けも減りました。低い位置まで下がりボールを配給するプレーが目立ち始めています。

そして、カウンターを仕掛けられそうな場面でも無理に縦へ急がず、無難にパスを繋げるプレーを選択し、チームの攻撃スピードを落としている様にも見受けられます。

ただ、チームの攻撃スピードを落として敵陣内で攻撃を仕掛ける時は、全選手がポジションの修正に時間を割く事が可能となり、ボールを奪われた時に素早くゲーゲンプレスを仕掛ける事が出来ています。

また、攻撃を急がないので、簡単にボールを失わないから、ボール支配率が上がります。結果、ゲーゲンプレスを仕掛ける回数が減り、体力を温存できます。

1トップのオーバメヤンは脚が速いので、チームは彼の裏抜けに対し、ロングボールを放り込む頻度が高くなっています。

また、ムヒタリアン、ロイスもとにかく独力で相手を崩そうと無理をしているプレーが目立ちます。

ムリに相手に仕掛けるとチームの守備時間が増えるので、抑える時は必要だと思うのですが、香川真司がチームから抜けると、縦に早く効率が悪い攻撃が顕著になります。

ユルゲン・クロップはこの辺りを早急に修正すべきだと思うのですが、ドルトムントの主力メンバーの質を考えると苦労するかもしれません。

結論として

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香川真司が交代すると何故?ドルトムントは失点が増えるのか?

  • ボール支配率が下がってしまう。
  • ゲーゲンプレスが回数が増える。
  • 体力を消耗し、失点が増える。

ざっくりとですが、以上が香川真司が交代するとドルトムントの失点が増えるのか?その結論になります。

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