サッカー 香川真司

ゲーゲンプレスが不完全…香川真司は好調だけど、ドルトムントが絶不調…

投稿日:2014年10月19日 更新日:

今季のドルトムントは、ゲーゲン・プレスが不完全で低迷しているのでは?

Borussia Dortmund v Arsenal: UEFA Champions League

香川真司が所属するボルシア・ドルトムントが絶不調です。怪我でチームを離れていた、主力組であるイルカイ・ギュンドアン、マルコ・ロイス、ヘンリク・ムヒタリアンが戻ってきたのですが…

昇格組のFCケルンに2-1というスコアで敗れ去りました…まあ、微妙な判定が何回かあり、ドルトムントには気の毒な試合結果になりました。

気になったのは、失点の仕方とゲーゲンプレスが上手く機能していなくて、ムダに走らせれているような気がしたところです。

これで、ドルトムントは公式戦3連敗です。中々、チームの調子が上向きません。一方、香川真司の調子はチームの低迷に反して、徐々にキレが戻り、好調を維持しています。

ただ、全盛期のドルトムントに所属していた香川真司とは、明らかにプレースタイルが異なっているところが、現地サポーターと関係者には、気になるところであるようです。

しかし、決して香川真司が衰えたという訳では無く、長所が以前と変わってしまったのか?という印象です。

さて、今回は絶不調のドルトムントと香川真司に状況について公開したいと思います。

スポンサードリンク


ビルトの香川真司に対する採点が意味不明…

0ea725bf-s

ケルン戦での香川真司に対する採点について、ドイツメディアのビルトは最低点を付けています。

…?試合ちゃんと見てないでしょ?ビルトの採点者は?ギュンドアンと香川真司を間違えていたのでは?と思いました。

確かにトップ下というポジションで、香川真司はシュート0という数字だけを見たら、信じられない最低のプレーを披露したように思えます。

ただ、試合では「孤軍奮闘」という言葉が相応しいプレーを披露していました。そのプレー内容はバルセロナのイニエスタの様で、とにかくテクニックが周囲と全然違います。

的確な配球、ビルドアップ、前線からのプレス、シュートは0でしたが、それ以外ではMVPの活躍でドルトムントを支えていたんです。

ビルトの最低評価は、全盛時の香川真司のプレーが凄すぎたせいか、ドイツメディアの香川真司に対する期待値が高い事、得点に絡む動きを期待が大きい事がうかがえます。

香川真司の最近のプレーは、セカンドストライカーというより、司令塔ですよね。現在のドルトムントの中盤はビルトアップがとにかく弱点ですので、香川真司が最終ラインの近くまで戻り、ゲームを作っています。

結果、チームのゲームメイクに精一杯で、得点に絡むプレーが以前よりも劇的に減っています。

ゲームメイクが巧みなギュンドアンが復帰したので、香川真司は、以前の様にセカンドストライカーとしての働きをするのかと思っていたんですが、相変わらず動きが変わっていませんでした。

ギュンドアンは1年以上のブランクがあるので、試合勘が戻っていないんでしょうね。ボールタッチ、パス回数も多かったですが、要所要所で判断を誤るプレーをしていました。

結果、香川真司はケルン戦でも、ドルトムントのゲームメイクをしなければいけない状況になっていたのが残念でした。

得点を取りたくても、チーム状況を考えれば、そういうプレーが出来ない…というジレンマに香川真司は陥っています。

その辺りをドイツのメディアは意識しているのでしょうか?ただ、ルーアナハリヒテンはビルトと違い、香川真司のプレーにチーム最高点を付けています。

やっぱり、ちゃんと見ているメディアはいるんですね。しかし、ビルトは最低点で、ルーアナハリヒテンは最高点って…?

こんなに評価って別れるものなのでしょうか?

ギュンドアンが正直、戦犯…434日ぶりの復帰戦だから仕方ない?

bvb_eyeonball_guendogan_628

ギュンドアンは、文句なしに素晴らしいプレーヤーです。中盤の底でチームの司令塔としての働きは、世界屈指のレベルでした。

2年前のチャンピオンズ・リーグ準優勝という成績は、ギュンドアンが立役者といっても過言ではないでしょう。

しかし、434日ぶりに復帰となるケルン戦でのパフォーマンスは、お世辞にも世界屈指の司令塔とはいえないプレーでした。

やっぱり試合勘が戻っていなかったんでしょうね。身体のキレも今一つで、チームの2失点に絡む起点を全て彼が作っていました。

1失点目の中盤でのハイボール処理、2失点目のパスミス…。まで、プレーが軽いというか、ゲームスピードに反応が追いついていないんでしょうね。

ただ、数試合をこなせばギュンドアンの試合勘も戻ると思います。そうなれば、香川真司はより得点に絡む動きに専念できると思います。

元々、香川真司とギュンドアンの相性はいいので、今後に期待したいですね。

レヴァドンフスキと得意プレーが異なる、インモービレとラモス…

E383ACE383B4E382A1E383B3E38389E38395E382B9E382AD

レヴァドンフスキの抜けた穴は大きい…と言わざるを得ない状態をドルトムントは迎えているのだと思います。

最前線でボールが収まらず、2列目が加わる厚い攻撃が、効果的に行われてはいないのが現状です。

バイエルン・ミュンヘンに移籍したレヴァドンフスキの代役として、インモービレとラモスが移籍してきましたが、彼らでは現在のところ役不足です。

レヴァドンフスキが抜けて、最もドルトムントに悪影響となっているのは、最前線でボールが収まらず、攻撃のタメが作れていない事。

インモービレとラモスは、ポストプレイを得意とするプレーヤーではありません。そして、両者ともボールを受けた後の選択肢に柔軟性がなく、チームの状況に合わせたプレーが出来ません。

特にラモスはチームに合わせる意識が低すぎて、とにかく自己中心的なプレーが目立ちます。

それだけなら、まだ許せるのですが、彼の不用意なパスミスが、今季に何回も失点を招いているのは見過ごせません。

正直、ラモスのおかげで序盤の勝ち星を逃した試合が殆どです。決定的なシーンでシュートを外す…パスミス、クリアミスが失点に繋がる…

ドルトムントはラモスを起用するくらいなら、冬に岡崎慎司を獲得した方がいいんじゃないでしょうか?

岡崎慎司は、ゲーゲンプレスにすんなり対応出来るでしょうし、最近はボールを最前線で収められる選手になりました。

…ひょっとしたら、ドルトムントは冬の補強として、マインツに岡崎慎司の獲得オファーを出しているかもしれませんね。

ドルトムントはそんなに焦る必要はないでしょう。

shinji-kagawa-borussia-dortmund-514

ドルトムントはケルンに敗れ、14位と低迷していますが、ここで焦る必要はないです。

ケルン戦のドルトムントは、そんなに悪くないプレーだったと思います。ほんの少しの要素が掛違った結果だったのでしょうね。

復帰したロイスと香川真司のコンビは今後の可能性を感じさせられましたし、ギュンドアンの試合勘が戻れば、チームの調子も上がってくる筈です。

チャンピオンズリーグも現在のところは全勝と強さを発揮しているので、ちょっとしたきっかけで、順位を上げてくるでしょう。

課題としては、ブンデスリーグ下位チームとの対戦時に、ゲーゲンプレスをどう仕掛けていくのか?という事だけです。

関連記事:香川真司が所属するドルトムントのゲーゲン・プレスって何?

現在のブンデスリーグでは、明らかにゲーゲンプレスに対する対策が、全チームに浸透しているような気がします。

特に下位チームは、ドルトムントのゲーゲンプレスの隙を完全に狙っていますよね。

プレスを掛けられる前にロングボールで前線に蹴りだし、ドルトムントの高い最終ラインの裏を狙っています。

また、プレスで奪われた後も、ショートカウンターを防ぐ為に、チーム全体を後ろに下げています。

ケルン戦では、香川真司が起点となったゲーゲンプレスにより、インモービレが得点しましたが、他の場面ではムダにプレスの為に走った結果、後半はチーム全体の運動量が下がったように思えました。

丁寧に後方からボールを繋ぐチームには、絶大な効果を発揮するゲーゲン・プレスですが、中盤を省略して、ロングボールを主体に攻めてくるチームには、効果が薄いのでしょうか?

わたしが思うのは、今季のドルトムントはゲーゲンプレスがチームとして機能していなく、不完全で弱点を突かれているような気がしてなりません。

言い換えれば、今季のドルトムントは、ゲーゲン・プレスが思う様に機能していないから低迷しているのでは?

十分にゲーゲン・プレスが機能していれば、下位チームのロングボール主体の攻撃にも、きちんと対応できる筈です。

その辺りを修正できれば、ドルトムントのチーム状態は上向きになると思います。

-サッカー, 香川真司

執筆者: