サッカー 香川真司

ゲーゲン・プレスに復活の兆し!ドルトムントの反撃が始まる?

投稿日:2015年2月8日 更新日:

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『もし、ユベントスにも勝利できたら、何かドルトムントの快進撃が始まりそうな予感がします』

先日、ドルトムントはアウェーでフライブルグと対戦しました。

結果は3-0と久しぶりに快勝を飾りました。香川真司も7戦ぶりに名を連ね、見事、彼も素晴らしいパフォーマンスを披露するという文句の無い結果です。

前回の記事で、クロップとドルトムントをこき下ろす内容を公開しましたが、今回は分かりやすすぎる程に手の平を返す内容を公開したいと思います。

関連記事:これがクロップの限界?最下位のドルトムントに一体、何が?

この記事の要点は、ドルトムントにゲーゲン・プレスとそこから始まるショートカウンターが機能し始めた。という内容です。

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とにかく序盤から走り続けたドルトムントの選手達!

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順位は最下位。降格も現実味を帯びてきたドルトムントは序盤から、フライブルグに対し、強烈な前線からのプレスを掛けていました。

オーバメヤン、カンプル、香川真司、ロイス、前線の選手達がとにかく懸命に走り続け、フライブルグの最終ラインに執拗にプレスを掛けていたんです。

結果、ロイス、香川真司、オーバメヤンがフライブルグの最終ラインの選手とマンツーマンで守備をする状況にまで追い込み、彼らのパスミスを奪い、見事に先制点を奪いました。

得点を獲得するまでのドルトムントは、正直、動きが硬く、簡単なパスミス、単調なロングボールを放る、難度の低いプレーを選択する選手が多かったです。

ボランチのシャヒン、ギュンドアンはテクニカルな選手達なのですが、この日は殆ど縦パスを効果的に供給する事が出来ていませんでした。

やはり、この試合は負ける事が許されないという状況、施策をしても全て悪く影響するという悪循環からチームの雰囲気も良くなく、プレーに自信を失くしているという様子が見られたんです。

勝負結果の代償が大きく、精神的プレッシャーが大きい時は、プロ選手でもプレーに影響が出るものです。ですが、プレッシャーが強くても確実に出来る事があります。

それは、『ガムシャラにとにかく走る事です』先日のドルトムントはペース配分などおかまいなしに走っていました。

それだけ、ドルトムントは後が無い状況だったという事が分かった試合内容でした。

香川真司、カンプルはドルトムント復調には絶対に必要な選手!

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ドルトムントが低迷した元凶は『ボールの奪われ方が悪い』と先日の記事で言及しました。チーム連携などおかまいなしに、強引にドリブルを仕掛けて、ボールを奪われカウンター…

ドルトムントは基本的に最終ラインは高く設定し、中盤の選手も前がかりになっているので、ボールの奪われ方が悪いと決定的なカウンターを許す事になります。

誰が特に悪かったのか名指しをしてしまうと、ズバリ『ムヒタリアン』です。彼は縦へのドリブル突破は目を見張るところがあるのですが、プレーがあまりにも自己的過ぎるのです。

ドルトムントで退団したゲッツェの代わりに10番を背負った期待に応える為、気負っているのかもしれませんが、あまりにもプレーが強引過ぎました。

中盤を落ち着かせなければならない場面でも、無理にドリブルを仕掛け、奪われるか、入る見込みの無いシュートを打つか、この選択肢しか殆ど行ってこなかったんですよ。

しかも、あれだけシュートをむやみやたらに打ちまくって、まだ、得点0という…。

ケヴィン・カンプルがドルトムントに加入して、本当に良かったと思います。多分、ムヒタリアンはカンプルにポジションを奪われるでしょう。

加入してから、カンプルの動きを追ってきましたが、本当によく走り、チームに献身的な選手です。パスの精度は多少、悪いですが、その分、守備に頑張っていますので、応援したいです。

昨日の香川真司も良かったです。得点こそは決められませんでしたが、パス成功率はチームNo.1でチームのポゼッションを高めていました。

守備では前線から前後半を通して、献身的に守備を行い、先制点の起点も作っていました。また、ロイス、オーバメヤンとの連携も徐々に良くなっている様なので、期待したいです。

ドルトムントが真っ先に修正すべきは、とにかくボールポゼッションを高める事です。その為に中盤での連携を高め、プレー精度が高く、運動量が豊富な選手が絶対に必要です。

ケヴィン・カンプルと香川真司。ドルトムント復調のキーマンはこの2人かもしれません。

関連記事:ドルトムントに所属する香川真司のプレースタイルについて!

在りし日のドルトムントが…3点目の形はファンも選手も望んでいた最高の攻撃!

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フライブルク戦の序盤は動きが硬かったドルトムントですが、試合の経過と共に徐々にプレーが躍動していきます。

特に試合を決定づける3点目は、如何にも強かった時のドルトムントが戻ってきたかのような展開でした。小気味よくパスを1~2タッチで回し、最終的に香川真司を経由し、オーバメヤンが決めました。

起点になった前線のゲーゲン・プレスから、クバ→ロイス→香川真司→オーバメヤンと流れるパスは本当に見事でしたね。

完全に試合はドルトムントの勝利だったのですが、このダメ押しの3点目は得点よりも、その展開が選手達には嬉しかったらしく、ロイスは感情を剥き出しに喜びを表していました。

更に、ドルトムントのゴールキーパーであるロマン・ヴァイデンフェラーがわざわざ、前線まで駆け寄り、ゴールの喜びの輪に加わるという珍しい光景を披露します。

ファンも『これぞ!ドルトムント!』という展開に興奮したと思いますが、選手達も同じ気持ちだったのでしょうね。

あの喜び様は、やっと『自分達の理想的なサッカーを体現出来た』という嬉しさの表れだと見受けられました。『ゲーゲン・プレスとそこから始まるショートカウンターの復活か?

という印象的なゴールでした。

関連記事:香川真司が所属するドルトムントのゲーゲンプレスって何?

クロップも人間。分かり易い程に気負いが感じられた…

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うちのサッカーはヘヴィ―メタル!』と豪語し、選手がゴールを決めた時のオーバーリアクションも堂に入っている、豪放磊落なユルゲン・クロップでしたが、流石に昨日の試合は緊迫感が分かり易い程、見受けられました。

最下位脱出が懸った試合で、ここで負ければ本当に泥沼の降格圏争いが現実化する…そんな状況に直面したドルトムントの監督ユルゲン・クロップは昨日の試合、終始、落ち着いていました。

1点、2点、3点目を決めても、特にアクションを起こさずに見守っていたんですよね。

今季のドルトムントは運にも見放され、ほんの僅かな意志の掛け違いで信じられない状況に陥っています。対策を打てでも全て裏目に出る悪循環。

そんな状況に晒されたクロップは、どんな状況でも楽観視出来ない、不安に苛まれていたんでしょうね。ですので、何点とっても、素直に喜びを表す事が出来なかったのでしょう。

ただ、傍から観れば、ドルトムントはここに来て、チームが復調する気配を始めて感じられました。やっと、ゲーゲン・プレスが機能し始め、中盤の連携も徐々に良くなっています。

もう少し、ボールポゼッションを高める事が出来れば、チームに良いリズムが生まれてくると思います。選手の質も高いので、これからドルトムントの反撃が始まるかもしれません。

とりあえず、次戦の岡崎慎司が所属するマインツにも勝利し、そのままチャンピオンズ・リーグでACミランをコテンパンにしたユベントス戦に備えて貰いたいです。

もし、ユベントスにも勝利できたら、何かドルトムントの快進撃が始まりそうな予感がします。

-サッカー, 香川真司

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