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シャビ・エルナンデスのプレースタイルについて。

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バルセロナの一時代を担った、シャビ・エルナンデス。

キャリアをバルセロナで終えることなく中東のチームに移籍しました。

残念な事は、同じくクラブで活躍したプジョルと同じ様にバルセロナでキャリアを終える事が出来なかった事だと思われます。

加齢の問題により、ベンチを温める時間が増える事を望まなかったのでしょうか?

選手として、まだピッチに立ちたいという意欲が強いと思われたので、バルセロナ退団は仕方のない事だと思いました。

シャビ・エルナンデスは派手さはないですが、サッカーという競技を知り尽くした偉大なプレーヤーでした。

今回はシャビ・エルナンデスのプレースタイルについて言及したいと思います。

その動きはまさしくに司令塔と呼ぶのに相応しいもの。

サッカーにおける『司令塔』という言葉を体現していたプレーヤーは、シャビ・エルナンデスの事ではないといっても過言ではないでしょう。

彼は、試合中に視界に入るものは全て記憶しながらプレーを行っていたと言います。

中盤のプレーヤーとして、敵味方選手の動きは前方の視界に入る選手だけではなく、後方の選手までも頭に入れながらプレーをしたという驚異の話があります。

ボールを貰う前から、敵味方選手の動きを察知し、その状況に応じ、ボールを動かし配球を行う。

言い換えれば、テレビ画面上で試合を見ている様な感覚で、プレーを行っていたのかもしれません。

ピッチ全体を俯瞰しながら、攻守において最適な選択肢を無駄なく行う。

口で言うのは簡単ですが、実際に体現するのは,尋常ではない集中力と持続力を必要としたでしょう。

常に勝利を義務付けられているバルセロナの様なチームでプレーをするという事は、肉体的にも精神的にも非常に負担が掛かるという事を意味しています。

そんな状況で、集中と冷静さを保ち、頭脳を常に働かせるという事は通常の選手ならば、相当に疲弊するでしょう。

シャビは肉体的にはあまり優れている選手ではありません。体格に優れた相手選手からボールを保持する為には、高いレベルの駆け引きと技術、運動量が要求されます。

シャビは相手のマークを引く付ける為に、意図的に相手選手が密集する場所でパスを受ける様にしていました。

テクニックを売りにするタイプの選手は、なるべく安全な場所でボールを貰いたがるものですが、シャビは激しいボディコンタクトを厭わず、ボールをキープしていたんです。

そして球離れは早く、ワンタッチで簡単にパスを捌きながら、敵味方全選手の動向を伺いリズムを作り、ゲームを支配するという離れ業をやってのけていました。

90分間に渡る精神的な消耗は正直、凄いものだと思います。

だけれども、彼はは90分を通して、プレー精度が落ちている事を見たことありません。

試合が終了するまで集中を途切れさせる事なく、ゲームをコントロールする。まさに司令塔です。

シャビとイニエスタの違いは?

シャビについて何かを考える場合、アンドレス・イニエスタの存在抜きでは考えられないかもしれません。

シャビとイニエスタは年齢以外は共通点は多いです。

ラ・マシア(バルセロナの育成寮)出身、若年でデビュー、中盤のポジション。本当に年齢以外、共通点は多いと思います。

ただ、ピッチでのプレースタイルは若干、異なっている所はあります。

グアルディオラ時代の代名詞『ティキタカ』を担う中心選手の二人でしたが、役割は異なっていました。

シャビはどちらかと言えば、イニエスタよりも後方中央にポジションを取る事が多く、イニエスタもシャビの後方に下がる事は少なかったと思います。

当時のバルセロナの攻撃は、キープとドリブルに優れたイニエスタが敵陣に切り込み、マークを分散させ、後方からシャビの配球により守備の隙を突き、ゴールを目指す。

イニエスタはドリブルで相手チームの守備を崩しながらゲームをコントロールし、シャビは細かいパスでリズムを作りながら相手の隙を窺いゲームをコントロールする。

そこがシャビとイニエスタのプレースタイルの違いという印象を持っています。

将来はバルセロナのスタッフとして。

チームを離れる選択をしたシャビですが、バルセロナに対する愛着は未だに失われてはいないようです。

いつの日か、選手生活を引退した後は、バルセロナのスタッフとして何らかの形で関わりたいという意志を表明おり、クラブ関係者もそれを望んでいると思われます。

ルイス・エンリケが従来のバルセロナらしさを崩壊させてしまったので、再建をさせる為にバルセロナを率いる監督として、カンプ・ノウに帰ってくるかもしれません。

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